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被害者
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「俺と似たようなものじゃないか。結局、自分から好きになった人しか好きになれない」
「あ……たしかにそうですね。西川さんが私に興味がなかったのは、既にあんな綺麗な彼女さんがいたからなんだって知った時にはショックでしたけどね。私とはタイプが違いすぎるから、最初から眼中になかったんだって……」
「そう思ったのに、離婚するまで待つつもりなのか?」
「私……もし離婚しても、福本さんとは結婚しないと思うんです」
眉間に皺を寄せて言った花に、遥は驚いたように目を見開く。裏のことなど何も知らないはずなのに、どうしてそう思うのか気になった。
「なんで?」
「福本さんも小泉さんとはタイプが違うから……。福本さんは美人でスタイルもいいし、男の人が放っておかないとは思うけど……あんまり家庭的な感じはしないから。福本さん自身も結婚に興味がなさそう」
「何となくわかる気はする……」
遥も、由乃が奏士を振ったということと、いつまでも亜月に執着していることを考えると、一般的な結婚して出産するという行為を幸せとして捉えているわけではないだろうと思えた。
「ですよね? だから、福本さんはあくまでも不倫相手なら、彼女の興味がなくなったら西川さんは捨てられちゃうと思うんです。そしたら……私の順番が回ってくるかもしれないですし」
小泉とはタイプが全く違うといいながら、まだ自分が相手にされる可能性があると思ってるのか……。いいな……本当に滑稽で、大好物な人種だ。
さっさと諦めて次の恋愛にいけば、今頃彼氏と楽しく過ごしていただろうに、3年を無駄にしただけではなくて、これからも無駄にし続けようなんて健気でバカ過ぎて、可愛いな。
遥は、腹の底で笑いが止まらなかった。
「じゃあ、今はまだ他の男にはいけないな」
「はい……。満足するまで彼のことを好きでいたいんです」
「まぁ、いい選択なんじゃないか。この前も言ったが、好きでいるだけなら誰にも迷惑はかけないからな」
遥の言葉に、花はじーんと感激したように目を潤ませた。
「あ……たしかにそうですね。西川さんが私に興味がなかったのは、既にあんな綺麗な彼女さんがいたからなんだって知った時にはショックでしたけどね。私とはタイプが違いすぎるから、最初から眼中になかったんだって……」
「そう思ったのに、離婚するまで待つつもりなのか?」
「私……もし離婚しても、福本さんとは結婚しないと思うんです」
眉間に皺を寄せて言った花に、遥は驚いたように目を見開く。裏のことなど何も知らないはずなのに、どうしてそう思うのか気になった。
「なんで?」
「福本さんも小泉さんとはタイプが違うから……。福本さんは美人でスタイルもいいし、男の人が放っておかないとは思うけど……あんまり家庭的な感じはしないから。福本さん自身も結婚に興味がなさそう」
「何となくわかる気はする……」
遥も、由乃が奏士を振ったということと、いつまでも亜月に執着していることを考えると、一般的な結婚して出産するという行為を幸せとして捉えているわけではないだろうと思えた。
「ですよね? だから、福本さんはあくまでも不倫相手なら、彼女の興味がなくなったら西川さんは捨てられちゃうと思うんです。そしたら……私の順番が回ってくるかもしれないですし」
小泉とはタイプが全く違うといいながら、まだ自分が相手にされる可能性があると思ってるのか……。いいな……本当に滑稽で、大好物な人種だ。
さっさと諦めて次の恋愛にいけば、今頃彼氏と楽しく過ごしていただろうに、3年を無駄にしただけではなくて、これからも無駄にし続けようなんて健気でバカ過ぎて、可愛いな。
遥は、腹の底で笑いが止まらなかった。
「じゃあ、今はまだ他の男にはいけないな」
「はい……。満足するまで彼のことを好きでいたいんです」
「まぁ、いい選択なんじゃないか。この前も言ったが、好きでいるだけなら誰にも迷惑はかけないからな」
遥の言葉に、花はじーんと感激したように目を潤ませた。
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