471 / 909
第二十八章 神降の国にて晩餐会を
或る国の預言者
しおりを挟む
晩餐会は基本立食、とはいえ椅子は用意されている。僕は兄達から離れ、皿を持って部屋の端に並べられた椅子に座った。
『膝乗っていい?』
「……ダメ」
『隣は?』
「好きにすれば」
ナイ──彼は違う名を名乗っているそうだが、その名を僕に教えようとはしないからナイでいいだろう。
「……君は砂漠の国で何してるの? 悪さ?」
『預言だよ。民の心理や神の言葉、世界の意味に星辰の位置、そんなのを伝えてるだけ。普通の……人間の預言者と同じだよ、悪さじゃない』
神の言葉か、自分の言葉だろう。
『預言者なんて肩書きで、本当の仕事は愛人だし』
椅子に横に腰掛けて、僕の膝の上に足を乗せる。薄い布に隠された細い足は大抵の人間が生唾を飲み込む代物だ。
『興味無さそうだね、ショックだなぁ』
「無いに決まってるだろ」
『少女より少年の方が不都合少なくて便利なんだよ? ま、キミには便利さなんてどうでもいいかな。キミ好みのお姉さんでも興味無い?』
「無いね。だって君なんだろ?」
『ふふ……人間の姿じゃダメなのかな? 四足歩行の……大きな口と鋭い牙を持った恐ろしい獣じゃないと……ダメなのかな? たたないかな?』
僕の足の間に足を無理矢理ねじ込んで、足同士を絡ませる。
『獣姦が趣味の英雄様か。子供を侍らせるよりは健康的かな? 後継者争いを嫌って、色好みの称号を嫌って、侍従だの預言者だのって言い訳するよりは潔くってイイのかな?』
「……別に、僕は英雄じゃないよ」
『あれ、否定するのはそっちなんだ。意味が分からなかったのかな? それとも、理解した上で肯定しているのかな?』
「キミの言ってることは理解したくないことばっかり、キミの話は全然聞いてないよ。用がないなら向こう行って、耳元で羽音が五月蝿いんだ」
ベルゼブブはナイを嫌っている。今は大した魔力を持っていないし、晩餐会の真っ最中に現れるような無粋な真似もしないだろう。だが、機嫌が悪いのは手に取るように──耳で分かる。
『キミ、機械には詳しい?』
「……いや、あんまり」
突然の話題変更にはもう動じない。
存在を無視されたベルゼブブが更に激しく羽音を鳴らす。
『重要なのはデータなんだよ、小さなカードにその全てがある』
「…………それが何?」
『機械を落として壊したとする、でもカードは無事で、同じ規格のものに合わせたらデータが復元できた』
よく分からないが幸運な話なのだろう。僕に何の関係があるのかは分からないけれど。
『でもね、最初に壊した物も修理したらまだ使えたんだよ』
「……もったいないってこと?」
やはり何を言いたいのか分からない。
『知らないうちに他人が修理して持ってきたらどうする? 使う?』
「…………新しいのあるんでしょ?」
『うん、性能も新しい方が上』
「……なら、要らないよ」
もったいないとは思うけれど二つあっても仕方ない。捨てたものを勝手に修理して持ってくる不気味さも捨て置けない。
『カードに記録されるデータは端末にも一応記録されてて、修理して持ってこられたやつにはそのデータが残ってた』
「……だったら何?」
『同じデータを持つ端末が二つある』
「…………それが何?」
『機械ならありえることだけど、生き物ならありえないよね? でも、魂をデータとして回収出来るならありえるよね?』
もしかして僕とフェルの話をしていたのか? だとしてもフェルの存在を知っている事には驚かない、ナイはそういうモノだ。
『……ねぇ、同じ魂を持った生き物が二体居たらキミはどっちを選ぶの? 親しみを持って古い方? 性能を取って新しい方? それとも慈愛に満ちて両方を選ぶのかな?』
僕とフェルの話なら「両方」と言わなければならない。生き物なら「両方」と言わなければならない。
生命があるなら両方だ。僕はそう答えた。
『でも、その子達は互いを認められるかな』
「……認められないの?」
『自分は唯一無二の存在だって思うものだろ?』
「…………双子みたいになれないかな」
