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第二十四章 大神の集落にて悪魔の子を救出せよ
小さな子
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何処かから聞こえてくる女の子の泣き声で目を覚ます。目の前にはアルが居て、頭を撫でると微かに目を開けた。
この部屋には見覚えがある、ランシアの家の奥の部屋だ。僕はグロルがいつも寝ているらしい小さな布団の上に寝かされていた。微かにミルクの匂いがする。
「……アル。良かった、怪我はないんだね」
オファニエルとの戦いは終わったのだろうか。だとしたらどんなふうに? グロルは無事だろうか。フェルは? 兄は? 気がかりが多くて、頭が重い。
「トールさんは無事だろうな……多分。ちょっと見てくるね、アルは寝てていいよ」
疲れているだろうアルを起こすのは気が引けて、僕は一人で部屋を出た。そこに居たのはトールだけで、机の上に置かれた木製の知育玩具をぼうっと眺めていた。
「やっぱり……じゃなくて、おはようございますトールさん」
『……上の、いや下か。なんだ?』
「僕は上です。いえ、特に用は……ぁ、いや、あります。オファニエルとの……その、戦いは、どうなりました?」
オファニエルも十六夜も、僕は味方だと思いたかった。天使とその加護受者という立場であろうと、彼女達との会話は楽しかった。出来ることなら戦いたくなかった相手だ。
『エアは無事、お前も下のも無事、犬も無事、お前が守ろうとしていたあの小人も無事、だがその母親は死んだ』
「……分かりました、ありがとうございます。あの、みんなはどこに?」
ランシアが切り付けられたのは見た。その後ピクリとも動かなかったのも見ていた。けれど、心のどこかでは兄かフェルが治癒魔法を間に合わせてくれたのではないかという希望があった。希望が踏み躙られて、人の死という重いものがのしかかって、胸を締め付け呼吸を乱す。
『エアは外で遊んでいる。犬はお前の横でて寝ていたはずだ。小人と下のは外に行った』
「ありがとうございます。僕も外に行きますから、アルが起きたら伝えてください」
僕は服の上から酸素を取り込んでくれない肺を引っ掻きつつ、無理矢理に声を整えた。醜い声になったが、トールは僕の変化に気が付かない。
『分かった』
扉を開く──が、何かにつかえているのか上手く開かない。僕は一旦扉から手を離し、勢いをつけて体当たりをした。それでも扉は開かなかったが、外から開かれた。
『……何すんのさ、背中痛いんだけど』
「まさか前に座ってたの? なんで?」
『…………なんでもいいだろ』
フェルは機嫌が悪いらしい。目を合わせないし、手を後ろに隠している。
「複製が隠し事できると思ってるの?」
よく見れば目が赤い、泣いていたのだろう。泣いた後で機嫌が悪く、話したがらない時に問い詰めるのは悪手だ。僕にはよく分かる。
こういう時に効果的なのは、時間と体温だ。
「……おいで、フェル。お兄ちゃんには全部分かるから」
フェルは戸惑いながらもようやく目を合わせた。黙って頷いてやると、広げた腕の中に飛び込んできた。
『ランシアさん……死んじゃったんだ。にいさまが蘇生魔法とかを試してくれたけど、遅すぎたって。もう、魂どっか行っちゃったんだって』
「…………そっか」
慰めの言葉も、悲しみを忘れるアドバイスも要らない。必要なのは受け入れることだけ。極論話を聞いていなくてもいい、起きていることを示す相槌と背を撫でたり叩いたりする手があればいい。
『僕が、あんな魔法使わなきゃ良かったんだ。天使が敵だからって、神様の力封印しちゃトールさん戦えないのに……オファニエルは月の天使だから、神様の力じゃなくても戦えるって、少し考えたら分かったはずなのに……』
僕の背に回されたフェルの手は僕の服を掴んで、今にも破ってしまいそうな力で引っ張っている。
『……月の魔力の吸収だって、貯められる量が少ないことは分かってたのに。逃がせられないからその場に放出するしかないって、そしたらオファニエルが吸収しちゃうって、分かるはずなのに。僕は……』
フェルは僕の首元に顔を押し付けている。微かに湿り気を感じて、僕はフェルの背から頭に手を移した。
『月の魔力が有害なのも分かってた。被曝したら魔力が壊されて魔法が使えなくなるのも、人間なら命も危ないのも、全部分かってたのに…………どうして、僕は』
……命が危ない? 月の魔力を浴びただけで人間は死んでしまうのか? なら、どうして僕には何の影響もなかったんだ?
『僕……僕、ね、お兄ちゃん。僕ね、ランシアさんが好きだったんだ。優しくって、お母さんみたいでさぁ、お母さんはこんな感じなんだろうなって、いいなぁって、僕にも……あんな人欲しかったなって』
そんな疑問よりも今はフェルの相手だ。しっかりと甘えさせて心に入ったヒビを覆い隠してしまわないと。
『僕が……グロルちゃん守ったら、ランシアさん僕の頭撫でてくれるかなって。褒めてくれないかなぁって、思ってたんだけどなぁ。ランシアさんっ……僕のこと、大っ嫌いだろうね、だって、僕のせいでっ……』
「フェル……それは」
『嘘は言わないで、分かるから。思ってもいない言葉の慰めなんか、要らないから』
「でも…………グロルちゃんは無事なんだろ? だったら、そんなに嫌いになってないよ、多分」
嫌いになるはずがないだとか、きっと感謝しているはずだとか、そんな事を言える人間なら、そう言われて信じられる人間なら、僕もフェルも容易に幸せになれただろう。
『グロルちゃんを危険に晒したのは僕だよ……』
「……グロルちゃんは今はどこに?」
『裏手…………ランシアさん、まだ埋めてないから、そこで……』
グロルの様子を見に行きたいが、ここでフェルを離す訳にはいかない。弱っているところを優しくして、すぐに突き放せば傷はより深くなる。グロルの方が幼いからとか、グロルの方が傷付いているだとか、そんな理由に意味は無い。
僕と同じ性格なら、ここでグロルの話題を出したことすら失敗かもしれない。逆上すれば何をしでかすか分からない、そういう人間だ。
「…………そっか。フェルは行かないの? ランシアさんのところに……お別れ、してきたら?」
『……嫌だよ。それに、グロルちゃん…………ちょっと、おかしいんだ』
「おかしい? 何が?」
フェルはよく嘘を吐く、だが、フェルの嘘は常に己の利益の為だ。グロルのような幼い子を貶める理由はない、おかしいと感じたのは本当だろう。
『あの子……オファニエルに狙われた時、本性を表した。堕天使そのものの、最低な……』
「…………それがおかしいと思った理由?」
『ううん、その後。ここで……ランシアさんを見て、お母さんって泣き出した時。ヘルは見てなかっだろうけど──』
「お兄ちゃん」
『…………お兄ちゃんは見てなかっだろうけど、グロルちゃんは、ランシアさんが切られた時は表情を少しも変えなかったし、その後は笑ってた。おかしいんだよ、性格が違い過ぎる。演技なんかじゃなくて、本当に……人が変わったみたいに』
多重人格、とでも言いたいのか。温泉の国や砂漠の国で会った『黒』にはその気があったが、あれは仕込まれたもので天然ではない。グロルがもしそうだとしたら、生来のものということになる。
いや、堕天使の本性を表した──と言うのなら、グロルとは別に堕天使が彼女の中に居た? グロルに憑依している、またはグロルは遠隔操作出来る道具で普段はその接続を切っている、僕に考えられるのはその二つだ。
「…………分かんないな、こういうのはにいさまに聞いた方がいいよ」
『だろうね。頭悪いもん』
「……不思議、そんなに腹立たない」
『そりゃ自分自身だもん』
「……ごめん、もんって言うのやめて? その顔とその声で言われると気持ち悪い」
『ひっど……』
フェルは憎まれ口を叩いて落ち着いたようで、僕に抱きつくのをやめ、弱々しく笑っている。
「フェルは好きだけど自分は嫌いだからさ」
『矛盾してるね。でも分かる。僕もお兄ちゃんは好きだけど、自分は嫌い』
「ふふっ……流石、複製。気の合う弟ができて嬉しいよ」
『僕も、物分りのいいお兄ちゃんで助かったよ』
フェルはそう言うと僕の横をすり抜けて家の中に入っていく。
『グロルちゃんの様子見に行くんだろ? 僕は中で待ってる。気が向いたら構ってくれると嬉しいな』
僕の返事を待たずに扉が閉まる。閉じられた扉というのは拒絶されたようで冷たさを感じる。
グロルの様子を見にいけと言ったのだって、自分が落ち着いたからだとか冷静に立場を考えたからだとかではないはずだ。
これ以上ぐずっていては嫌われる──という恐れからの痛々しい逃避だ。きっとまだ甘えたかっただろう、けれど、その本当の感情を汲み取って行動するのは彼の不安を煽るだけ。
「……面倒臭いなぁ、僕って」
いちいち考え過ぎだ。構って欲しいなら、甘えたいなら、そう言えば案外受け入れられるものなのに。そんな未来を思い描けないから、幸せを手に入れたって手放してしまうんだ。
フェルに向けたフリをした自分への叱咤は自分を傷付けるだけで、何の意味もない。僕はいつもとは違い早々に自責を切り上げてグロルの元へ向かった。
この部屋には見覚えがある、ランシアの家の奥の部屋だ。僕はグロルがいつも寝ているらしい小さな布団の上に寝かされていた。微かにミルクの匂いがする。
「……アル。良かった、怪我はないんだね」
オファニエルとの戦いは終わったのだろうか。だとしたらどんなふうに? グロルは無事だろうか。フェルは? 兄は? 気がかりが多くて、頭が重い。
「トールさんは無事だろうな……多分。ちょっと見てくるね、アルは寝てていいよ」
疲れているだろうアルを起こすのは気が引けて、僕は一人で部屋を出た。そこに居たのはトールだけで、机の上に置かれた木製の知育玩具をぼうっと眺めていた。
「やっぱり……じゃなくて、おはようございますトールさん」
『……上の、いや下か。なんだ?』
「僕は上です。いえ、特に用は……ぁ、いや、あります。オファニエルとの……その、戦いは、どうなりました?」
オファニエルも十六夜も、僕は味方だと思いたかった。天使とその加護受者という立場であろうと、彼女達との会話は楽しかった。出来ることなら戦いたくなかった相手だ。
『エアは無事、お前も下のも無事、犬も無事、お前が守ろうとしていたあの小人も無事、だがその母親は死んだ』
「……分かりました、ありがとうございます。あの、みんなはどこに?」
ランシアが切り付けられたのは見た。その後ピクリとも動かなかったのも見ていた。けれど、心のどこかでは兄かフェルが治癒魔法を間に合わせてくれたのではないかという希望があった。希望が踏み躙られて、人の死という重いものがのしかかって、胸を締め付け呼吸を乱す。
『エアは外で遊んでいる。犬はお前の横でて寝ていたはずだ。小人と下のは外に行った』
「ありがとうございます。僕も外に行きますから、アルが起きたら伝えてください」
僕は服の上から酸素を取り込んでくれない肺を引っ掻きつつ、無理矢理に声を整えた。醜い声になったが、トールは僕の変化に気が付かない。
『分かった』
扉を開く──が、何かにつかえているのか上手く開かない。僕は一旦扉から手を離し、勢いをつけて体当たりをした。それでも扉は開かなかったが、外から開かれた。
『……何すんのさ、背中痛いんだけど』
「まさか前に座ってたの? なんで?」
『…………なんでもいいだろ』
フェルは機嫌が悪いらしい。目を合わせないし、手を後ろに隠している。
「複製が隠し事できると思ってるの?」
よく見れば目が赤い、泣いていたのだろう。泣いた後で機嫌が悪く、話したがらない時に問い詰めるのは悪手だ。僕にはよく分かる。
こういう時に効果的なのは、時間と体温だ。
「……おいで、フェル。お兄ちゃんには全部分かるから」
フェルは戸惑いながらもようやく目を合わせた。黙って頷いてやると、広げた腕の中に飛び込んできた。
『ランシアさん……死んじゃったんだ。にいさまが蘇生魔法とかを試してくれたけど、遅すぎたって。もう、魂どっか行っちゃったんだって』
「…………そっか」
慰めの言葉も、悲しみを忘れるアドバイスも要らない。必要なのは受け入れることだけ。極論話を聞いていなくてもいい、起きていることを示す相槌と背を撫でたり叩いたりする手があればいい。
『僕が、あんな魔法使わなきゃ良かったんだ。天使が敵だからって、神様の力封印しちゃトールさん戦えないのに……オファニエルは月の天使だから、神様の力じゃなくても戦えるって、少し考えたら分かったはずなのに……』
僕の背に回されたフェルの手は僕の服を掴んで、今にも破ってしまいそうな力で引っ張っている。
『……月の魔力の吸収だって、貯められる量が少ないことは分かってたのに。逃がせられないからその場に放出するしかないって、そしたらオファニエルが吸収しちゃうって、分かるはずなのに。僕は……』
フェルは僕の首元に顔を押し付けている。微かに湿り気を感じて、僕はフェルの背から頭に手を移した。
『月の魔力が有害なのも分かってた。被曝したら魔力が壊されて魔法が使えなくなるのも、人間なら命も危ないのも、全部分かってたのに…………どうして、僕は』
……命が危ない? 月の魔力を浴びただけで人間は死んでしまうのか? なら、どうして僕には何の影響もなかったんだ?
