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その昔、人間と魔物の大戦があった
強大な魔王に対し、人間は女神の寵愛を受けた勇者を召喚して対抗する
激しい戦いの末、勇者は見事魔王を討伐し、世界に平和が訪れた
それから数千年の時が流れた
魔王には子孫がいた、子孫は魔王と勇者の壮絶な死闘を聞かされ育ち、強く憧れる
子孫は才能に恵まれていたが努力を怠らず、いつしか魔界最強の魔物となる
子孫は魔王と呼ばれるようになった
新しい魔王となった子孫は幼い頃から憧れた魔王と勇者の死闘を望む
どうしたものかと悩んだ末、果たし状を勇者に送った
X日後
世界最強と呼ばれる勇者と魔王は相対した
「新しい魔王が誕生しているとは…この勇者ブリューナク、我が命に代えてもお前を倒し、世界の平和を勝ち取ってやる!」
前人魔大戦のような壮絶な死闘を繰り広げ、後世に語り継がれる伝説となる…はずだった
魔王は期待に胸を膨らませ、勇者に飛び掛かる。剣を構える勇者
お互いが交差し、魔王の衣に切れ目が入る
「フッフッフ、やるな勇者。我が衣に傷をつけるとは…小手調べはもういいだろう。さっさと本気を出すがいい。我が権能にどこまで抗えるかな」
振り返ると、勇者は倒れていた
…
「すまん勇者、油断したんだろう?もう一度正々堂々やろう」
しかし勇者は動かない、近寄ってみると勇者は死んでいた
「ハァ?伝説は?死闘は??おいどういうことだよ勇者起きろ!!」
魔王は勇者を強くゆすった
…
魔王は強くなっていない勇者を倒すこと反省し、やめた
それから数百年
魔王に挑んできた勇者は3パーティほど来た
全てビンタ一発で死んだ
どうしたら死闘が繰り広げられるのか、魔王は考えた
魔王は人間に勇者の育成を任せていてはいつまでたっても死闘は繰り広げられないと悟る
「よし、ちょっと人間界で勇者鍛えるか」
人間界
人間界へ降臨した魔王は考えた
「人間達がどうやって勇者を育てているか知る必要があるな」
魔王は手近な街へ行き、変装して情報を集める事にした
酒場
魔王は店へはいるとカウンターにドカッと偉そうに座る
「店主!勇者ってどこにいるんだ?主から手紙を預かってるんだ」
「あぁ?勇者は世界のど真ん中にある勇者育成学園にいるに決まってんだろ。そんなことも知らずに手紙を預かったのか?よくお前に託したな…」
(勇者育成学園なんてものがあるのか??だとしたらその学園に行けばいいのか)
「そうか…その学園にはどうやったら入ることができるんだ?」
「手紙を届けるだけなら門番にでも渡せばいいだろうが。ったく世間知らずが…ついでにホレ…地図でいえばこの街はここ、学園はここらへんだ」
(口は悪いがいい店主だな…)
「いや、入学の方なんだが」
「なんだよ最初からそう言え!まったく…学園は15歳~20歳までの青少年にしか入学は許されていない。厳しい試験を潜り抜けた者だけが入学できる。今話題の勇者は4人だ、3人は見目麗しい女らしいぞ。もう一人は男だ、これも大層な美青年らしい。天は二物を与えずってのは嘘ってこった」
「そうか、助かった」
礼金を支払い店を出る魔王
(今は女勇者が多いのか?もしかすると入学は女の方が有利なのかもしれないな)
※偏見です
魔王は勇者育成学園に向かった
勇者育成学園
魔王は勇者育成学園前にたどり着いた
学園は巨大な白い壁で囲まれており、中央には巨大な壁を超える大きな城にもにた建物が建っていた
(15歳~20歳までしか入学できないんだったな、16歳くらいにしとくか)
魔王は変身魔法を使い、変身する。何度か試して16歳の女の子らしさを演出する
「武器は刀で防具はお金がないから革鎧って事にしとくか」
納得した魔王は門番に声をかけた
「たのも~。入学希望なんだが…」
「んー?お前いくつだ?20は超えていないと思うが」
「16歳だ」
「よし、名前は?」
「ジークフリート=ルシファー=ラグナロク」
「ジ…ん?なんて?もう一度言ってくれ」
(おっと…そういえば変身しているんだった…名前はどうするか…)
「ル…ルーシーだ」
「ルーシーか。これでよし、時期は外れてるが手続きはしておいた。中に入ってあの門の前で待ってれば案内する人間が出てくる。それまで待ってろ」
ルーシーは門の前までたどり着いた
門は高さ10メートルはあろう高さで幅は5メートルほどもある
(これを開けるとこから試練だったりするのか?)
