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王立能力学園・金級ハンター編
163 ゴールド会員のサンタさん(4)
目的の新ロード(名前は現在検討中)に入る通行料を払って歩くこと2時間、ロードは二股に分かれた。
新人や銅級クラスのハンターは、全ての側道の安全が確認された右側のロードへと向かい、ベテランパーティー2組と私たちは左のロードへと向かう。
左のロードがハッシュ辺境伯領の南ゲートの方へ伸びており、2組のパーティーは未採掘の側道を探索する予定らしい。
その目的の側道が近付いた時、聞いたこともない唸り声が聞こえてきた。
「ブラックウルフに似ている気がするけど、ちょっと違うわね」
「ああ、俺も違うと思うぜ嬢ちゃん」
全員が立ち止まり警戒態勢をとる中、先頭を行く私と【ロードの悪魔】のリーダードットルさんは、静かに音を立てないよう少しずつ進んでいく。
どうやら唸り声は未採掘の側道から聞こえてくるようで、足音らしきものが次第に近付いてくる。
「これは、1頭じゃないわね」
唸り声と一緒に争っているような音がする。
「ああ、俺の勘だと3……いや、一つは足音が違う。もしかしたら2種類じゃねえか?」
私とシリスとリーダーは側道の入り口で左右に分かれ、飛び出してくる何かを待ち構えることにして、気配を覚られないよう息をひそめる。
全速力で駆けているような足音が次第に近付き、シリスが珍しくグゥーと低い唸り声を上げた。
……シリスがこれだけ警戒するなんて、アースドラゴン以来だ。
ギャンと悲鳴のような鳴き声が聞こえたのと同時に、側道から薄茶色の狼のような犬のような動物が飛び出してきた。
大きさはシリスより小さく体長は80センチくらいで、後ろ足から血が出ており、勢い余ってロードの壁に激突した。
側道からは唸り声ではなく、ギャゥーという断末魔のような叫び声がして、初めてシリスと出会った時の、ブラックウルフとシリスの仲間が戦っていたシーンを連想してしまった。
……これは、強者が弱者を狩っているんだ。
「みんな下がって! 強い奴がくるわよ」
私がそう叫んだ直後、口を血塗れにした大きな地底・・・いや、地上生物が姿を現した。
「な、なんだあれは!」
後方に下がったハンターたちが驚いているから、誰も見たことがない未確認の生物だろう。
大きさはシリスの1.5倍くらいあるだろう。黒く短い毛は剛毛そうで、毛皮として使うより敷物って感じだ。
口から下に伸びている大きな2つの牙は血で染まり、獲物を物色するかのように歩いて側道から姿を現した。
シリスがずっと警戒して唸っているから、2つ牙の獣もシリスに視線を向ける。
「あれは、もしかしたら伝説のドライオン?」
サブチーフがそう言いながら剣を構える。それを見た他のハンターも武器を構えて、銅級クラスのハンターは少し下がる。
誰が見ても簡単に倒せるような獣じゃない。イヌ科でもネコ科でもない始めて見る獣だ。
どうやって倒す? アイツの得意な攻撃は何? って考えてたら、シリスが私の前を塞ぐように立ち、ガオーン!と咆哮を上げた。
シリスの咆哮を合図に、そこから死闘が始まった。
見た目子供の私を守ろうとして、ハンターたちが頑張って攻撃しようとするから、私とシリスの連携がとれない。
素材なんて全く気にせずがむしゃらに攻撃し、数人が獣の体当たりで吹き飛ばされたけど、謎の獣はほぼ無傷だ。
……殺す気なら牙で仕留めるはずだけど、まるで軽く遊んでるって感じだ。
「みんな、私に任せて下がって! 早く!」
私は全員に向かって指示を出し、サーク爺の指示に従い魔法を準備する。
『サンタや、手数をかけぬ方がいいじゃろう。いつもアレスが使う氷魔法の強度を上げ眉間を狙え』
『了解サーク爺』
私は頭の中でアレスくんがいつも使っている、先の尖った固い氷をイメージし簡単な詠唱をする。シリスは獣を壁際に追い込んでくれる。
「行けー! 眉間に突き刺され!」
魔法を発動し想像通りの尖った固い氷を出現させ、目標となる的に意識を集中し、手で投げるイメージで思い切り手を振った。
