勇者として召喚されたはずだけど、勇者として歓迎されませんでした

くノ一

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魔王城への進行

286.使いこなす重力

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「一体何が・・・飛んできた魔法が突如と地面へと・・・」

 空中で見ていた彼らは何が起こったか分からなかった。飛んできた無数の魔法攻撃が直後に壁の屋上へと高速で落下していった。
 何が起こったのか、彼らには理解出来なかった。

「まあ、こんなものだね」

 それを行ったのはリーネだ。重力魔法で魔力で作り上げたニードルを地面へと叩き落としたのだ。それも正確な位置にだ。

「こんな便利な装備で、なんか悪いわね」

 彼女の周りに浮いている水晶、それは彼女が扱っていた杖剣だ。接近戦なら、杖剣で相手する。見えない位置や遠く離れた位置にいる場合は水晶に変形し、攻撃する。
 水晶状態だと魔法範囲はかなり大きくなる。
 それが彼女の装備効果になる。先程の壁の後ろから発射された対空砲の攻撃を振り向かずに壁へと重力魔法で移動させて攻撃した。
 振り向かずに見ることなく、攻撃した。水晶で全てを見ていたために出来たことでもある。

「次の攻撃が飛んで来る頃かな」

 すると、壁を飛び越えるようにニードルが飛んで来る。彼女は右手を上へと上げてからそれを下へと大きく振り下ろす。
 すると、ニードルはバラバラに兵士の所へと降り注いでいく。

「やっぱり、こういう攻撃もありだね」

 無数に降り注ぐ攻撃に兵士達は逃げ惑う。

「次、魔導砲よ」

 その時、チャージが完了された魔導砲が壁を飛び越えてくる。それを角度調整した時、地面を一直線に走った。
 その後に通りすぎた瞬間に爆破が走っていく。
 その光景を彼女は見たとしても平常心でいた。

「やっぱり、こういう攻撃ってなんかワクワクするわね」

 ニヤけながら、顔に手を当てながら言った。その後に水晶が光り出し、彼女の周りに氷が次々と出現する。
 生き残っていた兵士達は立ち上がり、彼女へと向かう。

「氷矢」

 そう叫びながら、弓を引く動作を行う。すると、空中に浮いていた氷が突如と発射し、彼らを襲う。次々と発射されていく氷は次々と兵士達へと命中していく。
 だが、氷の数も少なくなっていく。その時、球体は青く光り出し、更に氷が増えていった。

「無限にある氷よ。さあ、踊りなさい」
「く、くそおおおお」

 大きく叫んだ時、彼女は氷を空へと放つ。さっきまでは1つだったが、その時はほとんどが上空へと上がっていった。そして右手を前へと差し出し、そしてゆっくりとその手を握った。
 上空へと上がった氷が地面へと刃の如く、降り注いだ。
 そこにいた兵士達は地面へと倒れ込んでいた。

「さあ、どんどん来なさい。まだまだ魔力は満ち溢れているから」

 彼女はそう呟きながら、更に氷を生成した。
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