『オリジナルの考えだね、もしくは他人。恋人が居たらどうするの? 嫉妬しない? 別の人を選ぶの? どっちが妥協するの?』
そんなの分からない。僕には答えを出せない。
いや、フェルが複製された段階では僕はアルに恋愛対象として見られているなんて知らなかった。別の恋人を選べる可能性は十分にある。向こうに『黒』を任せても──いや、これ以上は最低な考えに至りそうだ、やめておこう。
『……まぁ、ボクは預言者だから、ハッキリした事は言えないけど』
「預言者関係あるの? 君の趣味じゃないの?」
『…………勘のいい子は好きだよ』
「君に好かれたくない」
『化け物に好かれたって喜ぶくせに』
「君は化け物以上なんだよ」
神性なんて災害よりも対処のしようがない。
子供に悪戯に踏み潰されるアリはどうやったって子供を追い払えない。
『全然聞いてないなんて言いながら真面目に考えて答えてくれるお兄さんが大好きだよ』
「……っ! ぁ、あぁ、うん、どーも。でもそろそろ本当に何も聞こえなくなるね、向こう行ってよ」
羽音が五月蝿い。片耳はもう塞がれているも同義だ。
『ヘル! 何してるの? こんな隅っこで……』
腕に抱き着いたアルテミスには何の気も渡さず、兄は僕を呼ぼうとして──ナイを見つけた。
『や、久しぶり』
『…………どうも』
兄は表情を崩すことなく、無愛想に礼儀正しく会釈した。
「エア様、その方とお知り合いなんですか?」
『……まぁ、色々教えてもらったよ』
『もうちょっと尊敬してくれてもいいと思うんだけど? ま、いいや。じゃあね!』
ナイは椅子から飛び降り、砂漠の国の王の元へパタパタと走って行った。
兄は不機嫌になりながら僕の腕を掴み、アポロン達が話している机に戻る。話の内容は先程のテロリストだ、招待客に聞かれないようにひっそりと行われている。
「一つくらい事件が起こると踏んでいたが……」
「なら対策してください。警備を増やすとか、あるでしょう」
「これでも普段より多い。それにな、アポロン。この国にはない銃器だったんだろ? なら警備員を増やしたところで死体が増えるだけだ──とは思わないか?」
「かもしれませんが……」
「犠牲は最小限に、だ。この国の王族は護られるものではなく、神具を振るい外敵を討ち滅ぼすもの、よく覚えておけ」
話しているのは主にアポロンとその父。先程は適当な男だと思っていたが、やはり国王だけあって真面目な話も出来るようだ。
「危なかったんですよ、アルテミスが人質にされかけて……私達の神具はどれも銃より遅いんです、父上と違って」
「それは悪かった。なかなか離してくれなくてな……」
「その話はいいです! 全く……父上、あなたの暗殺の噂もあるのですから、もっと用心深くいてください」
パンを食べながら会話を眺めているとぐらりと視界が揺れる。どうやらベルゼブブが僕の耳の上で方向転換をしたらしい。
「……ベルゼブブ? ちゃんと合わせてよ」
耳の上というのは若干の誤差はあるものの元の視界に近いいい位置なのだ。視界に黒い線が──ベルゼブブの前足が映る、何かを指差したいらしい。とりあえず元の体勢に戻ってもらい、ベルゼブブが指差していた物を探す。それは案外簡単に見つかった、アポロン達が居る机に置かれた大きなスープの器だ。
「…………あの、ヘルさん」
「ん? どったのヘル君」
「……このスープ、何ですか?」
「コーンスープだけど、飲む?」
ヘルメスはスープを小さな器に掬い、僕に手渡した。
確かに色も匂いもコーンスープに違いない。ベルゼブブはこれが飲みたいのだろうか。
「飲まないの? 何か変な匂いする? 普通に見えるけど……」
「ぁ……あの、えっと……誰にも言わないでくださいね」
ヘルメスになら言っても大丈夫だろう。アポロンだけはダメだと分かるが、彼なら──先輩なら、大丈夫だ。
「実は僕、今悪魔の視界を借りてるんです。この悪魔が……スープ気にしてるみたいで」
髪を持ち上げ、手で影を作ってヘルメスにだけ耳の上の小さな蝿を見せる。
「悪魔がこのスープに何か感じてるってこと?」
