32 / 39
第29話日常と苦悩(苦ではないが…)
しおりを挟む
「あー、まあ簡単に言うと、神に選ばれた人間が、俺だったっていう…おいその可哀想な人を見る目を止めろ」
はい。現状説明。俺に指摘されて、顔を赤くした光が起きた後。光と夜月を紹介して、簡単な説明をして俺が可哀想な人を見る目で……俺は可哀想じゃない!!
「つまりお前は、神に選ばれ、恩恵を受けて、ゲームをさせられ、その為だけにこの世界が創られたと言うのか?」
「そうだな」
「…私の手裏剣、頭に当たってませんよね?」
「すぐに医者の手配を…」
「お前等の俺への信頼度はどうなっているんだ!?」
「会って1日経っていません」
「私は2日ですね。闘って悪人ではないとは、わかっていますが、頭がおかしい兆候はいくつか…」
「ねぇよ!!」
まあ、こんな感じで話しが進まない。
「よし!!なら今日…は無理だから今度証拠を見せてやるよ!!」
と言うことで今日はアンジェが作った飯食って寝た。
✳︎
ここからは箇条書きで書いていく。
・学校生活1日目
実技の授業で水を出す魔法を習った。頑張ったら、掌から一滴水が出たが。モブが水道の様に出していたので、洪水クラスの水を創ったら滅茶苦茶怒られた。
・学校生活2日目
低威力の魔法なら使える様になった。
・学校生活3日目
魔法の威力を向上させたいので、先生に聞いて図書館に行った。片道1時間かかった。この学校の広さおかしい。
・学校生活4日目
なんか異常に眠くて、殆どの授業で寝た。今日だけで80回位電撃を貰った。
・学校生活5日目
学校上空にワイバーンの群れが襲来。結界のおかげでこちらは動物園気分。臨時でワイバーンの生態観察の授業をやった。
・学校生活6日目
何かエリスの様子が変な気がする。
・学校生活7日目
なんか授業中エリスがずっとこっちを見ている。何かついてるか?
・学校生活8日目
奴隷の2人と契約を交わした。内容は、俺が無事に日ノ本まで送り届ける代わりに、俺の奴隷という立場を受け入れるというもの。
・学校生活9日目
調合の授業を受けた。下級ポーションの作り方を覚えた。
・学校生活10日目
エリスがなんか睨んで来る。俺何かしたか?夜になったらアンジェに相談しよう。
✳︎
「アンジェいるか?おーい」
俺は今、部屋のあちこちの扉を開けてアンジェを読んでいた。
エリスは光と夜月と職員室へ呼び出し。
「おーい。あ、いた」
脱衣場の扉を開けたらアンジェがいた。
「なあ。少し聞きたいk」
「出てけー!!」
追い出された。
しょうがないのでリビングで待っていると、少し怒っているアンジェがやって来た。
「お前は毎日毎日人の風呂を覗かないと気が済まんのか!!それに照れもせずに堂々と質問してきおって」
結構怒ってた。
「いや、最初は驚いたけど。よく考えたら『裸じゃないからエロくないな』という結論に達して平気になった」
「こいつ!!…まあいい。質問とやらを言ってみろ」
「ああ、最近エリスの様子がおかしいんだが…何か知らないか?」
エリスに直接聞く訳にもいかないのでアンジェが知らなかったらどうしようも無い。
「ああ、知っているぞ」
「本当か!!何でだ?あいつ、最近俺をずっと威圧して来るんだよ!俺あいつに何かしたか?」
「逆だな。お前が何もしないからだ」
「は?」
「今エリス様には、国王陛下から帰国命令が降っている。だが、エリス様はその命令を無視して、お前が自分に手を出して来るのを待っていた」
「何でだ?」
「わからないのか?まず初日に言った事だが、エリス様は陛下から、お前の籠絡任務を受けていた。政略結婚も王女の仕事だからな。そして一番の要因は、11年前。当時4歳だったエリス様とお前が出会った事だ」
「何でそれが理由になるんだ」
薄っすら理解しつつも確証が持てずアンジェに聞いた。
「少し考えればわかる事だ。箱入りのお姫様が、初めて会った家族以外の男に優しくされたら…」
「…少女漫画の展開か」
「責任とって手を出すんだな」
「一応、お付きの者として止めたりは…」
「王命だから私に口出しする権限は無いな」
くっ、退路を断たれた…
「…わかった。部屋にいるからエリスが帰って来たら、俺の部屋に来るように言ってくれ」
そう言って、俺は何て言おうか悩みながら部屋へと戻った。
はい。現状説明。俺に指摘されて、顔を赤くした光が起きた後。光と夜月を紹介して、簡単な説明をして俺が可哀想な人を見る目で……俺は可哀想じゃない!!
