寝ている間は異世界転移!?寝ている間にできる簡単なお仕事です

ベルピー

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第89話 11-1日目 いきなり大金持ち・・・どうする?

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「それでユウヤよ。お主達は今後どうするのだ?」
「今後?・・・ですか?」

「ああ。ユウヤは短期間でBランクの冒険者になったと聞いておる。今後順調に冒険者ランクを上げるじゃろ?簡単に言えば王国にいてほしい。という事だ。」

(なるほど。優秀な冒険者を囲い込むってヤツか・・・)
「そうですね。しばらくは王国で依頼を受けながら過ごそうかと思ってますが、それ以降はまだ何も考えていませんね。」

(女神様からの依頼もあるし、レベルを上げながら情報収集しないとな。俺だけじゃなくルリ達のレベルを上げれば戦力も上がるし。)

「そうか。まあ冒険者なのだから当然か・・・。であればユウヤよ。一つ儂のお願いを聞いてはもらえんか?」
「お願い・・・ですか?」

「ああ。ユウヤがAランクに上がった時にセレスとともに王家所有のダンジョンに行ってもらいたいのじゃ。」
「王家所有のダンジョン?」

「うむ。この城の地下にダンジョンに続く扉があるのじゃが、ちと特殊でな。王族がいないと入れない特別なダンジョンがあるのだ。儂もそうじゃが、セレスの姉や兄達はすでにそのダンジョンには挑戦しているのだが、セレスだけまだ行った事がないのじゃ。」
「セレス王女の護衛としていくわけですか?俺に頼んでいいんですか?」

「うむ。儂の勘がユウヤを頼れと言っているのだ。もちろん無理はしなくて良い。あそこはとても特殊でな。攻略しなくてもいいんだ。」
「攻略しなくてもいい?」

「うむ。王族が一生に一度だけ挑戦できるダンジョンなのだが、挑戦した内容を見て神様がスキルを授けてくれるのだ。」
「えっ!?」

「驚くのも無理もない。この事は王族だけの秘密なのじゃから。儂も息子も娘もそのダンジョンに挑戦して特殊なスキルを取得しておる。」
「俺に言ってもよかったんですか?」

「儂の勘じゃ!!大丈夫じゃろ。」
(勘って!!まあ期待してくれるんならいいか。でもAランク冒険者か・・・。上級ダンジョンを攻略すればなれるのかな?でも上級ダンジョンって・・・すぐに攻略できるわけないよな・・・)
「わかりました。Aランクになってからではありますが、その依頼受けさせて頂きます。」

「ユウヤ様!!ありがとうございます。」
「よかったなセレス。」
「はい。私だけまだ挑戦できていなかったのでとても楽しみですわ。それにユウヤ様が一緒ならとても安心できますわ。」

「俺がAランクになってからですよ?」
「ユウヤ様ならすぐにでもAランクになると思いますわ。」
「儂もそう思う。」

(王様と王女様の期待がやばい・・・)

その後も王様と王女様と色々話したユウヤ達は報酬を受け取り、家へと帰って行った。

家に帰ったユウヤ達はダイニングでゆっくりしていた。

「ユウヤ様一気に大金持ちになりましたね。」
「そうだな。これでみんなの装備を新調する事ができそうだな。」

「オリハルコンの剣ですか?」
「ああ。王様と約束したからな。早めにAランクに上げる必要がある。」

「Aランクってどうやったらなれるんでしょうか?」
「俺も詳しくは知らないけど、上級ダンジョンとか難しい依頼とかを受けてたらなれるんじゃないのか?」

「ルリは何でも大丈夫です!!」
「ああ頼むぞ!」

「この間の指名依頼みたいな依頼を多数受ければいいんでしょうか?」
「そういえばあれはBランクに上がってから受けた依頼だったよな・・・王族からの依頼とは言えさすがにあれだけじゃAランクには上がらないよな。」

「そうですね。そんなうまい話はないと思います。」
「だよな・・・」

「まあ今日は慣れない服きて、慣れない人達と話したから疲れてるだろ。明日ギルドに行って詳しく聞いてみよう。それに依頼だけじゃなくて俺達ももっと強くならないといけないからその辺も調べないとな。」
「私達もですか?」
マイヤとメイヤがユウヤに尋ねた。

「ああ。よくよく考えたんだけど、マイヤとメイヤもスキルポイントを使えるなら普通の人より絶対に強くなれる。なら、今後の為に戦力は少しでも多い方がいい!」
「今後の為?ですか?」

「ああ。これからの事を考えたら俺だけじゃなくてルリ、エミリ、マイヤ、メイヤも周りの冒険者よりも強くなってほしいと思ってる。これから先、高難度の依頼やより強い魔物がいるダンジョン、魔王の軍団が攻めてくるかもしれない。その時に、力不足で死んでしまうのは俺は絶対にいやだからね。」
「「「「ユウヤ様!!」」」」

「だからしばらくはマイヤとメイヤのレベリングしようと思ってる。」
「わかりました!私・・・頑張ります。」
「私も頑張る!!」

「まあ頑張るのは明日からって事で!今日は無事に大金もゲットしたし皆でパーッとやろうか!!」
ユウヤはそう言って、地球で購入していたスイーツを取り出す。

「やったです。スイーツです。」
ルリが喜ぶ。

「ルリ!!はしゃぎ過ぎです。」
「いいよいいよ。その方が楽しいでしょ。」

ユウヤ達は明日から気を引き締めてAランクを目指すぞ!!と決めて、束の間の休息を楽しんだ。

夜はルリとエミリと・・・そしてマイヤとメイヤと・・・・楽しんだのだった。
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感想 2

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みんなの感想(2件)

友梨奈
2023.08.28 友梨奈

楽しく読まさせて頂きました。
1日で一気に読みました。
ユウヤ楽しく冒険者してるのが良かったです(*^^*)
これからも更新楽しみ待ってます(,,> <,,)
頑張って下さい。

解除
koba1126
2023.01.28 koba1126

ベルピーさんの作品全部面白くてたまりません!
この作品も更新お待ちしてます。

解除

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