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第四章 宗教国家ローズベール
第175話 さらばフラワーロード
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フラワーロードに来てから一週間が経った。
(ラックと一緒に寝るのも慣れてしまったな。いやスズも一緒ではあるんだけど、スズの隣にラック、ラックの隣に俺の並びがいつの間にか定着したもんな。それに・・・キスしたもんな。あれから自然と二人っきりの時は手を繋いだり、俺が風呂から出てベッドに入った時にスズが寝てたら自然とキスするようになった。未だにこっぱずかしいけど、まあ悪くはないな。スズも俺達の関係が進展した事を知ってるっぽいしこれはこれでよかったな。)
カインはラックの寝顔を見ながらフラワーロードに来てからの事を思い出していた。
(それにしても寝顔が可愛いな。フラワーロードに来てから、ラックの事がより好きになってきてる。この世界の成人は15歳だし、俺もラックも来年には成人だ。そういった事も今後するようになる・・・よな。なまじ前世の記憶があるだけに、そういった行為もめっちゃ興味ある。それにラックは前世で俺が出会ったどんな女性よりも可愛い。前世だったら周りに自慢してるレベルだ。顔や体形だけじゃなく、普段の明るさもダントツだ。ラックに愛想つかされないようにもっと頑張らないとな。)
「う~ん・・・にゃっ!!カイン起きてたのかにゃ?」
「ああ。ラックの寝顔が可愛かったから見てた。」
「恥ずかしいにゃ。起きたなら起こしてくれたらよかったにゃ。」
「いやいや起こしたらラックの寝顔が見れないじゃん。」
「う~・・・明日はアタシが先に起きてカインの寝顔を見てやるにゃ。」
「う~ん。お姉ちゃん。もう朝っすか・・・」
「スズおはようにゃ。カインはもう起きてるにゃ。今日でこの町から出るってカインが昨日言ってたにゃ。すぐに準備するにゃ。」
「そうだったっす。この町もすごく楽しかったから離れるのは寂しいけど、新しい町にも興味があるっす。」
フラワーロードに来てからの一週間は、ギルドでピンクバードの討伐依頼を受けた。カイン達が泊まっているピンクラブで食べた名物料理がとてもおいしく自分達でも素材を手に入れたいと思ったからだ。
ピンクバードは文字通り、ピンク一色の鳥だった。その派手な見た目から見つけるのは簡単だったが、狂暴な性格でスピードに乗った攻撃は脅威で、少し倒すのに手間どったカイン達だったが、毎日依頼を受け続ける事で、多少の金銭と数体の素材を手に入れる事ができた。
あまり長井すると、龍の山にも赤亀ダンジョンにもなかなかいけないという事で、町を離れる事を決めたのだ。ちなみに次の目的地は龍の山の近くの町のリューコクの町だ。距離的には首都ローズベールの方が近いのだが、先に金策と多少のレベルアップを目的としているため、龍の山を目指す事を決めたのだ。
町を出る準備を終えたカイン達は、リューコク行きの馬車に乗った。
「ラック、スズ、言ってたクッション作ったから渡しておくぞ。これを使えば多少は移動もましになるだろ。」
「さすがカインにゃ。ちゃんと覚えててくれたんにゃ。うれしいにゃ。」
「ありがとうっす。僕の分もあるんすね。」
「もちろんだ。まあ俺も馬車の移動はきついと思ってたしな。丁度ピンクバードの毛が大量に手に入ったからそれを使って作ってみたんだ。座り心地は教えてくれ。改良する所があるならするから。」
「わかったにゃ。」「わかったっす。」
座席の並びは最近定着している、スズ、ラック、カインの並びだ。二人とも恥ずかしいのか人前では手を繋いだりしないし、今までと同じような立ち位置だ。ピンクな雰囲気になるのは今の所、部屋の中だけだ。
「龍の山楽しみにゃ。アタシはドラゴンを倒してドラゴンステーキが食べたいにゃ。」