「つまりお前は、神に選ばれ、恩恵を受けて、ゲームをさせられ、その為だけにこの世界が創られたと言うのか?」
「そうだな」
「…私の手裏剣、頭に当たってませんよね?」
「すぐに医者の手配を…」
「お前等の俺への信頼度はどうなっているんだ!?」
「会って1日経っていません」
「私は2日ですね。闘って悪人ではないとは、わかっていますが、頭がおかしい兆候はいくつか…」
「ねぇよ!!」
まあ、こんな感じで話しが進まない。
「よし!!なら今日…は無理だから今度証拠を見せてやるよ!!」
と言うことで今日はアンジェが作った飯食って寝た。
✳︎
ここからは箇条書きで書いていく。
・学校生活1日目
実技の授業で水を出す魔法を習った。頑張ったら、掌から一滴水が出たが。モブが水道の様に出していたので、洪水クラスの水を創ったら滅茶苦茶怒られた。
・学校生活2日目
低威力の魔法なら使える様になった。
・学校生活3日目
魔法の威力を向上させたいので、先生に聞いて図書館に行った。片道1時間かかった。この学校の広さおかしい。
・学校生活4日目
なんか異常に眠くて、殆どの授業で寝た。今日だけで80回位電撃を貰った。
・学校生活5日目
学校上空にワイバーンの群れが襲来。結界のおかげでこちらは動物園気分。臨時でワイバーンの生態観察の授業をやった。
・学校生活6日目
何かエリスの様子が変な気がする。
・学校生活7日目
なんか授業中エリスがずっとこっちを見ている。何かついてるか?
・学校生活8日目
奴隷の2人と契約を交わした。内容は、俺が無事に日ノ本まで送り届ける代わりに、俺の奴隷という立場を受け入れるというもの。
・学校生活9日目
調合の授業を受けた。下級ポーションの作り方を覚えた。
・学校生活10日目
エリスがなんか睨んで来る。俺何かしたか?夜になったらアンジェに相談しよう。
✳︎
「アンジェいるか?おーい」
俺は今、部屋のあちこちの扉を開けてアンジェを読んでいた。
エリスは光と夜月と職員室へ呼び出し。
「おーい。あ、いた」
脱衣場の扉を開けたらアンジェがいた。
「なあ。少し聞きたいk」
「出てけー!!」
追い出された。
しょうがないのでリビングで待っていると、少し怒っているアンジェがやって来た。
「お前は毎日毎日人の風呂を覗かないと気が済まんのか!!それに照れもせずに堂々と質問してきおって」
結構怒ってた。
「いや、最初は驚いたけど。よく考えたら『裸じゃないからエロくないな』という結論に達して平気になった」
「こいつ!!…まあいい。質問とやらを言ってみろ」
「ああ、最近エリスの様子がおかしいんだが…何か知らないか?」
エリスに直接聞く訳にもいかないのでアンジェが知らなかったらどうしようも無い。
「ああ、知っているぞ」
「本当か!!何でだ?あいつ、最近俺をずっと威圧して来るんだよ!俺あいつに何かしたか?」
「逆だな。お前が何もしないからだ」
「は?」
「今エリス様には、国王陛下から帰国命令が降っている。だが、エリス様はその命令を無視して、お前が自分に手を出して来るのを待っていた」
「何でだ?」
「わからないのか?まず初日に言った事だが、エリス様は陛下から、お前の籠絡任務を受けていた。政略結婚も王女の仕事だからな。そして一番の要因は、11年前。当時4歳だったエリス様とお前が出会った事だ」
「何でそれが理由になるんだ」
薄っすら理解しつつも確証が持てずアンジェに聞いた。
「少し考えればわかる事だ。箱入りのお姫様が、初めて会った家族以外の男に優しくされたら…」
「…少女漫画の展開か」
「責任とって手を出すんだな」
「一応、お付きの者として止めたりは…」
「王命だから私に口出しする権限は無いな」
くっ、退路を断たれた…
「…わかった。部屋にいるからエリスが帰って来たら、俺の部屋に来るように言ってくれ」
そう言って、俺は何て言おうか悩みながら部屋へと戻った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
滅せよ! ジリ貧クエスト~悪鬼羅刹と恐れられた僧兵のおれが、ハラペコ女神の料理番(金髪幼女)に!?~
スサノワ
ファンタジー
「ここわぁ、地獄かぁ――!?」
悪鬼羅刹と恐れられた僧兵のおれが、気がつきゃ金糸のような髪の小娘に!?
「えっ、ファンタジーかと思ったぁ? 残っ念っ、ハイ坊主ハラペコSFファンタジーでしたぁ――ウケケケッケッ♪」
やかましぃやぁ。
※小説家になろうさんにも投稿しています。投稿時は初稿そのまま。順次整えます。よろしくお願いします。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる