次期魔王の教育係に任命された

ミイ

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第1章

14. お披露目の儀

「すっ…すみません!思わず…!今、氷をお持ちしますので!」と慌てて部屋を出て行く。

僕はモリオンを見つめると「ありがとね、モリオン。」とお礼を兼ねて額に口付けた。



それからネフライトに氷とタオルを持ってきて貰うと胸元に置き眠りにつく。

「(はぁ~…散々だった…。でもネフライトもどうしたんだろう…急にあんなことするなんて…。僕が乳首見せたから?いや、それだけじゃあんなことにならないよね?単純に高い魔力に興味があった…?うん、確かにそれなら納得できるかも、ネフライトもそんなこと言ってたし。はぁ~…それよりも明日もこれかぁ…いくら僕のアレをあげるのが嫌でも、いつかはあげないと僕の乳首が取れちゃうよ…。)」






次の日、魔王様に赤ちゃんの名前が決まったこととその由来を話しに行った。すると「良い名だな。」と褒めてくれ、興味有りげに僕の手首に付くモリオンに触れる。

「ほぉ…なるほど。これには微量な魔力が込められているな。これが身を守ってくれるというわけか。」

彼はそう納得するとモリオンを抱っこしながら頭を撫でる。僕はそれを微笑ましく眺めた後、親子水入らずの時間を過ごしてもらおうと静かに部屋を後にした。




廊下に出て暫く歩いていると前からインペリアルさんが歩いて来る。僕は邪魔にならないように廊下の隅に寄ると下を向いて目線を合わせないようにした。

徐々に彼の巨体が近付き、そのまま静かに通り過ぎると思われた時「おい。」と話しかけられる。なんだろう、と恐る恐る視線を上げると「次期魔王様がお生まれになったんだろう?何故、お披露目しない?」と告げられた。

確かにそうだ、バタバタしていて忘れていた。

「…そうですね…ネフライトに話してみます。近い内にお披露目しますのでご安心下さい。」

僕はそう返すので精一杯だった。なかなか彼に受け入れられるのはまだまだ時間がかかりそうだと再確認した。





その後、ネフライトと気まずい再会を果たした僕はモリオンのお披露目の話を伺う。

「…そうですね、今後モリオン様のお披露目をしなければなりません。しかし次期魔王様の誕生は大変喜ばしいことではありますが、同時に危険なことでもあるのです。」

「どういうことですか?」

喜ばしいのに危険…?

僕はこれから起こる危険性についてネフライトの言葉に耳を傾けた。
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