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第2章 地球活動編
第125話 いつもの日常 二節 聖者襲撃編
2082年9月9日(水曜日) 午前5時10分。
習慣とは恐ろしいものだ。朝の五時付近になると身体が勝手に目覚めてしまう。
ベッドの上で背伸びをしつつも、上半身を起こし、窓の外に視線を向ける。
窓から飛び込む灰青色のおぼめく朝の最初の光が僅かに部屋の中へ差し込んでいる。
この時間帯でも大分暗くなってきた。もうじき夏も終りということだろう。
久々に沙耶という名の抱きつきコアラから解放されたせいか、それともよほどつかれていたのか、昨晩は泥のように眠り、昨日はかなり早く寝たのに一度も起きなかった。
簡単に着替えてリビングで朝食の用意をすべく扉の鍵を開ける。無論、この鍵は沙耶の兄離れ対策だ。
もっとも今日は無用だったかもしれない。9月8日の朝から、一日中屋敷に一度も帰らなったことがよほど腹にすねかえたらしく、昨日の晩から沙耶は不機嫌モードに突入してしまい、一言も口を開かなかった。こういう時のクッション役のステラも昨晩は、一人になりたいとのことでギルドハウスの方へ宿泊した。沙耶やアリスに自身の意気消沈した姿を見せたくはなかったのだろうが、僕としては皆でわいわいやっていた方が、気がまぎれると思うのだ。
ともあれ、そんなこんなで、ステラ抜きの、僕と沙耶、アリスでの食卓となった。
ここで新たな問題が一つ。アリスの腹の虫の居所も最悪だった。会話どころから視線すら合わせない。ここまで怒り心頭な理由は闇帝国 戦を知らせなかったことにあると思われる。今やギルドハウスではその話題で持ち切り、というより、その話題しかしていないわけだし、そりゃあばれるよな。
そんなこんなで昨日は針の筵を嫌っというのほど味わった。妹殿が二人になるとその破壊力はマジで半端ではないのである。……しかしどうも強烈な既視感を覚えるのだが、なぜだろう。
兎も角、昨日の今日だ。流石の沙耶も大人しく自身のベッドで熟睡していることだろう。ホント、毎日こうだと助かるのだが。
扉のノブを握り、開けて部屋の外に踏み出すと、毛布にくるまった妹殿がいた。
「沙耶……お前、ゾンビかよ……」
そんな身も蓋もない感想を呟き、強烈な片頭痛に、頭を抱えて蹲る。
どこの世界に一人で寝られない中二がいる? どう考えても育て方を間違った。これも父さんや兄さんが僕に沙耶の子育て丸投げするから――。
(このまま放置した方が沙耶のためにもいいんだろけど……朝はかなり冷え込むし、風邪ひくよなぁ。だいたいさ、こんな床でよく眠る気になるよ)
抱き上げて沙耶の部屋のベッドに放り投げておく。『うにゅ?』などと獣じみた非難の声を上げるが、無視してリビングへ降りて行く。
腕まくりをして朝食の調理に入ると、ほどなくしてステラがリビングに転移してきた。
「マスター、おはようございます」
にっこりとほほ笑むその姿からは昨日の消沈した彼女を連想するのは難しい。吹っ切れたのだろうか。それとも――いや、止めよう。僕はステラが笑顔ならそれでいい。
「おはよ。僕は味噌汁を作るからステラは炒め物作ってよ」
「はい!」
ステラの快活な返答に口元を緩めながらもまな板の包丁を持つ手を動かしていく。
◆
◆
◆
朝食は僕、ステラ、沙耶、アリスのいつもの四人。
沙耶はしかめっ面して器用にも僕から顔を背けて食べていたが、意外も意外、あれほど最悪を突っ走っていたアリスの機嫌が一夜明けて好転していた。というより、やたらテンションが高い。ステラも昨日の悲壮感たっぷりの姿と比較し、その瞳に強い光が灯っている。
昨日のステラは脆い硝子のように触れたら壊れそうで、即急に対処を講じねばと思っていたのだ。アリスが昨晩ステラと話しをしてくれたのだろうが、とてもじゃないが、僕には昨日の落胆しきったステラをここまで元気付ける事はできない。姉妹は偉大。つまるところ、そういうことだろう。
これで僕の心配事の一つが消えた。料理を口に放り込みつつも、僕は幸せの光景を眺めていた。
部屋でメールをチェックし、暫し、ネットサーフィンを堪能したあと、例のごとく雪凜女学園に沙耶を送って行く。
沙耶はアリスと日曜日に訪れる《フォーチュンツリー》の話で盛り上がっており、昨晩から僕とバトル状態にあることなど忘却の彼方らしい。我が妹ながら単純で助かる。
それにしても今度の土日って確か……。
「いってきます!」
右手をブンブン振ると、クラスメイトらしき女性との輪の中に入って行く。
よかった。心配が絶えない沙耶の事だからクラスに上手く馴染めていないかとも思っていたのだが、それなりに上手くやっているらしい。
雪凜女学園は日本一のお嬢様校。兄や姉に僕の高校での境遇を知る者もいるだろう。確かに竜玄との契約により沙耶の耳に入ることは絶対にあるまい。だが、所詮子供だ。態度には出るはずなのだ。それなのに学校内での沙耶は全く違和感すら覚えない。
想像以上に我が妹殿は適応能力に優れた御仁らしい。
アリスが通う黎峰中学へ訪れたわけだが、怨敵でも見るような視線を向けられてしまう。アリスはあのマリアさんの子供であり、ステラの妹だ。本来、顔の造形は半端じゃなくいい。だからまだ男子からの敵愾心のたっぷり籠った視線は理解できる。だが女生徒からも向けられる謂れまではないはずなのだ。
「アリス、ちなみに僕のこと彼らに何て説明してるの?」
怖いもの見たさでついつい尋ねてしまった。
「うん? 一緒に住んでる人」
いや、いや、いや、それ間違ってないけど、絶対誤解してるぞ。そんな時こその『お兄ちゃん』だろうよ!
