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第1章 村スキル
第29話 ゾンビ1
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「おはようございますルーザーさん」
「よう、ムラタ」
僕は夜遅くに帰ってきてすぐに宿屋に戻り眠りについた。そして、次の日。
朝早く冒険者ギルドにやってくるとルーザーさんも既に来ていた。エクス達はまだいないみたいだな。
「今日は朝から冒険者が列をなしてるぞ。街道の魔物の討伐依頼は報酬が高くなってるからな」
ルーザーさんがそう言って受付を見る。受付には男女共に沢山の冒険者が列をなしてる。
「どんな魔物の依頼があるんですかね?」
「ああ、どうやらゾンビの類みたいだ。ゴブリンなんかを倒したけど、処理しなかった奴がいるみたいだな。ゾンビになると厄介なんだ。強くなって蘇るからな。毒も持っているし」
僕の疑問にルーザーさんが答える。
それで報酬も高くなってるのか。ゾンビになって強くなるって言ってもゴブリン程度なら僕でも大丈夫だろう。ジャネット達もいるしな。
「あ~、ジャン達がいなくなる時ってわかったりするか?」
「え? ああ、それが分からないんです。一日に一回あるんですけど」
「そうか……。エクス達と合流したほうがいいかもな。少し様子を見よう」
ルーザーさんの問いかけに答えると、彼は顎に手を当てて考え込んだ。
「僕だけじゃ心もとないですよね」
「ん? はは、そんなにガッカリするなよ。コボルトロードの時みたいにお前を死なせたくないんだ。あれは俺のせいでもあるからな。万全を期す、ただそれだけのことだ」
僕が苦笑いをして話すと彼は慰めてくれる。
ルーザーさんは優しいから僕を死なせたくないんだろうな。それは分かっているんだけど、やっぱり僕は情けなく思ってしまう。もっともっと強くなりたいな。
「エクス達遅いな」
ルーザーさんが暇そうにそう言って外への扉を見つめる。
エクス達は今日は休みなのかな? 一時間程待ってるんだけど、一向に来る気配がない。
「本か。暇つぶしにいいな」
「これは魔法書ですよ」
「魔法? ムラタは魔法も覚えようとしてるのか」
ルーンの魔法を見て、僕は僕のできることを全力でしようと考えついた。【支援魔法】と【回復魔法】を覚えたいと思ってる。
といっても、適性がないと覚えられない。適性テストをやらないとダメだ。支援魔法も回復魔法も光の適性がないとダメ。そのテストは属性それぞれで違う。
火は手頃は火を掴んで熱いか熱くないか。水はしずくを掴んで自分の体を這わせることができるか、といった具合だ。
光は太陽の光を掴むことが出来るかというものだ。得意げに言っているけど、今わかった。光の属性は珍しい、と言うことで最後の方に書かれてる。早速やってみよう。
「えっと光に手のひらを向ける。光が十分手のひらを温めるのを感じて目を閉じ、手のひらを閉じる。その時に小さな球のようなものを感じたら……。ん?」
魔法書に書かれたことを実行していく。すると球を感じた。小さくない、こぶしを握れないほどの球だ。思わず目を開けると光の球が手のひらに出来上がっていた。
「おい、それって?」
「できちゃいました」
驚くルーザーさんにはははと笑い答える。こんなに簡単にできていいのかな?
「ほんとムラタは規格外だな。頼もしい限りだ。光ってことは支援魔法か」
「あ、はい! 回復魔法も覚えようと思って。ルーンも攻撃に加わればもっと簡単に敵を倒せそうなので」
ルーザーさんの問いかけに答えると彼は微笑んでくれる。
「まあ、無理なくやってくれ。詠唱は分かるのか?」
「えっと、わからないのでルーンに聞こうかなって」
『赤い夜がやってきました。防衛者を雇ってください。【赤い騎士ジャネット 100ラリ】【青い剣士ジャン 100ラリ】【緑の狼ルドラ 100ラリ】【金色の魔法使いルーン 100ラリ】』
「あ……」
ルーザーさんの問いかけに答えていると、空気を読まない声が聞こえてくる。村のウィンドウを見つめると城壁が二重になった村にみんなを雇い入れる。
てきぱきと動き出すジャネット達。イカルスも城壁の上のバリスタに着いてるな。
「なるほど、ルーンを城壁の上に配置して支援魔法をばらまいてもらってるのか。戦略もイカルスがやってるのかな? 勉強になるな」
背の高い城壁の上にルーンが配置されてる。
そこから結構な距離を支援魔法が飛んでいく。ジャネットとルドラに支援魔法がかかると、走る速度が変わってコボルトの群れを一掃していく。今回も簡単に討伐していくな~。
『赤黒い夜がやってきました』
「え? 今度はなに?」
ジャネット達の活躍を見ていると黒い靄が村のウィンドウの中を犯していく。赤かった世界の色が黒みがかって不気味に変わっていく。
『ギャアァァァァァァァ!』
「え!? この声って! コボルトロード?」
忘れたくても忘れられない声が聞こえてくる。ルーザーさんには聞こえてない。僕にしか聞こえない声だ。
村のウィンドウを見ると村に凄いスピードでかけるコボルトロードが見える。
「まずいんじゃ?」
コボルトロードはルーザーさんが倒した。ジャネット達でも苦戦するはずだ。
心配してウィンドウに釘付けになる。でも、そんな心配は杞憂だった。
ルーンの支援魔法がかかったジャンがコボルトロードを引き付けてガード、その隙にジャネットとルドラの魔法が体を貫く。とどめにルーンの光の槍がコボルトロードを地面に縫い付ける。
それでもまだ動くコボルトロードにジャネットが紫色の槍となって体ごと奴を貫く。顔面のなくなったコボルトロードは地面に伏した。
「は、はは……。僕にはもったいない仲間達だな~」
みんなそれぞれの長所を生かして戦ってる。羨ましく思いながらも頼れる仲間で誇らしい。僕も彼らのような力が欲しいな。僕も彼らを守りたいから。
赤黒い夜の報酬は普通の赤い夜とは別に報酬がもらえた。
赤い夜の報酬は【4500ラリ】と【魔法書2巻】赤黒い夜の報酬が【コボルトロードの核】。魔石とは違うコボルトロードの核。ルーザーさんに見せてみたけど、わからない様子。宿屋の自室に魔法書2巻と一緒に保管しておくことにした。
「よう、ムラタ」
僕は夜遅くに帰ってきてすぐに宿屋に戻り眠りについた。そして、次の日。
朝早く冒険者ギルドにやってくるとルーザーさんも既に来ていた。エクス達はまだいないみたいだな。
「今日は朝から冒険者が列をなしてるぞ。街道の魔物の討伐依頼は報酬が高くなってるからな」
ルーザーさんがそう言って受付を見る。受付には男女共に沢山の冒険者が列をなしてる。
「どんな魔物の依頼があるんですかね?」
「ああ、どうやらゾンビの類みたいだ。ゴブリンなんかを倒したけど、処理しなかった奴がいるみたいだな。ゾンビになると厄介なんだ。強くなって蘇るからな。毒も持っているし」
僕の疑問にルーザーさんが答える。
それで報酬も高くなってるのか。ゾンビになって強くなるって言ってもゴブリン程度なら僕でも大丈夫だろう。ジャネット達もいるしな。
「あ~、ジャン達がいなくなる時ってわかったりするか?」
「え? ああ、それが分からないんです。一日に一回あるんですけど」
「そうか……。エクス達と合流したほうがいいかもな。少し様子を見よう」
ルーザーさんの問いかけに答えると、彼は顎に手を当てて考え込んだ。
「僕だけじゃ心もとないですよね」
「ん? はは、そんなにガッカリするなよ。コボルトロードの時みたいにお前を死なせたくないんだ。あれは俺のせいでもあるからな。万全を期す、ただそれだけのことだ」
僕が苦笑いをして話すと彼は慰めてくれる。
ルーザーさんは優しいから僕を死なせたくないんだろうな。それは分かっているんだけど、やっぱり僕は情けなく思ってしまう。もっともっと強くなりたいな。
「エクス達遅いな」
ルーザーさんが暇そうにそう言って外への扉を見つめる。
エクス達は今日は休みなのかな? 一時間程待ってるんだけど、一向に来る気配がない。
「本か。暇つぶしにいいな」
「これは魔法書ですよ」
「魔法? ムラタは魔法も覚えようとしてるのか」
ルーンの魔法を見て、僕は僕のできることを全力でしようと考えついた。【支援魔法】と【回復魔法】を覚えたいと思ってる。
といっても、適性がないと覚えられない。適性テストをやらないとダメだ。支援魔法も回復魔法も光の適性がないとダメ。そのテストは属性それぞれで違う。
火は手頃は火を掴んで熱いか熱くないか。水はしずくを掴んで自分の体を這わせることができるか、といった具合だ。
光は太陽の光を掴むことが出来るかというものだ。得意げに言っているけど、今わかった。光の属性は珍しい、と言うことで最後の方に書かれてる。早速やってみよう。
「えっと光に手のひらを向ける。光が十分手のひらを温めるのを感じて目を閉じ、手のひらを閉じる。その時に小さな球のようなものを感じたら……。ん?」
魔法書に書かれたことを実行していく。すると球を感じた。小さくない、こぶしを握れないほどの球だ。思わず目を開けると光の球が手のひらに出来上がっていた。
「おい、それって?」
「できちゃいました」
驚くルーザーさんにはははと笑い答える。こんなに簡単にできていいのかな?
