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第八章 まるで暴挙なラブコメディ
CASE57 ティアル・ヴォルフ・ルートヴィッヒ
しおりを挟むリール村のはずれ。中央広場からやや離れた場所に、俺の家は建っている。
一人で住むには少し広すぎるその家は、小さな屋敷と呼べるほどの大きな物件だ。三階建で、民家では普通見られない風呂場付き。
部屋の数は15を超えて、玄関先は常時崩壊状態。
「なんて風通りの良い家なんだろうか」
「防犯的に欠陥のある物件ッスよねぇ」
前に一度玄関をぶっ壊した人間のセリフである。
我が家の玄関はなぜか壊れている事の方が多く、直してもらった場合でも数日で何故か大破する。そろそろ冬がくるというのに、こんな状態では冬を越せないかもしれない。
そのため、修理の手配は早々につけた。あまりもたもたしていると、冬場凍えて過ごすことになりそうだからだ。
だがしかし、少しばかり問題があった。
ここ数ヶ月、ようやく冒険者用の設備が充実してきたリール村。すなわち、大工仕事の需要が非常に高くなっているのだ。
大工達は引く手あまたで常に仕事をしている状況。俺の家まで手が回らないらしい。
そもそもの話、俺の家の図面はリュカンが持っている。何度か破壊された際に我が家を直したのは彼なので、この村で我が家の修理について彼の右に出る者は居ない。
エクスカリバーと共に近い内に帰ってくるらしいので、それまでは木材の搬入作業だけ済ませておこうと、罰則がてらコースケハーレムの一人であるティアルに指示を出したのである。
え? 職権乱用? はっはっは。何を馬鹿な。冒険者の罰則規定には、被害に対する補填と言うものがあるので、修理に関する手伝いをさせるのはまるで問題がないのさ。
「と言っても、流石に女の子にさせる仕事じゃなかったな。木材つっても、結構な量があったし」
「自分よく知らないんスけど、獣人さんって力持ちなんですよね? ティアルさんの細腕じゃあ、とても力持ちには見えなかったッスけど……」
「一応、コースケのパーティーの中では一番力が強い。そもそもこの世界じゃ、ステータスが絶対であって見た目なんて飾りみたいなもんだしな」
「ああ、確かに。ハルカさんとか、あんな細身でガードのジョブやってますもんね。普通ゴリマッチョがやるジョブなのに」
ガードとは、敵の攻撃を一身に受ける盾役である。
「でもやっぱり女の子がやる仕事では無いよなぁ。世間体がちょっと悪い」
「ティアルさん、リール村の冒険者さんたちにも人気者ッスからねぇ。ここに来る間も、男性達から冷たい目で睨まれてたッスよ、支部長さん」
ティアルは夏祭りの後からこの村に滞在している。コースケのパーティーがあまりに多いため、ハルカと共に一時的に前線から外れていたらしい。
その期間、当然ながら村人や冒険者連中との交流もあったのだが、これが中々受けが良い。ハルカはコースケののろけ話しかしないので、女友達との交流が主だったが、ティアルは老若男女問わず社交的に振る舞っていた。
もともと、ヴォルフの街の名家に生まれ、メイドとしての勉強を積んだ女性。これくらいできて当然なのだろうが、召喚者のパーティーに加わっている人間としては、かなりまともな部類である。
「一応、配置転換も考えておいたほうが良いかもなぁ。主に俺の身の安全のために」
「あれぇ? もう配置転換ですかニャ?」
自宅に到着すると、メイド服姿のティアルが華やかにお出迎え。そばには何故かこちらもメイド服姿で、ルーン・ストーリスト(男)が頬を赤らめて顔を伏せていた。
「…………グッジョブ!!」
「ありがとう御座いますニャア。うんうん。やはりメイドたる者、お仕事の最中はメイド服を着込むべきですよねぇ」
「わ、私はメイドではないんですが……それに女の子ですら……」
「うっはぁ!! 男の娘メイド! 男の娘メイドッスよ支部長さん! か、カメラカメラ!」
クソッタレ!! カメラに似た機能を持つ魔法道具はギルドに置いてきてしまった!
一生の不覚! なんてこった! 畜生ぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!
