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4章 藍色のお空に
7話
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「クロッチ、俺、あいつにお礼言いたいダニ」
「アイツじゃないニャン。リーダーって呼ぶニャン」
「リーダーって呼んだら良いダニ?」
「ニャンダバーのリーダーニャン!」
「ニャンダバーって何ダニ?」
「ダイフク、お猫様なのにニャンダバーを知らないニャンか?」
クロッチは、ダイフクにニャンダバーについて説明をした。
「悪の秘密結社ダニか。でも、俺ばあちゃんに悪いことはしたくないダニ」
「ニャンダバーは、お猫様にとっては正義。悪い人間を懲らしめる悪の秘密結社ニャン。良い人間には、もっとお猫様を好きになってもらえる様に、活動してるニャン」
お座布団の上でまったりとお昼寝をしているリーダー。ダイフクとクロッチは、顔を見合わせて、リーダーの側にやってきた。クロッチは、当たり前のようにリーダーにもたれかかる。ダイフクは、遠慮がちにリーダーの側に座る。
クロッチの重みで、お昼寝していたリーダーは目を覚ました。
「うん?お前ら、友だちになれたんだにゃ。良かった」
「リーダー、俺をここに連れてきてくれてありがとうダニ。あと、クロッチを連れて来てくれてありがとうダニ」
「ダイフク!礼は、ばあちゃんに言うんだにゃ。俺は、連れて来ただけにゃ。いい名前つけてもらったにゃ」
「うん!俺、このダイフクって名前、大好きダニ」
そして、ダイフクもクロッチと同じように、リーダーにもたれかかり、お昼寝をすることにした。
3匹のお猫様が、縁側のお座布団の上でお昼寝していると、病院からばあちゃんとタカシが帰ってきた。
『母さん、やっぱり俺たちと暮らそう』
『......前向きには考えるよ。だけど、もう暫く時間をおくれ』
『じゃあ、母さんまた来るから』
タカシは、ばあちゃんを家に送り届けると、踵を返した。息子の後ろ姿を見送り、深くため息を吐いた。
『一緒に暮らしたいと言ってくれてありがとうね。..........だけど、新婚夫婦の負担にはなりたくないんだよ』
ダイフクは、三角形の耳をピクピク動かして、お昼寝から目を覚ました。
「クロッチ!起きるダニ。ばあちゃん帰ってきた!紹介するダニ!」
「うにゃにゃにゃ。もうお腹いっぱいニャン」
「何寝ぼけてるダニ!クロッチ~起きるダニ~」
ばあちゃんに初めてできた友だちを紹介したくて、クロッチを必死起こそうとするダイフク。
『ダイフクただいま。良い子でお留守番してたかね?』
「ばあちゃん、おかえりダニ~。友だちできたダニよ!クロッチって名前ダニ。今おネムだけど、俺の友だちダニ」
尻尾と耳をピンっと立て、ばあちゃんの足元に擦り寄った。
『あら、【サビたん】。ダイフクの面倒を見ててくれたのかい?ありがとうね』
「クロッチは、リーダーが連れてきてくれたんダニ」
『あらまあ、真っ黒の猫ちゃんじゃない。ダイフクの遊び相手に連れてきてくれたのかい?』
ばあちゃんは、リーダーとクロッチとダイフクにお水と煮干しを用意してくれた。
「オォ!ダイフク。煮干しだニャン」
「ばあちゃんが用意してくれたダニ。クロッチもばあちゃんのこと、好きになってくれると嬉しいダニ」
リーダーの横に座ったばあちゃん、クロッチは、ばあちゃんに近づいて行った。
「ばあちゃん、ダイフクと遊びに来るニャン。よろしくニャン」
『煮干しは、美味しかったかい?』
ばあちゃんは、お猫様たちで賑やかになった庭先を、優しい眼差しで見つめていた。
「アイツじゃないニャン。リーダーって呼ぶニャン」
「リーダーって呼んだら良いダニ?」
「ニャンダバーのリーダーニャン!」
「ニャンダバーって何ダニ?」
「ダイフク、お猫様なのにニャンダバーを知らないニャンか?」
クロッチは、ダイフクにニャンダバーについて説明をした。
「悪の秘密結社ダニか。でも、俺ばあちゃんに悪いことはしたくないダニ」
「ニャンダバーは、お猫様にとっては正義。悪い人間を懲らしめる悪の秘密結社ニャン。良い人間には、もっとお猫様を好きになってもらえる様に、活動してるニャン」
お座布団の上でまったりとお昼寝をしているリーダー。ダイフクとクロッチは、顔を見合わせて、リーダーの側にやってきた。クロッチは、当たり前のようにリーダーにもたれかかる。ダイフクは、遠慮がちにリーダーの側に座る。
クロッチの重みで、お昼寝していたリーダーは目を覚ました。
「うん?お前ら、友だちになれたんだにゃ。良かった」
「リーダー、俺をここに連れてきてくれてありがとうダニ。あと、クロッチを連れて来てくれてありがとうダニ」
「ダイフク!礼は、ばあちゃんに言うんだにゃ。俺は、連れて来ただけにゃ。いい名前つけてもらったにゃ」
「うん!俺、このダイフクって名前、大好きダニ」
そして、ダイフクもクロッチと同じように、リーダーにもたれかかり、お昼寝をすることにした。
3匹のお猫様が、縁側のお座布団の上でお昼寝していると、病院からばあちゃんとタカシが帰ってきた。
『母さん、やっぱり俺たちと暮らそう』
『......前向きには考えるよ。だけど、もう暫く時間をおくれ』
『じゃあ、母さんまた来るから』
タカシは、ばあちゃんを家に送り届けると、踵を返した。息子の後ろ姿を見送り、深くため息を吐いた。
『一緒に暮らしたいと言ってくれてありがとうね。..........だけど、新婚夫婦の負担にはなりたくないんだよ』
ダイフクは、三角形の耳をピクピク動かして、お昼寝から目を覚ました。
「クロッチ!起きるダニ。ばあちゃん帰ってきた!紹介するダニ!」
「うにゃにゃにゃ。もうお腹いっぱいニャン」
「何寝ぼけてるダニ!クロッチ~起きるダニ~」
ばあちゃんに初めてできた友だちを紹介したくて、クロッチを必死起こそうとするダイフク。
『ダイフクただいま。良い子でお留守番してたかね?』
「ばあちゃん、おかえりダニ~。友だちできたダニよ!クロッチって名前ダニ。今おネムだけど、俺の友だちダニ」
尻尾と耳をピンっと立て、ばあちゃんの足元に擦り寄った。
『あら、【サビたん】。ダイフクの面倒を見ててくれたのかい?ありがとうね』
「クロッチは、リーダーが連れてきてくれたんダニ」
『あらまあ、真っ黒の猫ちゃんじゃない。ダイフクの遊び相手に連れてきてくれたのかい?』
ばあちゃんは、リーダーとクロッチとダイフクにお水と煮干しを用意してくれた。
「オォ!ダイフク。煮干しだニャン」
「ばあちゃんが用意してくれたダニ。クロッチもばあちゃんのこと、好きになってくれると嬉しいダニ」
リーダーの横に座ったばあちゃん、クロッチは、ばあちゃんに近づいて行った。
「ばあちゃん、ダイフクと遊びに来るニャン。よろしくニャン」
『煮干しは、美味しかったかい?』
ばあちゃんは、お猫様たちで賑やかになった庭先を、優しい眼差しで見つめていた。
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