スキルソード(だった何かの)オンラインゲームをノンビリ楽しむ(予定だった)話。

ユニー

文字の大きさ
11 / 38

第11話 寂れる理由が判ったような気がした。

しおりを挟む
初心者ダンジョン通称「青葉」にエントリーした。
ダンジョンは、持ち物だったら何でも良いから祭壇にお供えしたら、お供えした物の情報内でランダムでダンジョン内部の構造が構築される。
祭壇は一つしか無く、多くのキャラが集まると順番待ちとか有る。
「利用者は数えるほどしか居ませんので、誰も居ませんでしたら自由にお使いください。」
「はぁ・・・」
「エントリーされましたので、以後は役場の裏口から自由に出入りして頂いて良いですよ。」
と祭壇のもう一つの扉のロックが解かれる。
「また、エントリー出来ていない人をご案内できない仕様となっていますので、エントリーがお済みで無い方がご利用を頂く場合は、表の窓口からエントリーして頂いてくようにしてください。」
「解りました。」
「では、説明は以上となります。ご質問は有りますか?」
「ダンジョン内に手に入った物の所有権は?」
「ダンジョン構築者の物になります。パーティーでの参加の際は事前に配分を決められることをお勧めしています。他にご質問は?」
「そこはお約束かぁ。今は有りませんが、後日質問の場合は何処でお聞きしたら良いでしょうか?」
「表の窓口で良いです。」
「解りました。今のところは以上です。」
「では快適なライフを楽しんでください。」
と言って係のタタラさんはダンジョン祭壇ある部屋から出て行った。
タタラさんの姿が見えなくなってから祭壇に1cを献げる。
お金がダメというわけでは無い何だって良い、持ち物だったら何でもよく、使いつぶされた剣だった物でもOKなのだ。
祭壇は、お供え物に反応し景色が変わった。
正確には、自分がダンジョン内に移動したのだ。
このゲームの全ての共通仕様で有り此処だけのシステムでは無い。
ただ、その地にあったダンジョンが構築されるし出現するモンスターも違う。

ダンジョン内は洞窟的では無く石の遺跡建築物的なダンジョンであった。
ダンジョンを彷徨き始める。
フロアごとに区切りを付けられており、モンスターが居るフロアが在ったりなかったり、出てくるモンスターは弱く出てくる数も少ない。
助かる。
複雑な構造では無く、分岐点も無いただ一直線であった。
出てくるモンスターは、スライムかネズミで有った。
「まだまだ一撃で倒せないから、時間が掛かるな。」
ほんとに、そろそろ攻撃用のスキルを獲得したい。
獲得できるまで、気長にダンジョンライフを楽しむしか無いな。
「何が始めに手には入るか楽しみだ。」
初心者でネットで言われている手に入る主なスキルは打撃、斬撃もしくは一閃を手に入る。
それのどれかと思っていた。
次の部屋は今まで潜ってきてドアを違い重厚な石のドワ?門?・・・ドアと門の中間的な扉であった。
「今までが、木製ドアだったことに違和感を感じる事が無かったのは何故?」
違和感仕事しろ!
運営の方が良い仕事をしたのだろう・・・きっとそうだ・・・。
気をとし直して、改めてそれを見る。
「きっとボス部屋なんだろうなー。」
一先ず持ち物をチェックする。
回復に必要なポーション(アトリエから餞別として貰った分)は、少し使ったが十分に残っている。
自然回復を重点的に使っていたからの余裕があるのだ。
武器や防具を見てみる。
武器はやはり耐久値が落ちていたので、手入れをする。
防具の方も手入れをしたかったが、原材料が無いし手入れの仕方も解らないので、そのままにするしか無かった。
「ダンジョンから出たら、まず先に防具をどうにかするか・・・」
基本防具頼みの防御では無く、回避を重点に置いているからゴツゴツした物は要らないが、どうしても床とか壁とかに体当たりする時があるから、その分の防御力がある分は欲しいところである。
こんな感じでチェックは終わり、再び扉に向き合う。

 *

「あ・・・アレはあんまりだ・・・むごい・・・・」
見事ボスを倒しダンジョンクリアーしダンジョンから出てきたのだが、あまりにも非道かった。
思わぬ非道さに一言出た。
「ああ・・・初心者よ、この程度で運営の悪意を示すとは情けない。」
「誰だよ!お前!!」
下見向いていた目線を上に向けてみる。
初級レベルであるが防具一式(組織様式には揃っていないが)揃っているパーティーが居た。
「イラッとくる某レトロRPGゲームの王様発言をマネ発言したのは誰だ!」
「意外とレトロ的なネタまで知っているとは!?実年齢が実に興味深い!」
「お前かー!」
と言って、空き瓶を投げつけた。
空き瓶の重心は見た目以上にズレており、以外と狙ったように投げることは出来ない。
受け止められる想定で投げたのだが、顔面に正確に言うと額に当たり、砕け散った。
「目が!ってか顔がー顔がー!」
少し悪いと思ったが、思って以上にすっきりした。
「思った以上にストレスを感じていたか・・・助かったよ。」
「非常に理不尽と感じるのは俺の気のせいか!?」
この間、彼の仲間は誰一人として助けては居ない。
また、HPも下がっているらしいはずなのだが、回復の手助けもしていなかった。
「リーダーに変わりまして、馬鹿の馬鹿をお詫びします。」
「いえいえ、お陰で助かりました。一人で動いていると意外と解らないことがあるのだと実感しました。」
「そう言って頂けると助かります。あ、自己紹介がまだでしたね、コマと言います、主に回復担当です。」
「遊撃のユッチだよ。」
「前線攻撃担当のアルドだ。因みにこの馬鹿はパーティーリーダーのダイトだ。」
「ばかばか言うな-!」
「ソロのカキヤだ。気づいていると思うが、例のスライムの一件あれだ。」
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

おばちゃんダイバーは浅い層で頑張ります

きむらきむこ
ファンタジー
ダンジョンができて十年。年金の足しにダンジョンに通ってます。田中優子61歳

ダンジョンに捨てられた私 奇跡的に不老不死になれたので村を捨てます

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
私の名前はファム 前世は日本人、とても幸せな最期を迎えてこの世界に転生した 記憶を持っていた私はいいように使われて5歳を迎えた 村の代表だった私を拾ったおじさんはダンジョンが枯渇していることに気が付く ダンジョンには栄養、マナが必要。人もそのマナを持っていた そう、おじさんは私を栄養としてダンジョンに捨てた 私は捨てられたので村をすてる

ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います

とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。 食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。 もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。 ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。 ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。

死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜

のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、 偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。 水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは―― 古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。 村を立て直し、仲間と絆を築きながら、 やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。 辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、 静かに進む策略と復讐の物語。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

処理中です...