人類は仮想世界に移住しました。最強のアバターを手にいれたので、無双します

新人賞落選置き場にすることにしました

文字の大きさ
14 / 27

世界の創造神

しおりを挟む
 ヴェンヴ学園に入学してから、1週間が過ぎた。
 バイナリー・ワールドにおいて、1週間が7日であることには、何の意味もない。


 1年が365日である理由も、地球が太陽系から外れている以上、意味はない。1日が24時間である理由も、1週間が7日である理由も、1ヵ月が30日である理由も、1年が365日である理由も、すべては古代人がつくった文明の名残である。


 仮に……仮にだが、地球が別の恒星のまわりを公転しはじめていたなら、地球人は新しい暦を作り直していたのかもしれない。1年が3万日とか、そういうことが起きていたかもしれない。
 そう考えると、古代人というのは非常に曖昧な時間のなかで生きていたんだな、と思う。


 それに比べると、バイナリー・ワールドは厳格だ。1週間は、7日。ちゃんと定数として決められている。


「40万か……」
 と、ノウノはつぶやいた。


 1次選考の締め切りまではあと3日である。この1週間で集められたノウノのフォロワーは40万人だった。


 女王と戦う権利を得るためには、11位以内に入らなくてはならない。


 現在の11位のフォロワー数は91万だった。ほかのVDOOLだって、フォロワー集めに尽力している。数は変動しつづけている。炎上して落ちる者もいれば、バズってフォロワーを大量獲得している者もいる。 


 自室。
 ベッドの上。
 石造りの天井が見える。

 
 ノウノの頭や手首や足首には、コードがつながれている。


「入学して最初の2日で5万人を集めて、そのあとの5日で35万人を集めたんじゃ。吾輩以来の快挙じゃぞ」


 仰向けに寝転がっているノウノのとなりには、エダが腰かけている。エダは大量に浮かぶディスプレイを操っている。
 今日も朝からメンテナンスである。


「黒猫丸の働きも大きいけどね」


 約束通り、黒猫丸はノウノのアカウントへと、ユーザーをうまく誘導してくれているようだった。


 黒猫丸に頼り切りというわけではない。ノウノだって、この5日でバトルをしてきた。ノウノは避けられ気味ではあるが、まったく相手にされないということはない。この5日でバトルは8回。全戦全勝である。


「そうじゃな。あやつを利用して正解じゃったな」


「でもあと3日で、60万人ほど集めなくちゃならないわ。11位の人だって、フォロワー数伸ばしてるし、もっと集めなくちゃいけないかも」


「今日から3日間は、期末テストの期間に入る。テストで良い点数を取ることが出来れば、宣伝になるぞ」


「テストかー」
 と、ノウノは身動ぎした。


 コードにつながれているので、あまり自由には動けない。


 もう少し早いタイミングで編入して来られれば、間にあったと思うんだけどなぁ、とノウノは愚痴った。


 仕方ないじゃろうが、吾輩がオヌシを見出すのに時間がかかったんじゃから、とエダが作業をしながら言い返してきた。


「せめて来年まで時間があれば、もっとフォロワーを集められると思うんだけど」


「来年までは待てん。吾輩の身体が保たんかもしれん」


 ノウノとしても、女王とのバトルを来年までお預けにするのは、望むところではない。今すぐにでもバトルしたい心意気ではある。


「やっぱり替え玉はどう? 私の代わりに、エダが試験を受けてよ。こなったら背に腹は代えれないでしょ」


「見つかったらどうする。目的を果たせずに、学園を叩き出されてしまうではないか」


「今更でしょ。企業だって架空なんだし、エダだって、大手を振って歩ける素性じゃないでしょ」


「それとこれとは話が別じゃ。ただでさえ我らは警戒されておるんじゃ。不必要なリスクを負うのは危険じゃと言うておる」


「フォロワー集めに必要なことじゃない」


 エダはノウノのほうを一瞥たりともしない。ずっとタイピングを続けている。何かコーディングを行っているようだ。


「テストはオヌシのチカラで尽力せよ。安心せい。吾輩はまだとっておきの切り札を用意しておるから」


「切り札?」


「まあ、オヌシがテストで学園1位にでもなって、フォロワーを稼ぎまくれば、切る必要のないカードじゃがな」


「わかった。やれるだけは、やってみるけど、赤点だったとしても文句言わないでよ。私にとっては難しいんだから」


「わかっておる」


 どうしてエダは、替え玉をかたくなに拒否するのだろうかと考えた。少し強く頼めば、「仕方ない」と了承してくれると踏んでいたのだが、予想外だった。


 言葉通り、リスクがあるからかもしれない。余計なリスクを背負いたくないというのは事実、その通りなのだろう。


 しかし、エダには別の考えがあるのかもしれない――と、ノウノは感じた。


 ノウノにそういった不正行為をして欲しくない、とエダは思っているのかもしれない。


 今までノウノは、エダのことを怪しげな人物だと思っていた。しかし先日、エダの正体を知らされた。正体を知ったせいか、エダに対する疑念は払拭されていた。
 むしろ、エダは生真面目な性格をしているのではないか、とすら思えてくる。



