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LOVE
1-1 change the our world
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サムとエニーの初路上公演が終わってから、五日後。
柳田善一もといYOSSY the CLOWNは、サムとエニーを連れて世界中公演を開始した。
もとはと言えば、特別に世界中公演などと銘打つような、大事になる予定ではなかった。年末だということでたまたま公演依頼が重なり、おのずとそうなってしまったに等しい。
「──てことで、しばらく直接会えなくなっちゃうから、その電話だったの」
「蜜葉。絶対に、エニーたち、帰ってくるから、また、それまで、デザインしててくれる?」
『はい、もちろんです。お気を付けて、行ってきてくださいね』
出立前の夜。
サムとエニーは、善一のスマートフォンから小田蜜葉へ、テレビ通話で電話をかけた。双子があまりにも画面いっぱいに寄るので、蜜葉はその可愛らしさから、ひっそりとそれをスクリーンショット撮影している。
「まずどこだったっけ、ヨッシー」
「上海!」
画面に寄っている双子の背後遠くから、善一の声が上がる。出立準備に追われているのだろうと、蜜葉は声の距離から覚る。
「その後香港、シンガポール、メルボルン。飛んでアメリカのダラスとラスベガス。カナダのエドモントン」
『ふわあ、本当に、たくさん……』
徐々に声が近付いてくる。そのうちに、自然とエニーが場所を善一に譲り、サムとエニーと入れ代わるように善一単体が画面に映った。
「その後、スペインのバルセロナからヨーロッパ入りするよ。フランスのリヨン方面からローザンヌ、チューリッヒ、ナポリ、ミュンヘン。で、ブリュッセルで画家のSignore秀介と共演があるんだ」
『わあ、いよいよなんですね!』
「うん。打ち合わせに取れる日が少ないのがネックだけど、必ずなんとかしてみせる」
柔く笑む善一は、画面の向こうで瞳を輝かせる蜜葉を眺め、言葉にすることで、自らにそう暗示をかけていた。
『あの、柳田さんなら、必ず成功、できます』
「merci、『YOSSYさん』だけど」
『出来ることなら、わたしも、観に行きたいくらい、です』
「そう? フフ、嬉しいな」
『ほん、ホントは、えと、全部のステージを、その』
照れ恥じらいの、肩の竦め方。視線を外した、蜜葉の赤い頬。
『柳田さんの、ひ、光を撒く、素敵なお姿、を、その、わたし……わたしがたくさん、見ておきたい、というか』
貼った笑みがボロ、と剥がれるのに時間はかからず。善一は二秒間だけ硬直して、我に返るなり咳払いで仮面をかけ直す。
「こ、今度、招待する。まだ一度も観てもらえてないよね。そういえば」
初回が路上のそれで、しかも蜜葉はYOSSY the CLOWNの『着衣に』目を奪われ、そこから着想を得てB5大のノートにデザインを起こしていた。その際、YOSSY the CLOWNが何をしていたのかはわかっておらず。
苦笑でかわす蜜葉は、「楽しみです」と顔を上げた。
「あの、帰ってきたら、さ」
『はい』
「…………」
『ん?』
「いや。また時差が出来ちゃうけど、困ったり不安になったときは、いつでも連絡してくれて構わないからね」
『ふふ、はい。柳田さんも、ですからね』
「うん。あと『YOSSYさん』ですよ、Signorina」
♧
更に、三週間後。
枝依西区──柳田探偵事務所。
まだ一五時過ぎだというのに、電気の点いていない探偵事務所は薄暗いです。
「こん、にち、は……」
アルミ製の扉には、鍵がかけられていません。簡単にキイイイ、と、こちらが不安になるような音をたてて開いてしまいました。不用心なのか、お忙しいのか、判断に困ってしまいます。
「ご、ご不在、ですか?」
少し前まで、若菜さんが換気をなさっていたのでしょうか。スンと吸った事務所の空気に、晩秋の外気の匂いが残っています。
「うーん」
どうやら、お二人ともご不在ですね。アポを取らないで突然やってきたわたしも良くないので、日を改め──。
「おい」
「きゃあああああーっ?!」
「だーっ、テメーもか?! ウルっセーんだよ、甲高ぇ声でいちいち叫ぶな!」
背後からかけられた低い声に、肩を縮めて跳び跳ねるように驚いてしまいました。爆速の心臓そのままに振り返ると、探偵の柳田さんが、そこにいらして。
「やや、や、柳田、さん」
ふわふわの赤茶けた髪の毛。
縦に細長い躯体。
眠たそうな瞼と、ちょっとだけ痩けたような骨張ったお顔立ち。
双子でもここまで印象が違うのに、わたし、あの時どうして間違ってしまったんでしょうか。今思い返すとまったく理解できません……恥ずかしい。
「随分とご無沙汰じゃねーの」
