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視線の先
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元ファン、いや現ファンである周が5つ年上のまどかを愛して止まないのは至極当然のことだった。
それを知っているからこそ、千愛希にとっては2人の仲睦まじい様子が尊く映る。加えて、大好きなまどかがこれほどまでに愛されていることが嬉しくて仕方がなかった。彼女がとても幸せそうだったから。
そんな2人には去年誕生したばかりの第一子がいる。ようやく寝かしつけ、夕飯の支度を手伝うまどか。
元々実家を出ていた周と共に、 別に一戸建てを構えて暮らす周夫婦。今日は、白菜をたくさん貰ったから家で鍋でもしようと周の母に誘われやってきたのだ。
「周、まどかちゃんもひまちゃんの育児で疲れてるんだから邪魔しないの。手伝うならお箸運んで」
そう声をかけるのは、律と周の母であるダリアだ。50代とは思えぬ若々しさである。栗色のウェーブがかった長い髪に、青い瞳。毎日のエクササイズのおかげで引き締まった体。自分の母親と比較しても年齢不詳だと千愛希はいつも思う。
「はーい。俺だって妃茉莉の面倒ちゃんと見てるんだよ? 今日寝かしつけたの俺だし」
「そうね。わかってるわよ。ほら、お箸」
母親に促されるまま箸を運ぶ周。妃茉莉は周とまどかの長女だ。先ほど周が座っていたソファーの上で静かに眠っている姿が、千愛希にも確認できた。
それを知っているからこそ、千愛希にとっては2人の仲睦まじい様子が尊く映る。加えて、大好きなまどかがこれほどまでに愛されていることが嬉しくて仕方がなかった。彼女がとても幸せそうだったから。
そんな2人には去年誕生したばかりの第一子がいる。ようやく寝かしつけ、夕飯の支度を手伝うまどか。
元々実家を出ていた周と共に、 別に一戸建てを構えて暮らす周夫婦。今日は、白菜をたくさん貰ったから家で鍋でもしようと周の母に誘われやってきたのだ。
「周、まどかちゃんもひまちゃんの育児で疲れてるんだから邪魔しないの。手伝うならお箸運んで」
そう声をかけるのは、律と周の母であるダリアだ。50代とは思えぬ若々しさである。栗色のウェーブがかった長い髪に、青い瞳。毎日のエクササイズのおかげで引き締まった体。自分の母親と比較しても年齢不詳だと千愛希はいつも思う。
「はーい。俺だって妃茉莉の面倒ちゃんと見てるんだよ? 今日寝かしつけたの俺だし」
「そうね。わかってるわよ。ほら、お箸」
母親に促されるまま箸を運ぶ周。妃茉莉は周とまどかの長女だ。先ほど周が座っていたソファーの上で静かに眠っている姿が、千愛希にも確認できた。
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