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第四章 宗教国家ローズベール
第189話 ギルドマスターからの依頼とは
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「良い名前を付けたわね。」
「アタシも気に入ってるにゃ。これからパーティへの依頼は笑顔満載でお願いするにゃ。」
「僕もっす。僕は笑顔満載のスズっす。」
「とりあえず、一日で決まってほっとしてます。それでベリーさん。依頼について教えてほしいんですが。」
パーティ名を決めたカイン達は、その翌日、ギルドマスターからの依頼の内容を聞く為に朝からギルドへと来ていた。
「そうね。とりあえずカイン君達はローズベール教会についてはどこまで知ってるかしら?」
「ローズベール教会についてですか?すいません。あまり知らないです。ローズベール様を信仰として世界各地に教会を置いて普及活動をしているって事ぐらいですかね。」
「ここはその本部でね。ローズベール教会のトップは教皇で、その下に四人の枢機卿と勇者と聖女がいるの。その事は知ってた?」
(出た勇者・・・あのゲームの動き満載の勇者だよな。たしかエニクだったっけ。だけど聖女の話は初耳だな。教会に聖女っていうのはあるあるではあるけど。)
「勇者は王国で見たにゃ。」
「そういえば最近は王国でクエストをしてるって言ってたわね。」
「勇者様の事を知ってるんですか?」
「もちろんよ。何度かクエストを受けてもらったわ。冒険者ではないけど、Sランク冒険者の称号は持ってるからね。」
(勇者はSランク冒険者と同等の強さって事か・・・。女性3人連れてるハーレム野郎って事ぐらいしか覚えていないからその辺の情報はありがたいな。今後どうなるかはわからないけど、どうなるにしても、目を背けないようにしないと。)
「そうなんですね。俺達は王都アルプスで見かけただけなので、何をしてたかまではわかりません。依頼っていうのは勇者関係なんですか?」
「いえ、もう一人の聖女様よ。聖女様の事は知ってる?」
「いえ、初めて聞きました。教皇様の下に四人の枢機卿がいる事は聞いていましたが、勇者様と聖女様が同じ地位にいるのは今、聞いて知りました。」
「実はね、聖女様が今度、聖女の試練を受けるの。それの護衛をギルドが依頼されてるの。それをカイン君達にうけてもらえないかと思ってね。」
「聖女の試練ですか?でもそんな重要そうな依頼を、ここにきたばっかりの俺達に依頼していいんですか?」
「理由はいくつかあるわ。一つ目がAランク冒険者だと言う事。強さはもちろんだけど、信用がないとなかなかAランクの冒険者になれないわ。二つ目がカイン君達の事はバニーから聞いている事。カイン君の言うようにAランクと言えど、初対面で依頼を出す事はほとんどないわ。妹の言う事はまちがいがないって思ってるから、カイン君達でも大丈夫だと思ったの。そして三つ目、聖女様の年齢が15歳という事。カイン君達と同じ世代でしょ。どうせ護衛するなら同世代の方が聖女様にとってもいいと思ったのよ。厳ついおっさんに守られるより全然いいでしょ。」
「なるほど。理解しました。」
(聖女が成人する時に試練を受けるって感じかな?どこかの洞窟とか塔に行って何か取ってくる。みたいな感じか。それにしてもタイミングが絶妙だな。このタイミングでこの依頼。何かありそうな匂いがビンビンする。いやきっとなんかあるだろ。)
「試練が行われるのは丁度一週間後よ。場所はここから西に行った試練の塔よ。そこの奧にあるローズベール様の像に浄化魔法を掛ければ試練は完了よ。それで聖女として認められるのよ。今もローズベールには聖女様がいるんだけど、新しい聖女の誕生とともに現聖女は大聖女になるわ。まあ今の聖女ももうかなりの年だから、そろそろ世代交代が出来てほっとするでしょうね。試練自体は、そこまで難しくないわ。聖女様にもしもの事がないように念のための護衛だから、ほとんど危険もないわ。試練の塔には試練の魔物が出るけど、どの魔物も低レベルの魔物しかいないしね。」
