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終章
5-10 そうして、深紅の英雄は
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水平線へと沈淪していく真っ赤な夕日を眺めながら、私は高層ビルの屋上に立っていた。
元居た世界ではもう見ることの出来ぬ絶景が、そこにはあった。こんな高い建物に登ったのは生まれて初めてかもしれない。そこから街の復興する様を俯瞰していると、甚大な被害があったとはいえ、未だ希望を失わぬ人間の偉大さを垣間見れる。高所から見渡す世界は、とても美しかった。
と、私は何をしているのだろうか。私は、こんなことをしている場合ではないのに。
私は、今すぐにでも、はぐれてしまった仲間の元へと向かわねばならぬのだ。そうだ。そうしなければならぬのに、なぜかその一歩を踏み出せずにいる。
たまたま私の不手際で来てしまったこんな世界なんて、とっとと立ち去るべきなのに。
そう自問自答していると、また奴の顔が頭に浮かぶ。あの小狡そうな、小悪党のような、でも表層だけは人あたりの良さそうな、あいつの顔が。
なんなのだ、全く。
大体、さっきの試合のせいだ。あいつとの試合で毎回感じていたような不思議な高揚感が、さっきの試合にはなかった。それに、あいつもどこか本気でない節があった。あの体たらくなら、まだ一度目のさも公平を謳っているかのようでいながら、自陣営で戦闘しているというアドバンテージを活かした味方からの姑息な支援を受けていた、とかいうあの一戦の方が遥かにマシだ。
全く遺憾だ。遺憾に過ぎる。甚だ腹立たしい。あんな男、大嫌いだ。
――なのに。あれが最後の別れで良かったのだろうかと、考える自分がいる。
意味がわからなかった。それでも、そう思ってしまうのだ。
もっと良い別れ方があったのではないか。どうして自分はあんな態度をとってしまったのだろうか。あいつは、私の事を……覚えていてくれるだろうか、と。
だが。
それでは。
まるで――
「どうしたんだ、恋する乙女みたいな顔して」
「ひゃぁ!」
図星を指されて、予期せぬ他者の到来で、そしてそれがその彼で、私は生娘でも出さぬような素っ頓狂な奇声を上げてしまった。
「うおい、なんだその声。どっから出した」
「な、な、にゃんでおまえが……!」
目の前の彼が、もしや自身の願望が生み出した幻覚ではないかとさえ疑うほど、私は動揺していた。けれど、不意に出没したこいつは、どう見ても紫紺寺裁駕その人で、私は意味がわからなかった。しかも、そんな状態なのに、彼はもっとすごい爆弾を投下してくる。
「お前に会いたかったからな」
「………………は?」
お前に会いたかった、その一言が頭の中を駆け巡る。
それはどういう意味でどういう意図でどういう理由でどういう……?
年頃の少女のような妄想まで、頭に浮かんできた。
「いやー、探した、探した。なんでこんなとこにいんだよ、お前。高いところが好きって、なんだ、あれか、中二病か」
でも、そんな生ぬるい幸せな妄想は取り払わなくてはならない。
なぜなら彼がここに来たということは、きっと、それ相応の覚悟を持ってきたということにほかならないのだから。
「……私に会いたかったとは、どういう意味だ」
「はあ? そりゃあそのままの意味だ。お前に会いたかったんだよ」
「なぜ、私との面会を希望したかと聞いている!」
煮え切らぬ彼の言葉に思わず声を荒げてしまった。思えば、私は彼の言動に振り回されてばかりだったような気がする。
「そんな怖い顔すんって。今言おうと思ってたんだ。なあに、簡単な話だよ。……俺を、お前と一緒に連れてってくれ」
やはり、そうなのか。
その申し出は嬉しくもあり、私が密かに希望していたものでもあり、けれど、決して軽々しく頷いてはならぬ申し出だった。
だから私は、鉄仮面を被って、問う。
「……それが、どういう意味だか解って言っているのか?」
「当たり前だろ……」
「お前には家族が、」「それも承知の上でだ!」
しかし、そんな仮面は彼の前ではないに等しく。その叫びで、私は無表情を崩してしまった。ポーカーフェースで彼に勝てるわけなど、なかったのだ。
「あいつがいるから俺はこんなことしないつもりだった。でも、頼まれた。どんなにとぼけても、断っても、いけと言われた! 挙げ句の果てには忘却魔術まで仕掛けてきやがった! あそこまでの覚悟を見せられたら……、俺だって……そうするしかねえだろうが!」
見れば、彼の目はほんの少しだけ腫れぼったくなっている様に思えた。
私はそれを見て、全てを察したのだった。
それでも、聞かねばならぬ。
我々が歩むのは、修羅の道に他ならぬのであるのだから。
「済まない。浅慮だった。だが、もう一度だけ聞かせてくれ。本当にそれでいいんんだな」