悪魔と人間の視界の違いなんて魔力が見える事だけだと思う。
しかし今の視界には魔力らしきものが伺えない。兄を見てもナイを見ても他の人間と異なる点はない。ベルゼブブが魔力を視ないようにしているのだろうか……そんな事が可能なのかは分からないが、だとしたらスープに感じているのは魔力ではないだろう。
そんな考えを端的にヘルメスに伝えた。
「魔力じゃない……ねぇ、その悪魔さんには何か特殊能力あるの?」
「え? いや、大食いくらい?」
耳元で羽音が響く。今の回答が気に入らなかったらしい。
「大食い……?」
ヘルメスが僕の回答に頭を悩ませているとカシャッと金属音が鳴る。アポロンの説教から解放された王がスープを皿に掬っていた。
「とぉ! 待って!」
「何だ? 誰だお前」
「待って、飲まないで。あと俺一応息子だよ」
「飲むな? 何故だ?」
「……確かめるから、待ってて」
確かめる? まさか毒入りだとでも思ったのか?
ベルゼブブが毒が入った食物を見破る能力を持っているとは思えない、ナイを喰らうほど見境が無いのにある訳がない。
僕が半信半疑の間にもヘルメスは新しいスプーンをゆっくりとスープに浸していた。
『膝乗っていい?』
「……ダメ」
『隣は?』
「好きにすれば」
ナイ──彼は違う名を名乗っているそうだが、その名を僕に教えようとはしないからナイでいいだろう。
「……君は砂漠の国で何してるの? 悪さ?」
『預言だよ。民の心理や神の言葉、世界の意味に星辰の位置、そんなのを伝えてるだけ。普通の……人間の預言者と同じだよ、悪さじゃない』
神の言葉か、自分の言葉だろう。
『預言者なんて肩書きで、本当の仕事は愛人だし』
椅子に横に腰掛けて、僕の膝の上に足を乗せる。薄い布に隠された細い足は大抵の人間が生唾を飲み込む代物だ。
『興味無さそうだね、ショックだなぁ』
「無いに決まってるだろ」
『少女より少年の方が不都合少なくて便利なんだよ? ま、キミには便利さなんてどうでもいいかな。キミ好みのお姉さんでも興味無い?』
「無いね。だって君なんだろ?」
『ふふ……人間の姿じゃダメなのかな? 四足歩行の……大きな口と鋭い牙を持った恐ろしい獣じゃないと……ダメなのかな? たたないかな?』
僕の足の間に足を無理矢理ねじ込んで、足同士を絡ませる。
『獣姦が趣味の英雄様か。子供を侍らせるよりは健康的かな? 後継者争いを嫌って、色好みの称号を嫌って、侍従だの預言者だのって言い訳するよりは潔くってイイのかな?』
「……別に、僕は英雄じゃないよ」
『あれ、否定するのはそっちなんだ。意味が分からなかったのかな? それとも、理解した上で肯定しているのかな?』
「キミの言ってることは理解したくないことばっかり、キミの話は全然聞いてないよ。用がないなら向こう行って、耳元で羽音が五月蝿いんだ」
ベルゼブブはナイを嫌っている。今は大した魔力を持っていないし、晩餐会の真っ最中に現れるような無粋な真似もしないだろう。だが、機嫌が悪いのは手に取るように──耳で分かる。
『キミ、機械には詳しい?』
「……いや、あんまり」
突然の話題変更にはもう動じない。
存在を無視されたベルゼブブが更に激しく羽音を鳴らす。
『重要なのはデータなんだよ、小さなカードにその全てがある』
「…………それが何?」
『機械を落として壊したとする、でもカードは無事で、同じ規格のものに合わせたらデータが復元できた』
よく分からないが幸運な話なのだろう。僕に何の関係があるのかは分からないけれど。
『でもね、最初に壊した物も修理したらまだ使えたんだよ』
「……もったいないってこと?」
やはり何を言いたいのか分からない。
『知らないうちに他人が修理して持ってきたらどうする? 使う?』
「…………新しいのあるんでしょ?」
『うん、性能も新しい方が上』
「……なら、要らないよ」
もったいないとは思うけれど二つあっても仕方ない。捨てたものを勝手に修理して持ってくる不気味さも捨て置けない。
『カードに記録されるデータは端末にも一応記録されてて、修理して持ってこられたやつにはそのデータが残ってた』
