フォークロア・ゲート

文字の大きさ
44 / 46
忘却の淵

44.ロウ・フォード

しおりを挟む
先を急ぐように促されたロウは再び煉瓦敷きの小道に戻ると、眩い陽射しに包まれた集落を振り返った。賑やかに聞こえた喧騒の声は既に遥か遠くに過ぎ去って、背後からは静けさが忍び寄って来ている。目に見える穏やかな集落の姿はかりそめの灯影にしか過ぎないようだと、ロウは目を細めて先に立つ教会の尖塔を見上げ足を踏み出した。ヴァイゼが何処かで姿を見せるのではと、内心考えもしたのだがあの仮面の紳士は何処にも見当たらない。正直ここまで来るとヴァイゼが妖精なのか人間なのか聞いてみたいと思ったのだが、それよりも先に稀人と出会うのではないかと考え始めていた。何しろここから先に残った場所は、あの古ぼけた教会だけなのだ。しかも、教会に近づくにつれて、晴れた空は暗雲に包まれ始めている。教会の墓地に足を踏み入れた時には、空は黒雲に覆われ冷たい潮風が吹き初めていた。

嵐の前のようだな。

冷たい風が頬を撫でて潮騒の音が、風の合間に雷鳴のように響く。教会の扉の前に立った瞬間に、潮騒ではなく本当の雷鳴の響きが稲光をともなって辺りを一瞬白く照らしあげる。ところが重い教会の扉を軋ませて、足を踏み入れた教会のホールはシンと静まり帰っていた。コツリと足を踏み入れた先に、ステンドグラスからの蒼白い光が床に円をつくっている。教会の中は人のいる気配が全くない、完全な廃墟となっていてロウは微かに目を細めた。

恐らくこの姿が本来の教会の姿か。

一度足を踏み入れた瞬間の赤い絨毯の敷かれた教会は、異界の一部でハッグの出現と同時に廃墟の姿に戻ったというのが正しそうな気がする。そして、視界の先の教台に人影が、こちらを向いて無言で佇んでいた。アッシュブロンドを一つに結い上げて、細い手足は若い女性なのが分かる。しかし、その若い女性の顔立ちは、ロウには確認が出来ない。

何で仮面なんか?

ヴァイゼとよく似た仮面を着けた彼女は、俯き加減に教台に視線を落としている様に見える。ロウは戸惑いながらも眼鏡越しの視界で、彼女の様子を伺った。

「あんたが、リリア・ロアッソか?」

問いかける言葉にやっとロウの存在に気がついたとでも言いたげに、仮面の顔が少しだけ上げられ空虚な黒の視線が浮く。

『だれ?』

微かにくぐもった声は、ハッキリしない口調でロウに問いかける。教会の外は今や嵐が吹きすさぶのか、微かに窓枠がカタカタと音をたて始めた。仮面越しの視線は射抜くような冷たさを放ち始め、ロウは微かに眉を潜める。

「探偵さ、ロウ・フォードという。」
『ああ、なんだ、ロニ。』

違うと言おうとしたが仮面の放つ威圧感に、ロウは口をつぐんで彼女の様子を観察し続けた。異様な仮面の存在のせいで、空間が冷え込んでいるように息が白くなる。彼女の肌の色が異常に白く見えるのは、仮面のせいで体温が下がっているのではないだろうか。

「一先ず、仮面を外して話をしないか?リリア。」
『仮面を外す?!何故?!』

突然声を張り上げて彼女が放った言葉に、ロウは眉を潜めてユックリと彼女に歩み寄る。その足音に気がついたように仮面の視線が、ロウの足元を睨み付けた。

『それ以上近寄るなよ!旅人さん!』

その口調は聞き覚えがあった。風の丘の町でロウを追い回した赤い頭巾の道化のモノと、目の前の仮面の彼女が口にするものが同じだとは偶然とは思えない。あの赤い頭巾の道化は探求者で、ロウに危害を加えようとしていた。つまりは、道化は彼女に危害を加えようとしているか、危害を加えている最中の可能性がある。