大きなあくびがひとつ。かかとをガスガスと鳴らして、後頭部付近を掻きながら、わたしの横を抜けて、窓際の事務机へと向かわれます。
「あ、はい、すみません。その、模試とか定期考査とか、で、忙しくなりまして」
「へー、模範的なコーコーセーだな。ご苦労なこった」
わたし──小田蜜葉は、久々に探偵事務所へ来られました。
サムくんとエニーちゃんの初めてのパフォーマンスの翌日に、衣装の修正作業に同席させていただいて、それっきりだったのです。
「でぇ?」
事務椅子にお座りになる、探偵の柳田さん。
「アンタは今日、何しに来た」
「あっ、その、進、進路について、若菜さんにいくつか、ご相談、したくて」
「ふーん? アイツに相談たァ物好きだな、マジで」
「衣装デザインの、関係なので。えと、被服については、若菜さんのが、お詳しいかなと!」
「あー」
身を預けられた背もたれが、悲痛な悲鳴を上げています。うーん、壊れてしまわないんでしょうか……不安です。
「あの、若菜さんは、どちらに?」
「さーな」
左足を高く組んだ探偵の柳田さんの、眠たそうな視線が流れてきます。
「鍵かけてねーのにここに居ねぇっつーことは、下じゃねぇのか」
「下、ですか」
コンビニのことですね。上がってくる前に、お姿は見えなかったように記憶していますが。
「それか、隣だな」
「と、隣?」
「あー。花屋がある」
「は、お花屋さん、ですか」
「あー。練習してるマジックの出来をいっつも見せに行ってんだ、アイツ」
そうか。若菜さんはマジシャンを志して、こちらにいらしたというお話でしたもんね。日々練習なさっているんだ、若菜さんも。やっぱり素敵です。
「んっと、待ってろ。確認する」
くるりと事務椅子を回転させて立ち上がる、探偵の柳田さん。そこから彼の大股で一歩半の『田』の窓ガラスを、カラカラと引き開けられて。
「…………」
「…………」
「やっぱりな」
くるりと振り返られる、探偵の柳田さん。
「花屋からうるせぇ声がする。とっとと行ってこい」
親指で指された方向を行け、ということでしょう。
「は、はいっ。ありがとう、ございます!」
くあ、と漏れたあくびを右掌でお隠しになって、ぐっと伸びをされました。わあ、ホントに縦に長い。
深々と頭を下げるわたし。
それから、事務所の扉をなるべく音がしないよう静かに開閉させて、若菜さんの元へ急ぎます。
お話ししたいことが、たくさんあるんです。
わたし、学校にはなかよしなお友達って居なくて、唯一今なかよしだなと思えるのが、若菜さんだけなんです。
早くお話ししたいな。若菜さんの元気なお姿を見て、わたしも元気になりたいです!
柳田善一もといYOSSY the CLOWNは、サムとエニーを連れて世界中公演を開始した。
もとはと言えば、特別に世界中公演などと銘打つような、大事になる予定ではなかった。年末だということでたまたま公演依頼が重なり、おのずとそうなってしまったに等しい。
「──てことで、しばらく直接会えなくなっちゃうから、その電話だったの」
「蜜葉。絶対に、エニーたち、帰ってくるから、また、それまで、デザインしててくれる?」
『はい、もちろんです。お気を付けて、行ってきてくださいね』
出立前の夜。
サムとエニーは、善一のスマートフォンから小田蜜葉へ、テレビ通話で電話をかけた。双子があまりにも画面いっぱいに寄るので、蜜葉はその可愛らしさから、ひっそりとそれをスクリーンショット撮影している。
「まずどこだったっけ、ヨッシー」
「上海!」
画面に寄っている双子の背後遠くから、善一の声が上がる。出立準備に追われているのだろうと、蜜葉は声の距離から覚る。
「その後香港、シンガポール、メルボルン。飛んでアメリカのダラスとラスベガス。カナダのエドモントン」
『ふわあ、本当に、たくさん……』
徐々に声が近付いてくる。そのうちに、自然とエニーが場所を善一に譲り、サムとエニーと入れ代わるように善一単体が画面に映った。
「その後、スペインのバルセロナからヨーロッパ入りするよ。フランスのリヨン方面からローザンヌ、チューリッヒ、ナポリ、ミュンヘン。で、ブリュッセルで画家のSignore秀介と共演があるんだ」
『わあ、いよいよなんですね!』
「うん。打ち合わせに取れる日が少ないのがネックだけど、必ずなんとかしてみせる」
柔く笑む善一は、画面の向こうで瞳を輝かせる蜜葉を眺め、言葉にすることで、自らにそう暗示をかけていた。
『あの、柳田さんなら、必ず成功、できます』
「merci、『YOSSYさん』だけど」
『出来ることなら、わたしも、観に行きたいくらい、です』
「そう? フフ、嬉しいな」
『ほん、ホントは、えと、全部のステージを、その』
照れ恥じらいの、肩の竦め方。視線を外した、蜜葉の赤い頬。
『柳田さんの、ひ、光を撒く、素敵なお姿、を、その、わたし……わたしがたくさん、見ておきたい、というか』
