1 / 1
第1話 転生!そして…
しおりを挟む
俺の名前は篠宮亘一!
勉強も仕事も恋も(?)人並みのどこにでもいるただの善人だ。
しかしそんな平凡な俺の人生にある転機が訪れた。それは――
転生だ!!!!
小さいころから憧れていたあの転生である。今では崖から滑って死んだ店名に感謝しているくらいだ。
俺が転生した場所は魔法と剣の『THE異世界』って感じの世界だった。
ちなみに後に知ったのだが俺が降り立った南半球と北半球とでは昔から圧倒的に魔力量が違うらしく、魔力の多い南半球では魔法が主流、魔力の少ない北半球では技術が主流となってそれぞれの国を支えているらしい。
そしてそれはさておき俺は憧れの冒険者となりチートスキルで無双して――
はいなかった。現実はそこまで甘くない。
最初は冒険者になって無双するのを夢描いていたが、いざダンジョンに入ると一階層のスライムに完敗し根気も金も食料もすべて持っていかれた…
というわけでその後は海を渡り技術の発展した国で現代の知識を奮発し商売を始めたところそれが売れるのなんので大繁盛!今では年収700万金貨(日本円で700万円くらい)だ…!!!
そして今日は…
夢のマイホームの入居日である!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何度見ても美しい西洋風のおしゃれな外装!!
こだわりにこだわったアンティークの品々!!
そしてなんといっても…
風!呂!!!!!!!!
この世界では風呂は上級階層のもの…
流石、合計費用7000万金貨(約7000万円)かけた価値がある!
徐々に徐々に玄関へ近づいてゆく。
ドアにもきれいな装飾はついていて触って汚すのがもったいないくらいだ。
でも…やっぱり中見たい!
そっと金のドアノブに手を伸ばす。
ドアノブに裾が少し触れただけで鼓動が跳ね上がる。
ドアノブのひんやりした感触がそんな鼓動を包み込みまるで春のそよ風のような気分だ。
今日一日ドアノブを触っているだけでも幸せ――
おっと!さすがにずっとドアノブを触ったまま立っているのは変人だ。危ない危ない。
左の拳に力を入れる。決意は固まった。
「よし」
こうなったら思いっきり――!!!!!!!!
「夢のマイホーーーーーーーーーーーーム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォォォォォォォォォォォォォン
ドアを開けた先にあるはずの家具がない。
窓は?
あれ…壁も…
「ん~~~~~~!!!久しぶりの地上だぁ~~~~~!って、あ…」
目の前には背伸びをする美形の少年が立っていた。
やばい。まったく理解が追い付かない。ドアを開けたら家具が無くなっていて少年がいて???少年=家具????家具=少年??????少年×家×俺=パンダ??????…パンダ?!!
あまりの出来事にフリーズしていると目の前の少年が話しかけてきた。
「もしもし…?人間くん?」
「は…ハイ…」
「ここ…もしかして君の家?」
うなずくと少年が少し焦った表情になる。
「ごめん、ごめん久しぶりの地上ではしゃいじゃって…つい…」
頭の中ではまだパンダが家の中を走り回っている。
すると少年は頭を抱え何かを考え始める。
そして数分間の間このフリーズ状態が続いた。
そしてやっと少年が口を開く。
「君、神界で働かない?」
ん?なんだこの少年は?今の発言のおかげで今度は二足歩行のパンダがエデンの園を走り回っている。なんかもうわかんない…
「ん?ちょっと?人間君?!――」
だんだん意識が揺らぐ。
マイホーム・・・・
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
目が覚めると真上に木が見えた。
青く澄んだ空には柔らかそうな羊雲がいくつか浮かんでいる。
花のいい香りがして
遠くでは子供たちの笑い声が聞こえる…
「え?俺死んだ?また?」
マジで?! 今度は家が吹っ飛んだショックで死んだの?!
みじめすぎるだろ俺…
せっかく商売だって頑張ったのに…
憧れの異世界ライフもこれでお終いか…
「お!意識戻った?!」
先ほど見た少年の顔がひょっこり出てくる。
よかったぁ~~~~と安堵の表情を浮かべる。
そしてようやく俺の頭の中での整理がついた
俺の家吹っ飛んだ×少年立っていたいた=少年が壊した=クソガキ
「よかったよかっ――」
渾身の一撃が少年に飛ぶ。
が、途中で止まる。
どんな理由でもさすがに子供を殴るのはダメだろ…
「…悪い…」
少年はうつむいていた。
俺、なんてことを…
「あ、大丈夫。僕どんなことしても」
「ん?いや、…」
「いやホントだよ。それよりさっきの話なんだけどどう?」
「話って…?」
「あ!そういう事?そりゃ自己紹介もされてない人に雇われたくないか…」
草原にそよ風が吹き草木が揺れハーモニーを奏でる。
「初めまして人間くん!僕はこの世界の創造神リュクスです!」
勉強も仕事も恋も(?)人並みのどこにでもいるただの善人だ。
しかしそんな平凡な俺の人生にある転機が訪れた。それは――
転生だ!!!!
