9 / 30
9 半魚人リヴァルホス
しおりを挟む
握り締めた柄を豪快に振るう。剣術の類とは縁がない俺は剣を鈍器の如く扱う。
ダサいがこれが一番効果的だ。昔の戦場でも鎧対策に鈍器がよく使われていたらしい。
魔法も存在する異世界なのに夢のない泥臭い戦い方だが、俺の性には合っている。
叩きつけた剣が岩を削り取る。獣は横にすり抜けていた。
「ちっ、すばしっこいな。同じ種族の敵でも当然、個体差はあるか」
これがゲームであれば共通ステータスなんだろうが。
今回の獣は足が素早く翻弄される。飛び掛かってきた爪を避ける。
目は追えている。身体能力が向上しても、身体がまだ適応できていない。
「だったら、これならどうだ!」
冷静に狙いをつけて石を投げるとハウンドドッグの前足に当る。
痛みで動きが鈍ったところをすかさず【氷の槍】を発動。
ハウンドドッグの首に鋭利な槍が突き刺さり、灰となって消滅した。
「兄妹揃って投擲の才能があるかもな。そらよっ!」
もう一度大きめの石を拾い上げ、今度は後方に投げつける。
ゴブリンたちが囲んでいたハウンドドッグ近辺で音を立てて転がった。
驚いて跳ねた獣を、オークの槍が横っ腹を貫いた。止めを刺したオークが槍を天に掲げる。
「ブブグ! ブ!」
「どういたしまして」
それに俺は手を上げて応えた。
――砦防衛戦は面白いように順調だった。
咲の先制砲撃で指揮系統が乱れた魔物の軍勢は早くも半壊。
石の絨毯爆撃を潜り抜けてきた連中を、関所のバリケード上に立つ俺たちが各個撃破していく。
「たたたた、大変です! 姫乃様、一大事ですよ!!」
「お兄ちゃん、すごいよー!」
「…………」
一仕事を終え返り血と汗を拭っていると。三人が崖から慌てて降りて来た。
「お、もしかしてハイオークの軍団が全滅したのか?」
「違います、それなら私はもっと嬉々として報告します!」
「お兄ちゃん、海からいっぱい何か出てきたよ?」
「えっ、マジで!?」
眼を使って周囲の戦況を確認する。
前方のハイオーク率いる軍勢はもう残り少ない。
だが俺たちの後方、バリケードの裏側はというと……。
「げっ、サハギン。って事は敵の主力部隊か! しかも、もう後ろを取られてるじゃねぇか!?」
油断していた。海は常に監視をしておかなければならなかったのに。
陸上部隊が少数だったので、俺たちを軽視しているのかと思いきや、まさか囮だったとは。
相手は初めから全力で砦を攻め落としに来ている。甘く見ていたのは俺の方だった。
海を渡るサハギンに地上のバリケードは意味を成さない。
砦入口が海に面しているので、このままでは挟み撃ちになる。
さて、どうするか。俺と咲はともかく他の連中が危うい、何か手はないか。
「…………」
「ひぃ、ど、どうしましょう……婆様はリヴァルホスが先陣を切っていると仰られています!」
え? 敵将自ら乗り込んできた?
「それなら大チャンスじゃねぇか! 砦は放棄して全員後退! 本隊を叩き潰すぞ!」
「えぇ!? 主力部隊と殴り合うんですか!?」
「おー、今度はお魚さんと遊ぶ!」
おおよそ当初の作戦通りだ。
勇将かなんだか知らないが馬鹿が釣れた。
◇
「ほう、貴様たちが報告にあった、砦を落としたとかいう人間か」
「お兄ちゃん、お魚さんが立ってる! しゃべってるよ! すごーい!」
「そうだな。きっと彼らも食べられないように苦労したんだよ」
砦から出た俺たちの前にサハギンの軍勢がお出迎え。咲が大興奮している。
魚顔に手と足を生やした鱗人間だ。三又の槍を持ち、辺りに生臭さを漂わせている。
もはや数えるのも面倒なくらいの団体様で、海から次々と新鮮なおかわりが届いてくる。
そして先頭に立つ、額に大きな傷跡を残した。
いかにも私がボスですと名乗らんばかりの様相。
リヴァルホスが偉そうな口調で語り出した。
「だが、我輩の眼は誤魔化せんぞ、油断させるつもりか? 貴様たちのような人間の子供がオークの砦を落とせるはずがない。どこかに真の強者が隠れているのだな!」
いや、その眼魚眼で腐ってるぞ。
リヴァルホスは周囲を警戒して、しきりに顔を動かしていた。
後ろのサハギンたちも真似している。コイツら脳みそも魚並なのか?
