勇者として召喚されたはずだけど、勇者として歓迎されませんでした

くノ一

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戦争 中章

191.防衛

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 第二門と呼ばれたところはほぼ全滅した。途中、何名か騎士達も合流し、ここの死守を頼んでおいた。
 戦闘地域だけでも拡大している。重要なポイントであるここをそう簡単には見捨てないだろう。
 今は一時兵士達がこちらへと来ない。多分俺がいるから指揮官が待機させている可能性もある。
 この数の騎士達ではすぐに奪還されるだろう。
 俺がいる間は攻めて来ない。なら、これを使ってみるか。
 チェーンの刃を使い、先へと飛ばす。

「さて、あぶり出してやろうじゃないか」

 辺りに浮かべているチェーンの刃を隠れていそうな所に飛ばす。
 俺がいなくなる事を想定しているはずだ。当たった後、一箇所ずつ爆破させていく。
 悲鳴が次々と聞こえてくる。どうやらほんとに隠れていたみたいだ。マナポを飲みながら、敵の動きを見る。
 流石にこれだけじゃ、動かないか。

「ここの防衛は最低何人いる?」
「15人程度いれば何とかなります」
「その人数揃うまでここを守るよ」

 流石にまだ数名、死守を頼んだとしてもすぐに突破されるだろう。
 なら、人数揃うまで相手する。チェーンの刃を補充した後、同じく攻撃する。
 爆破して驚いたのか、物陰から兵士が飛び出してきた。だが、俺の相手にもなるはずもなく、殲滅する。
 その時、他の騎士達も合流した。防衛には十分な戦力だ。なら、俺は先へと進める。

「ここは私達が守るので、お先に進みください」

 俺は任せた後、前へと走り出した。少し離れた所で、第二門では戦闘が始まったかのように声が聞こえてくる。
 あの人数なら囲まれない限りでは何とかなるだろう。
 チェーンの刃を飛ばし、爆破を繰り返す。

「ここを何としてでも死守せよ!」

 兵士が剣を持って襲ってくるが、聖剣で防ぎつつ、1人斬り倒す。その後に後ろから来た兵士を一回転しながら斬る。
 その後に槍が飛んでくるのと同時にジャンプし、空中で首元から斬る。
 その後に来た連中を、瞬間移動し、一気に斬り倒した。
 数も多いし、油断禁物だ。

「何怯えてるんだ。1人の兵士として来いよ」
「くそおおお」

 俺の挑発に乗ったのか、何人もの兵士が襲ってくる。
 冷静に1人ずつ聖剣で倒して行く。疲れなどは疲労薬を飲んでる為にあまり感じない。

「く、くそ。一斉にかかれば勝機はある!」

 その言葉と同時に周りにいた兵士達が次々と襲って来た。数は分からないほどだ。
 聖剣を兵士達がいる所だけを一回転させる。すると時空が歪み、その衝撃波が彼らを襲う。
 これだけの人数が空を飛ぶのは初めて見た。
 その後、兵士達は地面へと倒れ込み、立ち上がる事はなかった。

「さて、次はどいつだ」

 俺は先へと足を止める事はなかった。
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