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序章
序章②_2
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(……ああ、そうか。動物はぼくらと同じ価値観で生きていない。あの子もそうなんだ)
ラミルが思い出したのは――小熊から育てたのに、飼い主を襲ったという事例。
個々の魔物や動物によって、生き方も価値観も違うということをラミルは知っています。そして、人間と共に過ごしたからと言ってその価値観が同一になることはあり得ないということも。
彼ら神獣は人間の尺度では、信頼を築けません。今は無邪気に遊んでいる子パッカも、ただ遊んでいるだけに過ぎないのかもしれないということ。
「もとより、神獣パッカにこの国を守護する絶対的な理由はありません。彼は善意によって、我々に豊穣を齎してくれているのです」
『何を言うんですか。ヒトの子がいなくなれば、私の生活から実りや豊かさが無くなりますから……それが理由ですよ?』
「――ね?」
笑みを浮かべる神獣パッカと、司祭様。その二人の間にある確かな信頼関係と――どこかズレている会話と価値観。
ラミルの背筋にゾクッとした物が走ります。
「まぁ、可愛い子たちですよ。愛らしいですし、一緒にいると楽しいですし。明らかに人間に近い価値観を持っていますから、明確に友達になれます」
でも、と司祭様は言葉を切りました。
「それは絶対じゃありません。その信頼を絶対にして『本当の友達』になる――それがこの『試練』です。貴方はパッちゃんと子パッカに選ばれて『連星』となりました。だから断られると、国は困るんですよ」
『貴方が一番、坊やにとって素晴らしい関係を築けると思っていますよ私は』
ラミルはその言葉を聞いて……大きく、心の中でため息をつきました。
何故自分が選ばれたのかは、まだ分かりません。
でも、何故自分が断るべきでは無いかは分かりました。
(家畜でもない限り……最初から胸襟を開いている動物なんて、普通はいない。偉い人達からすれば、最初にお願いされた人が一番仲良くなれる確率が高いってそりゃ思うよね)
家のため、国のためと言われてしまえば……そもそも、ラミルに断る選択肢はありません。その上で、断るべきではない理由まで明示されてしまえば引き受けるしかないのです。
ラミルは頷くと、司祭様を見ました。
「それじゃあ……えーっと、ぼくは学者を目指すことも出来るんですか?」
「むしろ、神獣様の生態とか学会は垂涎ものだと思いますよ」
「ああ、確かに」
ぽん、と手を打つラミル。神獣と同行するということは、国で一番珍しい生き物を間近で観察できる機会でもあるのです。
もちろん、実際に公的に――国中に発信することが出来るかは分かりませんが、そのチャンスを逃す手段はありません。
ラミルの表情が変わったのを見て、神獣パッカは子パッカを呼び寄せます。
『では坊や、おいで』
「きゅい? きゅいきゅー」
子パッカはタニアの元から神獣パッカの元へ駆け寄り、すりすりとその身体に頬ずりします。まさに子供が、親に甘えるように。
「……ラミル、あの子……凄い体力あるわよ」
「そりゃ神獣様だし。というか、タニアはだいぶ慣れたねぇ。『連星』、代わる?」
「それは無理。そんな責任負えないわよ」
そう言ったタニアは、ラミルの後ろに隠れるように立つと司祭様の方を見ました。そして生唾を飲み込むと、彼女は口を開きます。
「あ、あの……私からも質問してもよろしいでしょうか」
「ええ、恋愛は自由ですよ」
彼女が質問するよりも早く、求めている答えを返す司祭様。もっとオブラートに包んだ聞き方をしようとしていたタニアは、顔をしゅぼっと真っ赤にします。
しかしラミルはそんな彼女の表情の動きに気を留めず、『パッカの鏡』を握りしめてから跪きました。タニアは顔を真っ赤にしながらも、ラミルの動きに合わせます。
『良い眼ですね、若い頃の彼女によく似ています。――では、司祭よ』
