138 / 230
王立能力学園・工学部発明学科編
138 サンタさん、講師の仕事をする(3)
は~っ、講義の開始前から疲れた。
結局50人居た受講希望者は、34人にまで減ってしまった。
だけど、金貨16枚が私の懐に入ったので文句は言わないでおく。
受講できなかった16人の内5人は、3センチの魔核に充填できたので魔術師学部の講義を受講する。
受講要項をよく読んでいなかったと申告した7人は、ある意味正直者かも。
「申し訳ないが、子供が講師だと知っていたら受講しなかった。私は魔術師の将来が心配だ」
とか言い訳して、自ら受講を拒否した者が4人居たが、全員が元王宮魔術師団の出身だった。
噂では、軍や警備隊に再編された元王宮魔術師団の者たちは、肉体労働や訓練を厭い、組織の規律を乱し問題になっているらしい。
王太子からの極秘情報では、この怠け者たちを国境に送る予定だとか。
……こんな人たちが隣国と戦えるとは思えない。うちの国、大丈夫かなぁ?
さあ講義を開始しようと前に出ると、キラキラした瞳でやる気満々な魔術師協会の人が、私が中位・魔術師試験を受けた時に披露した上空で雨を降らせる魔法を、ぜひ再現して欲しいとお願いしてきた。
「う~ん、分かりました。これからお見せする魔法は、中級魔法になります。
魔法は魔術と違って魔力量が大事なので、10センチクラスのカラ魔核に魔力充填できるようにならないと、中級には進めません。
エアーアタックを覚えたいなら、死ぬ気で魔力量を増やしてくださいね」
「えぇーっ! 中級は10センチ?」って、ショックを受けた者が半数。
やれやれって息を吐いて、私はエアーアタックで10メートルほど上空に上がり、2メートルの水玉を上手く破裂させ雨を降らせて虹を作った。
私の魔法を始めて見る者は、エアーアタックを使った時点で「えぇーっ!」と驚きの声を上げ、上空で止まって水玉を作ったら「2つを同時にだと!」と驚嘆し、雨を降らせたら絶句していた。
「なんということだ。これが魔法・・・」
「信じられない。これは夢か? 同時に技を使えるなんて・・・」
「魔術とは全く違うじゃないか!」
「詠唱は? 魔法陣はどうした? はあ?」
降りてきた私を大きな拍手で迎えてくれるのは、私の魔法を見たことがある者で、大多数は大きく目を見開き頭を抱えているか呆然としている。
衝撃が大きかったようだけど、魔法と魔術の違いは分かってもらえたようだ。
興奮と混乱の中、私はさっさとカリキュラムを進めていく。
魔力循環は完璧だろうから、直ぐに魔力操作を教えていく。
助手として魔術師学部の准教授や講師が参加しているので、見本を見せながら指導もバッチリだ。
アレス君の講義を既に2回受講し、彼等は私の指導も1回受けている。
今回は目的物を膝まで上げ、頭上でクルクル回す初歩の講義で、2回目はエアーシュートで石を飛ばす予定である。
次の講義は来月だから、ちゃんと練習したら頭上クルクルはできるはずだ。
ただ、今日の様子を見ていると、魔術の概念が強い人ほど苦戦しているようだ。
イメージするという部分が理解できず、発する言葉と魔法の発動が一致しない。
それでもこの場に居るのは、高位や中位(上)の魔術師の人たちだから、講義終了時間にはなんとか頭上クルクルを習得していた。
途中、王太子が頭上クルクルを応用して、横回転を縦回転させたり、八の字回転なんかさせて自慢したので、負けず嫌いの魔術師たちが奮起した。
大人気ないと思ったけど、まあ結果オーライよ。