貼った笑みがボロ、と剥がれるのに時間はかからず。善一は二秒間だけ硬直して、我に返るなり咳払いで仮面をかけ直す。
「こ、今度、招待する。まだ一度も観てもらえてないよね。そういえば」
初回が路上のそれで、しかも蜜葉はYOSSY the CLOWNの『着衣に』目を奪われ、そこから着想を得てB5大のノートにデザインを起こしていた。その際、YOSSY the CLOWNが何をしていたのかはわかっておらず。
苦笑でかわす蜜葉は、「楽しみです」と顔を上げた。
「あの、帰ってきたら、さ」
『はい』
「…………」
『ん?』
「いや。また時差が出来ちゃうけど、困ったり不安になったときは、いつでも連絡してくれて構わないからね」
『ふふ、はい。柳田さんも、ですからね』
「うん。あと『YOSSYさん』ですよ、Signorina」
♧
更に、三週間後。
枝依西区──柳田探偵事務所。
まだ一五時過ぎだというのに、電気の点いていない探偵事務所は薄暗いです。
「こん、にち、は……」
アルミ製の扉には、鍵がかけられていません。簡単にキイイイ、と、こちらが不安になるような音をたてて開いてしまいました。不用心なのか、お忙しいのか、判断に困ってしまいます。
「ご、ご不在、ですか?」
少し前まで、若菜さんが換気をなさっていたのでしょうか。スンと吸った事務所の空気に、晩秋の外気の匂いが残っています。
「うーん」
どうやら、お二人ともご不在ですね。アポを取らないで突然やってきたわたしも良くないので、日を改め──。
「おい」
「きゃあああああーっ?!」
「だーっ、テメーもか?! ウルっセーんだよ、甲高ぇ声でいちいち叫ぶな!」
背後からかけられた低い声に、肩を縮めて跳び跳ねるように驚いてしまいました。爆速の心臓そのままに振り返ると、探偵の柳田さんが、そこにいらして。
「やや、や、柳田、さん」
ふわふわの赤茶けた髪の毛。
縦に細長い躯体。
眠たそうな瞼と、ちょっとだけ痩けたような骨張ったお顔立ち。
双子でもここまで印象が違うのに、わたし、あの時どうして間違ってしまったんでしょうか。今思い返すとまったく理解できません……恥ずかしい。
「随分とご無沙汰じゃねーの」
大きなあくびがひとつ。かかとをガスガスと鳴らして、後頭部付近を掻きながら、わたしの横を抜けて、窓際の事務机へと向かわれます。
「あ、はい、すみません。その、模試とか定期考査とか、で、忙しくなりまして」
「へー、模範的なコーコーセーだな。ご苦労なこった」
わたし──小田蜜葉は、久々に探偵事務所へ来られました。
サムくんとエニーちゃんの初めてのパフォーマンスの翌日に、衣装の修正作業に同席させていただいて、それっきりだったのです。
「でぇ?」
事務椅子にお座りになる、探偵の柳田さん。
「アンタは今日、何しに来た」
「あっ、その、進、進路について、若菜さんにいくつか、ご相談、したくて」
「ふーん? アイツに相談たァ物好きだな、マジで」
「衣装デザインの、関係なので。えと、被服については、若菜さんのが、お詳しいかなと!」
「あー」
身を預けられた背もたれが、悲痛な悲鳴を上げています。うーん、壊れてしまわないんでしょうか……不安です。
「あの、若菜さんは、どちらに?」
「さーな」
左足を高く組んだ探偵の柳田さんの、眠たそうな視線が流れてきます。
「鍵かけてねーのにここに居ねぇっつーことは、下じゃねぇのか」
「下、ですか」
コンビニのことですね。上がってくる前に、お姿は見えなかったように記憶していますが。
「それか、隣だな」
「と、隣?」
「あー。花屋がある」
「は、お花屋さん、ですか」
「あー。練習してるマジックの出来をいっつも見せに行ってんだ、アイツ」
そうか。若菜さんはマジシャンを志して、こちらにいらしたというお話でしたもんね。日々練習なさっているんだ、若菜さんも。やっぱり素敵です。
「んっと、待ってろ。確認する」
くるりと事務椅子を回転させて立ち上がる、探偵の柳田さん。そこから彼の大股で一歩半の『田』の窓ガラスを、カラカラと引き開けられて。
「…………」
「…………」
「やっぱりな」
くるりと振り返られる、探偵の柳田さん。
「花屋からうるせぇ声がする。とっとと行ってこい」
親指で指された方向を行け、ということでしょう。
「は、はいっ。ありがとう、ございます!」
くあ、と漏れたあくびを右掌でお隠しになって、ぐっと伸びをされました。わあ、ホントに縦に長い。
深々と頭を下げるわたし。
それから、事務所の扉をなるべく音がしないよう静かに開閉させて、若菜さんの元へ急ぎます。
お話ししたいことが、たくさんあるんです。
わたし、学校にはなかよしなお友達って居なくて、唯一今なかよしだなと思えるのが、若菜さんだけなんです。
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