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第一章 愛
第12話 守る為の嘘
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「お母様...」
「ん~? どうしたの? 甘えん坊のルナちゃん」
私はルナ。アイゼンお父様の娘...。お母様に抱っこされて自室のベッドにつれてきてもらったの。
アイの両親の話を聞いて察してしまったの。アイの両親は..
「あの子の...」
「あの子?」
「アイの両親は死んでしまっているみたいなの...」
「えっ!?」
お母さまが狼狽えてるわ。私もそうだったもの、しょうがないわ。狼狽えてるお母様に私はアイから聞いた話を告げるわ。
「救急車? とは救急馬車のことかしら?」
「話を聞いている感じだともっと高度な物みたい。音を鳴らして走るそうよ」
「それがアイちゃんの両親を助けるために連れて行った。でも、死んでいるとは限らないでしょ?」
「死んでしまっているわ。アイの周りの大人たちが逝ってしまったって言っていたみたいなの」
子供なアイなら、その言葉の意味をはき違えるのは明白よね。何処かへ行ってしまったと解釈してしまったんでしょう。そして、帰ってくるのを待ちたくて、家に隠れた。
「それを聞いて、ルナは心を痛めてしまったのね。優しい子ね」
「...」
お母さまは私の心中を察して抱きしめてくれる。私は泣いてしまいそうになるけど、我慢したの。だって、知らずにいるアイが一番悲しいのだから。
「黙っていた方がいいですよね?」
「..そうね。両親と連絡が取れてしばらく、預かることになったって事にするとか?」
「!? でも、それは嘘をアイに言うって事でしょ?」
「そうなるわ。でも、愛するが故につかないといけない嘘もあるわ」
お母さまは悲しく俯いて言っているわ。私も悲しい。アイに本当のことを言ったらどうなってしまうか。考えただけで、私は...
「ううっ。今はお母様に甘えさせてください」
「優しい子ルナ。今はただ泣きなさい」
「泣き止んだら、今度こそ、”妹”を守るから」
「本当に強いわね...」
お母様は昔、私の妹を身籠っていたの。だけど、流行り病に侵されてお母様は妹を手放したの。お父様も涙を流していたわ。
それから、だいぶ経って、私は目を疑ったの。噴水広場で佇むアイに。
勘違いだって言うのは分かっているわ。だけど、私はアイを、妹を私が守るって、今度こそ守るって決めたの! 連れてくる理由がなくて、服が綺麗だったのを利用させてもらったけど、無理やりすぎたと少し後悔しているわ。
「あなたのせいではないのよ。でも、私達も、ルナと一緒に守るわ」
「うん」
お母様の言葉に私は深く頷いたわ。絶対にアイを守る、今度こそ。
「精霊さんクルクルなの~」
「ははは、アイは精霊も見えるのか。凄いな~」
「アイは凄いの~」
アイゼンさんに肩車してもらっているの。アイゼンさんは初めて会った時よりもすっごく元気なの。精霊さんが見えるって言っても全然驚かないの、少し寂しいの。驚いてびっくりした顔が楽しみだったの。
「次は空を飛ぶの~」
「おっ、おお~。これは凄いな」
緑のオットセイさんが角から風を吹き出してくれているの。肩車したまんまのアイたちを浮かせてくれているの。凄いの!
「これは驚いた。エアーフィールドの魔法じゃないか」
「魔法なの?」
「ああ、凄いなアイは~」
大きな広間で風が上に向かって吹いているの。椅子とか机も浮いてて何だか楽しいの。空を泳いでいる感じでアイゼンさんも楽しそうに泳いでいるの。オットセイさんに感謝なの。
「アイ様、そろそろ」
アイゼンさんは楽しんでいたんだけど、オーグナーさんはオロオロしっぱなしだったの。仕方ないからオットセイさんにお願いしてみるの。
「おお、全て元にもどっている...」
「ははは、アイ。楽しかったよ」
「アイも楽しかったの!」
「ではアイ様、お着がえを」
「そうなの! 新しいお洋服を買ったの!」
買い物をしたの忘れていたの。ルナちゃんにも可愛いって言われたいから着替えておくの。オーグナーさんはそう言う所にも気が付くの、流石なの。
オーグナーさんに手を引っ張られて着替える為の部屋に向かったの。アイゼンさんに手を振ると微笑んでくれたの。
「オーグナーさん! どれが可愛いの?」
「どれも可愛いですよ、アイ様」
「む~、それじゃ分からないの!」
買ったお洋服をしまった部屋に来たの。そこにはずらっと10セットのお洋服が並んでいるの。
どれを着ようかと悩んでたの。それでオーグナーさんに聞いたの、だけど、オーグナーさんは全部可愛いって言っているの。お父さんもそんな返答をしていたことがあるの、お母さんはいつも「何でもいいのが一番困るのよね」って言っていたの。全く、男子は~なの。
「ん~? どうしたの? 甘えん坊のルナちゃん」
私はルナ。アイゼンお父様の娘...。お母様に抱っこされて自室のベッドにつれてきてもらったの。
アイの両親の話を聞いて察してしまったの。アイの両親は..