「……だったら何?」
『同じデータを持つ端末が二つある』
「…………それが何?」
『機械ならありえることだけど、生き物ならありえないよね? でも、魂をデータとして回収出来るならありえるよね?』
もしかして僕とフェルの話をしていたのか? だとしてもフェルの存在を知っている事には驚かない、ナイはそういうモノだ。
『……ねぇ、同じ魂を持った生き物が二体居たらキミはどっちを選ぶの? 親しみを持って古い方? 性能を取って新しい方? それとも慈愛に満ちて両方を選ぶのかな?』
僕とフェルの話なら「両方」と言わなければならない。生き物なら「両方」と言わなければならない。
生命があるなら両方だ。僕はそう答えた。
『でも、その子達は互いを認められるかな』
「……認められないの?」
『自分は唯一無二の存在だって思うものだろ?』
「…………双子みたいになれないかな」
『オリジナルの考えだね、もしくは他人。恋人が居たらどうするの? 嫉妬しない? 別の人を選ぶの? どっちが妥協するの?』
そんなの分からない。僕には答えを出せない。
いや、フェルが複製された段階では僕はアルに恋愛対象として見られているなんて知らなかった。別の恋人を選べる可能性は十分にある。向こうに『黒』を任せても──いや、これ以上は最低な考えに至りそうだ、やめておこう。
『……まぁ、ボクは預言者だから、ハッキリした事は言えないけど』
「預言者関係あるの? 君の趣味じゃないの?」
『…………勘のいい子は好きだよ』
「君に好かれたくない」
『化け物に好かれたって喜ぶくせに』
「君は化け物以上なんだよ」
神性なんて災害よりも対処のしようがない。
子供に悪戯に踏み潰されるアリはどうやったって子供を追い払えない。
『全然聞いてないなんて言いながら真面目に考えて答えてくれるお兄さんが大好きだよ』
「……っ! ぁ、あぁ、うん、どーも。でもそろそろ本当に何も聞こえなくなるね、向こう行ってよ」
羽音が五月蝿い。片耳はもう塞がれているも同義だ。
『ヘル! 何してるの? こんな隅っこで……』
腕に抱き着いたアルテミスには何の気も渡さず、兄は僕を呼ぼうとして──ナイを見つけた。
『や、久しぶり』
『…………どうも』
兄は表情を崩すことなく、無愛想に礼儀正しく会釈した。
「エア様、その方とお知り合いなんですか?」
『……まぁ、色々教えてもらったよ』
『もうちょっと尊敬してくれてもいいと思うんだけど? ま、いいや。じゃあね!』
ナイは椅子から飛び降り、砂漠の国の王の元へパタパタと走って行った。
兄は不機嫌になりながら僕の腕を掴み、アポロン達が話している机に戻る。話の内容は先程のテロリストだ、招待客に聞かれないようにひっそりと行われている。
「一つくらい事件が起こると踏んでいたが……」
「なら対策してください。警備を増やすとか、あるでしょう」
「これでも普段より多い。それにな、アポロン。この国にはない銃器だったんだろ? なら警備員を増やしたところで死体が増えるだけだ──とは思わないか?」
「かもしれませんが……」
「犠牲は最小限に、だ。この国の王族は護られるものではなく、神具を振るい外敵を討ち滅ぼすもの、よく覚えておけ」
話しているのは主にアポロンとその父。先程は適当な男だと思っていたが、やはり国王だけあって真面目な話も出来るようだ。
「危なかったんですよ、アルテミスが人質にされかけて……私達の神具はどれも銃より遅いんです、父上と違って」
「それは悪かった。なかなか離してくれなくてな……」
「その話はいいです! 全く……父上、あなたの暗殺の噂もあるのですから、もっと用心深くいてください」
パンを食べながら会話を眺めているとぐらりと視界が揺れる。どうやらベルゼブブが僕の耳の上で方向転換をしたらしい。
「……ベルゼブブ? ちゃんと合わせてよ」
耳の上というのは若干の誤差はあるものの元の視界に近いいい位置なのだ。視界に黒い線が──ベルゼブブの前足が映る、何かを指差したいらしい。とりあえず元の体勢に戻ってもらい、ベルゼブブが指差していた物を探す。それは案外簡単に見つかった、アポロン達が居る机に置かれた大きなスープの器だ。