「ほんとムラタは規格外だな。頼もしい限りだ。光ってことは支援魔法か」
「あ、はい! 回復魔法も覚えようと思って。ルーンも攻撃に加わればもっと簡単に敵を倒せそうなので」
ルーザーさんの問いかけに答えると彼は微笑んでくれる。
「まあ、無理なくやってくれ。詠唱は分かるのか?」
「えっと、わからないのでルーンに聞こうかなって」
『赤い夜がやってきました。防衛者を雇ってください。【赤い騎士ジャネット 100ラリ】【青い剣士ジャン 100ラリ】【緑の狼ルドラ 100ラリ】【金色の魔法使いルーン 100ラリ】』
「あ……」
ルーザーさんの問いかけに答えていると、空気を読まない声が聞こえてくる。村のウィンドウを見つめると城壁が二重になった村にみんなを雇い入れる。
てきぱきと動き出すジャネット達。イカルスも城壁の上のバリスタに着いてるな。
「なるほど、ルーンを城壁の上に配置して支援魔法をばらまいてもらってるのか。戦略もイカルスがやってるのかな? 勉強になるな」
背の高い城壁の上にルーンが配置されてる。
そこから結構な距離を支援魔法が飛んでいく。ジャネットとルドラに支援魔法がかかると、走る速度が変わってコボルトの群れを一掃していく。今回も簡単に討伐していくな~。
『赤黒い夜がやってきました』
「え? 今度はなに?」
ジャネット達の活躍を見ていると黒い靄が村のウィンドウの中を犯していく。赤かった世界の色が黒みがかって不気味に変わっていく。
『ギャアァァァァァァァ!』
「え!? この声って! コボルトロード?」
忘れたくても忘れられない声が聞こえてくる。ルーザーさんには聞こえてない。僕にしか聞こえない声だ。
村のウィンドウを見ると村に凄いスピードでかけるコボルトロードが見える。
「まずいんじゃ?」
コボルトロードはルーザーさんが倒した。ジャネット達でも苦戦するはずだ。
心配してウィンドウに釘付けになる。でも、そんな心配は杞憂だった。
ルーンの支援魔法がかかったジャンがコボルトロードを引き付けてガード、その隙にジャネットとルドラの魔法が体を貫く。とどめにルーンの光の槍がコボルトロードを地面に縫い付ける。
それでもまだ動くコボルトロードにジャネットが紫色の槍となって体ごと奴を貫く。顔面のなくなったコボルトロードは地面に伏した。
「は、はは……。僕にはもったいない仲間達だな~」
みんなそれぞれの長所を生かして戦ってる。羨ましく思いながらも頼れる仲間で誇らしい。僕も彼らのような力が欲しいな。僕も彼らを守りたいから。
赤黒い夜の報酬は普通の赤い夜とは別に報酬がもらえた。
赤い夜の報酬は【4500ラリ】と【魔法書2巻】赤黒い夜の報酬が【コボルトロードの核】。魔石とは違うコボルトロードの核。ルーザーさんに見せてみたけど、わからない様子。宿屋の自室に魔法書2巻と一緒に保管しておくことにした。
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