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2章-3節. ヘルデス家の争族を切り抜けた私は…
15.火事の犯人について問われます。
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火事場からヴラド とエリックを助け出し、屋敷に連れ帰った私は、カンナから説教を受け、エリックの秘密を知り、ヴラド と新たな約束をした。
テルマに至っては…その………なんかアレである。
情報量が多過ぎるんだよなぁ。ただでさえ、ここ最近色々とあり過ぎたんだから。
情報と言えば………
「さて、だいぶ和んだところで……今回の火災、誰の仕業だと思う?」
遂に、エリックが話題を切り出した。
純粋な質問のつもりか、それとも何かを勘付いているのか……
「唐突だな。まぁ、俺もずっと気掛かりだったけどよ。」
「ずっと言う機会を待ってた。本を燃やすだけでも許し難いのに、図書館を燃やそうなんて……理解に苦しむよ。」
それについては同感だが……
「それ知ってどうするつもりだ?」
「どうもしないよ。僕には何の力もないからね。権力も財力も筋力も。」
「じゃあ何故聞く?」
「ただの興味本意だよ。言ったでしょ?理解に苦しむって。」
それにしては含みを感じる言い回しだ。心当たりはあるが、話して良いものか……
「単刀直入に聞くが、報復とかは考えてないよな?」
「しないよ。やりたい気持ちは山々だけど。」
嘘は付いてない。しないって事も、やりたいと思っている事も。
「けど、これ以上本を燃やそうってつもりなら……(ギュッ)守るよ。この命に賭けても、絶対に。」
「(ぐにぃ)」
「あぅ…」
「さっきの今でシームレスに命を賭けるなよ(ぐにぐに)なぁ?」
「あぅぅ……」
そうして再び、ヴラドによるエリック への折檻が始まった。
「「…………」」
締まらない奴だな。だが、信念を感じる良い目だった。
本を守る……か。なら、私はエリックを守るだけの事だ。
「テルマ。」
「あぁ、俺は構わない。」
「まだ何も言ってないが?」
「察しは付いてる。気にせず話せよ。」
「……ありがとう。」
こうしてテルマの同意を得た私は……
「エリック、図書館に放火した犯人についてだが、心当たりがある。」
「えっ?!誰ですか?」
「ヘルデス家だ。」
「ヘルデス家?最近、色々と問題を起こしてるあいつらが??何故??」
「恐らく狙いは本ではなくエリック、お前自身だ。」
「えっ??僕?」
「おい、どういう事だ?何で落ち目の貴族に狙われるってんだよ。」
「ヴラド 、お前なら大方想像はついてるんじゃないか?」
「最近、冒険者ギルドに『樹海探索』の依頼が多く発注されてるだろ?」
「なっ!?……何故知ってる?」
「説明しても良いが……すると長くなるんだよなぁ。」
「しかも、色々とめんどくさいんだよなぁ。」
「端的に話してくれ。全部聞くからよ。」
「僕からもお願い。」
「………まぁ、そこまで言うなら」
「仕方ねぇよなぁ?」
こうして私たちは、ヘルデス家で起こった一連の出来事を話した。
テルマに至っては…その………なんかアレである。
情報量が多過ぎるんだよなぁ。ただでさえ、ここ最近色々とあり過ぎたんだから。
情報と言えば………
「さて、だいぶ和んだところで……今回の火災、誰の仕業だと思う?」
遂に、エリックが話題を切り出した。
純粋な質問のつもりか、それとも何かを勘付いているのか……
「唐突だな。まぁ、俺もずっと気掛かりだったけどよ。」
「ずっと言う機会を待ってた。本を燃やすだけでも許し難いのに、図書館を燃やそうなんて……理解に苦しむよ。」
それについては同感だが……
「それ知ってどうするつもりだ?」
「どうもしないよ。僕には何の力もないからね。権力も財力も筋力も。」
「じゃあ何故聞く?」
「ただの興味本意だよ。言ったでしょ?理解に苦しむって。」
それにしては含みを感じる言い回しだ。心当たりはあるが、話して良いものか……
「単刀直入に聞くが、報復とかは考えてないよな?」
「しないよ。やりたい気持ちは山々だけど。」
嘘は付いてない。しないって事も、やりたいと思っている事も。
「けど、これ以上本を燃やそうってつもりなら……(ギュッ)守るよ。この命に賭けても、絶対に。」
「(ぐにぃ)」
「あぅ…」
「さっきの今でシームレスに命を賭けるなよ(ぐにぐに)なぁ?」
「あぅぅ……」
そうして再び、ヴラドによるエリック への折檻が始まった。
「「…………」」
締まらない奴だな。だが、信念を感じる良い目だった。
本を守る……か。なら、私はエリックを守るだけの事だ。
「テルマ。」
「あぁ、俺は構わない。」
「まだ何も言ってないが?」
「察しは付いてる。気にせず話せよ。」
「……ありがとう。」
こうしてテルマの同意を得た私は……
「エリック、図書館に放火した犯人についてだが、心当たりがある。」
「えっ?!誰ですか?」
「ヘルデス家だ。」
「ヘルデス家?最近、色々と問題を起こしてるあいつらが??何故??」
「恐らく狙いは本ではなくエリック、お前自身だ。」
「えっ??僕?」
「おい、どういう事だ?何で落ち目の貴族に狙われるってんだよ。」
「ヴラド 、お前なら大方想像はついてるんじゃないか?」
「最近、冒険者ギルドに『樹海探索』の依頼が多く発注されてるだろ?」
「なっ!?……何故知ってる?」
「説明しても良いが……すると長くなるんだよなぁ。」
「しかも、色々とめんどくさいんだよなぁ。」
「端的に話してくれ。全部聞くからよ。」
「僕からもお願い。」
「………まぁ、そこまで言うなら」
「仕方ねぇよなぁ?」
こうして私たちは、ヘルデス家で起こった一連の出来事を話した。
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