勇者として召喚されたはずだけど、勇者として歓迎されませんでした

くノ一

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休息と影で動く存在

152.変異する黒龍

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 新たに羽を作り上げ、空中に舞い上がった黒龍は空中から無数の円を作り出す。そこから無数の黒い魔弾が飛んで来る。避ける隙もなく、その攻撃は地面へと当たり爆発する。
 なんとか当たらなかったのが幸いした。煙で相手はこちらを見えないはずだ。クロスボウに残り矢2本を追加し、更に空中に魔法陣を作りあげる。
 そして矢と一緒に魔法陣から光の刃を飛ばす。黒龍は驚いたのか、俺の攻撃が当たりほとんど命中した。

「これで倒れるような魔物じゃないだろうな」

 すると、煙からはハキハキとした姿を現す。叫びながら口から黒いエネルギーを溜め、それを俺の方へと放つ。加速魔法『ハイ・スピード』を行使し、横へと勢い良く走り避ける。
 先程とは思えない攻撃だ。いや、こいつが本来の姿かもしれない。
 それに加え、地味に体力ある。一旦魔力回復のためにマナポーションを飲む。クロスボウの矢は無いため、左手をツインソードに生成する。

「一体、どこにそんな力があるっていうんだね」

 刃の如く飛んで来る魔弾を反時計回りに避けながら、レールキャノンを撃ち続ける。その攻撃が当たったとしても、悲鳴を上げるだけで装甲には黒く焦げるだけである。だが、俺の攻撃により至る所にヒビが出来ている。
 背中に乗れれば、そこから叩き落とせる事が出来るはずだ。だけど、あんなに空中にいる時点で俺の魔法の効果があったとしても届かない。

「空中に登ること出来れば・・・なら」

 レールガンを黒龍に当てずに天井へと何発も撃ち続ける。空中から崩れてくる天井の岩などに手を差し伸ばし、魔法を唱える。

「低速魔法『スロー・ワールド』」

 降ってくる岩などに向けて落下速度を遅くさせる。空中の滞空時間が伸びたために遅く落下する岩へと飛び込み、それを踏み台にして次々と移動し上へと上がる。

「魔法の効果が残っていて助かったなこりゃあ」

 右手のチェーンブレードをクローへと変え、周りの降ってくる岩のせいで身動き取れない黒龍の頭上からデストロイで地面へと叩き落とす。空中にいる間にマナポーションを飲み干し、黒龍のお腹の上へと立った時に、マナポーションの入ってた瓶を投げ捨てる。
 そして、左手のツインソードでお腹へと力いっぱい刺し込み、叫ぶ。

「レールキャノン・・・」

 連続でその言葉を発し、爆破することなく黒龍のお腹へと吸い込まれていく。何発も撃ち続けていくうちにお腹が青く光りだした。
 光りだした後に黒龍はジタバタと暴れだす。だが、それでも俺は諦めずに撃ち続ける。だが、それも限度があり、振り落とされた。
 黒龍が立った時、ひどく叫びながらお腹の光が見えないほどに輝いた。目を腕で隠したのと同時に黒龍は爆発した。煙が去った時、黒龍の口からは煙を吹いており、そのまま地面へと倒れ込んだ。

「一件落着と・・・1人で相手してたから時間掛かったな」

 黒龍へと近づき、死んでることを確認する。それが確認し終えるとそのまま地面へと倒れ込んだ。
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