あの肌の色を見れば、一目瞭然だがな。

微かな舌打ちをしながら、仮面の視線に隙を作る手がないか思案しながら足を止めた。ロウの動きを油断なく眺めながら、仮面は僅かに教台から離れた。ポケットの中には金の懐中時計と手紙の紙、後は何も役立ちそうなものは手元にない。嵐の風にガタガタと揺れる窓を視界の隅に、ジリジリと間を一定に保って彼女の様子を観察する。

『リリアの願い事を叶えるんだよ。』
「願いだと?」

島を出た恐らく最後の子供だろう、リリア・ロアッソが探求者に何を願ったというのだろう。ヴァイゼは願いは稀人の感情のほんの欠片だと話していた。誇張された感情の欠片だと、確か言った筈だ。

『同じにするのさ、全部。』

同じの意図が図れずにロウは目を細めた。本当に望んでそれを叶えるために、十二年も経ってからここに彼女はやって来たのだろうか。だとしたらロウがやろうとしていることは、彼女の願いとは違うのではないだろうかと考える。しかし、微かなチリチリという何かが震える音に、ロウの方が先に気がついた。朽ちた椅子の裏に落ちた紙が、微かに七色の燐光を放ちながら震えているのにロウは咄嗟に駆け出した。同じように紙に向かって駆け出した仮面の彼女より、ロウの方が祭壇を降りる必要もなく椅子を避ける必要もなかった分辿り着くのは早い。取り上げながら彼女の手を避けた瞬間、彼女の指先が触れた場所が氷で包まれたのにロウは息を飲む。

『それはリリアのものだよ?旅人さん。』

仮面の彼女は紙を奪われたのに忌々し気に呟いた。手の中の紙には、あのロニが描いたのだという二人の大人の絵がある。自分の依頼の裏にあった筈の絵が、再び別な紙に移って手元にあるのにロウは驚きながらも相手の言葉に言葉を投げ返した。

「これはロニ・フリンの描いた絵だろう?リリアの物じゃない。」

その言葉に仮面の相手が苛立つ声をあげる。

『描かれているのは、ロニとリリアの将来なんだから、リリアのものでもいいんだよ、旅人さん!』

その言葉にロウは一瞬違和感に立ち尽くしていた。何度も感じ取った違和感は、自分の奥底から沸き上がって手の中の絵に伝わっていく。埃を被った山のようなファイル、棚にも入らず積み重ねられたファイルに綴じられた仕事。そして、古ぼけて使い込まれたマホガニーの机、使い込まれたキッチンのケトル。噛み合う答えは一つしかないのだと気がついた瞬間、自分に伸ばされた手が視界に入った。蒼白く凍りつきそうな指先が腕に触れた途端、焼けつくような痛みが走った。

『残念、捕まえたよ、旅人さん。』

仮面のあざ嗤う声に凍りついていくような痺れを感じながら、ロウは逆に彼女の腕を掴み仮面を剥がしにかかった。

『何のつもり?!旅人さん!』
「旅人じゃない、ロウだ。」

腕の痺れが四肢に広がっていくのを感じながら、ロウは仮面の縁に指をかけて力一杯引き剥がす。仮面は驚きながら慌ててロウから身を離そうとしたが、その判断は一歩遅かった。ロウの手で引き剥がされた仮面が、ステンドグラスの蒼白い光の輪に転げ落ちる。その途端腕の中の身体は糸が切れたように、クタクタとロウの腕の中に倒れこんだ。

「リリア。」

氷のような腕に痛みを感じながら床に座り込み彼女を抱きかかえたロウが、倒れた彼女を揺さぶりながら声をかける。やがて母親と同じ濃いブルーの瞳が瞼の下から覗いて、抱き止めている腕に気がついて視線をあげた。その瞳を見たロウは確かにロニが描いたのはフェーリではなく、髪の色が少し違うとしても彼女だと分かる。彼女は数度瞬きして、ハッキリとロウの顔を見上げた。