 生真面目であるからこそ、ロジカルンから違法に垢BANされたことが、許せないのかもしれない。


「ねえ」


「なんじゃ。替え玉は無しじゃぞ」


「そうじゃなくて、このメンテナンスって、こんなに毎日必要なことなの?」
 と、ノウノは自分の手首につながっているコードを、人差し指でいじった。


「なんじゃ。厭か?」


「いやまぁ、ちょっと面倒だしさ。私のアバターがエダの特別製ってことはわかるけど、いくらなんでもイジりすぎじゃない? クリナとか、ほかのアバターは、メンテナンスは年に一回ぐらいだって聞いたよ」
 作業をしているエダの背中に、そう問いかけた。


「吾輩がやっているのは、メンテナンスだけではない」


「じゃあ、何してるの?」


「黒猫丸が言うてたじゃろう。オヌシはロジカルンに警戒されておる。クラッキングを仕掛けられるかもしれん」


 ヤツらは、なんでもする連中じゃからな――と憎々しげに付け加えていた。


「クラッキングされたら、どうなるの?」


「制御に不具合が生じたり、内部データを覗き見られたりするかもしれん」


「見られたら困るものなの?」


「まあの」


「たしかに、勝手に中身を見られたりするのは、あんまり良い気分はしないもんね」


「良し、もう良いぞ」


 ノウノにつながれていたコードが、エダの表示していたディスプレイに吸い込まれていった。コードごとディスプレイが消える。ノウノは上体を起こして、うんと伸びをした。


「そのまま、ちょちょいとイジって、私の頭も良くならないの?」


「オヌシもなんとなく知っているとは思うが、意識モデルというのは、ただのプログラミングコードではない。コードはコードでも、複雑な多重線形代列行列式によって組み上げられている」


「バックエンドの話ね?」


「数式化されているとはいえ、人間の脳みそ、そのものじゃからな。変に弄ったら、記憶が吹っ飛んだり、性格が変わったりするかもしれん。簡単に弄れるものなら、吾輩だって自分の意識を修復しておるわ」


「そっか」


「ほれ、テスト1日目じゃ。挑んで来い」


「了解」


 部屋を出ると、クリナが待っていた。クリナといっしょに食堂へ向かった。


 いつものように甘いお菓子を皿に盛りつけたのだが、あまり食欲はわかなかった。緊張しているのだ。
 一方、クリナはサラダをかじりながら、ディスプレイを凝視していた。テストぎりぎりまで勉強しているのだろう。


 朝食を終えると、生徒たちはおのおのの教室へと向かう。
 生徒たちは、いつもよりどこかピリついていた。テストの緊張もあるだろうが、1次選考の締め切りが近いこともあるのだろう。


 10以内に入ろうとしているのは、ノウノだけではないのだ。1日目は、統計学と物理演算学とモデリング・プログラムのテストだった。どれもノウノの苦手な分野である。


 席につく。
 すると、ノウノの端末にテストデータが送られてきた。
 

 解凍してみる。ディスプレイいっぱいの記号と数式が現れた。シグマだのミューだのシータだのと、どうして数学というのは、こうも記号ばっかり使いたがるのか。


 もはや古代人の文字を解読しているような気分になってくる。メマイがしてきたところで、ようやっと1日目のテストが終了した。


「どうでした?」
 と、クリナが尋ねてきた。


「う、うーん。赤点回避できたら良いかな……って感じかな。クリナは?」


「まあまあ、という感じですかね」
 と、微笑んでいた。


「出来たのね。うらやましいわ」


「でも、私も一番勉強ができるってわけでもないですから」


「学園でいちばん勉強できるのって誰なの?」


「女王じゃないでしょうか」


「げっ。女王って文武両道なのね」


 倦怠的な女王の顔を思い出す。たしかに、頭が良さそうな顔をしていたな、と思った。
 まあ、外見であるアバターと、内面である意識モデルとでは、まったく関係はないのだが。