「はい。――ラミル・アフェーク・グラーノ。貴方を正式に『連星』に任命します。この国のために……そして神獣パッカのために、その身を賭してこの使命を完遂するように」
「はっ!」
「具体的な試練の内容は、『パッカの鏡』に問いかけてください。行くべき『聖なる泉』も、次の指令も全て映し出してくれます。――では最後に、先輩として貴方の行く末を見て差し上げましょう」
そう言った司祭様は、自身の『パッカの鏡』に語り掛けます。
「鏡よ鏡、鏡さん。彼らはどうなりますか?」
すると鏡が淡く輝き出し、鏡面に波紋が広がりました。まるで水面のように揺らめき、その波が文字の形をとっていきます。
そして浮かび上がる文字は――『前途有望』。
「素晴らしい。では、頑張ってくださいね」
「はいっ!」
頭を下げ、礼をするラミル。
そんな彼に子パッカが駆け寄ります。
「きゅい」
「これからよろしくね。えーっと……神獣様?」
「きゅ~?」
ラミルが名を呼ぶと、不服なのか子パッカは首を振ります。ラミルは少し困った顔をしてタニアの方を見ました。
彼女少し困った表情になりつつも、子パッカと目線を合わせます。
「じゃあ、子パッカ様はどうですか?」
「きゅ~?」
やはり不服なようで、首を振る子パッカ。ラミルはそれではと司祭様を一度見てから、彼の手を取った。
「じゃあ神獣様で、しーちゃんとかどう?」
「きゅい!」
気に入ったようで、パッと顔を綻ばせる子パッカ。喜びのあまりか踊り出したので、ラミルも一緒に踊り出します。
すると、ぽんっと子パッカの頭の上の花が咲きました。
「いや何で踊るのよ」
「さぁタニアも踊ろう!」
「きゅいっ!」
「えー……わっ、ちょっ」
左右からタニアの手を取り、円になって踊り出す三人。るんたるんたと、楽しそうにステップを踏みます。
それと同時に、彼らの足元からポコポコと泡が立ち上ってくるではありませんか。
「まぁ、楽しそう。わたくしも踊って来ちゃいましょうかしら」
『昔のように、ですか。ふふふ』
神獣パッカはそんな子らを見ながら、魔法を発動させます。彼らを元の場所に戻す魔法です。
三人は踊ったまま、光り出し――そして、消えてしまいました。この場所に来たあの小川に戻ったのでしょう。
その様子を見届けた神獣パッカは――スッと、司祭様に視線をやります。
『ふむ、しかし解せませんね。何故、嘘をついたんですか?』
「嘘、ですか?」
神獣パッカの問いに、先ほどとまったく変わらぬ笑みを浮かべる司祭様。彼女はパッカの足元に行くと、彼に体重を預けました。
その様子は……まるで、長年連れ添った夫婦のようです。
「わたくしは嘘などついておりませんよ。学者になれますし、恋も出来ます。ただ国の危機の頻度を言わなかっただけです」
神獣パッカは、決して争いごとに介入して解決するような力を持ちません。いえ、彼が本気で戦えばドラゴンであろうとデーモンであろうと決して負けることは無いでしょう。
しかし、神獣パッカがこの国にもたらすのはあくまで豊穣。稲や小麦の不作だけではなく、漁業や狩猟も彼が担当する範囲です。
そして――この国は、神獣パッカの協力が無ければ成り立たぬ国。
言ってしまえば、ほぼ毎週どっかしらで『国の危機』が起きているのです。
「まぁ、慣れてしまえば研究だろうと結婚だろうとなんでも出来ますよ。わたくしも旦那いましたし、博士も持ってますし」
『隠し事は嘘と同じですよ。貴方は私には隠し事をしないでしょう』
「ええ。パッちゃんに対しては、私は誠実ですよ」
神獣パッカは嘆息すると、司祭様の頭を撫でます。人の身体をゆうに包み込めてしまうほど大きな手で、壊さぬようにそっと優しく。
愛おしむように、慈しむように。
「……それにしても、まさかわたくしの時と同じように――彼を助ける子があんなに側にいるとは」
『それもまた、『連星』に選ばれる条件ですからね』
そう言いながら、懐からロケットを取り出す司祭様。パチンとロケットを開けると……そこには古ぼけた小さい絵画が入っていました。
そこに描かれているのは、幼い男女と真っ白なトカゲに似た魔物のような生き物です。
「上手くいくと良いですね」
