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第一章
もう一人のSランクは、ナルシスト
こうして、恋愛をこじらせていることによりストレスの溜まった私は、また憂さ晴らしに出かけることとなる。いつものように白色の戦闘服に、白色のマントを羽織る。髪を束ね、銀髪へ魔法で変える。こうして白薔薇となった私は、夜の街へと繰り出した。
今日の依頼は『最近街の付近の山道に現れる、山賊の一味を生け捕りすること』だ。
(山賊の一味ね……ってことは、山道まで一瞬にして吹っ飛んじゃおう)
私は地面に素早く魔法陣を描き、その中へ入る。すると魔法陣が眩しく輝き、空間移転魔法が発動した。目を開けると、私は真っ暗な山の中腹に立っていた。そして、目の前には洞穴が見え、その中から煌々と松明の明かりが溢れ出ている。
(ビンゴね。さっすが私!)
そう思って洞窟へと一歩踏み出そうとした時だった。
「見事な空間移転魔法だったね、白薔薇ちゃん」
聞きたくもない声がした。無視して突き進もうとするが、
「ねえねえ、僕が話してるんだけど」
ぎゅっと腕を引っ張られる。しぶしぶ振り向くと、想像した通り、そこにはアランが立っていた。
金髪の髪を右手でかき揚げ、左手には鏡を持っている。そしていつもの角度で自分の顔を確認しつつ、ウインクしたりしている。
「うん、今日もイケメンだ」
アランは一人で楽しんでいるようだから、放っておこうと思った。無視して再び歩き始めたが、また手を引っ張られる。
「もう!やめてよ!」
思わずその手を振り切った。そしてアランを睨む。
私はアランに怒っているのだ。彼はありもしない噂を流し、人々……とりわけルークに、誤解されてしまった。これでは私は尻軽のままだ。
それなのに、アランは怯むこともない。おそらく、彼は鈍感力と鋼のメンタルを持ち合わせているのだろう。ウインクしながら私に告げた。
「白薔薇ちゃん。僕がかっこいいからって、そんなに照れなくてもいいんだよ」
言っている意味が分からない。
「君が今晩ここへ来たってことは、僕と協力して山賊を捕まえようと思ったんでしょ?」
いや、違う。私は”一輪の白薔薇”と言われるように、誰ともつるむつもりはない。むしろ、アランがいるのが想定外だ。
だが、この馬鹿に話しても、まともに話が通じないのは事実だ。無視して歩き始めようとするが……不意にぎゅっと後ろから抱きしめられた。それが唐突だったためと、男性に抱きしめられたことなどなく、全く耐性のない私は……
「ぎゃああああああ!!」
大声で叫んでいた。その声は山々に響き渡り、もちろん山賊がいると思われる洞窟の中へも響いていった。
(あぁ……なんてことしてくれるのよ……)
私は頭を抱える。
山賊のアジトの中へ、気付かれずに潜入しようと思っていたからだ。だが、こんな大声を出してしまったら、計画はおじゃんだ。実際、山賊のアジトの中から騒がしい声が聞こえ始め、漏れる松明の光に揺られる、無数の黒い影が浮かび上がった。
(ほら、気付かれちゃったじゃん!)
「離してよ」
そう言ってアランを振り払うのと、
「誰だ」
山賊が私たちを見つけ、怒鳴るのが同時だった。松明の明かりが漏れる洞窟の入り口からは、十人ほどの山賊がわらわらと出てきた。
「馬鹿!あんたのせいでバレちゃったじゃない」
アランを睨むと、悪びれる様子もなく答える。もちろん、彼のお気に入りの角度に顔を傾け、私を見つめながら。
「僕のせいじゃないよ?白薔薇ちゃんが大声を出すからじゃない?」
「そうやって人のせいにするの、やめてよね!」
言い合う私たちに向かって、山賊は声を荒げた。その野太い声が、山々に響き渡る。
「お前らは誰だ。どうしてここにいるんだ?」
その声を聞き、私は彼らに向き直った。
本当は、ひっそりと潜入するつもりだった。バレないように罠を張り、一気に締め上げる計画だった。だが、バレてしまった今、残された道は真正面からぶつかるのみだ。
「最近、山道に山賊が出るって噂でね。何しろ、通行人が身ぐるみ剥がされるんだって。
……あんたたちのせいじゃないよね?」
私は白薔薇の戦闘服を着ているが、一見非力な女性に見えるのだろう。完全に私を舐めている彼らは、私を見ながら声を上げて笑った。
「誰だと思ったら、姉ちゃんとナルシストか」
どうやら、アランがナルシストに見えるのは私だけではないらしい。というのも、アランは例の角度で盗賊を睨んでいるのだ。睨みながらも、ウインクまでしている。私はこんな変な男と体の関係があるだなんて、ルークに誤解されているのだ。ルークと結ばれることはないのだが、この誤解は何としても解かないといけないと思う。
「ちょうどいい。お前らも身ぐるみ剥いでやるよ。
おまけに、姉ちゃんは今夜のいいオカズになりそうだ」
その言葉に身震いした。
(あんたらのオカズになんて、絶対なってやらないんだから!)
余裕の表情を浮かべ、斧やら錆びた剣やらを振り上げて襲いかかってくる盗賊たち。その数、十人は超えている。その大男たちに向かって、私は腰に差した剣を抜いていた。磨かれた剣先が月の光を反射して、きらりと鋭く光った。
今日の依頼は『最近街の付近の山道に現れる、山賊の一味を生け捕りすること』だ。
(山賊の一味ね……ってことは、山道まで一瞬にして吹っ飛んじゃおう)
私は地面に素早く魔法陣を描き、その中へ入る。すると魔法陣が眩しく輝き、空間移転魔法が発動した。目を開けると、私は真っ暗な山の中腹に立っていた。そして、目の前には洞穴が見え、その中から煌々と松明の明かりが溢れ出ている。
(ビンゴね。さっすが私!)
そう思って洞窟へと一歩踏み出そうとした時だった。
「見事な空間移転魔法だったね、白薔薇ちゃん」
聞きたくもない声がした。無視して突き進もうとするが、
「ねえねえ、僕が話してるんだけど」
ぎゅっと腕を引っ張られる。しぶしぶ振り向くと、想像した通り、そこにはアランが立っていた。
金髪の髪を右手でかき揚げ、左手には鏡を持っている。そしていつもの角度で自分の顔を確認しつつ、ウインクしたりしている。
「うん、今日もイケメンだ」
アランは一人で楽しんでいるようだから、放っておこうと思った。無視して再び歩き始めたが、また手を引っ張られる。
「もう!やめてよ!」
思わずその手を振り切った。そしてアランを睨む。
私はアランに怒っているのだ。彼はありもしない噂を流し、人々……とりわけルークに、誤解されてしまった。これでは私は尻軽のままだ。
それなのに、アランは怯むこともない。おそらく、彼は鈍感力と鋼のメンタルを持ち合わせているのだろう。ウインクしながら私に告げた。
「白薔薇ちゃん。僕がかっこいいからって、そんなに照れなくてもいいんだよ」
言っている意味が分からない。
「君が今晩ここへ来たってことは、僕と協力して山賊を捕まえようと思ったんでしょ?」
いや、違う。私は”一輪の白薔薇”と言われるように、誰ともつるむつもりはない。むしろ、アランがいるのが想定外だ。
だが、この馬鹿に話しても、まともに話が通じないのは事実だ。無視して歩き始めようとするが……不意にぎゅっと後ろから抱きしめられた。それが唐突だったためと、男性に抱きしめられたことなどなく、全く耐性のない私は……
「ぎゃああああああ!!」
大声で叫んでいた。その声は山々に響き渡り、もちろん山賊がいると思われる洞窟の中へも響いていった。
(あぁ……なんてことしてくれるのよ……)
私は頭を抱える。
山賊のアジトの中へ、気付かれずに潜入しようと思っていたからだ。だが、こんな大声を出してしまったら、計画はおじゃんだ。実際、山賊のアジトの中から騒がしい声が聞こえ始め、漏れる松明の光に揺られる、無数の黒い影が浮かび上がった。
(ほら、気付かれちゃったじゃん!)
「離してよ」
そう言ってアランを振り払うのと、
「誰だ」
山賊が私たちを見つけ、怒鳴るのが同時だった。松明の明かりが漏れる洞窟の入り口からは、十人ほどの山賊がわらわらと出てきた。
「馬鹿!あんたのせいでバレちゃったじゃない」
アランを睨むと、悪びれる様子もなく答える。もちろん、彼のお気に入りの角度に顔を傾け、私を見つめながら。
「僕のせいじゃないよ?白薔薇ちゃんが大声を出すからじゃない?」
「そうやって人のせいにするの、やめてよね!」
言い合う私たちに向かって、山賊は声を荒げた。その野太い声が、山々に響き渡る。
「お前らは誰だ。どうしてここにいるんだ?」
その声を聞き、私は彼らに向き直った。
本当は、ひっそりと潜入するつもりだった。バレないように罠を張り、一気に締め上げる計画だった。だが、バレてしまった今、残された道は真正面からぶつかるのみだ。
「最近、山道に山賊が出るって噂でね。何しろ、通行人が身ぐるみ剥がされるんだって。
……あんたたちのせいじゃないよね?」
私は白薔薇の戦闘服を着ているが、一見非力な女性に見えるのだろう。完全に私を舐めている彼らは、私を見ながら声を上げて笑った。
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どうやら、アランがナルシストに見えるのは私だけではないらしい。というのも、アランは例の角度で盗賊を睨んでいるのだ。睨みながらも、ウインクまでしている。私はこんな変な男と体の関係があるだなんて、ルークに誤解されているのだ。ルークと結ばれることはないのだが、この誤解は何としても解かないといけないと思う。
「ちょうどいい。お前らも身ぐるみ剥いでやるよ。
おまけに、姉ちゃんは今夜のいいオカズになりそうだ」
その言葉に身震いした。
(あんたらのオカズになんて、絶対なってやらないんだから!)
余裕の表情を浮かべ、斧やら錆びた剣やらを振り上げて襲いかかってくる盗賊たち。その数、十人は超えている。その大男たちに向かって、私は腰に差した剣を抜いていた。磨かれた剣先が月の光を反射して、きらりと鋭く光った。
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