「そうだな。俺もドラゴンステーキは興味あるな。それにドラゴンを倒せばドラゴンスレイヤーだろ?憧れだな。黒亀ダンジョンのボスとかでコドラ、ツインドラゴン、ワイバーンは倒したけど、イメージするドラゴンって感じじゃなかったし、ダンジョンだから素材も残らない。やっぱドラゴンと言えば倒して素材を手に入れるっていうのが浪漫だよな~。」
「僕も役に立つっす。ドラゴンはちょっと怖いけどがんばるっす。」
「ドラゴンは皮膚がメッチャ固いって聞くにゃ。カインの武器はいつもの刀で大丈夫なのかにゃ?」
「ああ。いつも使ってる刀じゃ普通に折れるだろうな。黒刀を使うかどうかはまだ考え中だけど、リューコクの町で武器屋か鍛冶屋に行って考えるよ。もしドラゴンに効果的な武器があるならそれを使ってもいいかなって思ってる。刀以外の武器を使うのも経験だって最近思ったからな。」
カインは最近、神の奇跡でもらった黒刀を使っていない。技術を磨く重要性に気付いてから、別の刀を使っているのだ。といってもカインの使う刀はどこの武器屋にも鍛冶屋にもおいていなかったので、錬金術で作ったなんちゃって刀だ。カインの黒刀と形と重さを同じにしているだけに過ぎない。
ただ、折れてもすぐに同じモノを作り出せる為、練習には持ってこいの武器だった。今までカインは知らず知らず、刀を折らないようにセーズしながら武器を使っていた。それがなくなり、なんちゃって刀を思いきり振って、折れずに魔物を倒せればオッケー。折れても原因を考え修正する。そんな事を繰り返していた。それによりカインの刀術の腕はメキメキと上がっていた。
「アタシも念の為、予備のダガーが欲しかった所にゃ。リューコクではカインに選んでほしいにゃ。」
「僕もっす。僕も新しい杖が欲しいっす。」
「そうだな。リューコクに行ったらその辺の準備をして、龍の山に臨むか。それにどんなドラゴンがいるのかとかの情報も知ってから向かった方がいいだろ。なんにせよギルドでその辺りは聞いてみようぜ。」
クッションのお陰で馬車での移動が苦じゃなくなったカイン達は、何気ない話をしながら馬車での移動時間を楽しんだ。そして数日の馬車移動を経て、リューコクの町へと辿り着いたのだった。
(ラックと一緒に寝るのも慣れてしまったな。いやスズも一緒ではあるんだけど、スズの隣にラック、ラックの隣に俺の並びがいつの間にか定着したもんな。それに・・・キスしたもんな。あれから自然と二人っきりの時は手を繋いだり、俺が風呂から出てベッドに入った時にスズが寝てたら自然とキスするようになった。未だにこっぱずかしいけど、まあ悪くはないな。スズも俺達の関係が進展した事を知ってるっぽいしこれはこれでよかったな。)
カインはラックの寝顔を見ながらフラワーロードに来てからの事を思い出していた。
(それにしても寝顔が可愛いな。フラワーロードに来てから、ラックの事がより好きになってきてる。この世界の成人は15歳だし、俺もラックも来年には成人だ。そういった事も今後するようになる・・・よな。なまじ前世の記憶があるだけに、そういった行為もめっちゃ興味ある。それにラックは前世で俺が出会ったどんな女性よりも可愛い。前世だったら周りに自慢してるレベルだ。顔や体形だけじゃなく、普段の明るさもダントツだ。ラックに愛想つかされないようにもっと頑張らないとな。)
「う~ん・・・にゃっ!!カイン起きてたのかにゃ?」
「ああ。ラックの寝顔が可愛かったから見てた。」
「恥ずかしいにゃ。起きたなら起こしてくれたらよかったにゃ。」
「いやいや起こしたらラックの寝顔が見れないじゃん。」
「う~・・・明日はアタシが先に起きてカインの寝顔を見てやるにゃ。」
「う~ん。お姉ちゃん。もう朝っすか・・・」
「スズおはようにゃ。カインはもう起きてるにゃ。今日でこの町から出るってカインが昨日言ってたにゃ。すぐに準備するにゃ。」
「そうだったっす。この町もすごく楽しかったから離れるのは寂しいけど、新しい町にも興味があるっす。」
