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第三章 アルプス王国のお姫様
第96話 ブラックダイヤの売却金額は・・・
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錬金術でダンジョンの壁からブラックダイヤモンドを取り出す事に成功したカインとラックはダンジョン探索の4日間で合計10個のブラックダイヤモンドを手に入れていた。
「ブラックダイヤいくらになるか楽しみにゃ。」
「そうだな。だけど大きさで値段が違うってバニーさんは言ってただろ?ビー玉サイズばっかりだからもしかしてそれほど高くないかもな。金貨10枚から金貨100枚ぐらいって言ってたから最低でも金貨100枚はあるだろうな。」
「金貨100枚行くなら、普通に依頼を受けるよりもお買い得にゃ。」
「お買い得って・・・まあたしかにそうだな。ダンジョンの1日目の事を考えると、次回行った時はもっと取れるだろうし今回の売却金額を見てから今後どうするかは考えないとな。あんまり売りすぎると希少価値みたいなのが薄れて売却金額が下がる可能性もあるし。」
「たしかにそれは言えてるにゃ。」
「それになんだかんだ言って下の階の方が大きいブラックダイヤがある気がする。どういう訳かダンジョンの壁に対して使う錬金術は魔力の消費が激しかったから一日10回ぐらいしか使えなかったから、下の階に降りて使った方がよかったかもしれないな。」
「次は地下11階から先だから、今回よりも期待できるにゃ。コドラは火を噴くトカゲって感じだったから楽勝だったにゃ。この調子で地下20階のツインドラゴンも倒すにゃ。レベルが上がればカインの錬金術を使える回数も増えるはずにゃ。」
「たしかにな。」
(お金を稼ぐ為にブラックダイヤをたくさん取りたいが、その為には、魔力を上げてより多く錬金術を使う必要がある。魔力を上げる為にはレベルを上げる必要がある。レベルを上げる為にはお金を貯めて神の奇跡を開放させる必要がある。・・・か。いつもながらの堂々巡りだな。まあ時間はあるんだ。レベル上げは後回しにして、ここは回数制限10回のブラックダイヤ狩りが正解か・・・)
錬金術でダンジョンの壁から土を取り出し、残ったブラックダイヤモンドを見つけた後は、直接ダンジョンの壁からブラックダイヤを分離していたのだが、ただ分離するだけなのに、10回使った時に、カインは魔力枯渇で気絶したのだ。
予想外の事だったが、ラックが迅速に対応して問題はなかった。カインが気絶したのは地下5階での事だったので、仮に魔物に囲まれてもラック一人でも楽々対応できたからだ。
4日目に錬金術の使用は9回までに抑えて、地下10階のボスであるコドラを倒して帰還した形だ。
アイテムボックスに入ったブラックダイヤ10個と、申し訳程度に集めた金と銀の塊を持って、カイン達はギルドへと向かった。ギルドに着くなりギルドマスターのバニーを呼び、受付でバニーが来るのを待った。
「来たわね。その顔はうまく行ったみたいね。ここじゃなんだから部屋で聞くわ。」
ギルドマスターのバニーに案内されて、ギルドマスター室に入ったカイン達は、早速アイテムボックスからブラックダイヤを取り出し、バニーに見せた。
「え~っと・・・これだけなの?カイン君の事だから100個ぐらい集めてくるんじゃないかと思ってたんだけど?いや10個でも十分凄いのよ?すごいんだけど、錬金術の事を聞いてたから、思ってた数より少ないな~って。」
「バニーの言いたい事はわかるにゃ。今回は小手調べにゃ。様子見にゃ。本番は次回からにゃ。」
「実は・・・」
カインはダンジョンで会った事をバニーに伝えた。
「なるほど。そういう事だったのね。ならラックちゃんが言うように次回からは期待してよさそうね。それでこのブラックダイヤはギルドで買い取って良いのよね?」
「はい。いくらぐらいになりますか?」
「そうね~。残念だけどそれ程大きくないし、全部で金貨200枚って所かしら?」
「金貨200枚にゃ!?それでも十分凄いにゃ。」
「ああ。毎週金貨100枚を目標にしてたからな。いきなり倍だし、次回はもっと取って来れるだろうからな。」
「それなんだけど・・・あまりたくさん持って来られるとギルドの方でもさばき切れないのよ。申し訳ないんだけど、少しだけ控えめにはできるかしら?」
「その事は予想してたから大丈夫です。ちなみにどれぐらいまでなら大丈夫ですか?」
「一度に持ち込むのを50個までにしてくれると助かるわ。でもカイン君ならそれ以上持っていてもアイテムボックスで保管できるでしょ?一度の納品を抑えてくれたら次の納品までの期間でギルドもさばけるから定期的に持ってきてくれると嬉しいわ。」
(50個か。今日の感じで行くと金貨1000枚。・・・1000枚!?それが毎週・・・考えただけでもヤバいな。なんでも買えるし、寄付もバリバリできそうだ。後になればなるほど神の奇跡の開放が難しいと思ってたけど、意外にどうにかなりそうだな。)
「わかりました。」
ギルドでブラックダイヤモンドを売却したカイン達は、ギルドを出ていつものように教会にお祈りに行った。神の奇跡の為に寄付をすると、新しく借りた家の家具が買えないので、今回は寄付を断念した。