(通過儀礼みたいなものか。それにしてもベリーさんは詳しいな。聖女様が成人になる時の試練だよな?聖女様ってこの世界に何人もいるのか?神の祝福が二文字の聖女って事か?浄化魔法っていうのも気になる。初めて聞く魔法だ。)
「ベリーさんは聖女の試練に詳しいんですね。そんな頻繁に行われるモノなんですか?」
「そりゃそうよ。今の聖女が聖女の試練を受ける時に護衛したのは、私とバニーとモリーだもの。」
「えっ・・・」
(いやいや今の聖女ってさっきベリーさんが言ってた、もう年だから世代交代したいって言ってた人の事だよな。という事は50歳、60歳、70歳ぐらいは言ってるだろ?なら前回の聖女の試練は35年前~55年前?いやいやこの人何歳なんだよ!!!鑑定して見てみたい所だけど、こういうのって鑑定しても見れなかったりするんがお約束だもんな。そしてその話題に触れたら、さっきみたいな冷たい目で見られるヤツだろ。ここは全力でスルーだな。知りたいけど触れたらいけないヤツだ。)
「今の聖女はもうおばあちゃんなのかにゃ?それの試練の護衛したってベリーは今なんさ・・・」
「ラック!」
カインは全力でラックの口を押えた。
「どうしたの?」
「いえ何でもありません。それで、俺達はどうしたらいいんですか?」
「そう?なら、一週間後にギルドに来てくれるかしら。当日にはなるけど、聖女様と顔を合わせてそのまま試練の護衛をしてもらうようになると思うわ。」
「わかりました。」
(ふー。間一髪間に合った。さすがラック。空気を読まない感じはいつも通りだ。さっきは空気を読めるヤツだと思ったのに油断したらコレだもんな。聖女様に関してはこの後、自分で調べた方が良さそうだな。)
こうして、カイン達はギルドマスターのベリーから聖女の試験の護衛依頼を受けたのだった。
「アタシも気に入ってるにゃ。これからパーティへの依頼は笑顔満載でお願いするにゃ。」
「僕もっす。僕は笑顔満載のスズっす。」
「とりあえず、一日で決まってほっとしてます。それでベリーさん。依頼について教えてほしいんですが。」
パーティ名を決めたカイン達は、その翌日、ギルドマスターからの依頼の内容を聞く為に朝からギルドへと来ていた。
「そうね。とりあえずカイン君達はローズベール教会についてはどこまで知ってるかしら?」
「ローズベール教会についてですか?すいません。あまり知らないです。ローズベール様を信仰として世界各地に教会を置いて普及活動をしているって事ぐらいですかね。」
「ここはその本部でね。ローズベール教会のトップは教皇で、その下に四人の枢機卿と勇者と聖女がいるの。その事は知ってた?」
(出た勇者・・・あのゲームの動き満載の勇者だよな。たしかエニクだったっけ。だけど聖女の話は初耳だな。教会に聖女っていうのはあるあるではあるけど。)
「勇者は王国で見たにゃ。」
「そういえば最近は王国でクエストをしてるって言ってたわね。」
「勇者様の事を知ってるんですか?」
「もちろんよ。何度かクエストを受けてもらったわ。冒険者ではないけど、Sランク冒険者の称号は持ってるからね。」
(勇者はSランク冒険者と同等の強さって事か・・・。女性3人連れてるハーレム野郎って事ぐらいしか覚えていないからその辺の情報はありがたいな。今後どうなるかはわからないけど、どうなるにしても、目を背けないようにしないと。)
「そうなんですね。俺達は王都アルプスで見かけただけなので、何をしてたかまではわかりません。依頼っていうのは勇者関係なんですか?」
「いえ、もう一人の聖女様よ。聖女様の事は知ってる?」