フラワーロードに来てからの一週間は、ギルドでピンクバードの討伐依頼を受けた。カイン達が泊まっているピンクラブで食べた名物料理がとてもおいしく自分達でも素材を手に入れたいと思ったからだ。
ピンクバードは文字通り、ピンク一色の鳥だった。その派手な見た目から見つけるのは簡単だったが、狂暴な性格でスピードに乗った攻撃は脅威で、少し倒すのに手間どったカイン達だったが、毎日依頼を受け続ける事で、多少の金銭と数体の素材を手に入れる事ができた。
あまり長井すると、龍の山にも赤亀ダンジョンにもなかなかいけないという事で、町を離れる事を決めたのだ。ちなみに次の目的地は龍の山の近くの町のリューコクの町だ。距離的には首都ローズベールの方が近いのだが、先に金策と多少のレベルアップを目的としているため、龍の山を目指す事を決めたのだ。
町を出る準備を終えたカイン達は、リューコク行きの馬車に乗った。
「ラック、スズ、言ってたクッション作ったから渡しておくぞ。これを使えば多少は移動もましになるだろ。」
「さすがカインにゃ。ちゃんと覚えててくれたんにゃ。うれしいにゃ。」
「ありがとうっす。僕の分もあるんすね。」
「もちろんだ。まあ俺も馬車の移動はきついと思ってたしな。丁度ピンクバードの毛が大量に手に入ったからそれを使って作ってみたんだ。座り心地は教えてくれ。改良する所があるならするから。」
「わかったにゃ。」「わかったっす。」
座席の並びは最近定着している、スズ、ラック、カインの並びだ。二人とも恥ずかしいのか人前では手を繋いだりしないし、今までと同じような立ち位置だ。ピンクな雰囲気になるのは今の所、部屋の中だけだ。
「龍の山楽しみにゃ。アタシはドラゴンを倒してドラゴンステーキが食べたいにゃ。」
「そうだな。俺もドラゴンステーキは興味あるな。それにドラゴンを倒せばドラゴンスレイヤーだろ?憧れだな。黒亀ダンジョンのボスとかでコドラ、ツインドラゴン、ワイバーンは倒したけど、イメージするドラゴンって感じじゃなかったし、ダンジョンだから素材も残らない。やっぱドラゴンと言えば倒して素材を手に入れるっていうのが浪漫だよな~。」
「僕も役に立つっす。ドラゴンはちょっと怖いけどがんばるっす。」
「ドラゴンは皮膚がメッチャ固いって聞くにゃ。カインの武器はいつもの刀で大丈夫なのかにゃ?」
「ああ。いつも使ってる刀じゃ普通に折れるだろうな。黒刀を使うかどうかはまだ考え中だけど、リューコクの町で武器屋か鍛冶屋に行って考えるよ。もしドラゴンに効果的な武器があるならそれを使ってもいいかなって思ってる。刀以外の武器を使うのも経験だって最近思ったからな。」
カインは最近、神の奇跡でもらった黒刀を使っていない。技術を磨く重要性に気付いてから、別の刀を使っているのだ。といってもカインの使う刀はどこの武器屋にも鍛冶屋にもおいていなかったので、錬金術で作ったなんちゃって刀だ。カインの黒刀と形と重さを同じにしているだけに過ぎない。
ただ、折れてもすぐに同じモノを作り出せる為、練習には持ってこいの武器だった。今までカインは知らず知らず、刀を折らないようにセーズしながら武器を使っていた。それがなくなり、なんちゃって刀を思いきり振って、折れずに魔物を倒せればオッケー。折れても原因を考え修正する。そんな事を繰り返していた。それによりカインの刀術の腕はメキメキと上がっていた。
「アタシも念の為、予備のダガーが欲しかった所にゃ。リューコクではカインに選んでほしいにゃ。」
「僕もっす。僕も新しい杖が欲しいっす。」
「そうだな。リューコクに行ったらその辺の準備をして、龍の山に臨むか。それにどんなドラゴンがいるのかとかの情報も知ってから向かった方がいいだろ。なんにせよギルドでその辺りは聞いてみようぜ。」
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