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第43話 出発
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時は、カイルとアレシアが2人で一緒に夕食を取った翌日の朝に遡る。
アレシアとネティはいつものように、宮殿の敷地内を通って徒歩で神殿に向かうのではなく、多くの馬車が行き交う正面玄関にいた。
ネティがアレシアのために馬車を手配し、2人は馬車に乗り込んだ。
「……良いのですか?」
ネティが心配げにアレシアに声をかけた。
「ええ」
アレシアは落ち着いている。その落ち着きのまま、宮殿の門も馬車であっさりと通ってしまった。
アレシアは御者に「神殿へ」と言ったのだ。
御者は当然のように、宮殿から大通りを通って、隣にある神殿の正門へと向かう。
アレシアはいつもの巫女服姿に、簡素な包みをひとつ座席に置いていた。
正装の際に付ける大切な飾り帯はそこに入っている。
馬車を見送った宮殿を守る騎士も、門番も、まさかこのまま姫巫女と侍女がリオベルデへ向かうとは思わない。
にっこりと笑って、「お務めご苦労様です」と声をかけ、お辞儀をしてくれた。
馬車はじきに神殿に着いた。
アレシアとネティは馬車を見送る。
「アレシア様」
ネティは不安げにアレシアを見上げた。
しかし、アレシアは微笑んで言った。
「さあ。緑の谷に帰りましょう」
アレシアとネティはいつものように、宮殿の敷地内を通って徒歩で神殿に向かうのではなく、多くの馬車が行き交う正面玄関にいた。
ネティがアレシアのために馬車を手配し、2人は馬車に乗り込んだ。
「……良いのですか?」
ネティが心配げにアレシアに声をかけた。
「ええ」
アレシアは落ち着いている。その落ち着きのまま、宮殿の門も馬車であっさりと通ってしまった。
アレシアは御者に「神殿へ」と言ったのだ。
御者は当然のように、宮殿から大通りを通って、隣にある神殿の正門へと向かう。
アレシアはいつもの巫女服姿に、簡素な包みをひとつ座席に置いていた。
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にっこりと笑って、「お務めご苦労様です」と声をかけ、お辞儀をしてくれた。
馬車はじきに神殿に着いた。
アレシアとネティは馬車を見送る。
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しかし、アレシアは微笑んで言った。
「さあ。緑の谷に帰りましょう」
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