すると扉がゆっくりと開き、中から30代と思われる男が現れる
「お、君が入学希望者か?入ってくれ」
中へ入るとすさまじい広さだった、外周の大きな壁の内側にも内壁がありまるで巨大な城と城下町がすっぽり入るほどの広さだ
「こっちだ」
30代の男が声をかけてくる
ルーシーは返事をしてついていく、すると縦横500メートルはあるだろうか?そこそこ大きな部屋に案内された
「ここで試練を受ける。数分毎に魔物が出現するから戦ってくれ、倒した数と生存時間を基準に成績が算出される。最低でも第5波まで到達しないと入学できないからな。がんばれよ」
そう言うと男は部屋の外へ行き、扉を閉めた
すると部屋の中央に魔法陣が現れ、スライムが召喚される
(へぇ、一応魔物と戦うんだな。これを繰り返せばいいのか)
強大な魔王に対し、人間は女神の寵愛を受けた勇者を召喚して対抗する
激しい戦いの末、勇者は見事魔王を討伐し、世界に平和が訪れた
それから数千年の時が流れた
魔王には子孫がいた、子孫は魔王と勇者の壮絶な死闘を聞かされ育ち、強く憧れる
子孫は才能に恵まれていたが努力を怠らず、いつしか魔界最強の魔物となる
子孫は魔王と呼ばれるようになった
新しい魔王となった子孫は幼い頃から憧れた魔王と勇者の死闘を望む
どうしたものかと悩んだ末、果たし状を勇者に送った
X日後
世界最強と呼ばれる勇者と魔王は相対した
「新しい魔王が誕生しているとは…この勇者ブリューナク、我が命に代えてもお前を倒し、世界の平和を勝ち取ってやる!」
前人魔大戦のような壮絶な死闘を繰り広げ、後世に語り継がれる伝説となる…はずだった
魔王は期待に胸を膨らませ、勇者に飛び掛かる。剣を構える勇者
お互いが交差し、魔王の衣に切れ目が入る
「フッフッフ、やるな勇者。我が衣に傷をつけるとは…小手調べはもういいだろう。さっさと本気を出すがいい。我が権能にどこまで抗えるかな」
振り返ると、勇者は倒れていた
…
「すまん勇者、油断したんだろう?もう一度正々堂々やろう」
しかし勇者は動かない、近寄ってみると勇者は死んでいた
「ハァ?伝説は?死闘は??おいどういうことだよ勇者起きろ!!」
魔王は勇者を強くゆすった
…
魔王は強くなっていない勇者を倒すこと反省し、やめた
それから数百年
魔王に挑んできた勇者は3パーティほど来た
全てビンタ一発で死んだ
どうしたら死闘が繰り広げられるのか、魔王は考えた
魔王は人間に勇者の育成を任せていてはいつまでたっても死闘は繰り広げられないと悟る
「よし、ちょっと人間界で勇者鍛えるか」
人間界
人間界へ降臨した魔王は考えた
「人間達がどうやって勇者を育てているか知る必要があるな」
魔王は手近な街へ行き、変装して情報を集める事にした
酒場
魔王は店へはいるとカウンターにドカッと偉そうに座る
「店主!勇者ってどこにいるんだ?主から手紙を預かってるんだ」
「あぁ?勇者は世界のど真ん中にある勇者育成学園にいるに決まってんだろ。そんなことも知らずに手紙を預かったのか?よくお前に託したな…」
(勇者育成学園なんてものがあるのか??だとしたらその学園に行けばいいのか)
「そうか…その学園にはどうやったら入ることができるんだ?」
「手紙を届けるだけなら門番にでも渡せばいいだろうが。ったく世間知らずが…ついでにホレ…地図でいえばこの街はここ、学園はここらへんだ」
(口は悪いがいい店主だな…)
「いや、入学の方なんだが」
「なんだよ最初からそう言え!まったく…学園は15歳~20歳までの青少年にしか入学は許されていない。厳しい試験を潜り抜けた者だけが入学できる。今話題の勇者は4人だ、3人は見目麗しい女らしいぞ。もう一人は男だ、これも大層な美青年らしい。天は二物を与えずってのは嘘ってこった」
「そうか、助かった」
礼金を支払い店を出る魔王
(今は女勇者が多いのか?もしかすると入学は女の方が有利なのかもしれないな)
※偏見です
魔王は勇者育成学園に向かった
勇者育成学園
魔王は勇者育成学園前にたどり着いた
学園は巨大な白い壁で囲まれており、中央には巨大な壁を超える大きな城にもにた建物が建っていた
(15歳~20歳までしか入学できないんだったな、16歳くらいにしとくか)
魔王は変身魔法を使い、変身する。何度か試して16歳の女の子らしさを演出する
「武器は刀で防具はお金がないから革鎧って事にしとくか」
納得した魔王は門番に声をかけた
「たのも~。入学希望なんだが…」
「んー?お前いくつだ?20は超えていないと思うが」
「16歳だ」
「よし、名前は?」
「ジークフリート=ルシファー=ラグナロク」
「ジ…ん?なんて?もう一度言ってくれ」
(おっと…そういえば変身しているんだった…名前はどうするか…)
「ル…ルーシーだ」
「ルーシーか。これでよし、時期は外れてるが手続きはしておいた。中に入ってあの門の前で待ってれば案内する人間が出てくる。それまで待ってろ」
ルーシーは門の前までたどり着いた
門は高さ10メートルはあろう高さで幅は5メートルほどもある
(これを開けるとこから試練だったりするのか?)
すると扉がゆっくりと開き、中から30代と思われる男が現れる
「お、君が入学希望者か?入ってくれ」
中へ入るとすさまじい広さだった、外周の大きな壁の内側にも内壁がありまるで巨大な城と城下町がすっぽり入るほどの広さだ
「こっちだ」
30代の男が声をかけてくる
ルーシーは返事をしてついていく、すると縦横500メートルはあるだろうか?そこそこ大きな部屋に案内された
「ここで試練を受ける。数分毎に魔物が出現するから戦ってくれ、倒した数と生存時間を基準に成績が算出される。最低でも第5波まで到達しないと入学できないからな。がんばれよ」
そう言うと男は部屋の外へ行き、扉を閉めた
すると部屋の中央に魔法陣が現れ、スライムが召喚される
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