『そうですね』
響く笑い声。
果たして彼らのロケットには、ちゃんと笑顔の絵画を挟めるのでしょうか。
ラミルが思い出したのは――小熊から育てたのに、飼い主を襲ったという事例。
個々の魔物や動物によって、生き方も価値観も違うということをラミルは知っています。そして、人間と共に過ごしたからと言ってその価値観が同一になることはあり得ないということも。
彼ら神獣は人間の尺度では、信頼を築けません。今は無邪気に遊んでいる子パッカも、ただ遊んでいるだけに過ぎないのかもしれないということ。
「もとより、神獣パッカにこの国を守護する絶対的な理由はありません。彼は善意によって、我々に豊穣を齎してくれているのです」
『何を言うんですか。ヒトの子がいなくなれば、私の生活から実りや豊かさが無くなりますから……それが理由ですよ?』
「――ね?」
笑みを浮かべる神獣パッカと、司祭様。その二人の間にある確かな信頼関係と――どこかズレている会話と価値観。
ラミルの背筋にゾクッとした物が走ります。
「まぁ、可愛い子たちですよ。愛らしいですし、一緒にいると楽しいですし。明らかに人間に近い価値観を持っていますから、明確に友達になれます」
でも、と司祭様は言葉を切りました。
「それは絶対じゃありません。その信頼を絶対にして『本当の友達』になる――それがこの『試練』です。貴方はパッちゃんと子パッカに選ばれて『連星』となりました。だから断られると、国は困るんですよ」
『貴方が一番、坊やにとって素晴らしい関係を築けると思っていますよ私は』
ラミルはその言葉を聞いて……大きく、心の中でため息をつきました。
何故自分が選ばれたのかは、まだ分かりません。
でも、何故自分が断るべきでは無いかは分かりました。
(家畜でもない限り……最初から胸襟を開いている動物なんて、普通はいない。偉い人達からすれば、最初にお願いされた人が一番仲良くなれる確率が高いってそりゃ思うよね)
家のため、国のためと言われてしまえば……そもそも、ラミルに断る選択肢はありません。その上で、断るべきではない理由まで明示されてしまえば引き受けるしかないのです。
ラミルは頷くと、司祭様を見ました。
「それじゃあ……えーっと、ぼくは学者を目指すことも出来るんですか?」
「むしろ、神獣様の生態とか学会は垂涎ものだと思いますよ」
「ああ、確かに」
ぽん、と手を打つラミル。神獣と同行するということは、国で一番珍しい生き物を間近で観察できる機会でもあるのです。
もちろん、実際に公的に――国中に発信することが出来るかは分かりませんが、そのチャンスを逃す手段はありません。
ラミルの表情が変わったのを見て、神獣パッカは子パッカを呼び寄せます。
『では坊や、おいで』
「きゅい? きゅいきゅー」
子パッカはタニアの元から神獣パッカの元へ駆け寄り、すりすりとその身体に頬ずりします。まさに子供が、親に甘えるように。
「……ラミル、あの子……凄い体力あるわよ」
「そりゃ神獣様だし。というか、タニアはだいぶ慣れたねぇ。『連星』、代わる?」
「それは無理。そんな責任負えないわよ」
そう言ったタニアは、ラミルの後ろに隠れるように立つと司祭様の方を見ました。そして生唾を飲み込むと、彼女は口を開きます。
「あ、あの……私からも質問してもよろしいでしょうか」
「ええ、恋愛は自由ですよ」
彼女が質問するよりも早く、求めている答えを返す司祭様。もっとオブラートに包んだ聞き方をしようとしていたタニアは、顔をしゅぼっと真っ赤にします。
しかしラミルはそんな彼女の表情の動きに気を留めず、『パッカの鏡』を握りしめてから跪きました。タニアは顔を真っ赤にしながらも、ラミルの動きに合わせます。
『良い眼ですね、若い頃の彼女によく似ています。――では、司祭よ』
「はい。――ラミル・アフェーク・グラーノ。貴方を正式に『連星』に任命します。この国のために……そして神獣パッカのために、その身を賭してこの使命を完遂するように」
「はっ!」