「大丈夫か?」
「私…暗闇に飲み込まれたわ…。」

その言葉にロウは床に落ちたままの仮面に視線を向け、腕にすがり付きながらリリアも床に落ちたままの仮面を見つめる。ステンドグラスの蒼白い光の輪の中で、笑顔の形に固まったままの仮面が微かにカタと震えた。リリアを助け起こして立ち上がらせる二人の目の前で、カタカタと仮面が床を小刻みに叩き始めている。

「ナール。」
『リリアの約束、ナールは親友。』

呻くような低い声が仮面の口から溢れ、ガダガダと仮面が床を叩きながら宙に跳ね上がった。不意に宙に跳ね上がった仮面を黒い指先が摘まみ、下げた頭が仮面を被って顔を上げる。

『ナールだけが親友。』

大きく影になった体が床から滲み出すように盛り上がって、二人の前で巨大な道化が体を起こす。ドンと支えた頭が廃墟の屋根を突き崩し、ロウはコートでリリアの体を抱えるようにして瓦礫を避ける。

『ナール・ヴァンデラーだけがリリアの友達!』

肥大化した道化の地響きのような声に、リリアは思わずコートの下で耳を塞ぐ。確かに望んだのはリリア自身だったが、その願いはナールと二人きりの世界ではない。ただ、他の子と同じように、親や友達と過ごしたいと願っただけなのだ。その様子にロウが眼鏡を押し上げながら、微かに舌打ちをするのが聞こえた。

「全く…話の端だけ取り上げて、こうも大袈裟に騒がれるのも最悪だな、リリア。」

穏やかな口調にリリアは目を丸くして、ロウのブラウンの瞳を見つめる。あの探偵社の部屋で見たのと同じ、澄んだブラウンの瞳で真っ直ぐに自分を見下ろすロウが微かに微笑む。その微笑みに言葉もなくリリアが見つめ返し、それを見たナールが大きな声で呻くのを見た。

『邪魔だ!旅人!』

ロウに掴みかかろうとする闇の塊のような手を避け、リリアの体を抱えるように駆ける姿にナールが苛立ち強く叫ぶ。耳を塞ぐリリアの事を庇うロウの姿が、道化の苛立ちを膨らませて教会を完全な廃墟に変えていく。

「何か、ナールを抑え込む方法があるの?」
「どうかな、前に襲われた時は逃げた。」

ロウの言葉に頭を抱えたくなるリリアに、ロウは瓦礫を巧みに避けながらリリアを連れて駆ける。砕けた石造りの教会の青いステンドグラスの破片が、雨のように降り注ぎロウは咄嗟にリリアの頭を庇う。悲鳴を上げるリリアの体を体で包み込んだ瞬間、何かが体の下で震えるのを感じ取った。

「リリア、何か持っているのか?」
「私?持ってるのは、時計と林檎と鍵だけよ?」

ロウの言葉に答えたリリアはポケットの中に手を入れて、初めて何かが震えているのに気がつく。取り出した手の中には黄金に輝く見事な林檎が、微かな振動を放っている。

「農園の主に貰った林檎よ、何故震えてるの?」

二人の目の前で黄金の林檎は更に光を放ち、突然強い輝きで辺りを照らし始めた。思わず林檎を持っているリリアですら顔を背け目を閉じる程の光に、巨大な闇の塊のナールが驚きの悲鳴をあげた。

『何で?!リリアが喜びの実をもってるの?ナールが願い事叶える前に、リリアの願い事誰かが叶えた?』

言葉を返すことも出来ずに激しく輝く光に、ロウに抱え込まれながらリリアは弾き飛ばれそうになりながら立ち尽くす。光は閃光に変わって、幾つもの光の矢がナールの体を貫く。悲鳴をあげているナールの気配を感じとりながら、遂に手の上の林檎が弾けて抱き止めているロウの体ごとリリアは背後に弾き飛ばされていた。



※※※



ずっとね、リリアの傍に居るよ。

その言葉は儚い夢の残り香のように、心の何処かで漂いながら霞んで消えていく。ロウが気がついて目を覚ますと、腕の中に倒れたリリアの顔がある。周囲は眩い花弁の花が揺れていて、花畑の中に自分達が倒れているのに気がつく。体を起こしたロウの視界に、仮面を拾う黒いコートの紳士の姿が見えた。彼はユックリと仮面を取り上げると、自分の顔にそれをつけて中折れハットを被り直す。

