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第2章 国
第26話 たわわ~
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大量の戦力を作り出してから次の日、俺はのんびりと家で過ごした。
町の中央に作った大きな家の三階で大きめのベッドに横たわっている。なんとも豪勢な家だろうか。
二階にはリックとマイル親子の部屋があって一回には温泉の出るお風呂。ガーツとダーツが水道管を伸ばして作ってくれたのだ。温泉も溶岩の横を通らせただけの川の水、それも水道管だけでやってのけてくれた。本来は溶岩の横に水溜めを作って、何段階かの段差を作って湯を冷まさせるのだそうだが、水道管が温泉を引いていくうちに温度が丁度良くなっている。それも計算していると思うとガーツ達は頭も良いのかもしれない。まあ、たぶん脳筋だとおもうけどな。
「昼風呂でもはいろうかな~」
寝っ転がりながらこれから何をしようか呟く。戦力は一日で作り出してしまったのでやることがないんだよね。あれだけ作っても制作スキルは27レベルで止まっている。盗賊を殺してレベルが上がるようになった時のような違和感を感じるな。次は騎士でも殺してみるか? この間の一人生き残った騎士をこの手で殺しておくべきだったかな。まあ、この違和感に気づいたのは帰還してきて、初めて気づいたから仕方ないか。
「ファイア~」
「その調子!」
外ではアイリとマイルの声が聞こえてくる。三階の窓から外を覗くと二人の声が聞こえてきた。二人は魔法の訓練をしているようだ。ドワーフの集落に行ったときには結局活躍出来なかったから、どの程度使えるのかわからなかったけど、アイリが火炎放射のような魔法を使えているのを見るとマイルは相当なのが伺える。ってか、杖達の魔法と名前が違うな。もしかして、俺が作った杖だから、和名になっているのか? 個人的には忍術っぽい方がかっこいいと思っているからいいんだけど、こっちの世界の人に聞かれたらめんどくさいことになりそうだな。この町限定で使わせた方がよさげだな。
「二人とも頑張ってるね~」
「ヒフミ様! 起こしてしまいましたか?」
二人に労いの言葉をかけるとマイルは顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。マイルはアイリの母親なんだけど、なんと俺の二歳年上……壮絶な人生を歩んでいるよな~。村で子供が作れるようになったら夫をもらって子供を授かる、それはこの世界では普通のことのようだから心に傷はないだろうけど、夫は殺されてしまっているわけで……慰めの言葉も見つからない。彼女達はみんなそんな境遇だからな、ここではそんな思いはさせたくないので俺が頑張っているわけだ。
レイニー達も自分たちで仕事を作って、鉄騎士の馬車でヤンバのいるエレベスと貿易をしている。俺がいない時も定期的に作った服やらを売ったりしているようだ。これから畑で取れた食べ物も卸すらしいが服の方が需要がありそうだな。金に関してはポーションを売るだけで大丈夫なんだけど、彼らは荷物になりたくないみたいでやれることは最大限やると申し出てくれたんだよな。ドワーフ達と仲良くできるか心配だったけど、差別のようなことは起きていない。マイル達はそれなりに差別される側の心情を知っているんだろうな。
「さて、風呂行くかな」
マイル達の魔法を見ていても面白いのだが、贅沢に温泉に行こうじゃないか。この世界に来てから血生臭い思いしかしなかったが、まさか、お昼に温泉に入れる環境が作れるとはな。ドワーフ達に感謝だな。
「ふぃ~。あとは温泉卵があればな~。こんど鶏とかを買ってきてもらうか……って鶏っているのかな?」
温泉に入りながらつぶやく。エレベスで食べたものの中に卵っぽいものはあった。しかし、小さかったんだよな。あのサイズじゃ、うずらの卵だ。温泉卵にするにはやっぱり鶏サイズじゃないとな。
とにかく、温泉で卵をゆでて作る。これは決定事項だ。
「早く兵士たちが来ないかな~。来ないと俺がゆでだこになっちまうよ」
エレベスに行くには厄介ごとを済ませないといけないんだよな。さすがに留守中に全滅させました~、なんて報告されても気が気じゃないし。多くて八百人もの死体をスライム井戸に捨てるわけにもいかないからな。そういえば、死体はどうしようか……リビングアーマー達を付けさせて生ける屍に? いやいや、臭くなったら流石に嫌だしな~。
「困ったな~」
「何が困ったんですかヒフミ様」
「いやね。敵を始末した後の死体がさ~……。えっ?」
「そうですね~。八百人以上来るんですもんね」
「そうだよね~」
「ななな~!」
湯船につかって独り言を言っていると誰かが肯定してきた。声の方向へと首を回すとたわわな二つのお山とアイリがお湯をかけあっていた。俺は湯船に潜り思考を巡らせる。
な、なんでお山さんとアイリが~。さっきまで魔法の練習をしていたのに。マイルの名前がお山さんになるほどに混乱している俺。もちつけ俺、ここは童貞チカラを捨てて賢者チカラを覚醒させるのだ。
「なんで二人がいるんだよ」
賢者チカラで何とか口を開く。頑張れ俺。
「汗をかいてしまって。それにヒフミ様のお背中を流そうと思って」
「アイリも流したい!」
健康な高校生な俺には刺激が強いんだよ。ヘタレな俺は撤退の動きを取る。
「じゃあ、俺はそろそろ。長湯は体に毒だからな」
「あ~、ヒフミ様……」
マイルが体を洗っている隙に風呂場を後にする。ここで取り押さえられるヒフミ様ではないのだよ。
「は~。しかし、でかいな……」
