スパダリαは、番を囲う

梓月

文字の大きさ
7 / 9
第1章

出逢いと運命と……番と II ※R18



『何?……すごく安心する…。俺ココに居て……良いの?』


ぼんやりとした頭の中で、湊音は気持ちがだんだん落ち着いてくるのが分かったが、身体……特に下半身の熱は更に急速に上がっていった。

「あんっ……やっ…ダメ、離しっ………んんぅっ⁉︎」

後ろから、湊音を抱き締めたまま顎に手を掛けて自らの方に顔を向けると、龍哉は無言でその唇に口付けた。

「やっ……あっ…んふぅ……はっ…クチュ…ん…」

徐々に深く深く湊音に口付け、口内の甘い蜜を残さず舐め取らんばかりに舌を絡ませながら湊音の身体を抱き抱え、近くにある自分の部屋へと入っていった。






ドサッ………


「あっ……あの、や…俺、こんな…」

動けない身体を必死に動かし、少しでも離れようとする湊音の姿を目に留めながら、自分の着衣をジャケットから邪魔だと言わんばかりに脱ぎ捨てていく。

「はっ……龍哉だ。お前は俺を名前で呼べば良い……」

息を荒くしながらそう言うと、湊音の耳元で名前を尋ねた。ズンっと下半身に甘く響く声に翻弄されながら、湊音は素直に名前を教えた。



「みっ……みな…と……です。ひゃぁっ……⁉︎」

スリっ……と湊音の首筋に頬を寄せ、すぅっと深く湊音の薫りを少しでも多く取り込むかの様に吸い上げる。

「あぁ……この薫りだ。会場で薫った……花の様な甘くて爽やかでいて、しっとりと艶やかなこの薫り………」
「やっ…そっ……しちゃ……はぁんっ…」

ビクビクと身体を震わせながら、頬を染めて龍哉に力無くしがみ付く。


「あぁ……辛いな。安心しろ、お前は俺のモノだ……俺の事だけ考えれば良い…」

ペロリと、先程からのキスで艶やかな唇を舐め、湊音のワードローブに手をかけた………




「あっぁ……やっ…もっもぅ、良いっからぁっ……上じゃなくて…ひゃんっ……」

龍哉の手で全てのワードローブを脱がされた湊音は、既に快感の虜になってしまっていた。龍哉の獲物を見るような獣のぎらついた瞳……龍哉自身も発情ラットになっていると思われる兆候が見え始めているが、湊音を壊してはいけない宝物の様に優しく触れてくる。もどかしいその触れ方に、とうとう湊音の方が根を上げてしまい、膝を擦り合わせながら切なく濡れそぼる腰を揺らし、龍哉にねだるように声を上げた。
ギラリと瞳を光らせ、湊音に覆いかぶさると、激しく口内を蹂躙して来た。

「ジュル…んっはぁ……んむぅっ………はむっ…チュク………」

ぴちゃ……れるれる………スゥ……くちゃにちゅっ……


「ひっ……あぁっ…んっ…あんっ…!」

じゅぶっ……ちゅっ…れろぉ…じゅっジュルっ………

「きゃぁあっ…‼︎んっ…そこダメェっ……やぁんっ…龍哉さっ…汚いからぁ…‼︎」
「湊音の身体で汚い所なんて、ある訳ないだろう?……ほら、ここもこんなに可愛くて蜜を溢してる…はぁ……あぁ…なんて可愛いんだ…湊音、俺が湊音の最初で最後の男になる……もう、どんな禍いも寄せ付けたくない程に、君しか見えない……」

湊音のしとどに蜜が溢れ出る陰茎を弄びながら、耳元で愛を囁く。今まで言われたことの無い、愛しいと言う嘘では無い気持ちの溢れ出した龍哉の言葉に、一瞬目を見開くと、嬉しさと愛しさで胸がいっぱいになり、先程までの快感からくる涙とは違う……嬉しさや安心感といった優しい感情からなる涙で顔をぐちゃぐちゃにして龍哉の懐へと飛び込んだ。





※何でだ…まだ番にならない…だと⁉︎
勝手に動き出す登場人物たちだ………

という訳で、まだまだ2人のエチエチ回は続きます。
感想 4

あなたにおすすめの小説

貧乏Ωが御曹司αの将来のために逃げた話。

ミカン
BL
オメガバース

断られるのが確定してるのに、ずっと好きだった相手と見合いすることになったΩの話。

叶崎みお
BL
ΩらしくないΩは、Ωが苦手なハイスペックαに恋をした。初めて恋をした相手と見合いをすることになり浮かれるΩだったが、αは見合いを断りたい様子で──。 オメガバース設定の話ですが、作中ではヒートしてません。両片想いのハピエンです。 他サイト様にも投稿しております。

人気アイドルの俺、なぜかメンバー全員に好かれてます

七瀬
BL
デビュー4年目の人気アイドルグループ「ECLIPSE(エクリプス)」に所属する芹沢 美澄(せりざわみすみ)は、昔からどこか抜けていてマイペースな性格。 歌もダンスも決して一番ではないはずなのに、なぜかファンからもメンバーからも目を離されない存在だった。 世話焼きな幼なじみ、明るく距離の近い同い年、しっかり者で面倒見のいい年上、掴みどころのない自由人、そして無言で隣にいるリーダー——。 気づけば、美澄の周りにはいつも誰かがいて、当たり前のように甘やかされていく。

大好きな婚約者を僕から自由にしてあげようと思った

こたま
BL
オメガの岡山智晴(ちはる)には婚約者がいる。祖父が友人同士であるアルファの香川大輝(だいき)だ。格好良くて優しい大輝には祖父同士が勝手に決めた相手より、自らで選んだ人と幸せになって欲しい。自分との婚約から解放して自由にしてあげようと思ったのだが…。ハッピーエンドオメガバースBLです。最後におじいさまの番外編を追加しました。

世界一大好きな番との幸せな日常(と思っているのは)

かんだ
BL
現代物、オメガバース。とある理由から専業主夫だったΩだけど、いつまでも番のαに頼り切りはダメだと働くことを決めたが……。 ド腹黒い攻めαと何も知らず幸せな檻の中にいるΩの話。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

腐男子ってこと旦那にバレないために頑張ります

ゆげゆげ
BL
おっす、俺は一条優希。 苗字かっこいいだって?これは旦那の苗字だ。 両親からの強制お見合いで結婚することとなった優希。 優希には旦那に隠していることがあって…? 美形×平凡です。

繋ぎの婚約を契約通り解消しようとしたら、王宮に溺愛軟禁されました

こたま
BL
エレンは子爵家のオメガ令息として産まれた。年上のアルファの王子殿下と年齢が釣り合うオメガ令息が少なく、他国との縁組も纏まらないため家格は低いが繋ぎとして一応婚約をしている。王子のことは兄のように慕っており、初恋の人ではあるけれど、契約終了時期か王子に想い人が現れた時には解消されるものと考えていた。ところが婚約解消時期の直前に王子宮に軟禁された。結婚を承諾するまでここから出さないと王子から溢れるほどの愛を与えられる。ハッピーエンドオメガバースBLです。