ドゴ――――――ン
砦の方から爆発音。バリケードが壊された。
立ち込める煙の中からハイオークの軍団が現れる。
「ウゴ……ウググ」
最初に比べて、率いる兵も少数しか残されていない。
生き残った連中も血まみれで、今にも倒れんばかりに疲弊していた。
「か、囲まれました……私たち絶体絶命です!」
「いいじゃないか、賑やかで」
「うぅ……私、まだ死にたくありません……!」
「お姉ちゃん、泣かないで?」
ニケさんはその場にへたり込んで泣き出してしまった。年下の咲に頭を撫でられていた。
「砦の奪還ご苦労であった。ム、ところで副隊長。その惨状はどうした? 一体誰にやられたのだ?」
リヴァルホスはハイオークに労いの言葉を投げかける。
俺たちが相手をしていたのは、副隊長の手勢だったらしい。
重たい足取りで旗を振りながら行進する陸上部隊。
副隊長のハイオークは咲の姿を捉えた途端、ニケさん同様、大粒の涙を流した。
「ブオオオ、ヴオオオヴオオオ!!」
「どうした? 何故泣いておる。何故震えておる。我輩にはオークの言葉はこれっぽちもわからん」
なら何故聞いた。
ハイオークたちは砦に辿り着くまで凄まじい地獄を味わったのだろう。
咲から離れようと少しずつ後退していく。コイツらは誰が一番強いのか理解している。
しかしながら、隊長の前で背を向ける事も叶わず、破壊したバリケードの手前で立ち止まった。
「隊長のお前より副隊長の方が賢いじゃないか、本能で誰が強者か感じ取ったみたいだぞ?」
咲のいた崖から平野までの距離はかなり離れていた。
誰が爆撃していたのかハイオークには見えていなかったはず。
やっぱり下手に知能があると、生物としての本能が薄れるのかもな。
「そうだ、提案があるんだが。せっかく顔を合わせたんだ。大将同士で決着をつけないか?」
「ム? 誰とだ? まさか貴様じゃあるまいな? この状況で気でも触れたか!」
リヴァルホスが眼力で圧をかけてくる。残念だが俺には通じない。
正直、コイツが先頭に出てきた時点で乱戦になっても勝てる自信はあった。
だがそうなると、こちら側も少なからず犠牲は出てしまう。決闘という形ならその心配はない。
脳筋で自尊心が高く、人の言葉も話せる馬鹿が総大将で助かった。
「そのまさかだけど? ついでにうちの妹もやる気満々だ」
「おー! お兄ちゃんと一緒!」
サハギンたちの目が見開いた。そして大きな口を開けて笑い出した。
まるで餌を求める金魚の群れみたいだ。写真に撮って額縁に飾っておきたい。
「ガハハハハ、貴様たちが? 魔将軍様から直々に部隊を任せられた我輩を? 笑わせる」
リヴァルホスは品のない笑いを浮かべている。
苦し紛れの冗談に聞こえるのだろうか。なら、本気にしてやろう。
「ははぁーん。さてはお前ビビってるな? 自慢の槍も塩水で錆びちまったか。勇将様と聞いてその武勇を期待していたんだが、見損なったぞ。今日から額の傷に敗北者の烙印を追加しておけ」
「な、何だと!? 貴様、我が愛槍を愚弄する気か!!」
『グオオオオオオオオオオオ!』
わかりやすい挑発に乗ってくれた。
取り巻きのサハギンたちも怒りで声を上げる。
「まぁ部下たちの手前、情けない姿を見せられないもんな。勇将様は負ければ敗将様になるしなぁ~」
「グヌヌヌヌヌ!!」
『グオオオオオオ! グオオオオオオオオオオ!』
ヒレの付いた拳を震わすリヴァルホス。顔がこんがり焼かれたように真っ赤だ。
部下たちの熱気も最高潮に達していた、ここで断れば彼らに示しがつかないだろう。
「……我輩も武人だ。コケにされて黙ってはおられん。大将同士の決闘でケリを付けてやろう」
「もー! 咲も入れて!」
「あいわかった。ならば副隊長も参加させる。異論はないな?」
「ブオッ!? ヴオオオオオオ!」
おい、ハイオークが猛烈な異義を申し立てているぞ。
魚眼には映っていないのか、泣き叫ぶ副隊長を無視して試合の段取りが始まった。
ダサいがこれが一番効果的だ。昔の戦場でも鎧対策に鈍器がよく使われていたらしい。