私が的から視線を逸らさない限り、氷は凄い勢いで飛んでいく。
グサッともゴンとも違う鈍い音がして、黒い巨体はゆっくりと右に傾き、ドサッと音を立て倒れた。
でも、完全に息の根を止めることはできなかったようで、4本の足がピクンピクンと動いていたから、私は【ロードの悪魔】のリーダーに目配せして、止めを刺してもらった。
「スゲー、これがイオナロードの天使さまの実力なんだ」
「金級ハンターっていうのも納得だな」
皆はワーッと歓声を上げ、私を褒めながら倒した謎の獣に集まってくる。
サブチーフは側道をのぞき込み、少し気配を窺っていたけど中へと進み、殺されていた獣を運んできた。
最初にロードに飛び出してきた犬に似た獣も、壁に激突した際に首の骨を折ったようで死んでいた。
「この側道は危険だ。今、この時から進入禁止とする。サンタさん、土魔術、いや土魔法で塞ぐことはできるか?」
「もちろんよサブチーフ。また同じヤツが現れたら、金級パーティーが3組は必要だと思うわ。命が惜しくないなら止めないけどね」
この側道を探索する予定だった2つのパーティーが不服そうな顔をしたけど、私の意見を聞いて渋々了承し頷いた。
ちゃっちゃと魔法で側道を塞ぎ、超危険と土壁に刻んでおいた。
日帰りが目的の2つのパーティーに、2頭の可哀そうな動物を進呈し、私は黒い謎の巨体を自分の空間拡張リュックにささっと収納した。
「な、なんだそれはー!」
再び驚きの声が上がり、皆が私のリュックをガン見する。
「これは空間拡張リュック。来年くらいから商業連合が売り出すと思うよ。きっとハンター協会が購入して各支部で販売するんじゃないかな。
まあ、かなり高額だし、5センチくらいのカラ魔核に魔力充填できなきゃ使えないけどね」
かなり高額で魔力も必要だから、ハンターで使える者は極僅かだろうと思うけど、製作者としては一応宣伝もしておくべきだろう。
ここに来るまで既に小さな地底生物を何匹か討伐していた2つのパーティーは、今日はここまでで引き返すことにしたようだ。
残ったのは私とサブチーフと【ロードの悪魔】の2人だけになった。
……う~ん、この辺りの地上もかなりヤバイ獣がいるねぇ。
新人や銅級クラスのハンターは、全ての側道の安全が確認された右側のロードへと向かい、ベテランパーティー2組と私たちは左のロードへと向かう。
左のロードがハッシュ辺境伯領の南ゲートの方へ伸びており、2組のパーティーは未採掘の側道を探索する予定らしい。
その目的の側道が近付いた時、聞いたこともない唸り声が聞こえてきた。
「ブラックウルフに似ている気がするけど、ちょっと違うわね」
「ああ、俺も違うと思うぜ嬢ちゃん」
全員が立ち止まり警戒態勢をとる中、先頭を行く私と【ロードの悪魔】のリーダードットルさんは、静かに音を立てないよう少しずつ進んでいく。
どうやら唸り声は未採掘の側道から聞こえてくるようで、足音らしきものが次第に近付いてくる。
「これは、1頭じゃないわね」
唸り声と一緒に争っているような音がする。
「ああ、俺の勘だと3……いや、一つは足音が違う。もしかしたら2種類じゃねえか?」
私とシリスとリーダーは側道の入り口で左右に分かれ、飛び出してくる何かを待ち構えることにして、気配を覚られないよう息をひそめる。
全速力で駆けているような足音が次第に近付き、シリスが珍しくグゥーと低い唸り声を上げた。
……シリスがこれだけ警戒するなんて、アースドラゴン以来だ。
ギャンと悲鳴のような鳴き声が聞こえたのと同時に、側道から薄茶色の狼のような犬のような動物が飛び出してきた。
大きさはシリスより小さく体長は80センチくらいで、後ろ足から血が出ており、勢い余ってロードの壁に激突した。
側道からは唸り声ではなく、ギャゥーという断末魔のような叫び声がして、初めてシリスと出会った時の、ブラックウルフとシリスの仲間が戦っていたシーンを連想してしまった。
……これは、強者が弱者を狩っているんだ。
「みんな下がって! 強い奴がくるわよ」