しかし、次回ダンジョンでブラックダイヤモンドを集めた時は必ず寄付をして、次の神の奇跡を開放させることを神様に報告して宿へと向かったのだった。
「ブラックダイヤいくらになるか楽しみにゃ。」
「そうだな。だけど大きさで値段が違うってバニーさんは言ってただろ?ビー玉サイズばっかりだからもしかしてそれほど高くないかもな。金貨10枚から金貨100枚ぐらいって言ってたから最低でも金貨100枚はあるだろうな。」
「金貨100枚行くなら、普通に依頼を受けるよりもお買い得にゃ。」
「お買い得って・・・まあたしかにそうだな。ダンジョンの1日目の事を考えると、次回行った時はもっと取れるだろうし今回の売却金額を見てから今後どうするかは考えないとな。あんまり売りすぎると希少価値みたいなのが薄れて売却金額が下がる可能性もあるし。」
「たしかにそれは言えてるにゃ。」
「それになんだかんだ言って下の階の方が大きいブラックダイヤがある気がする。どういう訳かダンジョンの壁に対して使う錬金術は魔力の消費が激しかったから一日10回ぐらいしか使えなかったから、下の階に降りて使った方がよかったかもしれないな。」
「次は地下11階から先だから、今回よりも期待できるにゃ。コドラは火を噴くトカゲって感じだったから楽勝だったにゃ。この調子で地下20階のツインドラゴンも倒すにゃ。レベルが上がればカインの錬金術を使える回数も増えるはずにゃ。」
「たしかにな。」
(お金を稼ぐ為にブラックダイヤをたくさん取りたいが、その為には、魔力を上げてより多く錬金術を使う必要がある。魔力を上げる為にはレベルを上げる必要がある。レベルを上げる為にはお金を貯めて神の奇跡を開放させる必要がある。・・・か。いつもながらの堂々巡りだな。まあ時間はあるんだ。レベル上げは後回しにして、ここは回数制限10回のブラックダイヤ狩りが正解か・・・)
錬金術でダンジョンの壁から土を取り出し、残ったブラックダイヤモンドを見つけた後は、直接ダンジョンの壁からブラックダイヤを分離していたのだが、ただ分離するだけなのに、10回使った時に、カインは魔力枯渇で気絶したのだ。
予想外の事だったが、ラックが迅速に対応して問題はなかった。カインが気絶したのは地下5階での事だったので、仮に魔物に囲まれてもラック一人でも楽々対応できたからだ。
4日目に錬金術の使用は9回までに抑えて、地下10階のボスであるコドラを倒して帰還した形だ。
アイテムボックスに入ったブラックダイヤ10個と、申し訳程度に集めた金と銀の塊を持って、カイン達はギルドへと向かった。ギルドに着くなりギルドマスターのバニーを呼び、受付でバニーが来るのを待った。
「来たわね。その顔はうまく行ったみたいね。ここじゃなんだから部屋で聞くわ。」
ギルドマスターのバニーに案内されて、ギルドマスター室に入ったカイン達は、早速アイテムボックスからブラックダイヤを取り出し、バニーに見せた。
「え~っと・・・これだけなの?カイン君の事だから100個ぐらい集めてくるんじゃないかと思ってたんだけど?いや10個でも十分凄いのよ?すごいんだけど、錬金術の事を聞いてたから、思ってた数より少ないな~って。」
「バニーの言いたい事はわかるにゃ。今回は小手調べにゃ。様子見にゃ。本番は次回からにゃ。」
「実は・・・」
カインはダンジョンで会った事をバニーに伝えた。
「なるほど。そういう事だったのね。ならラックちゃんが言うように次回からは期待してよさそうね。それでこのブラックダイヤはギルドで買い取って良いのよね?」
「はい。いくらぐらいになりますか?」
「そうね~。残念だけどそれ程大きくないし、全部で金貨200枚って所かしら?」
「金貨200枚にゃ!?それでも十分凄いにゃ。」
「ああ。毎週金貨100枚を目標にしてたからな。いきなり倍だし、次回はもっと取って来れるだろうからな。」
「それなんだけど・・・あまりたくさん持って来られるとギルドの方でもさばき切れないのよ。申し訳ないんだけど、少しだけ控えめにはできるかしら?」
「その事は予想してたから大丈夫です。ちなみにどれぐらいまでなら大丈夫ですか?」
「一度に持ち込むのを50個までにしてくれると助かるわ。でもカイン君ならそれ以上持っていてもアイテムボックスで保管できるでしょ?一度の納品を抑えてくれたら次の納品までの期間でギルドもさばけるから定期的に持ってきてくれると嬉しいわ。」
(50個か。今日の感じで行くと金貨1000枚。・・・1000枚!?それが毎週・・・考えただけでもヤバいな。なんでも買えるし、寄付もバリバリできそうだ。後になればなるほど神の奇跡の開放が難しいと思ってたけど、意外にどうにかなりそうだな。)
「わかりました。」
ギルドでブラックダイヤモンドを売却したカイン達は、ギルドを出ていつものように教会にお祈りに行った。神の奇跡の為に寄付をすると、新しく借りた家の家具が買えないので、今回は寄付を断念した。
しかし、次回ダンジョンでブラックダイヤモンドを集めた時は必ず寄付をして、次の神の奇跡を開放させることを神様に報告して宿へと向かったのだった。
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