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2章-2節.ヘルデス家の争続に巻き込まれた私は…
32.料理を始めます。
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「さて、早速料理を始めようか。」
「おう。で?鋼蜥蜴で何を作るんだ?」
「唐揚げだ。」
「から……何て?」
「取り敢えず作ってみるから見ててくれ。そのうち作って貰いたいからな。」
「おう、そんときは任せろ。」
「あの……僕も手伝って良いですか?」
「もちろんだ。寧ろ助かるよ。宜しく。」
「アレクさん!まずは何をしますか?」
「では(シャカシャカシャカッ…ピッ)カンナさん、これを用意してください。」
「わかりました。(タタタッ)」
よし、その間に……
「(グォンッ)じゃあ、2人ともこいつを切り分けるのを手伝ってくれ。」
「おう。」
「わかりました。」
アバラ辺りの肉なら肉・脂のバランスが丁度良い筈。
「大きさはどうする?」
「ひとまず一口大と……あと、少し大きめので頼む。」
「量は?」
「そうだな、取り敢えずそれぞれ10キロ…」
「お待たせ致しました!(ドンッ)」
早いな。本当に優秀だ。
「次は何を……」
「(シャカシャカシャカシャカッ…ピッ)このメモ通りの配分で調味料を混ぜておいてください。」
「わかりました!(タタタッ)」
「「………」」
「それぞれ10キロずつ頼む。えっと、ナイフは…」
「あ、僕は(チャキッ)自前のヤツがあるんですが、これ使って良いですか?」
「もちろん。じゃあ、テルマは(スチャッ)これ使って。」
「へ?」
「あ、それって例のホーイングスの短刀ですか?」
「あぁ、そうだ。」
「……良いのか?」
「構わないよ。どんな謂れのあろうと、私にとっては友人からの贈り物だ。貸して差し支えなんてないよ。」
「(トンッ)混ぜ終わりました!」
「では、火を起こしておいて貰えますか?」
「はい!(タタタッ)」
「じゃ、早速捌くか。」
「アレク?一応聞いても良いか?」
「……何だ?」
「お前…さっきから………」
「火が着きまし…」
「では、私たちが行くまで暫く火の番を頼めますか?」
「はい!(タタタッ)」
「さっきから……何だ?」
「………いや、やっぱ後で聞くわ。」
「?」
どうしたのだろうか。
「さて……(ストッ)アレクさん、全部捌き終えました。」
「え?」
「………マジか。」
もう終わったのか。こっちもやたら早いな。
「じゃ、次にこいつをカンナさんが用意してくれた調味液に漬ける。」
「どれくらい?」
「20分くらいだ。漬けた後は小麦粉をまぶして……」
「なるほど。それから焼くんですね。」
「いいや、高温の油で揚げるんだ。」
「……揚げる??」
「うん、揚げる。」
「揚げるって……宮廷の料理人とかがやる、大量の油を使うあの……?」
「こっちではそうみたいだな。」
「……あの、アレクさんの故郷では一般的かもしれませんが、王都だと油は……」
「高いんだろ?劣化も早いし、1リットルで金貨数枚くらいだっけ?」
「えぇ、そうです。流石にそんな高級品をいただくのは……」
「気にするな。肉を漬け込んでいる間に…(ゴトッ)油を作るから。」
「おう。」
「え?……油を…作る……?」
「やる事はまぁ、至って単純だ。穀物の粒をすり潰して搾り出せば良い。」
「いや、油って……手作りするものでしたっけ?」
「アレクにとってはそうなんだろう。こいつの料理は基本的に素材の採取から始まるからな。見た感じ、8割が力技だ。」
「……怪力料理?」
「言い得て妙だな。」
「……油断してました。アレクさんと一緒にいるだけで、僕の培って来たこれまでの常識が崩れ落ちそうです。」
「今更だろ。」
「……あぁ、はい。そうですね。確かに今更ですね。わかりました。(スゥゥゥ)……何から手伝いますか?」
「………」
納得してくれたみたいだけど……解せないな。