「ああ。……怒鳴って悪かったな」
彼はそう肯定した。
それでも、私はこう言はずにはいられなかった。
「そうか。わかった。だが、やはり……酔狂だな」
「半分は、お前のせいだぞ」
「…………は?」
予想外の答えに、また、面食らってしまう。
「この街を滅茶苦茶にした奴等を許せねえって気持ちもある。けど、やっぱり、お前をほうっては置けないってのが正直な俺の気持ちだ。お前の扱う魔導も戦い方も、危険過ぎる。見てらんねえんだよ」
また、それか。
彼は事あるごとにその指摘をしてきた。だが、私の居た世界ではそうせざるを得なかったのだし、それが当然だったのだから、今になってどうこうできるものでもない。
しかし、その彼の言葉は、私の心を不思議なあたたかさで包むのだった。
「なら、背けていればいいではないか」
そしていつものように、返答がつっけんどんになってしまう。これも今になって変えられるものではない。そんな無骨な私という人間が、こんな時だけは少し嫌になる。
「残念ながらそれが出来ないのが俺という人間らしくてね。妹にまで言われちまったよ。したいようにしたくないことをやるのがお前だろってな」
確かに、彼のやっているのはそういうことのように感じる。付き合いの短い私でもそう思った。
「ふっ。面白い標語だ。気に入った」
「それに、一応お前は仮釈放中の受刑者だからな。いわゆるおまわりさんであるところの俺は、お前が高飛びしないよう、見張る必要がある」
どういう理論なのだろう。意味はわからないが、彼なりのジョークなのだろうか。
「そもそもが不当逮捕だ!」
「そんなこといったら、今からお前がすることは不法出国なんじゃないか?」
「上帝から許可は得ていると言ったのは貴様だろう!」
そんな、これから敵地に赴くとは思えないようなやり取りをしながらも、私は血豚共の巣くう血の次元へと向かうべく、神血二十一姫の一員が所持していた概符のような次元転移用の機器を懐から取り出した。
「では、いくぞ」
「ああ」
「幻魔偽証、事例十八――バティン」
そう唱えた途端、私の視界は眩い白に包まれる。
光芒一閃、世界は急激に色を変えて。私達は、今度こそ夷狄蔓延る敵地へと降り立った。
此れが私の復讐、その成就への答であると信じて。
光穏五十二年、孟夏。月影、しかと闇を照らし。少女は光になるべく闇を目指す――。
元居た世界ではもう見ることの出来ぬ絶景が、そこにはあった。こんな高い建物に登ったのは生まれて初めてかもしれない。そこから街の復興する様を俯瞰していると、甚大な被害があったとはいえ、未だ希望を失わぬ人間の偉大さを垣間見れる。高所から見渡す世界は、とても美しかった。
と、私は何をしているのだろうか。私は、こんなことをしている場合ではないのに。
私は、今すぐにでも、はぐれてしまった仲間の元へと向かわねばならぬのだ。そうだ。そうしなければならぬのに、なぜかその一歩を踏み出せずにいる。
たまたま私の不手際で来てしまったこんな世界なんて、とっとと立ち去るべきなのに。
そう自問自答していると、また奴の顔が頭に浮かぶ。あの小狡そうな、小悪党のような、でも表層だけは人あたりの良さそうな、あいつの顔が。
なんなのだ、全く。
大体、さっきの試合のせいだ。あいつとの試合で毎回感じていたような不思議な高揚感が、さっきの試合にはなかった。それに、あいつもどこか本気でない節があった。あの体たらくなら、まだ一度目のさも公平を謳っているかのようでいながら、自陣営で戦闘しているというアドバンテージを活かした味方からの姑息な支援を受けていた、とかいうあの一戦の方が遥かにマシだ。
全く遺憾だ。遺憾に過ぎる。甚だ腹立たしい。あんな男、大嫌いだ。
――なのに。あれが最後の別れで良かったのだろうかと、考える自分がいる。
意味がわからなかった。それでも、そう思ってしまうのだ。
もっと良い別れ方があったのではないか。どうして自分はあんな態度をとってしまったのだろうか。あいつは、私の事を……覚えていてくれるだろうか、と。
だが。
それでは。
まるで――
「どうしたんだ、恋する乙女みたいな顔して」
「ひゃぁ!」
図星を指されて、予期せぬ他者の到来で、そしてそれがその彼で、私は生娘でも出さぬような素っ頓狂な奇声を上げてしまった。
「うおい、なんだその声。どっから出した」
「な、な、にゃんでおまえが……!」
目の前の彼が、もしや自身の願望が生み出した幻覚ではないかとさえ疑うほど、私は動揺していた。けれど、不意に出没したこいつは、どう見ても紫紺寺裁駕その人で、私は意味がわからなかった。しかも、そんな状態なのに、彼はもっとすごい爆弾を投下してくる。
「お前に会いたかったからな」
「………………は?」
お前に会いたかった、その一言が頭の中を駆け巡る。
それはどういう意味でどういう意図でどういう理由でどういう……?
