憂い視線のその先に

雪村こはる

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勘違いがいっぱい

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【***】自己責任でお願いします。




 千愛希は、はっ、はっと短い息を吐きながら、
シーツをギュッと力強く握った。四つん這いになりながら、何度も後ろから訪れる刺激に耐える。

「あっ、あっ……やっ……はぁ」

「気持ちい?」

「んっ、ふっ……気持ちっ、けどっ……ぁ……」

「けど? 足りない?」

「ち、がっ……あぁっ!」

 パンパンッと皮膚同士がぶつかる音が寝室に響いた。散々浴室で抱かれたというのに、律は留まるところを知らない。
 律の宣言通り、千愛希は快感によって涙をボロボロと流し自然と垂れる唾液を律の指先で拭われる。

「ここでしょ? 好きなところ」

 なぜわかるのかと疑問を持っている内に、ぐっと硬いモノが押し付けられ体が大きく跳ねた。目の前がチカチカと霞む。足はガクガクと力が入らなくなり、千愛希は何度目か数え切れない程の絶頂を迎えた。

「あー……ぁ……も、やだぁ……」

「どうして? まだダメだよ。離してあげない」

 嬉しそうに口角を上げる律は、繋がったまま千愛希の体を上に向かせる。目に溜まった涙がポロッと零れ、真っ赤に熟れた林檎のような顔をした千愛希の頬。律はそこにレロっと舌を這わす。
 塩味が口内に広がり、体の奥底からゾクゾクと欲を刺激する。一向に治まらない千愛希への欲情は律の気持ちを一層昂らせた。

「もう……無理」

「そんなはずない。だってまだ欲しいって言ってる」

 律がそっと千愛希の下腹部を押すと、子宮が下がって律の熱がより深くまで刺さる。

「あぁぁぁぁっ!」

 ぎゅーっとシーツを握り締め、再び千愛希のナカが細く痙攣した。それを肌で感じる律は、チロッと舌なめずりをし上から千愛希を見下ろす。

 たまらないね。これでようやく俺だけのもの。

 両手でシーツを握り、必死に快感に耐える千愛希の姿はまるで蝶の標本のようだった。
 せっかく結った髪も解け、乱れ、この上なく美しいまま身動きが取れない状態で囚われる。

「可愛い。凄く綺麗だ……」

「り……つ……」

「俺だけの千愛希」

「ん……」

「明日は休みだし、まだまだ時間はあるね」

「律っ!」

「ん……言ったでしょ? まだ離してあげない」

 律は甘いキスを落とし、満足するまで千愛希を堪能することにした。
 長い夜は更けていくが、2人の夜はまだまだ続く。すれ違った半年間を埋めるかのように汗ばむ体をぶつけ合い、熱い夜を越えていった。
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