「…………あの、ヘルさん」
「ん? どったのヘル君」
「……このスープ、何ですか?」
「コーンスープだけど、飲む?」
ヘルメスはスープを小さな器に掬い、僕に手渡した。
確かに色も匂いもコーンスープに違いない。ベルゼブブはこれが飲みたいのだろうか。
「飲まないの? 何か変な匂いする? 普通に見えるけど……」
「ぁ……あの、えっと……誰にも言わないでくださいね」
ヘルメスになら言っても大丈夫だろう。アポロンだけはダメだと分かるが、彼なら──先輩なら、大丈夫だ。
「実は僕、今悪魔の視界を借りてるんです。この悪魔が……スープ気にしてるみたいで」
髪を持ち上げ、手で影を作ってヘルメスにだけ耳の上の小さな蝿を見せる。
「悪魔がこのスープに何か感じてるってこと?」
悪魔と人間の視界の違いなんて魔力が見える事だけだと思う。
しかし今の視界には魔力らしきものが伺えない。兄を見てもナイを見ても他の人間と異なる点はない。ベルゼブブが魔力を視ないようにしているのだろうか……そんな事が可能なのかは分からないが、だとしたらスープに感じているのは魔力ではないだろう。
そんな考えを端的にヘルメスに伝えた。
「魔力じゃない……ねぇ、その悪魔さんには何か特殊能力あるの?」
「え? いや、大食いくらい?」
耳元で羽音が響く。今の回答が気に入らなかったらしい。
「大食い……?」
ヘルメスが僕の回答に頭を悩ませているとカシャッと金属音が鳴る。アポロンの説教から解放された王がスープを皿に掬っていた。
「とぉ! 待って!」
「何だ? 誰だお前」
「待って、飲まないで。あと俺一応息子だよ」
「飲むな? 何故だ?」
「……確かめるから、待ってて」
確かめる? まさか毒入りだとでも思ったのか?
ベルゼブブが毒が入った食物を見破る能力を持っているとは思えない、ナイを喰らうほど見境が無いのにある訳がない。
僕が半信半疑の間にもヘルメスは新しいスプーンをゆっくりとスープに浸していた。
0
あなたにおすすめの小説
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
ゴミスキル【生態鑑定】で追放された俺、実は動物や神獣の心が分かる最強能力だったので、もふもふ達と辺境で幸せなスローライフを送る
黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティの一員だったカイは、魔物の名前しか分からない【生態鑑定】スキルが原因で「役立たず」の烙印を押され、仲間から追放されてしまう。全てを失い、絶望の中でたどり着いた辺境の森。そこで彼は、自身のスキルが動物や魔物の「心」と意思疎通できる、唯一無二の能力であることに気づく。
森ウサギに衣食住を学び、神獣フェンリルやエンシェントドラゴンと友となり、もふもふな仲間たちに囲まれて、カイの穏やかなスローライフが始まった。彼が作る料理は魔物さえも惹きつけ、何気なく作った道具は「聖者の遺物」として王都を揺るがす。
一方、カイを失った勇者パーティは凋落の一途をたどっていた。自分たちの過ちに気づき、カイを連れ戻そうとする彼ら。しかし、カイの居場所は、もはやそこにはなかった。
これは、一人の心優しき青年が、大切な仲間たちと穏やかな日常を守るため、やがて伝説の「森の聖者」となる、心温まるスローライフファンタジー。
屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです(完結)
わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。
対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。
剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。
よろしくお願いします!
