勇者として召喚されたはずだけど、勇者として歓迎されませんでした

くノ一

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0.俺の死に場所

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 いつからだろうか。いつから俺はこんなにも壊れてしまってたんだろうか。彼女の分まで頑張って生きようと決めたけど、結局思い通りにはいかなかった。
 そのお陰で、俺は周りから距離を置かれるようになった。大学へ入ったのはいいが、結局今とは何も変わってない。
 人生を一度でいいからやり直したい。その時、公園で遊んでいる子供達の姿が目に映る。

「無邪気な子供達だな」

 近くの道路沿いの公園で数人の子供達がボールで遊んでいた。道路なのだが、ここの道は昔から車の通行は少ない。車が通る時は一台が多いけど、そうあんな車が多いかな。
 道奥から一台の自動車が走ってくるが、よくよく見ると何かがおかしかった。

「左右へと揺れながら運転って、よく免許を取れたな」

 子供よりも走っている車の方を見ていたのだが、俺はその車のある異変に気付く。

「違う。あれは飲酒運転か!」

 その時、タイミング悪く近くの公園で遊んでいた子供達のボールが、道路へと飛び出してくる。それを取ろうと一人の少年が道路へと走って来た。

 その時、車のスピードが急に加速し始めた。先程のスピードだったら取って戻れるぐらいだったが、あのスピードだと避けるのは出来ない。

 俺も何を思ったのか、持っていたカバンを投げ捨ててその子へと走っていた。

 呆然と立ち尽くしていたその子を公園の方へと押し飛ばした時、俺は人生はここで終わった。
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