「こんなところで会うとはな。」
『ミスター、稀人を助けて頂いて感謝しております。』

恭しく頭を下げたヴァイゼの姿に彼は目を細める。歩み寄ってくる紳士の姿に、ロウは溜め息を溢して眼鏡を押し上げた。

「依頼人は誰なんだ?ヴァイゼ。」
『ミスターへの依頼は、出されておりません。』

意図のつかめないヴァイゼの言葉に、ロウは眼鏡越しの目を丸くする。出されてない物に振り回されたとは、ハッキリ言って納得しかねる話だ。

『まだ、ではございます。ミスターへの依頼はこれから私の主が出すのです。』
「何だと?」

過去に向かって依頼を出すと言うことかと問いかけると、仮面の中でヴァイゼは低く笑いながら柔らかな声でいいえと呟く。

『あなたはもうお気づきでしょう?ミスター。ミスターには時は関係がない。』
「理解したが、納得はしかねる話だ。お前の主は誰なんだ?」

花が風に揺れピクシーの園のように、花弁が音もなく風に舞い上がった。ヴァイゼは穏やかな口調でロウの問いかけに、微かに頭を下げてリリアの事を見つめる。

『私の主はリリア・フラウ。稀人のリリア。』

リリア・フラウ。
初めて聞いた名前はリリア・ロアッソが引き取られた家の、彼女の新しい名前なのだろう。

そして、フラウ家か。

呆れたように思わず笑いが溢れるロウを、ヴァイゼは微笑んでいるように見える仮面で見つめている。理解したことを受け入れるには、流石のロウでも容易いことではない。何しろずっとロウとして生きてきたと信じているのに、それがまやかしで自分が人間とは違う者だと認めなくてはならない。笑い声に微かにリリアが、目を覚ますように身動ぎし始めていた。







しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

『処刑されるたびに12歳に戻る悪役令嬢、7回目の人生は「何もせず寝て過ごす」ことに決めたら、なぜか周囲が勝手に勘違いして聖女扱いされています

六角
恋愛
公爵令嬢リリアーナは、18歳の誕生日に必ず断罪・処刑されては12歳に戻るという地獄のループを6回も繰り返していた。 真面目に努力しても、剣を極めても、裏社会を支配しても、結局は殺される運命。 心折れた彼女は、7回目の人生でついに決意する。 「もう頑張らない。どうせ死ぬなら、今回はひたすら寝て過ごそう」と。 しかし、安眠を求めて「うるさい」と敵を黙らせれば『王者の覇気』と恐れられ、寝ぼけて放った魔法は『神の奇跡』と崇められ、枕への異常なこだわりは『深遠なる儀式』と誤解されてしまう。 気がつけば、ストーカー気味のヤンデレ王子、パン屋の元ヒロイン、狂犬の如きライバル令嬢、元部下の暗殺者、そして不眠症の魔王までもが彼女の信者となり、リリアーナは意図せずして国を、そして世界を救う「最強の聖女」へと祭り上げられていく。 「お願いだから、私を寝かせて!」 睡眠欲だけで運命(システム)さえもねじ伏せる、無気力悪役令嬢の痛快勘違いサクセス(?)ストーリー!

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。

沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。 すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。 だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。 イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。 変わり果てた現実を前に、 夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。 深い後悔と悲しみに苛まれながら、 失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。 しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。 贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。 そして、母の心を知っていく子供たち。 イネスが求める愛とは、 そして、幸せとは――。

熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)

MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。 前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。 ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。 「この家は、もうすぐ潰れます」 家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。 手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。

それは思い出せない思い出

あんど もあ
ファンタジー
俺には、食べた事の無いケーキの記憶がある。 丸くて白くて赤いのが載ってて、切ると三角になる、甘いケーキ。自分であのケーキを作れるようになろうとケーキ屋で働くことにした俺は、無意識に周りの人を幸せにしていく。

処理中です...