魔法も存在する異世界なのに夢のない泥臭い戦い方だが、俺の性には合っている。
叩きつけた剣が岩を削り取る。獣は横にすり抜けていた。
「ちっ、すばしっこいな。同じ種族の敵でも当然、個体差はあるか」
これがゲームであれば共通ステータスなんだろうが。
今回の獣は足が素早く翻弄される。飛び掛かってきた爪を避ける。
目は追えている。身体能力が向上しても、身体がまだ適応できていない。
「だったら、これならどうだ!」
冷静に狙いをつけて石を投げるとハウンドドッグの前足に当る。
痛みで動きが鈍ったところをすかさず【氷の槍】を発動。
ハウンドドッグの首に鋭利な槍が突き刺さり、灰となって消滅した。
「兄妹揃って投擲の才能があるかもな。そらよっ!」
もう一度大きめの石を拾い上げ、今度は後方に投げつける。
ゴブリンたちが囲んでいたハウンドドッグ近辺で音を立てて転がった。
驚いて跳ねた獣を、オークの槍が横っ腹を貫いた。止めを刺したオークが槍を天に掲げる。
「ブブグ! ブ!」
「どういたしまして」
それに俺は手を上げて応えた。
――砦防衛戦は面白いように順調だった。
咲の先制砲撃で指揮系統が乱れた魔物の軍勢は早くも半壊。
石の絨毯爆撃を潜り抜けてきた連中を、関所のバリケード上に立つ俺たちが各個撃破していく。
「たたたた、大変です! 姫乃様、一大事ですよ!!」
「お兄ちゃん、すごいよー!」
「…………」
一仕事を終え返り血と汗を拭っていると。三人が崖から慌てて降りて来た。
「お、もしかしてハイオークの軍団が全滅したのか?」
「違います、それなら私はもっと嬉々として報告します!」
「お兄ちゃん、海からいっぱい何か出てきたよ?」
「えっ、マジで!?」
眼を使って周囲の戦況を確認する。
前方のハイオーク率いる軍勢はもう残り少ない。
だが俺たちの後方、バリケードの裏側はというと……。
「げっ、サハギン。って事は敵の主力部隊か! しかも、もう後ろを取られてるじゃねぇか!?」
油断していた。海は常に監視をしておかなければならなかったのに。
陸上部隊が少数だったので、俺たちを軽視しているのかと思いきや、まさか囮だったとは。
相手は初めから全力で砦を攻め落としに来ている。甘く見ていたのは俺の方だった。
海を渡るサハギンに地上のバリケードは意味を成さない。
砦入口が海に面しているので、このままでは挟み撃ちになる。
さて、どうするか。俺と咲はともかく他の連中が危うい、何か手はないか。
「…………」
「ひぃ、ど、どうしましょう……婆様はリヴァルホスが先陣を切っていると仰られています!」
え? 敵将自ら乗り込んできた?
「それなら大チャンスじゃねぇか! 砦は放棄して全員後退! 本隊を叩き潰すぞ!」
「えぇ!? 主力部隊と殴り合うんですか!?」
「おー、今度はお魚さんと遊ぶ!」
おおよそ当初の作戦通りだ。
勇将かなんだか知らないが馬鹿が釣れた。
◇
「ほう、貴様たちが報告にあった、砦を落としたとかいう人間か」
「お兄ちゃん、お魚さんが立ってる! しゃべってるよ! すごーい!」
「そうだな。きっと彼らも食べられないように苦労したんだよ」
砦から出た俺たちの前にサハギンの軍勢がお出迎え。咲が大興奮している。
魚顔に手と足を生やした鱗人間だ。三又の槍を持ち、辺りに生臭さを漂わせている。
もはや数えるのも面倒なくらいの団体様で、海から次々と新鮮なおかわりが届いてくる。
そして先頭に立つ、額に大きな傷跡を残した。
いかにも私がボスですと名乗らんばかりの様相。
リヴァルホスが偉そうな口調で語り出した。
「だが、我輩の眼は誤魔化せんぞ、油断させるつもりか? 貴様たちのような人間の子供がオークの砦を落とせるはずがない。どこかに真の強者が隠れているのだな!」
いや、その眼魚眼で腐ってるぞ。
リヴァルホスは周囲を警戒して、しきりに顔を動かしていた。
後ろのサハギンたちも真似している。コイツら脳みそも魚並なのか?