(7/15追記
一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!
(9/9追記
三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン
(11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。
追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。
掘鑿王(くっさくおう)~ボクしか知らない隠しダンジョンでSSRアイテムばかり掘り出し大金持ち~
テツみン
ファンタジー
『掘削士』エリオットは、ダンジョンの鉱脈から鉱石を掘り出すのが仕事。
しかし、非戦闘職の彼は冒険者仲間から不遇な扱いを受けていた。
ある日、ダンジョンに入ると天災級モンスター、イフリートに遭遇。エリオットは仲間が逃げ出すための囮(おとり)にされてしまう。
「生きて帰るんだ――妹が待つ家へ!」
彼は岩の割れ目につるはしを打ち込み、崩落を誘発させ――
目が覚めると未知の洞窟にいた。
貴重な鉱脈ばかりに興奮するエリオットだったが、特に不思議な形をしたクリスタルが気になり、それを掘り出す。
その中から現れたモノは……
「えっ? 女の子???」
これは、不遇な扱いを受けていた少年が大陸一の大富豪へと成り上がっていく――そんな物語である。
最強の異世界やりすぎ旅行記
萩場ぬし
ファンタジー
主人公こと小鳥遊 綾人(たかなし あやと)はある理由から毎日のように体を鍛えていた。
そんなある日、突然知らない真っ白な場所で目を覚ます。そこで綾人が目撃したものは幼い少年の容姿をした何か。そこで彼は告げられる。
「なんと! 君に異世界へ行く権利を与えようと思います!」
バトルあり!笑いあり!ハーレムもあり!?
最強が無双する異世界ファンタジー開幕!
【薬師向けスキルで世界最強!】追放された闘神の息子は、戦闘能力マイナスのゴミスキル《植物王》を究極進化させて史上最強の英雄に成り上がる!
こはるんるん
ファンタジー
「アッシュ、お前には完全に失望した。もう俺の跡目を継ぐ資格は無い。追放だ!」
主人公アッシュは、世界最強の冒険者ギルド【神喰らう蛇】のギルドマスターの息子として活躍していた。しかし、筋力のステータスが80%も低下する外れスキル【植物王(ドルイドキング)】に覚醒したことから、理不尽にも父親から追放を宣言される。
しかし、アッシュは襲われていたエルフの王女を助けたことから、史上最強の武器【世界樹の剣】を手に入れる。この剣は天界にある世界樹から作られた武器であり、『植物を支配する神スキル』【植物王】を持つアッシュにしか使いこなすことができなかった。
「エルフの王女コレットは、掟により、こ、これよりアッシュ様のつ、つつつ、妻として、お仕えさせていただきます。どうかエルフ王となり、王家にアッシュ様の血を取り入れる栄誉をお与えください!」
さらにエルフの王女から結婚して欲しい、エルフ王になって欲しいと追いかけまわされ、エルフ王国の内乱を治めることになる。さらには神獣フェンリルから忠誠を誓われる。
そんな彼の前には、父親やかつての仲間が敵として立ちはだかる。(だが【神喰らう蛇】はやがてアッシュに敗れて、あえなく没落する)
かくして、後に闘神と呼ばれることになる少年の戦いが幕を開けた……!
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる