冷やし上手な彼女

カラスヤマ

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二章

日曜日

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何気ない、ごくごく普通の日曜日。

トントントン……。

トントン……。

カーテンの隙間から射し込む朝日で目を覚ますと隣で寝ていたはずの七美の姿がなかった。どうやら、朝飯の準備をしてくれているらしく、狭い台所からはコンソメの良い香りが漂ってきていた。

上体を起こし、キャミソールにショートパンツ姿の七美を確認。忍び足(?)で七美まで近付いた。

「おはよう」

「あっ! おはよう。まだ寝てて大丈夫だよ? 出来たら、呼ぶから」

天使のような笑顔でニコッ。また準備を再開した。
そんな七美を背後から抱き締め、首筋にキスをした。

「っ……ダ~メ。今……料理中だよ?」

「俺のことは無視してていいから。続けて大丈夫」

「何が、大丈夫ですか!  しかも服に手を入れて。……っ!?」

相手の抗議を無視して、七美のパンツをゆっくり下ろした。変態のごとく、白く滑らかな桃尻を鷲づかみにした。

「っもう! ダメだってば」

「……………」

「やっ……」

指先に残る蜜から、七美の興奮を感じとる。更に体を密着させ、下半身を押し付けた。

もう料理どころではなく、半ば観念した七美が俺の太ももを優しくつねった。
顔を俺から背け、人差し指を噛みながら必死に声を我慢している姿に異常な興奮を覚えた。

「声出してもいいよ。台所の壁は薄いから外に聞こえちゃうだろうけど」

「っ!!?………ひっ…ん!…も…もう…パンパン……しないでっ…………ゆるし…て…」

腰をフリフリ、泣きながら懇願する七美の姿が、俺の興奮をMAXまで高めた。

七美を存分に汚した後、その可愛い口で丁寧に後処理をしてもらった。焦点が定まらない目。まだ痙攣を続けている体。

「っん……ん………ひどぃ……。私を怒らせたらどうなるか分かってるよね?」

頬を膨らませた七美が睨んできた。

「今から、2回戦だよ~」

「ひっ!?」

朝飯が、昼飯になる頃。完全に敗北した七美は、俺の腕の中で気持ち良さそうに眠ってしまった。

死ぬほど可愛い………。

寝言で、俺の声を代弁した七美。

「絶対に手放さないから……」

起きてる?

可愛くて、エロくて、超絶お嬢様……。

そしてーーーー。

とっても恐ろしい、俺の大事な彼女。


「いっ!?」

太ももを強めにつねられた。

「やっぱり起きてるだろ」

「………す…ぅ……………」
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