11月の後半には、鑑定士学部から依頼された高度文明紀後期文字の講義を開始した。
どこから噂を聞きつけたのか、歴史学者の皆さんも出席し、ばんばん質問攻めにあった。
学生に教える使命がある歴史学者は、鑑定士学部の皆さんよりも気合が入っていて、講義の回数が少なすぎると文句を言われた。
歴史学者のターンキュウ教授から、各時代に生きていた守護霊様から、人々の暮らしや文化などを訊いて教えて欲しいと依頼があったけど、10歳になったら考えると答えておいた。
正直そこまで手が回らない。私だって受けたい講義があるし、作りたい魔術具だっていっぱいある。
学園生活で大きく変わったのは、私の胸に何故か講師バッジが3つもついていることと、発明家であることを示す銀バッジが追加されたことだ。
当然、学生たちは私を学生扱いしなくなったし、既に工学部の卒業資格を得たらしいとの噂が広がり、女子は近寄ってこなくなった。
昼休みには相変わらず4人で食事をして、放課後は一緒に魔法の練習をしたりする。兄さまも、今では魔力操作ができるようになっている。
凄く不思議なことに、魔術師ではない者は、魔法は使えるけど魔術は使えない。だから魔法陣だって発動できない。
推察するに魔術師という職業は、基本的には真似できないということだろう。
そんなこんなで忙しく学生と講師の両方をこなしていたら、いつの間にか年末になっていた。
幸か不幸か、工学部の卒業資格を得た私は試験が免除されているので、定期試験の勉強をする必要はなかったけど、講義の資料作成で徹夜した。
商業連合で特許をとった空間拡張バッグ類は、2月から販売予定なので急いで素材となる地底生物の皮を用意しなくてはならない。
ホッパー商会にも素材を発注しているけど、最近は大トカゲの素材や大蛇の素材が入手困難になっているらしい。
久し振りに会ったホッパーさんによると、10月末にイオナロードの側道から地上へ出る扉が壊れて、凶暴な地上生物が侵入し大変なことになったらしい。
偶然にも最速踏破者の仲間は休業期間中で、難を逃れていた。
後日ハンター協会の依頼で地上生物の討伐に向かい、置いてきた光猫シリスの活躍で、なんとか大型生物を討伐し、危険な側道は完全封鎖されたとのこと。
冬期休暇は僅か3週間しかないので、休暇に入ったら直ぐにゲートルの町に行く必要がある。
11月に離宮に引っ越したから、シリスは王都で生活できる。
今度はまあまあ広い庭もあるし、離宮の回りには壁だってちゃんとあるから、不用意にシリスに近付く者もいないだろう。たぶん。
「今回は、私も同行させてくれ」
昼食時、突然王子が笑顔でそう言った。
……いや、それは無理。安全上無理だって。
結局50人居た受講希望者は、34人にまで減ってしまった。
だけど、金貨16枚が私の懐に入ったので文句は言わないでおく。
受講できなかった16人の内5人は、3センチの魔核に充填できたので魔術師学部の講義を受講する。
受講要項をよく読んでいなかったと申告した7人は、ある意味正直者かも。
「申し訳ないが、子供が講師だと知っていたら受講しなかった。私は魔術師の将来が心配だ」
とか言い訳して、自ら受講を拒否した者が4人居たが、全員が元王宮魔術師団の出身だった。
噂では、軍や警備隊に再編された元王宮魔術師団の者たちは、肉体労働や訓練を厭い、組織の規律を乱し問題になっているらしい。
王太子からの極秘情報では、この怠け者たちを国境に送る予定だとか。
……こんな人たちが隣国と戦えるとは思えない。うちの国、大丈夫かなぁ?
