至って真面目で平凡で

三日

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テラスにて

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「いやいや、今時いるもんだねー。あははっ。思想が貧しすぎるよーっw
当たりやかって!この国もまだまだだねっ!」

 第三王子、リヒトは高らかに笑った。
王子の性格思ってたのと違う。でも、一様礼は言いたいな。

「ありがとうございます、第三王子様。おかげで、好きなものを一杯食べれそうです。」
時が一瞬止まる。あれ?何コレ、滑った?

「ミノ、あんたってやつは、そこなの!ねぇ、そこなの!」
リゼがそうツッコミを入れると、2人とも爆笑された。
良かったー。何か空気が良くなったわ。

「って、第三王子様もミハもリゼのこと見えてる?」

「うん。見えてるよ。そこの精霊さんでしょ?」
「僕もこれでも王子の端くれだからねー。ってか、これから友達になるんだし、リヒトって呼んでよ。」

「今まで見えて、、いた。なーんだ、言ってよ。そしたら、リゼも気兼ねなく過ごせるね!」

「元々、気なんて使ってないわ。私、そんなに弱くないし。あなたたちより年上よ。敬いなさい。」

 その後も私達は、第三王子、いえ、リヒト様と過ごすことになり、友達にリヒト様一人増えたと言う収穫があった。
 リヒト様は王族でありながらも分け隔てなくそして、腹黒さと狂気的な一面を持っていることが分かった。いい人だけど、絶対に逆らわないでおいた方がいい相手だわ。と心の中で思ったのだった。

「それで、ミノとミハは、どういう関係なんだい?わけあいっこするって言ってたけど、そういう関係なのかい?」

そう、王子が聞くとミノは、
「そうなんです。ミハは、ここに来てからの初めての人でしてね、
だから、ミハとは、そういうことしてもいいかなーって。」

 すると、ミハは、顔をほんのり赤らめて
「ちょ、ちょっと、ミノ。君は、いきなり何を言うんだい?
リヒト様、違いますよ。僕たちは、まだそういう関係じゃ、、」

「へぇーなんだー。」

「えっ、ミハそれはどういうことですの?私達は、今日会ったばかりですけど、私はいいと思ってましたのに、、」

 ミハの言葉にミノは、ショックを受けた。
 えーー、わ、わたし、だけ、マジかー。
でも、ミハもあの時、良いって。あれ、夢だったかなー。
私は、灰になりかけ始めた。

「えーっと、色々と混乱してきた。そのー、、だよね。」

そうミハが言うと、ミノは、元に戻り

「うーん?それ以外何がありますの?でも、良かったー!そう!友達でしてよ!」とミノは、嬉しくなり満面の笑みを浮かべた。

 その笑顔にリヒトとミハは、心が少し動く。
そして、ミハは、複雑な気持ちに。
リヒトは、2人とは、良い友達になれそうだと、少しからかい甲斐があるなーと思った。

 さらに、リヒトはここで爆弾を落としていく。
「そうだ。僕、もう行かなきゃ。君達と、もうちょっと話してたいけど、第三王子の役目があるから。じゃあね。ミノ、ミハ!」

そういうと、ミハに握手とハグを、ミノにも同じ事をするのだが、


チュッ

「バイバイ、」
そう言うと、何かいいかけようとした王子だったが、その言葉は無かった。

今な、何か、言おうと、それより、
ほのかに香る王子の香水の匂いと、頬に感じた柔らか、い


「ミノー、ミノーー!どうしたの?時が止まってるよー。帰ってきてーー」


あ、あぁ、あぁぁあああ、えっ、え? 何? 何が起きてるの?

えっ、私は、王子に、ちゅう、された?

その瞬間私は、しゃがみ顔を手で覆ったのだった。






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