私がそう叫んだ直後、口を血塗れにした大きな地底・・・いや、地上生物が姿を現した。
「な、なんだあれは!」
後方に下がったハンターたちが驚いているから、誰も見たことがない未確認の生物だろう。
大きさはシリスの1.5倍くらいあるだろう。黒く短い毛は剛毛そうで、毛皮として使うより敷物って感じだ。
口から下に伸びている大きな2つの牙は血で染まり、獲物を物色するかのように歩いて側道から姿を現した。
シリスがずっと警戒して唸っているから、2つ牙の獣もシリスに視線を向ける。
「あれは、もしかしたら伝説のドライオン?」
サブチーフがそう言いながら剣を構える。それを見た他のハンターも武器を構えて、銅級クラスのハンターは少し下がる。
誰が見ても簡単に倒せるような獣じゃない。イヌ科でもネコ科でもない始めて見る獣だ。
どうやって倒す? アイツの得意な攻撃は何? って考えてたら、シリスが私の前を塞ぐように立ち、ガオーン!と咆哮を上げた。
シリスの咆哮を合図に、そこから死闘が始まった。
見た目子供の私を守ろうとして、ハンターたちが頑張って攻撃しようとするから、私とシリスの連携がとれない。
素材なんて全く気にせずがむしゃらに攻撃し、数人が獣の体当たりで吹き飛ばされたけど、謎の獣はほぼ無傷だ。
……殺す気なら牙で仕留めるはずだけど、まるで軽く遊んでるって感じだ。
「みんな、私に任せて下がって! 早く!」
私は全員に向かって指示を出し、サーク爺の指示に従い魔法を準備する。
『サンタや、手数をかけぬ方がいいじゃろう。いつもアレスが使う氷魔法の強度を上げ眉間を狙え』
『了解サーク爺』
私は頭の中でアレスくんがいつも使っている、先の尖った固い氷をイメージし簡単な詠唱をする。シリスは獣を壁際に追い込んでくれる。
「行けー! 眉間に突き刺され!」
魔法を発動し想像通りの尖った固い氷を出現させ、目標となる的に意識を集中し、手で投げるイメージで思い切り手を振った。
私が的から視線を逸らさない限り、氷は凄い勢いで飛んでいく。
グサッともゴンとも違う鈍い音がして、黒い巨体はゆっくりと右に傾き、ドサッと音を立て倒れた。
でも、完全に息の根を止めることはできなかったようで、4本の足がピクンピクンと動いていたから、私は【ロードの悪魔】のリーダーに目配せして、止めを刺してもらった。
「スゲー、これがイオナロードの天使さまの実力なんだ」
「金級ハンターっていうのも納得だな」
皆はワーッと歓声を上げ、私を褒めながら倒した謎の獣に集まってくる。
サブチーフは側道をのぞき込み、少し気配を窺っていたけど中へと進み、殺されていた獣を運んできた。
最初にロードに飛び出してきた犬に似た獣も、壁に激突した際に首の骨を折ったようで死んでいた。
「この側道は危険だ。今、この時から進入禁止とする。サンタさん、土魔術、いや土魔法で塞ぐことはできるか?」
「もちろんよサブチーフ。また同じヤツが現れたら、金級パーティーが3組は必要だと思うわ。命が惜しくないなら止めないけどね」
この側道を探索する予定だった2つのパーティーが不服そうな顔をしたけど、私の意見を聞いて渋々了承し頷いた。
ちゃっちゃと魔法で側道を塞ぎ、超危険と土壁に刻んでおいた。
日帰りが目的の2つのパーティーに、2頭の可哀そうな動物を進呈し、私は黒い謎の巨体を自分の空間拡張リュックにささっと収納した。
「な、なんだそれはー!」
再び驚きの声が上がり、皆が私のリュックをガン見する。
「これは空間拡張リュック。来年くらいから商業連合が売り出すと思うよ。きっとハンター協会が購入して各支部で販売するんじゃないかな。
まあ、かなり高額だし、5センチくらいのカラ魔核に魔力充填できなきゃ使えないけどね」
かなり高額で魔力も必要だから、ハンターで使える者は極僅かだろうと思うけど、製作者としては一応宣伝もしておくべきだろう。
ここに来るまで既に小さな地底生物を何匹か討伐していた2つのパーティーは、今日はここまでで引き返すことにしたようだ。
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