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魔王城 前編
304.成れの果ての姿
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※投稿遅くなってしまい、申し訳有りません。リアルで色々と準備とかしていたせいで書くのが遅れました。
「急げ!前線の者達はもう壊滅状態だ!」
城から次々と兵士達は出て行く。
魔物や重装兵なども次々と出陣していく。
「使える武器は持て!侵略してきた騎士の数は多い。既に壁付近は陥落したも同然だ!」
「戦える者は進み続けろ!」
次々と兵士達は城下町へと向かっていった。
そんな中、兵士達の姿を見ていた人物がいた。
「もうここまで攻めてきてるなんてね・・・、彼女大丈夫かしら」
その人物はそう呟いていた。背後からは溶け込んでいるが、何かが動いていた。
「そんな・・・馬鹿なことが・・・」
「そういう事よ。あなたでは私に勝てない」
ベレニアスは血を出しながら倒れていた。彼女にはもう立てる気力さえなかった。
「なぜ・・・あなたが・・・そんな力を・・・」
「あなたには理解出来ないでしょう・・・、この力を使わせたのはこの世界であなたが初めてよ」
リーネの左手からは白い光のバネの物を出していた。
その正体をベレニアスは知っていた。
ことの事数分前、回復したベレニアスは彼女へと攻撃を加えていくが、全て防がれ、逆に体へと次々と攻撃が与えられた。
一瞬の怯んだ隙に、左手から現れていた白い光のバネで胴体へと触られた時、体へと何かが流れ込み、口から大量の血を吐いた。
そしてその場で倒れ込み、今の状態へとなっていた。
「その力は・・・八聖騎士王・・・じゃあ・・・」
「何の事かしら・・・」
八聖騎士王と口にした後、彼女は天へと伸ばしていた手が地面へと落ちた。
その後、彼女は動く事はなかった。
「この世界では闇が一番強いけど、それよりも上がいるのよ」
彼女が動かなくなった後、リーネはその場を離れていった。
燃え盛る炎は離れて行くうちに徐々に広がっていった。
休憩した後に移動開始しようとした時、数多くの兵士達が走りながらこちらへと迫っていた。
俺は一旦その場を離れる為、別のルートへと向かう。
「今更増援か・・・。少々別のルートになるが、こっちから向かうか」
先程いた所は既に敵兵に囲まれている。流石に今の状態であの人数の相手には無理がある。
マナポの数も多くはない。あそこで使うなら、隠密に先へと進んだ方がまだマシだ。
だが、逃げた先にも兵士達が待ち受けていた。
「!!ここまで進行され・・・」
相手が動く前に俺はその者を通り過ぎるように斬っていく。
そして俺は先へと進み続けた。
「急げ!前線の者達はもう壊滅状態だ!」
城から次々と兵士達は出て行く。
魔物や重装兵なども次々と出陣していく。
「使える武器は持て!侵略してきた騎士の数は多い。既に壁付近は陥落したも同然だ!」
「戦える者は進み続けろ!」
次々と兵士達は城下町へと向かっていった。
そんな中、兵士達の姿を見ていた人物がいた。
「もうここまで攻めてきてるなんてね・・・、彼女大丈夫かしら」
その人物はそう呟いていた。背後からは溶け込んでいるが、何かが動いていた。
「そんな・・・馬鹿なことが・・・」
「そういう事よ。あなたでは私に勝てない」
ベレニアスは血を出しながら倒れていた。彼女にはもう立てる気力さえなかった。
「なぜ・・・あなたが・・・そんな力を・・・」
「あなたには理解出来ないでしょう・・・、この力を使わせたのはこの世界であなたが初めてよ」
リーネの左手からは白い光のバネの物を出していた。
その正体をベレニアスは知っていた。
ことの事数分前、回復したベレニアスは彼女へと攻撃を加えていくが、全て防がれ、逆に体へと次々と攻撃が与えられた。
一瞬の怯んだ隙に、左手から現れていた白い光のバネで胴体へと触られた時、体へと何かが流れ込み、口から大量の血を吐いた。
そしてその場で倒れ込み、今の状態へとなっていた。
「その力は・・・八聖騎士王・・・じゃあ・・・」
「何の事かしら・・・」
八聖騎士王と口にした後、彼女は天へと伸ばしていた手が地面へと落ちた。
その後、彼女は動く事はなかった。
「この世界では闇が一番強いけど、それよりも上がいるのよ」
彼女が動かなくなった後、リーネはその場を離れていった。
燃え盛る炎は離れて行くうちに徐々に広がっていった。
休憩した後に移動開始しようとした時、数多くの兵士達が走りながらこちらへと迫っていた。
俺は一旦その場を離れる為、別のルートへと向かう。
「今更増援か・・・。少々別のルートになるが、こっちから向かうか」
先程いた所は既に敵兵に囲まれている。流石に今の状態であの人数の相手には無理がある。
マナポの数も多くはない。あそこで使うなら、隠密に先へと進んだ方がまだマシだ。
だが、逃げた先にも兵士達が待ち受けていた。
「!!ここまで進行され・・・」
相手が動く前に俺はその者を通り過ぎるように斬っていく。
そして俺は先へと進み続けた。
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