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第8章 クリフ一家と領地改革!?
第258話 瘴気におかされた世界樹
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「こんなに世界樹の実が・・・」
クリフとサラサはダークエルフのライシャとともに、ダークエルフが世界樹の実を捧げている邪神の洞窟へと来ていた。
邪神の洞窟は瘴気におかされているのか空気が悪く、ライシャ曰く、長時間いると気分が悪くなるとの事だ。
クリフの結界魔法と浄化魔法により、洞窟の中にいても問題はないが、浄化魔法を使ってもすぐに周りの空気は悪くなっており、結界魔法がなければ、クリフ達も瘴気に侵されていた所だろう。
「ここに世界樹の実を捧げているのだ。世界樹の実はいつの間にかなくなっている。」
「ライシャ?捧げる世界樹の実の数って決まってるの?いつの間にか消えるならどれだけ捧げれば良いのかわからないんじゃないのか?」
「ああ、それはな。あそこにある邪神の像で判断するんだ。目が青く光ってるだろ?捧げる量が問題ないなら青く、少ない場合は黄色く、足りない場合は赤くなるらしい。」
「らしい?」
「ああ、私も赤くなったのは見た事ないんだ。黄色は見た事あるんだがな。黄色になっただけでも大騒ぎで村にある世界樹の実をかき集めて持ってくるからな。」
「なるほど・・・」
(とりあえず調べるべきはこの洞窟と、邪神の像だな。世界樹の実がどこに消えてるのかも気になる所だな。てかこんな所に世界樹の実なんか置いてたらすぐに腐るんじゃないか?ん?腐る・・・もしかしてそれが狙いか?)
クリフ達は邪神の洞窟を調べ始めた。転がってる世界樹の実、邪神の像、洞窟内とおかしな所がないかくまなく調べた。
もちろんクリフは、邪神の像や、世界樹の実を鑑定して詳しく調べていく。
すると・・・
「クリフ!邪神の像が。」
サラサが叫び、クリフが邪神の像に視線を向けると、
「何だ!?あの目は?ライシャ?」
邪神の像の目は赤でも黄でも青でもなく、黒く光っていた。
「わからないわ。黒く光るなんて聞いた事もないわ。」
「何かあるかもしれない。こっちに集まって。」
クリフの指示で、サラサ、ライシャはクリフの側に来る。クリフは念のため、個人個人にかけている結界魔法の上に、更に全体を囲む結界魔法をかけた。
そして、黒く光る目をした邪神の像に警戒していると・・・
「クリフ!?世界樹の実が。」
クリフは邪神の像の前に転がっている大量の世界樹の実に視線を移す。すると・・・
「世界樹の実が消えて行っている?」
クリフ達の目の前の世界樹の実が地面に溶け込むように消えて行ったのだ。
「どうなってるの?」
「俺にもわからない。どういう事だ?」
(邪神の像の目が黒く光ったら世界樹が消えるのか?消えるというか土に還ると言うか・・・そうだ!)
