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二人の前まで行ったアレンデル殿下はヒソヒソと二人それぞれ何かを話し出した。
それぞれに話終わるとすくっと立ち上がった二人には熱い闘志のようなものが見えていた。
「受けて立ちますわルドルフ様」
「こちらこそ」
そして何故か二人はダンスをする事になっていた。
「アレンデル殿下。お見事です。凄いですね。お二人に何を話されたのですか?」
興味津々とアレンデル殿下にお聞きすると、アレンデル殿下はそっと人差し指を立て口元まで持って来る。
「フフフ。企業秘密だよ」
そして妖しく微笑まれた。
スッゴい?
流石は攻略対象。
15歳だと言うのにか、思わず鼻血が出るかと思いました。
「さぁ、エドは此方へ」
そう言って何故か手を引かれながらダンスホールを後にする。
「あっ、そのケーキはちゃんと食べてね」
「フフフ」と笑いながら更に食べるように促してくるアレンデル殿下。
勿論甘味は無駄にはしませんとも。
ーーーーーーー
さて、今話の冒頭の所へまで戻りアレンデル殿下視点です。
先ずはメリーからとチョイチョイと手招きをするようにすれば、私の所まで来てメリーはそっと膝を折った。
こいつ本当に女か?えらく身長があるんじゃないか?
と、ぼんやりと思う。
「メリーとやら、これは極秘情報なのだが、どうやらルドルフは今夜エドの貞操を狙っているらしい。それを阻止する為にもルドルフの足腰立たなくなる位ダンスで疲弊させてあげる事をお勧めする」
そして、その時ミランダさんの頭の中ではエリスと初めて会った日に自身が妄想した「アハハ、ウフフ」のベッドで乱れるルドルフ様の姿が脳内映像で再生されていた。
『オラオラ、僕の用意した服を着たと言う事はお前もその気があったと言う事だよな』
ベッドの上でエドに扮したエリス様に跨がるルドルフ様。
『許すまじ』
そして、ミランダはエドの貞操を守る為にルドルフを足腰立たなくさせる事を誓った。
方やルドルフには
「今夜エドは無理矢理にメリーに女の喜びを教えると約束させられたようだ。エドを助ける為と思い、メリーがそんな気も起きない位にヘトヘトにしてやれ。何、相手は体が大きいと言っても所詮は女の体力だ。それに、お前が頑張らねばあの華奢なエドがこの大女に貞操を奪われてしまうんだぞ。可愛そうに童貞喪失の相手があんな大女だなんて」
『童貞喪失』
その言葉にルドルフの何かが『カチン』とスイッチの入る音がした。
エドが自分の為に宦官になってしまったと思い込んだ事すらも忘れて。
それほどに『童貞喪失』と言う言葉がルドルフの中で不動の言葉として脳内に響いたのだ。
そして、そんな二人はお互いを恋のライバルに認定。
「フフフ。二人とも頑張ってね」
そうして手を振り去って行くアレンデル殿下。
二人がバッチ来いしている間にアレンデル殿下はエドの手を引きその場を後にしたのだった。
それぞれに話終わるとすくっと立ち上がった二人には熱い闘志のようなものが見えていた。
「受けて立ちますわルドルフ様」
「こちらこそ」
そして何故か二人はダンスをする事になっていた。
「アレンデル殿下。お見事です。凄いですね。お二人に何を話されたのですか?」
興味津々とアレンデル殿下にお聞きすると、アレンデル殿下はそっと人差し指を立て口元まで持って来る。
「フフフ。企業秘密だよ」
そして妖しく微笑まれた。
スッゴい?
流石は攻略対象。
15歳だと言うのにか、思わず鼻血が出るかと思いました。
「さぁ、エドは此方へ」
そう言って何故か手を引かれながらダンスホールを後にする。
「あっ、そのケーキはちゃんと食べてね」
「フフフ」と笑いながら更に食べるように促してくるアレンデル殿下。
勿論甘味は無駄にはしませんとも。
ーーーーーーー
さて、今話の冒頭の所へまで戻りアレンデル殿下視点です。
先ずはメリーからとチョイチョイと手招きをするようにすれば、私の所まで来てメリーはそっと膝を折った。
こいつ本当に女か?えらく身長があるんじゃないか?
と、ぼんやりと思う。
「メリーとやら、これは極秘情報なのだが、どうやらルドルフは今夜エドの貞操を狙っているらしい。それを阻止する為にもルドルフの足腰立たなくなる位ダンスで疲弊させてあげる事をお勧めする」
そして、その時ミランダさんの頭の中ではエリスと初めて会った日に自身が妄想した「アハハ、ウフフ」のベッドで乱れるルドルフ様の姿が脳内映像で再生されていた。
『オラオラ、僕の用意した服を着たと言う事はお前もその気があったと言う事だよな』
ベッドの上でエドに扮したエリス様に跨がるルドルフ様。
『許すまじ』
そして、ミランダはエドの貞操を守る為にルドルフを足腰立たなくさせる事を誓った。
方やルドルフには
「今夜エドは無理矢理にメリーに女の喜びを教えると約束させられたようだ。エドを助ける為と思い、メリーがそんな気も起きない位にヘトヘトにしてやれ。何、相手は体が大きいと言っても所詮は女の体力だ。それに、お前が頑張らねばあの華奢なエドがこの大女に貞操を奪われてしまうんだぞ。可愛そうに童貞喪失の相手があんな大女だなんて」
『童貞喪失』
その言葉にルドルフの何かが『カチン』とスイッチの入る音がした。
エドが自分の為に宦官になってしまったと思い込んだ事すらも忘れて。
それほどに『童貞喪失』と言う言葉がルドルフの中で不動の言葉として脳内に響いたのだ。
そして、そんな二人はお互いを恋のライバルに認定。
「フフフ。二人とも頑張ってね」
そうして手を振り去って行くアレンデル殿下。
二人がバッチ来いしている間にアレンデル殿下はエドの手を引きその場を後にしたのだった。
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