「いえ、初めて聞きました。教皇様の下に四人の枢機卿がいる事は聞いていましたが、勇者様と聖女様が同じ地位にいるのは今、聞いて知りました。」
「実はね、聖女様が今度、聖女の試練を受けるの。それの護衛をギルドが依頼されてるの。それをカイン君達にうけてもらえないかと思ってね。」
「聖女の試練ですか?でもそんな重要そうな依頼を、ここにきたばっかりの俺達に依頼していいんですか?」
「理由はいくつかあるわ。一つ目がAランク冒険者だと言う事。強さはもちろんだけど、信用がないとなかなかAランクの冒険者になれないわ。二つ目がカイン君達の事はバニーから聞いている事。カイン君の言うようにAランクと言えど、初対面で依頼を出す事はほとんどないわ。妹の言う事はまちがいがないって思ってるから、カイン君達でも大丈夫だと思ったの。そして三つ目、聖女様の年齢が15歳という事。カイン君達と同じ世代でしょ。どうせ護衛するなら同世代の方が聖女様にとってもいいと思ったのよ。厳ついおっさんに守られるより全然いいでしょ。」
「なるほど。理解しました。」
(聖女が成人する時に試練を受けるって感じかな?どこかの洞窟とか塔に行って何か取ってくる。みたいな感じか。それにしてもタイミングが絶妙だな。このタイミングでこの依頼。何かありそうな匂いがビンビンする。いやきっとなんかあるだろ。)
「試練が行われるのは丁度一週間後よ。場所はここから西に行った試練の塔よ。そこの奧にあるローズベール様の像に浄化魔法を掛ければ試練は完了よ。それで聖女として認められるのよ。今もローズベールには聖女様がいるんだけど、新しい聖女の誕生とともに現聖女は大聖女になるわ。まあ今の聖女ももうかなりの年だから、そろそろ世代交代が出来てほっとするでしょうね。試練自体は、そこまで難しくないわ。聖女様にもしもの事がないように念のための護衛だから、ほとんど危険もないわ。試練の塔には試練の魔物が出るけど、どの魔物も低レベルの魔物しかいないしね。」
(通過儀礼みたいなものか。それにしてもベリーさんは詳しいな。聖女様が成人になる時の試練だよな?聖女様ってこの世界に何人もいるのか?神の祝福が二文字の聖女って事か?浄化魔法っていうのも気になる。初めて聞く魔法だ。)
「ベリーさんは聖女の試練に詳しいんですね。そんな頻繁に行われるモノなんですか?」
「そりゃそうよ。今の聖女が聖女の試練を受ける時に護衛したのは、私とバニーとモリーだもの。」
「えっ・・・」
(いやいや今の聖女ってさっきベリーさんが言ってた、もう年だから世代交代したいって言ってた人の事だよな。という事は50歳、60歳、70歳ぐらいは言ってるだろ?なら前回の聖女の試練は35年前~55年前?いやいやこの人何歳なんだよ!!!鑑定して見てみたい所だけど、こういうのって鑑定しても見れなかったりするんがお約束だもんな。そしてその話題に触れたら、さっきみたいな冷たい目で見られるヤツだろ。ここは全力でスルーだな。知りたいけど触れたらいけないヤツだ。)
「今の聖女はもうおばあちゃんなのかにゃ?それの試練の護衛したってベリーは今なんさ・・・」
「ラック!」
カインは全力でラックの口を押えた。
「どうしたの?」
「いえ何でもありません。それで、俺達はどうしたらいいんですか?」
「そう?なら、一週間後にギルドに来てくれるかしら。当日にはなるけど、聖女様と顔を合わせてそのまま試練の護衛をしてもらうようになると思うわ。」
「わかりました。」
(ふー。間一髪間に合った。さすがラック。空気を読まない感じはいつも通りだ。さっきは空気を読めるヤツだと思ったのに油断したらコレだもんな。聖女様に関してはこの後、自分で調べた方が良さそうだな。)
こうして、カイン達はギルドマスターのベリーから聖女の試験の護衛依頼を受けたのだった。
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