クリフは急いで世界樹の実を鑑定した。
「なっ!?」
「「どうしたの?」」
(瘴気に侵された実か・・・それが土に還るって事は、大陸自体が邪神の瘴気に侵されて行っているのか?ちょっと考えを整理する必要があるな。)
「とりあえずダークランドに戻ろうか。俺も色んな事が起きたから整理する時間がほしい。」
世界樹の実が消えると邪神の像の目は再び青い目に変わった。
「そうね。黒い目の事を知ってる者がいるかもしれないし、私も村で聞いてみるわ。」
世界樹の実がなくなった邪神の像の洞窟を後にしたクリフはダークランドに戻り、
長の元で見た内容を報告した。
「なんと!?そのような事が・・・」
「長は何か知っているのか?」
ライシャが長に詰め寄るが、
「いや、儂もあの洞窟には実を置きに行くだけで長いした事はないんじゃ。なので邪神の像の目が黒くなるなど初めてきいた。じゃが、世界樹の実がいつ、どのようになくなっているのかはずっと気にはなっておった。」
「これは俺の推測ですが、邪神の洞窟には瘴気が満ちていました。そして、邪神の像が黒く光った時、世界樹の実を鑑定したのですが、その時、世界樹の実は瘴気に侵された実と出てきました。」
「なんと!?クリフ殿は鑑定魔法が使えるのか?それに瘴気に侵された実と・・・」
「はい。そして、消えた世界樹の実ですが、その場で消えたというよりも地面に溶け込んでいった感じに見えました。なので、もしかしたら瘴気に侵された世界樹が土に還り、この大陸自体に溶け込んでいっているのではないでしょうか?」
「何!?この大陸自体が瘴気に侵されて言っているっとクリフ殿は推測するのだな?」
「はい。邪神の狙いが何かはわかりません。ですが、例えば世界樹は瘴気に侵された大陸を浄化するのに力を使ったから世界樹の恵みの数が減っている。もしくは大陸から、世界樹自体が瘴気に侵され世界樹の恵みの数が減っているという可能性はありませんか?」
(多分この可能性がすごく高いと思う。だってサラサもライシャもステータスに邪神の呪いが付いてるし・・・これって瘴気に侵された魔物とかを食べたからだよな?)
「まさか!?そんな事が・・・」
「多分遠からずって所でしょう。現にライシャもサラサもステータスに邪神の加護って言うのが付いてました。状態は微とはなってましたが、きっと瘴気に侵された食物を食べたからでしょう。」
「「うそ・・・」」
(多分、世界樹の実がエルフとダークエルフの邪神の呪いを抑えていたんだろうな・・・。邪神の像の前にあった世界樹の実は瘴気に侵されていなかったからな。そうなると今後、邪神の洞窟に世界樹の実を捧げなければこの大陸がこれ以上酷くなることない。だけど、その影響がどう出るかは調べないとな。それと・・・世界樹ももう少しくわしく調べる必要があるな。世界樹が力を取り戻せばこの状況もどうにかできるかもしれないし。)
解決に向けての光が見えた事で、表情が明るくなるのだった。
クリフとサラサはダークエルフのライシャとともに、ダークエルフが世界樹の実を捧げている邪神の洞窟へと来ていた。
邪神の洞窟は瘴気におかされているのか空気が悪く、ライシャ曰く、長時間いると気分が悪くなるとの事だ。
クリフの結界魔法と浄化魔法により、洞窟の中にいても問題はないが、浄化魔法を使ってもすぐに周りの空気は悪くなっており、結界魔法がなければ、クリフ達も瘴気に侵されていた所だろう。
「ここに世界樹の実を捧げているのだ。世界樹の実はいつの間にかなくなっている。」
「ライシャ?捧げる世界樹の実の数って決まってるの?いつの間にか消えるならどれだけ捧げれば良いのかわからないんじゃないのか?」
「ああ、それはな。あそこにある邪神の像で判断するんだ。目が青く光ってるだろ?捧げる量が問題ないなら青く、少ない場合は黄色く、足りない場合は赤くなるらしい。」
「らしい?」
「ああ、私も赤くなったのは見た事ないんだ。黄色は見た事あるんだがな。黄色になっただけでも大騒ぎで村にある世界樹の実をかき集めて持ってくるからな。」
「なるほど・・・」
(とりあえず調べるべきはこの洞窟と、邪神の像だな。世界樹の実がどこに消えてるのかも気になる所だな。てかこんな所に世界樹の実なんか置いてたらすぐに腐るんじゃないか?ん?腐る・・・もしかしてそれが狙いか?)