「ねえ、お兄ちゃん」
僅かに頬を紅色に染めて僕を上目遣いで見上げて来る。その仕草に不覚にもドキッと胸の鼓動が高くなる。
やっぱりステラの妹だけあり他者を無意識にも魅了する力を持っている。
もっとも、つい最近まではアリスもこうではなかった。無邪気な子供。そう表現するのがぴったりな少女だったのだ。それが近頃、姿や立ち振る舞い等、幼さが残る少女のものから、大人の女性のものへ徐々に変遷しつつある。
女性は恋をすると変わる。そう以前水咲さんが言っていた。ならアリスもこの黎峰中学で好きな人でもできたか。それともギルド内か。
まあこの手の話題は僕が足を踏み込むべき話しではないし、そのつもりもない。ギルドにはその手の事に首を突っ込みたがる女性が死ぬ程いる。何かあれば彼女達に相談するだろう。
「何?」
「今晩話しがあるから」
「あ、ああ、わかった」
初めて見る敵地に足を踏み入れたような険しい顔のアリスに、ただ頷くしかない僕。
もはや学生達の怨敵と化した僕はまるで浮気現場を目撃された間男のようなとびっきりの疎外感を味わいながらも、黎峰中学を後にした。
習慣とは恐ろしいものだ。朝の五時付近になると身体が勝手に目覚めてしまう。
ベッドの上で背伸びをしつつも、上半身を起こし、窓の外に視線を向ける。
窓から飛び込む灰青色のおぼめく朝の最初の光が僅かに部屋の中へ差し込んでいる。
この時間帯でも大分暗くなってきた。もうじき夏も終りということだろう。
久々に沙耶という名の抱きつきコアラから解放されたせいか、それともよほどつかれていたのか、昨晩は泥のように眠り、昨日はかなり早く寝たのに一度も起きなかった。
簡単に着替えてリビングで朝食の用意をすべく扉の鍵を開ける。無論、この鍵は沙耶の兄離れ対策だ。
もっとも今日は無用だったかもしれない。9月8日の朝から、一日中屋敷に一度も帰らなったことがよほど腹にすねかえたらしく、昨日の晩から沙耶は不機嫌モードに突入してしまい、一言も口を開かなかった。こういう時のクッション役のステラも昨晩は、一人になりたいとのことでギルドハウスの方へ宿泊した。沙耶やアリスに自身の意気消沈した姿を見せたくはなかったのだろうが、僕としては皆でわいわいやっていた方が、気がまぎれると思うのだ。
ともあれ、そんなこんなで、ステラ抜きの、僕と沙耶、アリスでの食卓となった。
ここで新たな問題が一つ。アリスの腹の虫の居所も最悪だった。会話どころから視線すら合わせない。ここまで怒り心頭な理由は闇帝国 戦を知らせなかったことにあると思われる。今やギルドハウスではその話題で持ち切り、というより、その話題しかしていないわけだし、そりゃあばれるよな。
そんなこんなで昨日は針の筵を嫌っというのほど味わった。妹殿が二人になるとその破壊力はマジで半端ではないのである。……しかしどうも強烈な既視感を覚えるのだが、なぜだろう。
兎も角、昨日の今日だ。流石の沙耶も大人しく自身のベッドで熟睡していることだろう。ホント、毎日こうだと助かるのだが。
扉のノブを握り、開けて部屋の外に踏み出すと、毛布にくるまった妹殿がいた。
「沙耶……お前、ゾンビかよ……」
そんな身も蓋もない感想を呟き、強烈な片頭痛に、頭を抱えて蹲る。
どこの世界に一人で寝られない中二がいる? どう考えても育て方を間違った。これも父さんや兄さんが僕に沙耶の子育て丸投げするから――。
(このまま放置した方が沙耶のためにもいいんだろけど……朝はかなり冷え込むし、風邪ひくよなぁ。だいたいさ、こんな床でよく眠る気になるよ)
抱き上げて沙耶の部屋のベッドに放り投げておく。『うにゅ?』などと獣じみた非難の声を上げるが、無視してリビングへ降りて行く。
腕まくりをして朝食の調理に入ると、ほどなくしてステラがリビングに転移してきた。
「マスター、おはようございます」