その後も着々と料理が進むにつれ、オルブの目が……いや、これ以上語るのは辞めておこう。
メタルリザードは美味かった。それだけで充分だ。
「おう。で?鋼蜥蜴で何を作るんだ?」
「唐揚げだ。」
「から……何て?」
「取り敢えず作ってみるから見ててくれ。そのうち作って貰いたいからな。」
「おう、そんときは任せろ。」
「あの……僕も手伝って良いですか?」
「もちろんだ。寧ろ助かるよ。宜しく。」
「アレクさん!まずは何をしますか?」
「では(シャカシャカシャカッ…ピッ)カンナさん、これを用意してください。」
「わかりました。(タタタッ)」
よし、その間に……
「(グォンッ)じゃあ、2人ともこいつを切り分けるのを手伝ってくれ。」
「おう。」
「わかりました。」
アバラ辺りの肉なら肉・脂のバランスが丁度良い筈。
「大きさはどうする?」
「ひとまず一口大と……あと、少し大きめので頼む。」
「量は?」
「そうだな、取り敢えずそれぞれ10キロ…」
「お待たせ致しました!(ドンッ)」
早いな。本当に優秀だ。
「次は何を……」
「(シャカシャカシャカシャカッ…ピッ)このメモ通りの配分で調味料を混ぜておいてください。」
「わかりました!(タタタッ)」
「「………」」
「それぞれ10キロずつ頼む。えっと、ナイフは…」
「あ、僕は(チャキッ)自前のヤツがあるんですが、これ使って良いですか?」
「もちろん。じゃあ、テルマは(スチャッ)これ使って。」
「へ?」
「あ、それって例のホーイングスの短刀ですか?」
「あぁ、そうだ。」
「……良いのか?」
「構わないよ。どんな謂れのあろうと、私にとっては友人からの贈り物だ。貸して差し支えなんてないよ。」
「(トンッ)混ぜ終わりました!」
「では、火を起こしておいて貰えますか?」
「はい!(タタタッ)」
「じゃ、早速捌くか。」
「アレク?一応聞いても良いか?」
「……何だ?」
「お前…さっきから………」
「火が着きまし…」
「では、私たちが行くまで暫く火の番を頼めますか?」
「はい!(タタタッ)」
「さっきから……何だ?」
「………いや、やっぱ後で聞くわ。」
「?」
どうしたのだろうか。
「さて……(ストッ)アレクさん、全部捌き終えました。」
「え?」
「………マジか。」
もう終わったのか。こっちもやたら早いな。
「じゃ、次にこいつをカンナさんが用意してくれた調味液に漬ける。」
「どれくらい?」
「20分くらいだ。漬けた後は小麦粉をまぶして……」
「なるほど。それから焼くんですね。」
「いいや、高温の油で揚げるんだ。」
「……揚げる??」
「うん、揚げる。」
「揚げるって……宮廷の料理人とかがやる、大量の油を使うあの……?」
「こっちではそうみたいだな。」
「……あの、アレクさんの故郷では一般的かもしれませんが、王都だと油は……」
「高いんだろ?劣化も早いし、1リットルで金貨数枚くらいだっけ?」
「えぇ、そうです。流石にそんな高級品をいただくのは……」
「気にするな。肉を漬け込んでいる間に…(ゴトッ)油を作るから。」
「おう。」
「え?……油を…作る……?」
「やる事はまぁ、至って単純だ。穀物の粒をすり潰して搾り出せば良い。」
「いや、油って……手作りするものでしたっけ?」
「アレクにとってはそうなんだろう。こいつの料理は基本的に素材の採取から始まるからな。見た感じ、8割が力技だ。」
「……怪力料理?」
「言い得て妙だな。」
「……油断してました。アレクさんと一緒にいるだけで、僕の培って来たこれまでの常識が崩れ落ちそうです。」
「今更だろ。」
「……あぁ、はい。そうですね。確かに今更ですね。わかりました。(スゥゥゥ)……何から手伝いますか?」
「………」
納得してくれたみたいだけど……解せないな。
その後も着々と料理が進むにつれ、オルブの目が……いや、これ以上語るのは辞めておこう。
メタルリザードは美味かった。それだけで充分だ。
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