「でも、歴代で言うと、いちばん優秀だったのは、エルシノア嬢だと思いますよ」


「そうなの?」


「エルシノア嬢は、既存の公式をどんどん効率的なアルゴリズムに塗り替えていったほどの天才でしたから。データ解析の手法をいくつか編み出して、さらに計算負荷の少ない物理演算処理をいくつか発表していました。ほかにも、既存の言語よりも、さらに高速計算を可能にした言語を開発したりしていました。まあ、高度すぎてその言語は汎用化されませんでしたが。エルシノア嬢は、突出した天才ですよ」


「クリナも、エルシノア嬢のファンなの?」


「ええ。エルシノア嬢の発表したアルゴリズムを、私もいくつか勉強させてもらいましたから」


「へぇ」


 そのエルシノア嬢はというと、今はエダというカメラ小僧の姿に変装している。その事実は、もちろんクリナも知らないのだ。エダが実は、エルシノア嬢だと知ったら、クリナは驚くだろう。


「エルシノア嬢は、稀代の天才ですよ」


「そっか……。バトルだけじゃなくて、頭も良かったのねぇ」


 エダは頭が良いだろうと思っていたが、クリナからそう言われるほどということは、とてつもない天才なのだろう。


 ノウノのアバターは、その稀代の天才が作り上げた最高傑作である。
 なるほど。どうりで高性能なわけだ。


「私は明日のテストの準備があるので、先に教室に戻っていますね」
 と、クリナは珍しくひとりで教室を出て行った。勉強が得意なクリナにとっては、この3日間が勝負時なのだろう。


 教室を出る。
 廊下には、噂の当人であるエダが待っていた。


「どうじゃ、テストの手ごたえは?」


「うーん。良くはないかも」


「まあ良い。明日の試験は、今日ほど酷くはなかろう」
 と、エダはノウノの肩に跳びうつってきた。


「明日のテストはなんだっけ?」


「自然脳科学。人類史。モデリング実技じゃな」


「人類史とモデリング実技は、まあまあいけるかも」


「そりゃ楽しみじゃな」


 人類史は文字通り、人類の歴史について、である。地球が存在していた時代から、バイナリー・ワールドへ遷移する時代までもテスト範囲に入っている。覚えるだけで良いから楽だ。


「エダって第1世代なんでしょ」


「うむ」


「じゃあ、過去の話を聞かせてよ」


「なんじゃ急に」


「明日は人類史なんだから、エダの話を聞いていれば、少しは点数に、つながるかもしれないじゃない。生証人なんだし」


「吾輩の話なんかよりも、学園で配布されてる資料を見たほうが、点数に直結すると思うがな」


「エダの話を聞かせてよぉ」
 と、ノウノは甘えた声音を出した。


 バイナリー・ワールドの生い立ちを知りたいというよりも、エダ自身の生い立ちを知りたいと思った。


 稀代の天才と呼ばれ、エルシノア嬢として生きて、いまはカメラ小僧のアバターで生きているこの人物の背景に、ノウノは興味が湧いたのだ。


 今、この瞬間に、湧いたというわけではない。前から気になっていたが、踏み込んで良いか、わからなかったのだ。
 今なら、教えてくれそうな気がする。テストを口実に、エダの過去に切り込んでみたのだった。


「吾輩が生まれたときには、まだ地球は太陽系に存在していた。しかし、天文学者の予測によると、地球の寿命はそう長くはないと考えられていた。ほかの星雲との衝突によって、軌道がズレるであろうとのことじゃった」


「それで?」


「その地球滅亡の予測は、吾輩が生まれるよりも前から、されておってな。人間の意識を、仮想世界に埋め込むプロジェクトは、進行されておった。吾輩はそのプロジェクトに、途中参入した形じゃな」


「ってことは、このバイナリー・ワールドの創造に、エダも関わったってこと?」


「まあの」


「探れば、探るほど、エダってすごい過去を持ってるわよね」


 架空企業をでっちあげて、バリデーション・チェックを通過したり、牢獄データベースから脱獄したりできる理由にも納得である。


 まあの、とエダは軽く流して続けた。


「宇宙空間に、いくつか、惑星規模のデータセンターコロニーが建設された。それが、このバイナリー・ワールドを構築する基盤となっておる」


「じゃあ、このバイナリー・ワールドもいちおう現実世界のハードウェアが、存在してるんだ?」


「うむ」


「じゃあ、たとえば、そのデータセンターコロニーに、隕石とかが衝突したら、この世界は崩壊するの?」


「いいや。この世界を構築しているのは、1基だけではない。万が一、1つの基地に異常が発生しても、ほかのデータセンターコロニーがあるから、崩壊することはない。それに、データセンターコロニーには、自動修復プログラムが組み込まれておる。異常があった場合も、もとの状態に修復されるはずじゃ」


