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友人の恋人
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「終わりってなに? このまま一緒に年取ってさ、仲良いままおじいちゃんとおばあちゃんになって、それでも一緒に手繋いで旅行とかいけたらさ、嬉しいじゃん」
依はそれが1番素晴らしいことだとでも言いたげだった。
「それって子供がいてもできるよね? 一緒に子育てして、色んなこと一緒に乗り越えて、子供たちが大きくなって家から出てった後、また2人で子供の思い出とか話しながらたまには2人で旅行とか行って……」
「え? でも子供って成人まで18年もあるんだよ? 1回産まれたら18年間は亜純と2人でいられないってことじゃん」
依に言われて亜純は絶句した。18年間の拘束のように聞こえた。きっと亜純にとって成人を迎える18年間は、長くても嬉しいことや楽しいことがたくさん詰まった年月になるだろう。
けれど依にとっては、亜純と2人だけでいられなくなる期間でしかない。更に18年経ったらもう終わりと言っているようだった。
成人を過ぎたら家から追い出す気なのだろうか。それても学生の内から県外の学校へ追いやるつもりだろうか。
亜純はそう考えたら例え子供ができても大切にはしてくれないだろうと思えた。
「もし……私が妊娠してたら、依は一緒に可愛がってくれた?」
自分の子供を可愛がれない親が存在することは何となく知っている。しかし、こんな身近にしかも自分が好きになった人がそうであっただなんてとても信じられそうになかった。
「……わかんない。産まれたら可愛いのかもしれない。でも、可愛いって思えないかもしれない」
「依……」
「でも、だから俺セックスはしなかったんだよ? 自分の欲だけ押し付けて、子供ができたら責任取れないし。だから最初からそういうことをしなきゃ子供を不幸にすることもないし、亜純悲しませることもないじゃん。俺って誠実でしょ?」
大真面目にそんなことを言うものだから、亜純はその場で卒倒しそうになった。
依はそれが1番素晴らしいことだとでも言いたげだった。
「それって子供がいてもできるよね? 一緒に子育てして、色んなこと一緒に乗り越えて、子供たちが大きくなって家から出てった後、また2人で子供の思い出とか話しながらたまには2人で旅行とか行って……」
「え? でも子供って成人まで18年もあるんだよ? 1回産まれたら18年間は亜純と2人でいられないってことじゃん」
依に言われて亜純は絶句した。18年間の拘束のように聞こえた。きっと亜純にとって成人を迎える18年間は、長くても嬉しいことや楽しいことがたくさん詰まった年月になるだろう。
けれど依にとっては、亜純と2人だけでいられなくなる期間でしかない。更に18年経ったらもう終わりと言っているようだった。
成人を過ぎたら家から追い出す気なのだろうか。それても学生の内から県外の学校へ追いやるつもりだろうか。
亜純はそう考えたら例え子供ができても大切にはしてくれないだろうと思えた。
「もし……私が妊娠してたら、依は一緒に可愛がってくれた?」
自分の子供を可愛がれない親が存在することは何となく知っている。しかし、こんな身近にしかも自分が好きになった人がそうであっただなんてとても信じられそうになかった。
「……わかんない。産まれたら可愛いのかもしれない。でも、可愛いって思えないかもしれない」
「依……」
「でも、だから俺セックスはしなかったんだよ? 自分の欲だけ押し付けて、子供ができたら責任取れないし。だから最初からそういうことをしなきゃ子供を不幸にすることもないし、亜純悲しませることもないじゃん。俺って誠実でしょ?」
大真面目にそんなことを言うものだから、亜純はその場で卒倒しそうになった。
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