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もう一人の転生者キャサリン視点14
そう。
思い返せばこの『愛バラ』の世界は攻略対象がヒロインを攻める事が主体で、ヒロインが男性に奉仕する様な描写はなかった。
はっきり言って男性陣のハメまくり?みたいな感じだったと思う。
故にクンニがあってもフェラチオは無い。
あくまでも男性が主導権を握るセックス。
女性は「あんあん」と喘ぐだけ。
だから思う。
イラマチオが無くて良かったと。
「何度も聞くが『フェラチオ』とはどういったものか具体的に教えて欲しい」
セドリックの問い掛けに物凄いハードルの高さを感じた。
具体的にと申しますか?
思いっきり固まってしまいましたよ。
まさか、実演しろとか言わないよね。
と胡乱気にセドリックを見てしまったのは致し方ない事だと思う。
「やり方はが判らないのではどうしようもなかろう?」
やはり『やれ』と?
私は暫し思考し一本の指をセドリックの前に出した。
「一回しかやりませんし、一回しか言いませんので、後はご自分で検証して下さい」
女は度胸とばかりに私は自身の人差し指を舐め出した。
「私もやった事はないので具体的には判りませんが、この様に舌や口を使って舐めたり吸ったりして刺激し相手の気持ち良い所を攻めます。あくまでも女性にして貰うのです。後は実践してみて下さい」
羞恥で顔を赤くしながら指を口に入れたりして説明すると、セドリックは「何となく理解出来た」と頷く。
私は一瞬で肩の力が落ちる。
取り敢えず納得してくれたから良かった。
もう一度と言われたら羞恥で死ねるかもしれない。
何やらまだ考えているセドリックに、話題の転換とばかりに違う話を降ってみる。
「それと、もう一つ。エマと夜会の夜に話題にした国では、婚約した女性にエンゲージリングと言う宝石の着いた指輪を男性が贈るのが仕来たりなんですの」
「エンゲージリング?」
セドリックは初めての聞く名前に問い返して来る。
先程の話題とは打って変わって自然と受け答えが出来る。
「はい。婚約の約束を履行させる為に心臓に直接繋がっているとされる左の薬指に填めるのですわ」
ニコリと微笑みさえ浮かべ答える私に
「婚約の履行……」
と、セドリックはボソリと反芻する。
「その指輪から『愛』が直接心臓に届く様にとの意味を込めて」
「愛……」
「何処か高級なお店の特別な場所でお渡しするのが良いかと。後、渡す時には『一生君だけを愛すると誓う』と相手に誓いを立てながら指に填めるのですわ。きっとエマも喜ぶと思いますの」
「『一生君を……』だな。分かった。ありがとうキャサリン嬢」
満面の笑みを称えたセドリックが私に礼を述べた。
私も話題の転換にほっとしたのだが、それと同時に信頼する侍女が部屋へと飛び込んで来た。
何事?と侍女を見やると
「御止めしたのですが。オーウェン様が、エマ様の居るお部屋に一人で入って行かれてしまい」
「なっ」
思わずセドリックの方を見やると、セドリックは既に立ち上がり部屋から駆け出していた。
王太子殿下。
めっちゃ行動早い。
私もそんなセドリックに続く様に部屋を飛び出し、セドリックの後を追った。
そして、走りながら私はひたすら
『兄達とのフラグが立ちませんように』
と心の中で祈ったのだった。
そして、取り敢えずセドリック一択で8話に話しは戻る。
思い返せばこの『愛バラ』の世界は攻略対象がヒロインを攻める事が主体で、ヒロインが男性に奉仕する様な描写はなかった。
はっきり言って男性陣のハメまくり?みたいな感じだったと思う。
故にクンニがあってもフェラチオは無い。
あくまでも男性が主導権を握るセックス。
女性は「あんあん」と喘ぐだけ。
だから思う。
イラマチオが無くて良かったと。
「何度も聞くが『フェラチオ』とはどういったものか具体的に教えて欲しい」
セドリックの問い掛けに物凄いハードルの高さを感じた。
具体的にと申しますか?
思いっきり固まってしまいましたよ。
まさか、実演しろとか言わないよね。
と胡乱気にセドリックを見てしまったのは致し方ない事だと思う。
「やり方はが判らないのではどうしようもなかろう?」
やはり『やれ』と?
私は暫し思考し一本の指をセドリックの前に出した。
「一回しかやりませんし、一回しか言いませんので、後はご自分で検証して下さい」
女は度胸とばかりに私は自身の人差し指を舐め出した。
「私もやった事はないので具体的には判りませんが、この様に舌や口を使って舐めたり吸ったりして刺激し相手の気持ち良い所を攻めます。あくまでも女性にして貰うのです。後は実践してみて下さい」
羞恥で顔を赤くしながら指を口に入れたりして説明すると、セドリックは「何となく理解出来た」と頷く。
私は一瞬で肩の力が落ちる。
取り敢えず納得してくれたから良かった。
もう一度と言われたら羞恥で死ねるかもしれない。
何やらまだ考えているセドリックに、話題の転換とばかりに違う話を降ってみる。
「それと、もう一つ。エマと夜会の夜に話題にした国では、婚約した女性にエンゲージリングと言う宝石の着いた指輪を男性が贈るのが仕来たりなんですの」
「エンゲージリング?」
セドリックは初めての聞く名前に問い返して来る。
先程の話題とは打って変わって自然と受け答えが出来る。
「はい。婚約の約束を履行させる為に心臓に直接繋がっているとされる左の薬指に填めるのですわ」
ニコリと微笑みさえ浮かべ答える私に
「婚約の履行……」
と、セドリックはボソリと反芻する。
「その指輪から『愛』が直接心臓に届く様にとの意味を込めて」
「愛……」
「何処か高級なお店の特別な場所でお渡しするのが良いかと。後、渡す時には『一生君だけを愛すると誓う』と相手に誓いを立てながら指に填めるのですわ。きっとエマも喜ぶと思いますの」
「『一生君を……』だな。分かった。ありがとうキャサリン嬢」
満面の笑みを称えたセドリックが私に礼を述べた。
私も話題の転換にほっとしたのだが、それと同時に信頼する侍女が部屋へと飛び込んで来た。
何事?と侍女を見やると
「御止めしたのですが。オーウェン様が、エマ様の居るお部屋に一人で入って行かれてしまい」
「なっ」
思わずセドリックの方を見やると、セドリックは既に立ち上がり部屋から駆け出していた。
王太子殿下。
めっちゃ行動早い。
私もそんなセドリックに続く様に部屋を飛び出し、セドリックの後を追った。
そして、走りながら私はひたすら
『兄達とのフラグが立ちませんように』
と心の中で祈ったのだった。
そして、取り敢えずセドリック一択で8話に話しは戻る。
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