『僕……僕、ね、お兄ちゃん。僕ね、ランシアさんが好きだったんだ。優しくって、お母さんみたいでさぁ、お母さんはこんな感じなんだろうなって、いいなぁって、僕にも……あんな人欲しかったなって』
そんな疑問よりも今はフェルの相手だ。しっかりと甘えさせて心に入ったヒビを覆い隠してしまわないと。
『僕が……グロルちゃん守ったら、ランシアさん僕の頭撫でてくれるかなって。褒めてくれないかなぁって、思ってたんだけどなぁ。ランシアさんっ……僕のこと、大っ嫌いだろうね、だって、僕のせいでっ……』
「フェル……それは」
『嘘は言わないで、分かるから。思ってもいない言葉の慰めなんか、要らないから』
「でも…………グロルちゃんは無事なんだろ? だったら、そんなに嫌いになってないよ、多分」
嫌いになるはずがないだとか、きっと感謝しているはずだとか、そんな事を言える人間なら、そう言われて信じられる人間なら、僕もフェルも容易に幸せになれただろう。
『グロルちゃんを危険に晒したのは僕だよ……』
「……グロルちゃんは今はどこに?」
『裏手…………ランシアさん、まだ埋めてないから、そこで……』
グロルの様子を見に行きたいが、ここでフェルを離す訳にはいかない。弱っているところを優しくして、すぐに突き放せば傷はより深くなる。グロルの方が幼いからとか、グロルの方が傷付いているだとか、そんな理由に意味は無い。
僕と同じ性格なら、ここでグロルの話題を出したことすら失敗かもしれない。逆上すれば何をしでかすか分からない、そういう人間だ。
「…………そっか。フェルは行かないの? ランシアさんのところに……お別れ、してきたら?」
『……嫌だよ。それに、グロルちゃん…………ちょっと、おかしいんだ』
「おかしい? 何が?」
フェルはよく嘘を吐く、だが、フェルの嘘は常に己の利益の為だ。グロルのような幼い子を貶める理由はない、おかしいと感じたのは本当だろう。
『あの子……オファニエルに狙われた時、本性を表した。堕天使そのものの、最低な……』
「…………それがおかしいと思った理由?」
『ううん、その後。ここで……ランシアさんを見て、お母さんって泣き出した時。ヘルは見てなかっだろうけど──』
「お兄ちゃん」
『…………お兄ちゃんは見てなかっだろうけど、グロルちゃんは、ランシアさんが切られた時は表情を少しも変えなかったし、その後は笑ってた。おかしいんだよ、性格が違い過ぎる。演技なんかじゃなくて、本当に……人が変わったみたいに』
多重人格、とでも言いたいのか。温泉の国や砂漠の国で会った『黒』にはその気があったが、あれは仕込まれたもので天然ではない。グロルがもしそうだとしたら、生来のものということになる。
いや、堕天使の本性を表した──と言うのなら、グロルとは別に堕天使が彼女の中に居た? グロルに憑依している、またはグロルは遠隔操作出来る道具で普段はその接続を切っている、僕に考えられるのはその二つだ。
「…………分かんないな、こういうのはにいさまに聞いた方がいいよ」
『だろうね。頭悪いもん』
「……不思議、そんなに腹立たない」
『そりゃ自分自身だもん』
「……ごめん、もんって言うのやめて? その顔とその声で言われると気持ち悪い」
『ひっど……』
フェルは憎まれ口を叩いて落ち着いたようで、僕に抱きつくのをやめ、弱々しく笑っている。
「フェルは好きだけど自分は嫌いだからさ」
『矛盾してるね。でも分かる。僕もお兄ちゃんは好きだけど、自分は嫌い』
「ふふっ……流石、複製。気の合う弟ができて嬉しいよ」
『僕も、物分りのいいお兄ちゃんで助かったよ』
フェルはそう言うと僕の横をすり抜けて家の中に入っていく。
『グロルちゃんの様子見に行くんだろ? 僕は中で待ってる。気が向いたら構ってくれると嬉しいな』
僕の返事を待たずに扉が閉まる。閉じられた扉というのは拒絶されたようで冷たさを感じる。
グロルの様子を見にいけと言ったのだって、自分が落ち着いたからだとか冷静に立場を考えたからだとかではないはずだ。
これ以上ぐずっていては嫌われる──という恐れからの痛々しい逃避だ。きっとまだ甘えたかっただろう、けれど、その本当の感情を汲み取って行動するのは彼の不安を煽るだけ。
「……面倒臭いなぁ、僕って」
いちいち考え過ぎだ。構って欲しいなら、甘えたいなら、そう言えば案外受け入れられるものなのに。そんな未来を思い描けないから、幸せを手に入れたって手放してしまうんだ。
フェルに向けたフリをした自分への叱咤は自分を傷付けるだけで、何の意味もない。僕はいつもとは違い早々に自責を切り上げてグロルの元へ向かった。
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