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第一章 神様からの贈り物
第四十二話 腐れ縁
『にゃ? マスターも行くにゃ?』
「うん、僕のせいっぽいからね」
「アレクのせいじゃないよ。クードが悪い」
僕らは袋小路に続く道を大通りに向かって走る。
カクルが肩に乗ってきて質問してきたので答えるとシーナが慰めてくれた。確かに、あれはクードが悪い。あの人の偏見は凄すぎたからね。
「僕らのせいじゃないけど、ドランさんがもっといそがしくなってしまいそうだから」
今までのドラゴンとか、山とかの件でドランさんには色々と迷惑かけちゃってるからね。挨拶だけでも言っておいた方がいいと思うんだ。
「それもアレクのせいじゃないのに~」
『ゴブリンキングは色々とマスターに迷惑をかけていたんだにゃ~。何だかごめんにゃ』
「過ぎたことはしょうがないよ。それに君は逆らえなかったんでしょ」
カクルは僕の肩で俯いてる。走ってるから不安定なのによくたってられるな~。
路地を抜けて僕らはギルドに向かう。それ程遠くじゃなかったのですぐにギルドの前に着いた。
「全く、金回りがいいから雇われてやったがゴミを見る目で見てきやがる」
「ああ、あの大商人のクードは碌な奴じゃないな」
冒険者ギルドに入ろうと前を通るとギルド前でたむろしてる人達が口々にクードの悪口を言ってる。どうやら、この人達は傭兵ギルドの人達見たい、クードはこういう人達にも嫌われてるみたい。僕にしたように傭兵にも上から目線で依頼をしたのかな?
傭兵さん達は強固な鉄の甲冑を着てる。とても強そうなガタイで、女性もいるみたい。
『マスターにしたようにクードはこの方たちにも蔑むことをしたんだにゃ』
「ほんとにあの人はダメな人だね」
カクルも僕と同じことを思ったみたい。シーナも呆れてるよ。
とにかく、僕らはギルドに入って中の様子をみよう。
冒険者ギルドに入ると中にも傭兵ギルドの人達がいた。クードは見えないからドランさんのいるマスターの部屋に行っているのかも。
「あっ、アレク君」
「ウーナさん、何があったんですか?」
「私にもわからないんだけど、クードって言う大商人が傭兵を引き連れてすごい剣幕でマスターに迫ってきていたの。何とか落ち着かせてマスターの部屋に入ってくれたけど、まるで誰かを殺すんじゃないかってくらいの剣幕で凄かったんだから」
「・・・」
やっぱり、僕の事っぽいな~。トレドさんは説得に失敗してしまったのかな? そこは、仕方ないか。
「アレク来たか」
「お前、なんでアレクさんに馴れ馴れしいんだよ!」
ザクロとグゼーノが併設された酒場から出てきた。セッコも後ろをついてきている。
「やっぱり、アレクさんが関わってるんだな~」
ザクロはそう言って満面の笑み。何を期待してたのかな?
「そう言えば、アレクが関わってるって言ったら、否定しなかったよな」
「さんだろ。アレクさん」
「やっぱり何かあるんだな。お前がさんをつけるなんてよ」
ザクロとグゼーノは言っていた程、仲が悪い感じじゃないな。何だか、いい友達って感じだ。
「二人は仲がいいね」
「「はっ?」」
見たまんまの事を言ったら二人して、僕を睨みつけてきた。
「どこが! こんなリンゴの腐ったような匂いの奴」
「はっ! それはお前だろうが! 女々しいくせによ」
「俺がいつ女々しかった!」「俺がいつリンゴの腐った匂いだぁ~!」
二人が同時に悪口を言って睨みあう。やっぱり、仲がいいな~。
『アレクという小僧をだせ!!!』
そんな二人の様子を見ているとマスターの部屋の方から大きな声が聞こえた。マスターの部屋から二つ部屋が入る程、離れているんだけどな。凄い声量。
「うん、僕のせいっぽいからね」
「アレクのせいじゃないよ。クードが悪い」
僕らは袋小路に続く道を大通りに向かって走る。
カクルが肩に乗ってきて質問してきたので答えるとシーナが慰めてくれた。確かに、あれはクードが悪い。あの人の偏見は凄すぎたからね。
「僕らのせいじゃないけど、ドランさんがもっといそがしくなってしまいそうだから」
今までのドラゴンとか、山とかの件でドランさんには色々と迷惑かけちゃってるからね。挨拶だけでも言っておいた方がいいと思うんだ。
「それもアレクのせいじゃないのに~」
『ゴブリンキングは色々とマスターに迷惑をかけていたんだにゃ~。何だかごめんにゃ』
「過ぎたことはしょうがないよ。それに君は逆らえなかったんでしょ」
カクルは僕の肩で俯いてる。走ってるから不安定なのによくたってられるな~。
路地を抜けて僕らはギルドに向かう。それ程遠くじゃなかったのですぐにギルドの前に着いた。
「全く、金回りがいいから雇われてやったがゴミを見る目で見てきやがる」
「ああ、あの大商人のクードは碌な奴じゃないな」
冒険者ギルドに入ろうと前を通るとギルド前でたむろしてる人達が口々にクードの悪口を言ってる。どうやら、この人達は傭兵ギルドの人達見たい、クードはこういう人達にも嫌われてるみたい。僕にしたように傭兵にも上から目線で依頼をしたのかな?
傭兵さん達は強固な鉄の甲冑を着てる。とても強そうなガタイで、女性もいるみたい。
『マスターにしたようにクードはこの方たちにも蔑むことをしたんだにゃ』
「ほんとにあの人はダメな人だね」
カクルも僕と同じことを思ったみたい。シーナも呆れてるよ。
とにかく、僕らはギルドに入って中の様子をみよう。
冒険者ギルドに入ると中にも傭兵ギルドの人達がいた。クードは見えないからドランさんのいるマスターの部屋に行っているのかも。
「あっ、アレク君」
「ウーナさん、何があったんですか?」
「私にもわからないんだけど、クードって言う大商人が傭兵を引き連れてすごい剣幕でマスターに迫ってきていたの。何とか落ち着かせてマスターの部屋に入ってくれたけど、まるで誰かを殺すんじゃないかってくらいの剣幕で凄かったんだから」
「・・・」
やっぱり、僕の事っぽいな~。トレドさんは説得に失敗してしまったのかな? そこは、仕方ないか。
「アレク来たか」
「お前、なんでアレクさんに馴れ馴れしいんだよ!」
ザクロとグゼーノが併設された酒場から出てきた。セッコも後ろをついてきている。
「やっぱり、アレクさんが関わってるんだな~」
ザクロはそう言って満面の笑み。何を期待してたのかな?
「そう言えば、アレクが関わってるって言ったら、否定しなかったよな」
「さんだろ。アレクさん」
「やっぱり何かあるんだな。お前がさんをつけるなんてよ」
ザクロとグゼーノは言っていた程、仲が悪い感じじゃないな。何だか、いい友達って感じだ。
「二人は仲がいいね」
「「はっ?」」
見たまんまの事を言ったら二人して、僕を睨みつけてきた。
「どこが! こんなリンゴの腐ったような匂いの奴」
「はっ! それはお前だろうが! 女々しいくせによ」
「俺がいつ女々しかった!」「俺がいつリンゴの腐った匂いだぁ~!」
二人が同時に悪口を言って睨みあう。やっぱり、仲がいいな~。
『アレクという小僧をだせ!!!』
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