最初会った時のボリュームよりも大きくなっていたように感じる。何がとは言わないがとにかくでかいのだ。
町の中央に作った大きな家の三階で大きめのベッドに横たわっている。なんとも豪勢な家だろうか。
二階にはリックとマイル親子の部屋があって一回には温泉の出るお風呂。ガーツとダーツが水道管を伸ばして作ってくれたのだ。温泉も溶岩の横を通らせただけの川の水、それも水道管だけでやってのけてくれた。本来は溶岩の横に水溜めを作って、何段階かの段差を作って湯を冷まさせるのだそうだが、水道管が温泉を引いていくうちに温度が丁度良くなっている。それも計算していると思うとガーツ達は頭も良いのかもしれない。まあ、たぶん脳筋だとおもうけどな。
「昼風呂でもはいろうかな~」
寝っ転がりながらこれから何をしようか呟く。戦力は一日で作り出してしまったのでやることがないんだよね。あれだけ作っても制作スキルは27レベルで止まっている。盗賊を殺してレベルが上がるようになった時のような違和感を感じるな。次は騎士でも殺してみるか? この間の一人生き残った騎士をこの手で殺しておくべきだったかな。まあ、この違和感に気づいたのは帰還してきて、初めて気づいたから仕方ないか。
「ファイア~」
「その調子!」
外ではアイリとマイルの声が聞こえてくる。三階の窓から外を覗くと二人の声が聞こえてきた。二人は魔法の訓練をしているようだ。ドワーフの集落に行ったときには結局活躍出来なかったから、どの程度使えるのかわからなかったけど、アイリが火炎放射のような魔法を使えているのを見るとマイルは相当なのが伺える。ってか、杖達の魔法と名前が違うな。もしかして、俺が作った杖だから、和名になっているのか? 個人的には忍術っぽい方がかっこいいと思っているからいいんだけど、こっちの世界の人に聞かれたらめんどくさいことになりそうだな。この町限定で使わせた方がよさげだな。
「二人とも頑張ってるね~」
「ヒフミ様! 起こしてしまいましたか?」
二人に労いの言葉をかけるとマイルは顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。マイルはアイリの母親なんだけど、なんと俺の二歳年上……壮絶な人生を歩んでいるよな~。村で子供が作れるようになったら夫をもらって子供を授かる、それはこの世界では普通のことのようだから心に傷はないだろうけど、夫は殺されてしまっているわけで……慰めの言葉も見つからない。彼女達はみんなそんな境遇だからな、ここではそんな思いはさせたくないので俺が頑張っているわけだ。
レイニー達も自分たちで仕事を作って、鉄騎士の馬車でヤンバのいるエレベスと貿易をしている。俺がいない時も定期的に作った服やらを売ったりしているようだ。これから畑で取れた食べ物も卸すらしいが服の方が需要がありそうだな。金に関してはポーションを売るだけで大丈夫なんだけど、彼らは荷物になりたくないみたいでやれることは最大限やると申し出てくれたんだよな。ドワーフ達と仲良くできるか心配だったけど、差別のようなことは起きていない。マイル達はそれなりに差別される側の心情を知っているんだろうな。
「さて、風呂行くかな」
マイル達の魔法を見ていても面白いのだが、贅沢に温泉に行こうじゃないか。この世界に来てから血生臭い思いしかしなかったが、まさか、お昼に温泉に入れる環境が作れるとはな。ドワーフ達に感謝だな。
「ふぃ~。あとは温泉卵があればな~。こんど鶏とかを買ってきてもらうか……って鶏っているのかな?」
温泉に入りながらつぶやく。エレベスで食べたものの中に卵っぽいものはあった。しかし、小さかったんだよな。あのサイズじゃ、うずらの卵だ。温泉卵にするにはやっぱり鶏サイズじゃないとな。
とにかく、温泉で卵をゆでて作る。これは決定事項だ。
「早く兵士たちが来ないかな~。来ないと俺がゆでだこになっちまうよ」
エレベスに行くには厄介ごとを済ませないといけないんだよな。さすがに留守中に全滅させました~、なんて報告されても気が気じゃないし。多くて八百人もの死体をスライム井戸に捨てるわけにもいかないからな。そういえば、死体はどうしようか……リビングアーマー達を付けさせて生ける屍に? いやいや、臭くなったら流石に嫌だしな~。
「困ったな~」
「何が困ったんですかヒフミ様」
「いやね。敵を始末した後の死体がさ~……。えっ?」
「そうですね~。八百人以上来るんですもんね」
「そうだよね~」
「ななな~!」
湯船につかって独り言を言っていると誰かが肯定してきた。声の方向へと首を回すとたわわな二つのお山とアイリがお湯をかけあっていた。俺は湯船に潜り思考を巡らせる。
な、なんでお山さんとアイリが~。さっきまで魔法の練習をしていたのに。マイルの名前がお山さんになるほどに混乱している俺。もちつけ俺、ここは童貞チカラを捨てて賢者チカラを覚醒させるのだ。
「なんで二人がいるんだよ」
賢者チカラで何とか口を開く。頑張れ俺。
「汗をかいてしまって。それにヒフミ様のお背中を流そうと思って」
「アイリも流したい!」
健康な高校生な俺には刺激が強いんだよ。ヘタレな俺は撤退の動きを取る。
「じゃあ、俺はそろそろ。長湯は体に毒だからな」
「あ~、ヒフミ様……」
マイルが体を洗っている隙に風呂場を後にする。ここで取り押さえられるヒフミ様ではないのだよ。
「は~。しかし、でかいな……」
最初会った時のボリュームよりも大きくなっていたように感じる。何がとは言わないがとにかくでかいのだ。
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