さあ講義を開始しようと前に出ると、キラキラした瞳でやる気満々な魔術師協会の人が、私が中位・魔術師試験を受けた時に披露した上空で雨を降らせる魔法を、ぜひ再現して欲しいとお願いしてきた。
「う~ん、分かりました。これからお見せする魔法は、中級魔法になります。
魔法は魔術と違って魔力量が大事なので、10センチクラスのカラ魔核に魔力充填できるようにならないと、中級には進めません。
エアーアタックを覚えたいなら、死ぬ気で魔力量を増やしてくださいね」
「えぇーっ! 中級は10センチ?」って、ショックを受けた者が半数。
やれやれって息を吐いて、私はエアーアタックで10メートルほど上空に上がり、2メートルの水玉を上手く破裂させ雨を降らせて虹を作った。
私の魔法を始めて見る者は、エアーアタックを使った時点で「えぇーっ!」と驚きの声を上げ、上空で止まって水玉を作ったら「2つを同時にだと!」と驚嘆し、雨を降らせたら絶句していた。
「なんということだ。これが魔法・・・」
「信じられない。これは夢か? 同時に技を使えるなんて・・・」
「魔術とは全く違うじゃないか!」
「詠唱は? 魔法陣はどうした? はあ?」
降りてきた私を大きな拍手で迎えてくれるのは、私の魔法を見たことがある者で、大多数は大きく目を見開き頭を抱えているか呆然としている。
衝撃が大きかったようだけど、魔法と魔術の違いは分かってもらえたようだ。
興奮と混乱の中、私はさっさとカリキュラムを進めていく。
魔力循環は完璧だろうから、直ぐに魔力操作を教えていく。
助手として魔術師学部の准教授や講師が参加しているので、見本を見せながら指導もバッチリだ。
アレス君の講義を既に2回受講し、彼等は私の指導も1回受けている。
今回は目的物を膝まで上げ、頭上でクルクル回す初歩の講義で、2回目はエアーシュートで石を飛ばす予定である。
次の講義は来月だから、ちゃんと練習したら頭上クルクルはできるはずだ。
ただ、今日の様子を見ていると、魔術の概念が強い人ほど苦戦しているようだ。
イメージするという部分が理解できず、発する言葉と魔法の発動が一致しない。
それでもこの場に居るのは、高位や中位(上)の魔術師の人たちだから、講義終了時間にはなんとか頭上クルクルを習得していた。
途中、王太子が頭上クルクルを応用して、横回転を縦回転させたり、八の字回転なんかさせて自慢したので、負けず嫌いの魔術師たちが奮起した。
大人気ないと思ったけど、まあ結果オーライよ。
11月の後半には、鑑定士学部から依頼された高度文明紀後期文字の講義を開始した。
どこから噂を聞きつけたのか、歴史学者の皆さんも出席し、ばんばん質問攻めにあった。
学生に教える使命がある歴史学者は、鑑定士学部の皆さんよりも気合が入っていて、講義の回数が少なすぎると文句を言われた。
歴史学者のターンキュウ教授から、各時代に生きていた守護霊様から、人々の暮らしや文化などを訊いて教えて欲しいと依頼があったけど、10歳になったら考えると答えておいた。
正直そこまで手が回らない。私だって受けたい講義があるし、作りたい魔術具だっていっぱいある。
学園生活で大きく変わったのは、私の胸に何故か講師バッジが3つもついていることと、発明家であることを示す銀バッジが追加されたことだ。
当然、学生たちは私を学生扱いしなくなったし、既に工学部の卒業資格を得たらしいとの噂が広がり、女子は近寄ってこなくなった。
昼休みには相変わらず4人で食事をして、放課後は一緒に魔法の練習をしたりする。兄さまも、今では魔力操作ができるようになっている。
凄く不思議なことに、魔術師ではない者は、魔法は使えるけど魔術は使えない。だから魔法陣だって発動できない。
推察するに魔術師という職業は、基本的には真似できないということだろう。
そんなこんなで忙しく学生と講師の両方をこなしていたら、いつの間にか年末になっていた。
幸か不幸か、工学部の卒業資格を得た私は試験が免除されているので、定期試験の勉強をする必要はなかったけど、講義の資料作成で徹夜した。
商業連合で特許をとった空間拡張バッグ類は、2月から販売予定なので急いで素材となる地底生物の皮を用意しなくてはならない。
ホッパー商会にも素材を発注しているけど、最近は大トカゲの素材や大蛇の素材が入手困難になっているらしい。
久し振りに会ったホッパーさんによると、10月末にイオナロードの側道から地上へ出る扉が壊れて、凶暴な地上生物が侵入し大変なことになったらしい。
偶然にも最速踏破者の仲間は休業期間中で、難を逃れていた。
後日ハンター協会の依頼で地上生物の討伐に向かい、置いてきた光猫シリスの活躍で、なんとか大型生物を討伐し、危険な側道は完全封鎖されたとのこと。