にっこりとほほ笑むその姿からは昨日の消沈した彼女を連想するのは難しい。吹っ切れたのだろうか。それとも――いや、止めよう。僕はステラが笑顔ならそれでいい。
「おはよ。僕は味噌汁を作るからステラは炒め物作ってよ」
「はい!」
ステラの快活な返答に口元を緩めながらもまな板の包丁を持つ手を動かしていく。
◆
◆
◆
朝食は僕、ステラ、沙耶、アリスのいつもの四人。
沙耶はしかめっ面して器用にも僕から顔を背けて食べていたが、意外も意外、あれほど最悪を突っ走っていたアリスの機嫌が一夜明けて好転していた。というより、やたらテンションが高い。ステラも昨日の悲壮感たっぷりの姿と比較し、その瞳に強い光が灯っている。
昨日のステラは脆い硝子のように触れたら壊れそうで、即急に対処を講じねばと思っていたのだ。アリスが昨晩ステラと話しをしてくれたのだろうが、とてもじゃないが、僕には昨日の落胆しきったステラをここまで元気付ける事はできない。姉妹は偉大。つまるところ、そういうことだろう。
これで僕の心配事の一つが消えた。料理を口に放り込みつつも、僕は幸せの光景を眺めていた。
部屋でメールをチェックし、暫し、ネットサーフィンを堪能したあと、例のごとく雪凜女学園に沙耶を送って行く。
沙耶はアリスと日曜日に訪れる《フォーチュンツリー》の話で盛り上がっており、昨晩から僕とバトル状態にあることなど忘却の彼方らしい。我が妹ながら単純で助かる。
それにしても今度の土日って確か……。
「いってきます!」
右手をブンブン振ると、クラスメイトらしき女性との輪の中に入って行く。
よかった。心配が絶えない沙耶の事だからクラスに上手く馴染めていないかとも思っていたのだが、それなりに上手くやっているらしい。
雪凜女学園は日本一のお嬢様校。兄や姉に僕の高校での境遇を知る者もいるだろう。確かに竜玄との契約により沙耶の耳に入ることは絶対にあるまい。だが、所詮子供だ。態度には出るはずなのだ。それなのに学校内での沙耶は全く違和感すら覚えない。
想像以上に我が妹殿は適応能力に優れた御仁らしい。
アリスが通う黎峰中学へ訪れたわけだが、怨敵でも見るような視線を向けられてしまう。アリスはあのマリアさんの子供であり、ステラの妹だ。本来、顔の造形は半端じゃなくいい。だからまだ男子からの敵愾心のたっぷり籠った視線は理解できる。だが女生徒からも向けられる謂れまではないはずなのだ。
「アリス、ちなみに僕のこと彼らに何て説明してるの?」
怖いもの見たさでついつい尋ねてしまった。
「うん? 一緒に住んでる人」
いや、いや、いや、それ間違ってないけど、絶対誤解してるぞ。そんな時こその『お兄ちゃん』だろうよ!
「ねえ、お兄ちゃん」
僅かに頬を紅色に染めて僕を上目遣いで見上げて来る。その仕草に不覚にもドキッと胸の鼓動が高くなる。
やっぱりステラの妹だけあり他者を無意識にも魅了する力を持っている。
もっとも、つい最近まではアリスもこうではなかった。無邪気な子供。そう表現するのがぴったりな少女だったのだ。それが近頃、姿や立ち振る舞い等、幼さが残る少女のものから、大人の女性のものへ徐々に変遷しつつある。
女性は恋をすると変わる。そう以前水咲さんが言っていた。ならアリスもこの黎峰中学で好きな人でもできたか。それともギルド内か。
まあこの手の話題は僕が足を踏み込むべき話しではないし、そのつもりもない。ギルドにはその手の事に首を突っ込みたがる女性が死ぬ程いる。何かあれば彼女達に相談するだろう。
「何?」
「今晩話しがあるから」
「あ、ああ、わかった」
初めて見る敵地に足を踏み入れたような険しい顔のアリスに、ただ頷くしかない僕。
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