「おお……凄まじい反応ですニャア。そんな頭を抱える程なんですかニャ?」
「そりゃそうさ! ルーンにメイド服なんてレア過ぎる! 制服以外女の子の服着てくれないんだよぉ!!」
「もうっ! だから私は男ですってば、サトーさん!」
いかんいかん。ちょっと興奮しすぎた。本筋に戻ろう。
「ゴホン! ティアルさん、自分が指示しておいてなんですが、別の仕事をやっていただけませんか? 私の世間体……じゃなかった。女性にやらせるような仕事ではなかったですし、今からでも……」
「さっき言ってた配置転換ですかニャ? でも、うむむ……仕事ならもう終わらせちゃったしニャア」
「終わ……え?」
後ろ髪を掻くティアルの表情は、どうやら嘘を言っている様子では無いようだ。
木材の集積場所として指定した場所を見てみると、そこには確かに発注した大量の木材が積み上げられている。
なにこれすごぉい。
「ええ、すごいんですよティアルさん! 重そうな木材をいくつも抱えて全力疾走して、なおかつ傷が付かないような細やかな運び入れでした!」
「ふっふっふ、これぞゴトー流48のメイド技! 高速木材運びですニャ!!」
「何ですかそのピンポイント過ぎる技は」
胸を張るティアルと興奮冷めやらぬ様子のルーンが仕事を終わらせていた。これでは配置転換をさせる必要はないだろう。ノルマクリアでお役御免だ。
「まあ早く終わるに越したことはないか。アヤセ、木材が雨に濡れないよに何か被せておいてくれるか? リュカンが帰ってくるまでに傷んでちゃ困る」
「了解ッス。えーっと、確か防水の革布が……」
「フニャアアッ!?」
「「「!?」」」
突然の叫び声。その場に居た内の三人が、残る一人へと視線を集中させた。
叫び声の主は、顔を真赤に染めて大量の冷や汗を流すティアルである。メイド服のエプロンを両手で握りしめ、ワナワナと震えるその姿はどう見ても普通ではなかった。
「てぃ、ティアルさん? どうしました? 体調でも崩されましたか?」
「にゃ、ニャアッ! さ、サトーさん! 今りゅ、りゅ……リュカ君の名前を…………」
「リュカ君? …………あ」
なるほど、と俺は気がついた。そんな俺の様子を、ポカンとして見つめるルーンとアヤセ。
この中では、ティアルの事情について知っているのは本人を除けば俺だけだ。
ヴォルフの街への視察で知ったとある人物の黒歴史。裏返せばそれは、ティアルの黒歴史でもあったのだろう。
ズバリ、リュカン・ヴォルフ・パーパルディアと言う男がやらかしたアホ話。年齢的には仕方がないのかもしれないが、ティアルにすれば渾身の告白を完全スルーされた形だ。さもありなん。
「リュカンさんのことなら、近い内にこの村へ戻ってきますよ? と言うか家の修理は彼に頼んで…………あれ? 言ってませんでしたっけ?」
「き、き、聞いて無いですニャア!! うごご……ま、まずい! こんな場所には居られニャイ! ウチは出ていきすニャア!!」
「いや流石に罰則期間中に村から出ていかれるのは困ります! そんな黒歴史は過去のものでしょう? ティアルさんは無事後釜を見つけたようですし、そう過敏になる必要は……」
「後釜とか言わないでくださいニャア! 人聞きが悪い!」
うろたえるティアルをよそに、俺は蚊帳の外に追いやられていたルーンとアヤセに事情を説明した。
「え、えーっと、それはなんとも…………」
「罪作りな男……いや、罪作りな女ッスかねぇ?」
「うぅ……まさかリュカ君がこの村に居るとは……」
「まあまあティアルさん。支部長さんも言ってたッスけど、過去の恋愛は水に流すべきッスよ? 女の恋愛は上書き保存って言うくらいですし」
「おお、なんかアヤセが大人っぽい事言ってる」
「いや支部長さん。自分しっかり大人ッスから。まあ前世ではそんな経験してる暇無かったッスけどね! アハハハッ! ブラック会社のバカヤロー!!」
なんかアヤセにも飛び火したらしい。何をやってるんだこいつは。
号泣しているアヤセは放っておいて、主題をティアルへと戻す。
「いっそ、コースケさんとのラブラブっぷりをリュカンさんに見せつけてやってはどうです? 逃した魚は大きかったぞって感じで」
「そそ、そんな事できませんニャ! そんな事をやったらリュカ君に嫌われてしまうじゃないですか!!」
んん? なんだろう、未練……と言うか、なんか彼女の言葉のニュアンスからすると、恋愛感情は完全にコースケに移行しているようには聞こえない。
と、そばにいるルーンが俺の袖を引っ張り、耳をルーンの口元へ近づけるように催促してきた。
「あの……もしかしてティアルさん、まだリュカンさんの事がお好きなんじゃ……」
「え? それって二人の男を同時に好いてるってことか? まあ確かに、イケメンの度合いではリュカンとコースケは同じぐらいだけど……」
「ちょっと聞こえてますニャア! ウチはそんな不誠実な…………いや、でもサトーさんの言うとおりなのかもしれませんニャ。結局、ウチは移ろいやすい女。最低のコウモリ女ですニャ……」
しおしおと縮こまってしまった。どうやら多少の自覚はあるらしい。
今の男のことは確かに好きだが、昔の男のことも忘れられない。まあ、俺には理解できない感情だが、当人からすると複雑なのだろう。
罪悪感に苛まれ、悩んでいるだけ好感が持てる。
「ううむ、恋愛に関しては俺は戦力にならないからなぁ」
「そういうの疎そうッスもんねぇ、支部長さん。ルーンさんはいかがッスか? そのビューティフルフェイスで、数々の男を落として来たんでしょう?」
「なんで男の人限定なんですか! ええと…………私もよく分からないんですが、一度リュカンさんと話してみてはいかがですか? どちらが好きか、それからでも良いと思います」
そもそも、リュカンとティアルの黒歴史はいわゆるひとつの勘違いコント。
中二病を発病したてで、思春期特有の反発心からティアルの告白を拒絶したリュカンと、女の子特有の早熟な感性で告白し、前記のリュカンに拒絶されたティアル。
…………何だこいつらめんどくせぇ。連載を引き伸ばすために、告白のタイミングに限って邪魔が入る恋愛漫画みたいな展開しやがって。
「あー……ルーンの言うとおり、話し合えば良いんじゃないですかね。解決しますよ、多分おそらくきっと」
「あれぇ!? なんか急にテキトーになっていませんかニャ!?」
「そんな事はありません。じゃあこの話はリュカンさんが戻ってきてからお二人で進めるということで。以上、解散!」
全く…………ラブコメならよそでやれ!!
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