冬期休暇は僅か3週間しかないので、休暇に入ったら直ぐにゲートルの町に行く必要がある。
11月に離宮に引っ越したから、シリスは王都で生活できる。
今度はまあまあ広い庭もあるし、離宮の回りには壁だってちゃんとあるから、不用意にシリスに近付く者もいないだろう。たぶん。
「今回は、私も同行させてくれ」
昼食時、突然王子が笑顔でそう言った。
……いや、それは無理。安全上無理だって。
あなたにおすすめの小説
スラム街の幼女、魔導書を拾う。
海夏世もみじ
ファンタジー
スラム街でたくましく生きている六歳の幼女エシラはある日、貴族のゴミ捨て場で一冊の本を拾う。その本は一人たりとも契約できた者はいない伝説の魔導書だったが、彼女はなぜか契約できてしまう。
それからというもの、様々なトラブルに巻き込まれいくうちにみるみる強くなり、スラム街から世界へと羽ばたいて行く。
これは、その魔導書で人々の忘れ物を取り戻してゆき、決して忘れない、忘れられない〝忘れじの魔女〟として生きるための物語。
二度目の人生、19歳の肉体。~ハズレスキルの武道家認定? 趣味の形意拳が速すぎて、この世界の誰も追いつけない~
九条 龍
ファンタジー
不慮の事故で命を落とした46歳の元経営者。
目覚めた先は、ステータスとスキルが全てを決める異世界だった。
19歳の若々しい肉体を手に入れ、二度目の人生に胸を躍らせる。
だが、授かったスキルは最底辺のハズレ枠――【武道家】。
魔法も聖剣もない、ただの「素手」で戦えという絶望的な宣告だった。
「……ま、いいか。趣味の形意拳、こっちでも試してみるか」
現世でただの趣味として続けていた拳を、軽く振るってみる。
すると、異世界の騎士も魔物も、その速度に反応すらできず一撃で沈んでいく。
「あれ、この世界のやつら、遅すぎない?」
ハズレスキルと蔑まれた【武道家】が、趣味の技と合わさった時、世界最強のチートへと化ける。
大人の余裕と19歳のキレを武器に、異世界の不条理をスマートにあしらう爽快ファンタジー!
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
王女殿下のモラトリアム
あとさん♪
恋愛
「君は彼の気持ちを弄んで、どういうつもりなんだ?!この悪女が!」
突然、怒鳴られたの。
見知らぬ男子生徒から。
それが余りにも突然で反応できなかったの。
この方、まさかと思うけど、わたくしに言ってるの?
わたくし、アンネローゼ・フォン・ローリンゲン。花も恥じらう16歳。この国の王女よ。
先日、学園内で突然無礼者に絡まれたの。
お義姉様が仰るに、学園には色んな人が来るから、何が起こるか分からないんですって!
婚約者も居ない、この先どうなるのか未定の王女などつまらないと思っていたけれど、それ以来、俄然楽しみが増したわ♪
お義姉様が仰るにはピンクブロンドのライバルが現れるそうなのだけど。
え? 違うの?
ライバルって縦ロールなの?
世間というものは、なかなか複雑で一筋縄ではいかない物なのですね。
わたくしの婚約者も学園で捕まえる事が出来るかしら?
この話は、自分は平凡な人間だと思っている王女が、自分のしたい事や好きな人を見つける迄のお話。
※設定はゆるんゆるん
※ざまぁは無いけど、水戸○門的なモノはある。
※明るいラブコメが書きたくて。
※シャティエル王国シリーズ3作目!
※過去拙作『相互理解は難しい(略)』の12年後、
『王宮勤めにも色々ありまして』の10年後の話になります。
上記未読でも話は分かるとは思いますが、お読みいただくともっと面白いかも。
※ちょいちょい修正が入ると思います。誤字撲滅!
※小説家になろうにも投稿しました。
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく
タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。
最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~
みつまめ つぼみ
ファンタジー
17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。
記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。
そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。
「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」
恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!