クリフ達は邪神の洞窟を調べ始めた。転がってる世界樹の実、邪神の像、洞窟内とおかしな所がないかくまなく調べた。
もちろんクリフは、邪神の像や、世界樹の実を鑑定して詳しく調べていく。
すると・・・
「クリフ!邪神の像が。」
サラサが叫び、クリフが邪神の像に視線を向けると、
「何だ!?あの目は?ライシャ?」
邪神の像の目は赤でも黄でも青でもなく、黒く光っていた。
「わからないわ。黒く光るなんて聞いた事もないわ。」
「何かあるかもしれない。こっちに集まって。」
クリフの指示で、サラサ、ライシャはクリフの側に来る。クリフは念のため、個人個人にかけている結界魔法の上に、更に全体を囲む結界魔法をかけた。
そして、黒く光る目をした邪神の像に警戒していると・・・
「クリフ!?世界樹の実が。」
クリフは邪神の像の前に転がっている大量の世界樹の実に視線を移す。すると・・・
「世界樹の実が消えて行っている?」
クリフ達の目の前の世界樹の実が地面に溶け込むように消えて行ったのだ。
「どうなってるの?」
「俺にもわからない。どういう事だ?」
(邪神の像の目が黒く光ったら世界樹が消えるのか?消えるというか土に還ると言うか・・・そうだ!)
クリフは急いで世界樹の実を鑑定した。
「なっ!?」
「「どうしたの?」」
(瘴気に侵された実か・・・それが土に還るって事は、大陸自体が邪神の瘴気に侵されて行っているのか?ちょっと考えを整理する必要があるな。)
「とりあえずダークランドに戻ろうか。俺も色んな事が起きたから整理する時間がほしい。」
世界樹の実が消えると邪神の像の目は再び青い目に変わった。
「そうね。黒い目の事を知ってる者がいるかもしれないし、私も村で聞いてみるわ。」
世界樹の実がなくなった邪神の像の洞窟を後にしたクリフはダークランドに戻り、
長の元で見た内容を報告した。
「なんと!?そのような事が・・・」
「長は何か知っているのか?」
ライシャが長に詰め寄るが、
「いや、儂もあの洞窟には実を置きに行くだけで長いした事はないんじゃ。なので邪神の像の目が黒くなるなど初めてきいた。じゃが、世界樹の実がいつ、どのようになくなっているのかはずっと気にはなっておった。」
「これは俺の推測ですが、邪神の洞窟には瘴気が満ちていました。そして、邪神の像が黒く光った時、世界樹の実を鑑定したのですが、その時、世界樹の実は瘴気に侵された実と出てきました。」
「なんと!?クリフ殿は鑑定魔法が使えるのか?それに瘴気に侵された実と・・・」
「はい。そして、消えた世界樹の実ですが、その場で消えたというよりも地面に溶け込んでいった感じに見えました。なので、もしかしたら瘴気に侵された世界樹が土に還り、この大陸自体に溶け込んでいっているのではないでしょうか?」
「何!?この大陸自体が瘴気に侵されて言っているっとクリフ殿は推測するのだな?」
「はい。邪神の狙いが何かはわかりません。ですが、例えば世界樹は瘴気に侵された大陸を浄化するのに力を使ったから世界樹の恵みの数が減っている。もしくは大陸から、世界樹自体が瘴気に侵され世界樹の恵みの数が減っているという可能性はありませんか?」
(多分この可能性がすごく高いと思う。だってサラサもライシャもステータスに邪神の呪いが付いてるし・・・これって瘴気に侵された魔物とかを食べたからだよな?)
「まさか!?そんな事が・・・」
「多分遠からずって所でしょう。現にライシャもサラサもステータスに邪神の加護って言うのが付いてました。状態は微とはなってましたが、きっと瘴気に侵された食物を食べたからでしょう。」
「「うそ・・・」」
(多分、世界樹の実がエルフとダークエルフの邪神の呪いを抑えていたんだろうな・・・。邪神の像の前にあった世界樹の実は瘴気に侵されていなかったからな。そうなると今後、邪神の洞窟に世界樹の実を捧げなければこの大陸がこれ以上酷くなることない。だけど、その影響がどう出るかは調べないとな。それと・・・世界樹ももう少しくわしく調べる必要があるな。世界樹が力を取り戻せばこの状況もどうにかできるかもしれないし。)
解決に向けての光が見えた事で、表情が明るくなるのだった。
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