 これはテストに出るから覚えておけ、とのことだ。


「じゃあ、本当に異常事態が起こらないかぎりは、この世界は不滅なんだね」


「まあ、そうじゃな」


 突然、滅びたりしたら困る。
 現実などという曖昧なもののうえに、この世界が成り立っているのかと思うと、それでもちょっぴり不安ではあった。


 石造りの廊下。アーチ状の窓。ガラスに指を触れる。つるつるとした感触が、人差し指の腹に与えられた。


「エダは、最初からエルシノア嬢として、この世界に入ったの?」


「いや。最初は吾輩も、べつにフォロワーを集めてやろうという気はなかったでな。のんびり余生を、この世界で暮らすつもりじゃった。吾輩は長生きできれば、それで良いからな」


「じゃあ、どうしてエルシノア嬢なんかになったのよ」


「女王が現れたからじゃ」


 ちょうど、庭園を歩いている女王の姿が見て取れた。
 ほかのVDOOLたちからも、注目されている。ほかのVDOOLたちが抱くのは、おそらく憧憬や尊敬といった類のものだろう。


 ほかのVDOOLたちは、女王には迂闊に近寄れないといった感じだった。女王が歩けば、道を譲るし、頭を下げる。まるで絶対王政の君主のようである。


「当時から、女王に恨みがあったの?」


「いいや。むしろ素晴らしいモデルじゃと思う。意識モデル、アバター。欠点はひとつもない」


「まあね」


 エダは、女王のことも認めてはいるようだ。すこし嫉妬した。


「女王は長く、トップに君臨しておるからな。吾輩の闘争心がくすぐられた。吾輩の好敵手になりうるやもしれん。そう思った。まあ、あまりに長生きして、退屈しておったのやもしれぬな」


「で、勝っちゃったのね?」


「そうじゃな。まさか、垢BANされるとは、吾輩も思うてなかったがな。おかげで、この様じゃ。正直、余計なものに手を出してしもうたとは思うておる。まさか国が世論操作のために、女王を立てていたとは思わなんだ。吾輩をこのような姿にした、国と女王には、代償を払ってもらわねばならん」


 そして、ノウノが現れた――ということなのだろう。


 エダに比べると、ノウノの人生はあまりに薄っぺらい。


 ある日、突然、この世界に生まれ落ちた。VDOOLになりたいという野望は、なぜかもともと持っていた。もしかすると、両親から引き継がれたものなのかもしれない。でも、なかなか選考が通らなかった。そんなとき、エダから声をかけられたのだ。


 ふと――。
 女王が振り向いた。
 紫がかった双眸で、ノウノのほうを見ていた。ノウノも見つめ返した。


「負ける気がしないわ」


 ノウノの右肩には、世界の創造神である一人が腰かけているのだ。
 ノウノのなかに、滾るものがあった。


 しかし、女王と対峙するためには、まずは1次選考を突破しなくてはならない。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

サイレント・サブマリン ―虚構の海―

来栖とむ
SF
彼女が追った真実は、国家が仕組んだ最大の嘘だった。 科学技術雑誌の記者・前田香里奈は、謎の科学者失踪事件を追っていた。 電磁推進システムの研究者・水嶋総。彼の技術は、完全無音で航行できる革命的な潜水艦を可能にする。 小与島の秘密施設、広島の地下工事、呉の巨大な格納庫—— 断片的な情報を繋ぎ合わせ、前田は確信する。 「日本政府は、秘密裏に新型潜水艦を開発している」 しかし、その真実を暴こうとする前田に、次々と圧力がかかる。 謎の男・安藤。突然現れた協力者・森川。 彼らは敵か、味方か—— そして8月の夜、前田は目撃する。 海に下ろされる巨大な「何か」を。 記者が追った真実は、国家が仕組んだ壮大な虚構だった。 疑念こそが武器となり、嘘が現実を変える—— これは、情報戦の時代に問う、現代SF政治サスペンス。 【全17話完結】

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

冷遇王妃はときめかない

あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。 だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。

処理中です...