ドゴ――――――ン
砦の方から爆発音。バリケードが壊された。
立ち込める煙の中からハイオークの軍団が現れる。
「ウゴ……ウググ」
最初に比べて、率いる兵も少数しか残されていない。
生き残った連中も血まみれで、今にも倒れんばかりに疲弊していた。
「か、囲まれました……私たち絶体絶命です!」
「いいじゃないか、賑やかで」
「うぅ……私、まだ死にたくありません……!」
「お姉ちゃん、泣かないで?」
ニケさんはその場にへたり込んで泣き出してしまった。年下の咲に頭を撫でられていた。
「砦の奪還ご苦労であった。ム、ところで副隊長。その惨状はどうした? 一体誰にやられたのだ?」
リヴァルホスはハイオークに労いの言葉を投げかける。
俺たちが相手をしていたのは、副隊長の手勢だったらしい。
重たい足取りで旗を振りながら行進する陸上部隊。
副隊長のハイオークは咲の姿を捉えた途端、ニケさん同様、大粒の涙を流した。
「ブオオオ、ヴオオオヴオオオ!!」
「どうした? 何故泣いておる。何故震えておる。我輩にはオークの言葉はこれっぽちもわからん」
なら何故聞いた。
ハイオークたちは砦に辿り着くまで凄まじい地獄を味わったのだろう。
咲から離れようと少しずつ後退していく。コイツらは誰が一番強いのか理解している。
しかしながら、隊長の前で背を向ける事も叶わず、破壊したバリケードの手前で立ち止まった。
「隊長のお前より副隊長の方が賢いじゃないか、本能で誰が強者か感じ取ったみたいだぞ?」
咲のいた崖から平野までの距離はかなり離れていた。
誰が爆撃していたのかハイオークには見えていなかったはず。
やっぱり下手に知能があると、生物としての本能が薄れるのかもな。
「そうだ、提案があるんだが。せっかく顔を合わせたんだ。大将同士で決着をつけないか?」
「ム? 誰とだ? まさか貴様じゃあるまいな? この状況で気でも触れたか!」
リヴァルホスが眼力で圧をかけてくる。残念だが俺には通じない。
正直、コイツが先頭に出てきた時点で乱戦になっても勝てる自信はあった。
だがそうなると、こちら側も少なからず犠牲は出てしまう。決闘という形ならその心配はない。
脳筋で自尊心が高く、人の言葉も話せる馬鹿が総大将で助かった。
「そのまさかだけど? ついでにうちの妹もやる気満々だ」
「おー! お兄ちゃんと一緒!」
サハギンたちの目が見開いた。そして大きな口を開けて笑い出した。
まるで餌を求める金魚の群れみたいだ。写真に撮って額縁に飾っておきたい。
「ガハハハハ、貴様たちが? 魔将軍様から直々に部隊を任せられた我輩を? 笑わせる」
リヴァルホスは品のない笑いを浮かべている。
苦し紛れの冗談に聞こえるのだろうか。なら、本気にしてやろう。
「ははぁーん。さてはお前ビビってるな? 自慢の槍も塩水で錆びちまったか。勇将様と聞いてその武勇を期待していたんだが、見損なったぞ。今日から額の傷に敗北者の烙印を追加しておけ」
「な、何だと!? 貴様、我が愛槍を愚弄する気か!!」
『グオオオオオオオオオオオ!』
わかりやすい挑発に乗ってくれた。
取り巻きのサハギンたちも怒りで声を上げる。
「まぁ部下たちの手前、情けない姿を見せられないもんな。勇将様は負ければ敗将様になるしなぁ~」
「グヌヌヌヌヌ!!」
『グオオオオオオ! グオオオオオオオオオオ!』
ヒレの付いた拳を震わすリヴァルホス。顔がこんがり焼かれたように真っ赤だ。
部下たちの熱気も最高潮に達していた、ここで断れば彼らに示しがつかないだろう。
「……我輩も武人だ。コケにされて黙ってはおられん。大将同士の決闘でケリを付けてやろう」
「もー! 咲も入れて!」
「あいわかった。ならば副隊長も参加させる。異論はないな?」
「ブオッ!? ヴオオオオオオ!」
おい、ハイオークが猛烈な異義を申し立てているぞ。
魚眼には映っていないのか、泣き叫ぶ副隊長を無視して試合の段取りが始まった。
0
あなたにおすすめの小説
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる