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第2章 教会と王国
第35話 罠
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「カズヤお兄ちゃん。ネスティアお姉ちゃん帰ってこないね」
「そうだね‥‥」
ダクトの宿屋に帰ってきて日が落ちるのを見送っている。
リリーちゃんが心配して声を上げる。僕も同意してため息をつく。
「教会に向かったんだよな。プロメテウスがいるとか? あいつ、王都の本部にいることが多かった。ここに来た理由はカズヤか?」
「た、たぶん‥‥」
ダクトさんも心配するリリーちゃんの頭を撫でながら聞いてくる。プロメテウスさんの目的は僕だったと思う。
冒険者ギルドの依頼もそれが目的だったと思うしね。
「ふむ、ジャックを呼んでくる。教会に行くぞカズヤ。リリー、またドロンの所で待っていられるか?」
「うん! 待ってるね」
ダクトが声を上げるとリリーちゃんが素直に答えて身支度を始める。お泊り会の準備って感じだな。リリーちゃんは楽しんでるな。
「おい! カズヤ、ネスティアさんが帰ってきてないって本当か?」
リリーちゃんをドロンさんのお店に預けると、ジャックも来て声を上げる。暗くなった町に彼の声が木霊する。
「ああ、本当だ。だからお前を呼んだ。プロメテウスは俺と同等の戦士だ。他にもいる可能性があるから戦力をそろえた」
「‥‥教会と争うことになるのか?」
ダクトの声にジャックが緊張した面持ちで問いかける。彼の声にダクトはゆっくりと頷く。
「教会も騎士団長のネスティアを捕まえているなら勝機はある。騎士団が味方に付くからな」
「物騒な話ですね‥‥」
ダクトの話を聞いて、あまりいい気持にならない。誰が敵でとか、そんなの考えたくないな~。
「プロメテウスが先に手を出した。奴がどう出るかで戦争になるか‥‥。ネスティアを諦めるなら、行かなければいいんだが」
「それはダメだよ」
「だろ? なら行くしかないってわけだ。悩むよりも飛び込むぞ」
話は終わってダクトは先頭を歩き出す。教会への暗い街中を歩いていく。
夜の街に変わっていたゼクテム。露出の多い女性が声をかけてくるけれど、ダクトとジャックの顔を見て離れていく。真剣な面持ちの二人は殺気を含む、隣を歩いている僕も背筋に寒気が走ってる。
「たのも~!」
暗く静まり返った教会の扉を開き声を上げるダクト。声が響いて木霊に変わり帰ってくる。
「‥‥誰もいない?」
あまりの静けさにジャックが声を漏らす。僕も首を傾げて教会の中を見回す。
ゼネスっていう創造主の像が中央に立っている教会内。月の光が天井から降りてきて、像を照らしてる。
像を見ているとゆらりと影が揺れたように感じて目をこする。
「気のせいかな?」
僕は気のせいと思い背を向ける。しかし、その時、背中を風が触る。
「【シャドウハイド】の魔法か!」
僕の背中を狙った攻撃をダクトがはじいた。その攻撃が不発に終わって風が凪いだのか。
ダクトの声と共に教会のあらゆる影から人影が現れる。
【シャドウハイド】の魔法は影に入ることが出来る魔法といったところか? 僕の作った魔物達みたいな魔法だな。
「はっは~! やる気満々じゃねえか! たぎってくるぜ!」
ジャックが声を上げて槍をぶん回す。教会の柱も関係なく切り裂く槍の嵐。
僕とダクトはしゃがむしかないな。
「ジャック! ここは任せたぞ! カズヤ! 俺達は地下への通路だ!」
「は、はい!」
ダクトの声に答えて彼についていく。背後からジャックの楽しそうな声と鉄と鉄のぶつかるような音が聞こえてくる。
「ジャックなら大丈夫だ。奇襲をしてくるような奴には負けねえよ」
背後を伺っているとそんな声をかけてくれるダクト。心配だったけど、彼の声で自分の心配をするべきだと理解した。この中で僕が一番弱いんだ。しっかりと準備をしておこう。
「スラッチ」
「ピキ~」
肩にスラッチを乗せてダクトの背中を追いかける。周囲警戒はスラッチに任せる。僕じゃわからないからね。
「ピキ!」
「ははは、やるじゃねえか!」
水の槍を急に射出するスラッチ。見事に影に隠れていた人影を倒す。影は魔物なのか、消えていく。
「【シャドウドール】か。悪趣味な魔物を連れてやがる。教会の暗部ってわけか」
【シャドウドール】? 魔物ってことはもしかして?
僕はおもむろにスキルを発動させる。ダクトは前を向いているから気づかないはず。
ーーーーー
【所持核】
なし
【作成可能なモンスター】
スライム ×
ウルフ ×
ゴブリンウォーリア×
ゴブリンメイジ ×
ゴブリンアーチャー×
ゴブリンジェネラル×
シャドウドール ×
ーーーーー
思った通りだ。僕と僕の魔物達が倒した魔物を作ることが出来るってわけだ。少し作っておくかな。
「これはこれは。お姫様を助ける王子様方のご到着ね」
地下通路を進んでいくと大きな部屋にたどり着く。黒い石造りの大きな部屋。天井にぶら下がる焚火の入った桶があたりを照らすだけの薄暗い部屋。
部屋に入るとすぐに聞き覚えのある声が聞こえてくる。
「プロメテウス。何をしてるのかわかってるのか?」
「ダクトさん。わからずにこんなことが出来ると思ってる?」
ダクトに声の主のプロメテウスが答える。クスッとからかう様に笑いながら近づいてくる。
「お姫様はこの先にいるわ。通りたければ私を倒すことね」
そう言ってプロメテウスは天井からぶら下がっていた鎖を引っ張る。焚火の入った桶のような明かりが落ちてきて、彼の武器に変わる。
「そうだね‥‥」
ダクトの宿屋に帰ってきて日が落ちるのを見送っている。
リリーちゃんが心配して声を上げる。僕も同意してため息をつく。
「教会に向かったんだよな。プロメテウスがいるとか? あいつ、王都の本部にいることが多かった。ここに来た理由はカズヤか?」
「た、たぶん‥‥」
ダクトさんも心配するリリーちゃんの頭を撫でながら聞いてくる。プロメテウスさんの目的は僕だったと思う。
冒険者ギルドの依頼もそれが目的だったと思うしね。
「ふむ、ジャックを呼んでくる。教会に行くぞカズヤ。リリー、またドロンの所で待っていられるか?」
「うん! 待ってるね」
ダクトが声を上げるとリリーちゃんが素直に答えて身支度を始める。お泊り会の準備って感じだな。リリーちゃんは楽しんでるな。
「おい! カズヤ、ネスティアさんが帰ってきてないって本当か?」
リリーちゃんをドロンさんのお店に預けると、ジャックも来て声を上げる。暗くなった町に彼の声が木霊する。
「ああ、本当だ。だからお前を呼んだ。プロメテウスは俺と同等の戦士だ。他にもいる可能性があるから戦力をそろえた」
「‥‥教会と争うことになるのか?」
ダクトの声にジャックが緊張した面持ちで問いかける。彼の声にダクトはゆっくりと頷く。
「教会も騎士団長のネスティアを捕まえているなら勝機はある。騎士団が味方に付くからな」
「物騒な話ですね‥‥」
ダクトの話を聞いて、あまりいい気持にならない。誰が敵でとか、そんなの考えたくないな~。
「プロメテウスが先に手を出した。奴がどう出るかで戦争になるか‥‥。ネスティアを諦めるなら、行かなければいいんだが」
「それはダメだよ」
「だろ? なら行くしかないってわけだ。悩むよりも飛び込むぞ」
話は終わってダクトは先頭を歩き出す。教会への暗い街中を歩いていく。
夜の街に変わっていたゼクテム。露出の多い女性が声をかけてくるけれど、ダクトとジャックの顔を見て離れていく。真剣な面持ちの二人は殺気を含む、隣を歩いている僕も背筋に寒気が走ってる。
「たのも~!」
暗く静まり返った教会の扉を開き声を上げるダクト。声が響いて木霊に変わり帰ってくる。
「‥‥誰もいない?」
あまりの静けさにジャックが声を漏らす。僕も首を傾げて教会の中を見回す。
ゼネスっていう創造主の像が中央に立っている教会内。月の光が天井から降りてきて、像を照らしてる。
像を見ているとゆらりと影が揺れたように感じて目をこする。
「気のせいかな?」
僕は気のせいと思い背を向ける。しかし、その時、背中を風が触る。
「【シャドウハイド】の魔法か!」
僕の背中を狙った攻撃をダクトがはじいた。その攻撃が不発に終わって風が凪いだのか。
ダクトの声と共に教会のあらゆる影から人影が現れる。
【シャドウハイド】の魔法は影に入ることが出来る魔法といったところか? 僕の作った魔物達みたいな魔法だな。
「はっは~! やる気満々じゃねえか! たぎってくるぜ!」
ジャックが声を上げて槍をぶん回す。教会の柱も関係なく切り裂く槍の嵐。
僕とダクトはしゃがむしかないな。
「ジャック! ここは任せたぞ! カズヤ! 俺達は地下への通路だ!」
「は、はい!」
ダクトの声に答えて彼についていく。背後からジャックの楽しそうな声と鉄と鉄のぶつかるような音が聞こえてくる。
「ジャックなら大丈夫だ。奇襲をしてくるような奴には負けねえよ」
背後を伺っているとそんな声をかけてくれるダクト。心配だったけど、彼の声で自分の心配をするべきだと理解した。この中で僕が一番弱いんだ。しっかりと準備をしておこう。
「スラッチ」
「ピキ~」
肩にスラッチを乗せてダクトの背中を追いかける。周囲警戒はスラッチに任せる。僕じゃわからないからね。
「ピキ!」
「ははは、やるじゃねえか!」
水の槍を急に射出するスラッチ。見事に影に隠れていた人影を倒す。影は魔物なのか、消えていく。
「【シャドウドール】か。悪趣味な魔物を連れてやがる。教会の暗部ってわけか」
【シャドウドール】? 魔物ってことはもしかして?
僕はおもむろにスキルを発動させる。ダクトは前を向いているから気づかないはず。
ーーーーー
【所持核】
なし
【作成可能なモンスター】
スライム ×
ウルフ ×
ゴブリンウォーリア×
ゴブリンメイジ ×
ゴブリンアーチャー×
ゴブリンジェネラル×
シャドウドール ×
ーーーーー
思った通りだ。僕と僕の魔物達が倒した魔物を作ることが出来るってわけだ。少し作っておくかな。
「これはこれは。お姫様を助ける王子様方のご到着ね」
地下通路を進んでいくと大きな部屋にたどり着く。黒い石造りの大きな部屋。天井にぶら下がる焚火の入った桶があたりを照らすだけの薄暗い部屋。
部屋に入るとすぐに聞き覚えのある声が聞こえてくる。
「プロメテウス。何をしてるのかわかってるのか?」
「ダクトさん。わからずにこんなことが出来ると思ってる?」
ダクトに声の主のプロメテウスが答える。クスッとからかう様に笑いながら近づいてくる。
「お姫様はこの先にいるわ。通りたければ私を倒すことね」
そう言ってプロメテウスは天井からぶら下がっていた鎖を引っ張る。焚火の入った桶のような明かりが落ちてきて、彼の武器に変わる。
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