「あの子の...」
「あの子?」
「アイの両親は死んでしまっているみたいなの...」
「えっ!?」
お母さまが狼狽えてるわ。私もそうだったもの、しょうがないわ。狼狽えてるお母様に私はアイから聞いた話を告げるわ。
「救急車? とは救急馬車のことかしら?」
「話を聞いている感じだともっと高度な物みたい。音を鳴らして走るそうよ」
「それがアイちゃんの両親を助けるために連れて行った。でも、死んでいるとは限らないでしょ?」
「死んでしまっているわ。アイの周りの大人たちが逝ってしまったって言っていたみたいなの」
子供なアイなら、その言葉の意味をはき違えるのは明白よね。何処かへ行ってしまったと解釈してしまったんでしょう。そして、帰ってくるのを待ちたくて、家に隠れた。
「それを聞いて、ルナは心を痛めてしまったのね。優しい子ね」
「...」
お母さまは私の心中を察して抱きしめてくれる。私は泣いてしまいそうになるけど、我慢したの。だって、知らずにいるアイが一番悲しいのだから。
「黙っていた方がいいですよね?」
「..そうね。両親と連絡が取れてしばらく、預かることになったって事にするとか?」
「!? でも、それは嘘をアイに言うって事でしょ?」
「そうなるわ。でも、愛するが故につかないといけない嘘もあるわ」
お母さまは悲しく俯いて言っているわ。私も悲しい。アイに本当のことを言ったらどうなってしまうか。考えただけで、私は...
「ううっ。今はお母様に甘えさせてください」
「優しい子ルナ。今はただ泣きなさい」
「泣き止んだら、今度こそ、”妹”を守るから」
「本当に強いわね...」
お母様は昔、私の妹を身籠っていたの。だけど、流行り病に侵されてお母様は妹を手放したの。お父様も涙を流していたわ。
それから、だいぶ経って、私は目を疑ったの。噴水広場で佇むアイに。
勘違いだって言うのは分かっているわ。だけど、私はアイを、妹を私が守るって、今度こそ守るって決めたの! 連れてくる理由がなくて、服が綺麗だったのを利用させてもらったけど、無理やりすぎたと少し後悔しているわ。
「あなたのせいではないのよ。でも、私達も、ルナと一緒に守るわ」
「うん」
お母様の言葉に私は深く頷いたわ。絶対にアイを守る、今度こそ。
「精霊さんクルクルなの~」
「ははは、アイは精霊も見えるのか。凄いな~」
「アイは凄いの~」
アイゼンさんに肩車してもらっているの。アイゼンさんは初めて会った時よりもすっごく元気なの。精霊さんが見えるって言っても全然驚かないの、少し寂しいの。驚いてびっくりした顔が楽しみだったの。
「次は空を飛ぶの~」
「おっ、おお~。これは凄いな」
緑のオットセイさんが角から風を吹き出してくれているの。肩車したまんまのアイたちを浮かせてくれているの。凄いの!
「これは驚いた。エアーフィールドの魔法じゃないか」
「魔法なの?」
「ああ、凄いなアイは~」
大きな広間で風が上に向かって吹いているの。椅子とか机も浮いてて何だか楽しいの。空を泳いでいる感じでアイゼンさんも楽しそうに泳いでいるの。オットセイさんに感謝なの。
「アイ様、そろそろ」
アイゼンさんは楽しんでいたんだけど、オーグナーさんはオロオロしっぱなしだったの。仕方ないからオットセイさんにお願いしてみるの。
「おお、全て元にもどっている...」
「ははは、アイ。楽しかったよ」
「アイも楽しかったの!」
「ではアイ様、お着がえを」
「そうなの! 新しいお洋服を買ったの!」
買い物をしたの忘れていたの。ルナちゃんにも可愛いって言われたいから着替えておくの。オーグナーさんはそう言う所にも気が付くの、流石なの。
オーグナーさんに手を引っ張られて着替える為の部屋に向かったの。アイゼンさんに手を振ると微笑んでくれたの。
「オーグナーさん! どれが可愛いの?」
「どれも可愛いですよ、アイ様」
「む~、それじゃ分からないの!」
買ったお洋服をしまった部屋に来たの。そこにはずらっと10セットのお洋服が並んでいるの。
どれを着ようかと悩んでたの。それでオーグナーさんに聞いたの、だけど、オーグナーさんは全部可愛いって言っているの。お父さんもそんな返答をしていたことがあるの、お母さんはいつも「何でもいいのが一番困るのよね」って言っていたの。全く、男子は~なの。
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