年頃の少女のような妄想まで、頭に浮かんできた。
「いやー、探した、探した。なんでこんなとこにいんだよ、お前。高いところが好きって、なんだ、あれか、中二病か」
でも、そんな生ぬるい幸せな妄想は取り払わなくてはならない。
なぜなら彼がここに来たということは、きっと、それ相応の覚悟を持ってきたということにほかならないのだから。
「……私に会いたかったとは、どういう意味だ」
「はあ? そりゃあそのままの意味だ。お前に会いたかったんだよ」
「なぜ、私との面会を希望したかと聞いている!」
煮え切らぬ彼の言葉に思わず声を荒げてしまった。思えば、私は彼の言動に振り回されてばかりだったような気がする。
「そんな怖い顔すんって。今言おうと思ってたんだ。なあに、簡単な話だよ。……俺を、お前と一緒に連れてってくれ」
やはり、そうなのか。
その申し出は嬉しくもあり、私が密かに希望していたものでもあり、けれど、決して軽々しく頷いてはならぬ申し出だった。
だから私は、鉄仮面を被って、問う。
「……それが、どういう意味だか解って言っているのか?」
「当たり前だろ……」
「お前には家族が、」「それも承知の上でだ!」
しかし、そんな仮面は彼の前ではないに等しく。その叫びで、私は無表情を崩してしまった。ポーカーフェースで彼に勝てるわけなど、なかったのだ。
「あいつがいるから俺はこんなことしないつもりだった。でも、頼まれた。どんなにとぼけても、断っても、いけと言われた! 挙げ句の果てには忘却魔術まで仕掛けてきやがった! あそこまでの覚悟を見せられたら……、俺だって……そうするしかねえだろうが!」
見れば、彼の目はほんの少しだけ腫れぼったくなっている様に思えた。
私はそれを見て、全てを察したのだった。
それでも、聞かねばならぬ。
我々が歩むのは、修羅の道に他ならぬのであるのだから。
「済まない。浅慮だった。だが、もう一度だけ聞かせてくれ。本当にそれでいいんんだな」
「ああ。……怒鳴って悪かったな」
彼はそう肯定した。
それでも、私はこう言はずにはいられなかった。
「そうか。わかった。だが、やはり……酔狂だな」
「半分は、お前のせいだぞ」
「…………は?」
予想外の答えに、また、面食らってしまう。
「この街を滅茶苦茶にした奴等を許せねえって気持ちもある。けど、やっぱり、お前をほうっては置けないってのが正直な俺の気持ちだ。お前の扱う魔導も戦い方も、危険過ぎる。見てらんねえんだよ」
また、それか。
彼は事あるごとにその指摘をしてきた。だが、私の居た世界ではそうせざるを得なかったのだし、それが当然だったのだから、今になってどうこうできるものでもない。
しかし、その彼の言葉は、私の心を不思議なあたたかさで包むのだった。
「なら、背けていればいいではないか」
そしていつものように、返答がつっけんどんになってしまう。これも今になって変えられるものではない。そんな無骨な私という人間が、こんな時だけは少し嫌になる。
「残念ながらそれが出来ないのが俺という人間らしくてね。妹にまで言われちまったよ。したいようにしたくないことをやるのがお前だろってな」
確かに、彼のやっているのはそういうことのように感じる。付き合いの短い私でもそう思った。
「ふっ。面白い標語だ。気に入った」
「それに、一応お前は仮釈放中の受刑者だからな。いわゆるおまわりさんであるところの俺は、お前が高飛びしないよう、見張る必要がある」
どういう理論なのだろう。意味はわからないが、彼なりのジョークなのだろうか。
「そもそもが不当逮捕だ!」
「そんなこといったら、今からお前がすることは不法出国なんじゃないか?」
「上帝から許可は得ていると言ったのは貴様だろう!」
そんな、これから敵地に赴くとは思えないようなやり取りをしながらも、私は血豚共の巣くう血の次元へと向かうべく、神血二十一姫の一員が所持していた概符のような次元転移用の機器を懐から取り出した。
「では、いくぞ」
「ああ」
「幻魔偽証、事例十八――バティン」
そう唱えた途端、私の視界は眩い白に包まれる。
光芒一閃、世界は急激に色を変えて。私達は、今度こそ夷狄蔓延る敵地へと降り立った。
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