「具体的な試練の内容は、『パッカの鏡』に問いかけてください。行くべき『聖なる泉』も、次の指令も全て映し出してくれます。――では最後に、先輩として貴方の行く末を見て差し上げましょう」
そう言った司祭様は、自身の『パッカの鏡』に語り掛けます。
「鏡よ鏡、鏡さん。彼らはどうなりますか?」
すると鏡が淡く輝き出し、鏡面に波紋が広がりました。まるで水面のように揺らめき、その波が文字の形をとっていきます。
そして浮かび上がる文字は――『前途有望』。
「素晴らしい。では、頑張ってくださいね」
「はいっ!」
頭を下げ、礼をするラミル。
そんな彼に子パッカが駆け寄ります。
「きゅい」
「これからよろしくね。えーっと……神獣様?」
「きゅ~?」
ラミルが名を呼ぶと、不服なのか子パッカは首を振ります。ラミルは少し困った顔をしてタニアの方を見ました。
彼女少し困った表情になりつつも、子パッカと目線を合わせます。
「じゃあ、子パッカ様はどうですか?」
「きゅ~?」
やはり不服なようで、首を振る子パッカ。ラミルはそれではと司祭様を一度見てから、彼の手を取った。
「じゃあ神獣様で、しーちゃんとかどう?」
「きゅい!」
気に入ったようで、パッと顔を綻ばせる子パッカ。喜びのあまりか踊り出したので、ラミルも一緒に踊り出します。
すると、ぽんっと子パッカの頭の上の花が咲きました。
「いや何で踊るのよ」
「さぁタニアも踊ろう!」
「きゅいっ!」
「えー……わっ、ちょっ」
左右からタニアの手を取り、円になって踊り出す三人。るんたるんたと、楽しそうにステップを踏みます。
それと同時に、彼らの足元からポコポコと泡が立ち上ってくるではありませんか。
「まぁ、楽しそう。わたくしも踊って来ちゃいましょうかしら」
『昔のように、ですか。ふふふ』
神獣パッカはそんな子らを見ながら、魔法を発動させます。彼らを元の場所に戻す魔法です。
三人は踊ったまま、光り出し――そして、消えてしまいました。この場所に来たあの小川に戻ったのでしょう。
その様子を見届けた神獣パッカは――スッと、司祭様に視線をやります。
『ふむ、しかし解せませんね。何故、嘘をついたんですか?』
「嘘、ですか?」
神獣パッカの問いに、先ほどとまったく変わらぬ笑みを浮かべる司祭様。彼女はパッカの足元に行くと、彼に体重を預けました。
その様子は……まるで、長年連れ添った夫婦のようです。
「わたくしは嘘などついておりませんよ。学者になれますし、恋も出来ます。ただ国の危機の頻度を言わなかっただけです」
神獣パッカは、決して争いごとに介入して解決するような力を持ちません。いえ、彼が本気で戦えばドラゴンであろうとデーモンであろうと決して負けることは無いでしょう。
しかし、神獣パッカがこの国にもたらすのはあくまで豊穣。稲や小麦の不作だけではなく、漁業や狩猟も彼が担当する範囲です。
そして――この国は、神獣パッカの協力が無ければ成り立たぬ国。
言ってしまえば、ほぼ毎週どっかしらで『国の危機』が起きているのです。
「まぁ、慣れてしまえば研究だろうと結婚だろうとなんでも出来ますよ。わたくしも旦那いましたし、博士も持ってますし」
『隠し事は嘘と同じですよ。貴方は私には隠し事をしないでしょう』
「ええ。パッちゃんに対しては、私は誠実ですよ」
神獣パッカは嘆息すると、司祭様の頭を撫でます。人の身体をゆうに包み込めてしまうほど大きな手で、壊さぬようにそっと優しく。
愛おしむように、慈しむように。
「……それにしても、まさかわたくしの時と同じように――彼を助ける子があんなに側にいるとは」
『それもまた、『連星』に選ばれる条件ですからね』
そう言いながら、懐からロケットを取り出す司祭様。パチンとロケットを開けると……そこには古ぼけた小さい絵画が入っていました。
そこに描かれているのは、幼い男女と真っ白なトカゲに似た魔物のような生き物です。
「上手くいくと良いですね」
『そうですね』
響く笑い声。
果たして彼らのロケットには、ちゃんと笑顔の絵画を挟めるのでしょうか。
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