小さいころから憧れていたあの転生である。今では崖から滑って死んだ店名に感謝しているくらいだ。
俺が転生した場所は魔法と剣の『THE異世界』って感じの世界だった。
ちなみに後に知ったのだが俺が降り立った南半球と北半球とでは昔から圧倒的に魔力量が違うらしく、魔力の多い南半球では魔法が主流、魔力の少ない北半球では技術が主流となってそれぞれの国を支えているらしい。
そしてそれはさておき俺は憧れの冒険者となりチートスキルで無双して――
はいなかった。現実はそこまで甘くない。
最初は冒険者になって無双するのを夢描いていたが、いざダンジョンに入ると一階層のスライムに完敗し根気も金も食料もすべて持っていかれた…
というわけでその後は海を渡り技術の発展した国で現代の知識を奮発し商売を始めたところそれが売れるのなんので大繁盛!今では年収700万金貨(日本円で700万円くらい)だ…!!!
そして今日は…
夢のマイホームの入居日である!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何度見ても美しい西洋風のおしゃれな外装!!
こだわりにこだわったアンティークの品々!!
そしてなんといっても…
風!呂!!!!!!!!
この世界では風呂は上級階層のもの…
流石、合計費用7000万金貨(約7000万円)かけた価値がある!
徐々に徐々に玄関へ近づいてゆく。
ドアにもきれいな装飾はついていて触って汚すのがもったいないくらいだ。
でも…やっぱり中見たい!
そっと金のドアノブに手を伸ばす。
ドアノブに裾が少し触れただけで鼓動が跳ね上がる。
ドアノブのひんやりした感触がそんな鼓動を包み込みまるで春のそよ風のような気分だ。
今日一日ドアノブを触っているだけでも幸せ――
おっと!さすがにずっとドアノブを触ったまま立っているのは変人だ。危ない危ない。
左の拳に力を入れる。決意は固まった。
「よし」
こうなったら思いっきり――!!!!!!!!
「夢のマイホーーーーーーーーーーーーム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォォォォォォォォォォォォォン
ドアを開けた先にあるはずの家具がない。
窓は?
あれ…壁も…
「ん~~~~~~!!!久しぶりの地上だぁ~~~~~!って、あ…」
目の前には背伸びをする美形の少年が立っていた。
やばい。まったく理解が追い付かない。ドアを開けたら家具が無くなっていて少年がいて???少年=家具????家具=少年??????少年×家×俺=パンダ??????…パンダ?!!
あまりの出来事にフリーズしていると目の前の少年が話しかけてきた。
「もしもし…?人間くん?」
「は…ハイ…」
「ここ…もしかして君の家?」
うなずくと少年が少し焦った表情になる。
「ごめん、ごめん久しぶりの地上ではしゃいじゃって…つい…」
頭の中ではまだパンダが家の中を走り回っている。
すると少年は頭を抱え何かを考え始める。
そして数分間の間このフリーズ状態が続いた。
そしてやっと少年が口を開く。
「君、神界で働かない?」
ん?なんだこの少年は?今の発言のおかげで今度は二足歩行のパンダがエデンの園を走り回っている。なんかもうわかんない…
「ん?ちょっと?人間君?!――」
だんだん意識が揺らぐ。
マイホーム・・・・
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
目が覚めると真上に木が見えた。
青く澄んだ空には柔らかそうな羊雲がいくつか浮かんでいる。
花のいい香りがして
遠くでは子供たちの笑い声が聞こえる…
「え?俺死んだ?また?」
マジで?! 今度は家が吹っ飛んだショックで死んだの?!
みじめすぎるだろ俺…
せっかく商売だって頑張ったのに…
憧れの異世界ライフもこれでお終いか…
「お!意識戻った?!」
先ほど見た少年の顔がひょっこり出てくる。
よかったぁ~~~~と安堵の表情を浮かべる。
そしてようやく俺の頭の中での整理がついた
俺の家吹っ飛んだ×少年立っていたいた=少年が壊した=クソガキ
「よかったよかっ――」
渾身の一撃が少年に飛ぶ。
が、途中で止まる。
どんな理由でもさすがに子供を殴るのはダメだろ…
「…悪い…」
少年はうつむいていた。
俺、なんてことを…
「あ、大丈夫。僕どんなことしても」
「ん?いや、…」
「いやホントだよ。それよりさっきの話なんだけどどう?」
「話って…?」
「あ!そういう事?そりゃ自己紹介もされてない人に雇われたくないか…」
草原にそよ風が吹き草木が揺れハーモニーを奏でる。
「初めまして人間くん!僕はこの世界の創造神リュクスです!」
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。
〈完結〉妹に婚約者を獲られた私は実家に居ても何なので、帝都でドレスを作ります。
江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」テンダー・ウッドマンズ伯爵令嬢は両親から婚約者を妹に渡せ、と言われる。
了承した彼女は帝都でドレスメーカーの独立工房をやっている叔母のもとに行くことにする。
テンダーがあっさりと了承し、家を離れるのには理由があった。
それは三つ下の妹が生まれて以来の両親の扱いの差だった。
やがてテンダーは叔母のもとで服飾を学び、ついには?
100話まではヒロインのテンダー視点、幕間と101話以降は俯瞰視点となります。
200話で完結しました。
今回はあとがきは無しです。
【完結】離縁ですか…では、私が出掛けている間に出ていって下さいね♪
山葵
恋愛
突然、カイルから離縁して欲しいと言われ、戸惑いながらも理由を聞いた。
「俺は真実の愛に目覚めたのだ。マリアこそ俺の運命の相手!」
そうですか…。
私は離婚届にサインをする。
私は、直ぐに役所に届ける様に使用人に渡した。
使用人が出掛けるのを確認してから
「私とアスベスが旅行に行っている間に荷物を纏めて出ていって下さいね♪」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる