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第三十六章 怠惰の悪魔と鬼喰らいの神虫
地下帝国
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アルの匂いと毛並みを堪能していると誰かに肩を叩かれる。
「……魔物使い君。悪魔様は無事だったようだし……虫とやらの話をしたいんだが」
『もう……ちょっと…………すぅー……はぁー……あぁっ、イイっ……もふもふぅ……』
「いや、こちらも暇ではなくてだね。後でいくらでもやっていいから」
『あぁアルもう食べていーい? ちょっと口に含んでいーい? いいよね? いいよねぇ!』
「……いい加減にしてもらえないかな」
僅かに声が低くなるも、それに反応出来る興奮状態ではなかった。構わずアルを堪能していると両脇に腕が通され、軽々と持ち上げられる。
『魔物使い君、みんな困ってるよ。ドン引きだよ。そろそろ正気に戻りなよ』
『……セネカさん。ぁ、あぁ……その、すいません。ちょっと……え? 何してたの僕……』
しっかりと自分の足で立ち、硬い表情のアルの額を撫で、ウェナトリアに向かい合う。
『すいませんでした……』
「いやいや、そんな……この島の問題だし、そう頭を下げないで欲しい。ひとまずカルディナールの所へ向かいたいんだが……」
『それならボクが。場所分かるよね?』
頭を上げると同時に光に包まれ、次の瞬間には洞穴の入口の前に立っていた。先程交戦しかけたばかりのアーマイゼ族の二人の少女が警備している。
「ごきげんよう、アルメーのお嬢さん達。カルディナールに会いたいんだが……」
『ウェナトリアさん、その子も連れてくんですか?』
「ん? あぁ、ロウ君は重要だよ」
「じゅーよーなんだぜ!」
意味も分からず復唱するロウには笑みを誘われる。軽いボディチェックを受け、全員が入場を許可されると細く曲がりくねった道を一列になって歩いていく。
『……ねぇアル、耳口に含んでいい?』
『…………駄目だ。状況を考えろ』
『じゃあ口元のたぷたぷ』
『……駄目だ』
『鼻先』
『駄目』
『どこならいいの!』
『どこも駄目だ! 少しは弁えろ!』
土を掘って作られた枝分かれする道は声が良く響く。まるで木霊が居るかのように反響してかなり恥ずかしい。
『……なぁ悪魔はん、十秒ほど揉ませて』
『あんたかぁいくないからダメー』
『俺は?』
『鏡見たことある?』
兵隊の少女達と違って私語の多い僕の仲間達の話ばかりが彼女達の家に響き渡っていく。
『……そういえばウェナトリアさん結婚するとか言ってましたけど、どうなったんですか?』
「…………逃げてる」
らしくない。そのせいでホルニッセ族が殺気立っていたのではないだろうか、だとしたらウェナトリアにも責任の一端が──冗談だ、無遠慮だった僕が全て悪いのだ。
『じゃあ僕の方が先なんですね』
「そうなのか? 誰と──あぁ、そうか…………おめでとう」
大きな手に優しく頭を撫でられ、次に小さな手に頭を叩かれる。彼に肩車されているロウが真似ているのだ。力は弱いが横に寝かせた鎌が当たってそこそこの痛みだ。
「式は……っと、着いたな」
一際大きな扉の前に立つとやはり萎縮してしまう。息を整え、胸を撫で、ぐっと前を見据えた。
「……カルディナール、ごきげんよう。早速だが聞きたいことがある」
「あら、ルフトヴァッフェのお尋ね者……いえ、国王様が一介の族長に聞きたいことがあるの?」
アルメーの少女達の母にしてアーマイゼの族長……黒髪の女王。モナルヒほど苛烈ではないものの、女王らしさと言うべきか、人を威圧する何かがある。
「ああ、この子を見てくれ」
ウェナトリアは肩車していたロウをカルディナールの前に降ろす。すると彼女はニッコリと笑い、ロウの下の手を握った。
「あらあら、双子の予定だったのかしら。仕方がないけど切るしかないわね、あまぁいお菓子はあるかしら?」
「違う。真面目に答えてくれカルディナール、この君の家で見た本にはこの姿の亜種人類の絵が載っていた。君はその時もはぐらかしたな。なぁカルディナール、私達亜種人類は……本来はもっと人から離れた姿をしていた、違うか?」
「…………着いてきて」
カルディナールは深いため息をつき、玉座の後ろの布を剥がして扉を現した。隠し部屋だろうか。
「……獣は来ないでもらえる? 子供もダメ。あと悪魔と……何かは分からないけど、あなたもダメ」
ドアノブに手をかけたまま振り向き、指を差して入る者を選別していく。入室を許可されたのは僕とウェナトリアと鬼達だけになった。
『どうしてアルはダメなんですか?』
「……犬猫の毛や涎をつけて欲しくないのよ」
扉を抜け、短い廊下を歩き、また扉を抜ける。その途端に「ほにゃぁ……」と大勢の赤子の泣き声が鼓膜を揺さぶった。
「これは……!」
「タマゴ部屋よ、先週孵ったばかりなの。あまり大声を出したり暴れたりしないでね」
鎧兜を脱いだアーマイゼ族の少女達が赤子をあやしているが、キリがないといったふうだ。
「……この子達も腕が四本あるの」
「やはり、結合性双生児や奇形ではないのか」
「そうね、先祖返りとでも言えばいいのかしら。この子達のための食事を用意してくれたら詳しい話をしてあげる」
「しょ、食事? 赤ちゃんのか? それは……難しいな」
壁一面に三段ベッドがあり、少女達は梯子を昇り降りしてあやしたり食事を与えたりしている。三十……いや四十は居るか。カルディナールが母親のような口振りだが、一度に四十人なんて……いや、卵だとか言っていたか? まさかそこまで人間と差があるのか?
「柔らかくて毒がなければなんでもいいわ。希望は花の蜜と肉ね」
「そうは言ってもな」
「……花や果物はシュメッターリング族が自分達のかよわさを武器に奪っていくし、近頃の騒ぎで狩りに出す人員は減ってるし、備蓄はこれ以上減らせないわ」
「うぅむ……」
「飢餓を救うのは国王の役目ではなくて?」
「うぅ……」
目隠しのせいで表情が分かりにくいが、かなり悩んでいることは唸り声で明白だ。
『乳やるもんとちゃうん』
「足りると思う? 私一人なのよ?」
『ほな今までどないしてたんな』
「今まではちゃんと採集と狩猟が出来てたの。それなのに近頃は生贄廃止だとか賊だとか化け物だとかっ……こんなので子供を育てられると思う!?」
今の今まで温和だったこともあり、その剣幕に酒呑はそろそろと僕の背後に戻った。
『ベルゼブブが居ればなー……いや、待って…………あの、花でいいんですよね? 果物とかは?』
「柔らかく出来て毒がなければそれでいいわ」
ベルゼブブが居ない今、以前カルディナールに菓子を要求された時のようにはいかない。だが、僕はあの時よりも成長している。部屋を出て狭い廊下の壁に手を当て、じっと念じる。頭が重くなっていくのを感じながら、足首を擽る草に成功を確信した。
「……すごい、木が生えたわ……実もある。すごく邪魔だけれど、これは助かるわね、すごく邪魔だけれど」
子供を育てる部屋に木を生やすのはよくないという考えばかりで狭い廊下を塞いでしまった。
「…………ま、いいわ。後で切り倒せば。国王様、早く実を取って潰してちょうだい」
「あ、ああ! 分かった」
「……何ぼーっとしてるの? あなた達もよ、角男共」
側頭部に生えた鹿の角が狭い廊下に挟まって動けなくなった。切り落とそうにも影に手が届かず刀を取り出せない。移動のためには透過するしかないが、ウェナトリアに見られると説明が面倒だ。どうにかして角を折りたい。
『鬼のっ……ち、かっ…………らでもダメかぁ』
鬼の握力は鹿の角に負け、その鹿の角は刀で楽に切れる。鬼……大したことがないんじゃないだろうか、それとも僕が弱いだけか?
無意味だろうとやらずにはいられず頭を振ると、角は壁に引っかかったまま僕の頭から離れた。
そういえば力を収めて少しすると抜けるんだった、安堵しつつ果物を潰す作業を手伝った。
「……魔物使い君。悪魔様は無事だったようだし……虫とやらの話をしたいんだが」
『もう……ちょっと…………すぅー……はぁー……あぁっ、イイっ……もふもふぅ……』
「いや、こちらも暇ではなくてだね。後でいくらでもやっていいから」
『あぁアルもう食べていーい? ちょっと口に含んでいーい? いいよね? いいよねぇ!』
「……いい加減にしてもらえないかな」
僅かに声が低くなるも、それに反応出来る興奮状態ではなかった。構わずアルを堪能していると両脇に腕が通され、軽々と持ち上げられる。
『魔物使い君、みんな困ってるよ。ドン引きだよ。そろそろ正気に戻りなよ』
『……セネカさん。ぁ、あぁ……その、すいません。ちょっと……え? 何してたの僕……』
しっかりと自分の足で立ち、硬い表情のアルの額を撫で、ウェナトリアに向かい合う。
『すいませんでした……』
「いやいや、そんな……この島の問題だし、そう頭を下げないで欲しい。ひとまずカルディナールの所へ向かいたいんだが……」
『それならボクが。場所分かるよね?』
頭を上げると同時に光に包まれ、次の瞬間には洞穴の入口の前に立っていた。先程交戦しかけたばかりのアーマイゼ族の二人の少女が警備している。
「ごきげんよう、アルメーのお嬢さん達。カルディナールに会いたいんだが……」
『ウェナトリアさん、その子も連れてくんですか?』
「ん? あぁ、ロウ君は重要だよ」
「じゅーよーなんだぜ!」
意味も分からず復唱するロウには笑みを誘われる。軽いボディチェックを受け、全員が入場を許可されると細く曲がりくねった道を一列になって歩いていく。
『……ねぇアル、耳口に含んでいい?』
『…………駄目だ。状況を考えろ』
『じゃあ口元のたぷたぷ』
『……駄目だ』
『鼻先』
『駄目』
『どこならいいの!』
『どこも駄目だ! 少しは弁えろ!』
土を掘って作られた枝分かれする道は声が良く響く。まるで木霊が居るかのように反響してかなり恥ずかしい。
『……なぁ悪魔はん、十秒ほど揉ませて』
『あんたかぁいくないからダメー』
『俺は?』
『鏡見たことある?』
兵隊の少女達と違って私語の多い僕の仲間達の話ばかりが彼女達の家に響き渡っていく。
『……そういえばウェナトリアさん結婚するとか言ってましたけど、どうなったんですか?』
「…………逃げてる」
らしくない。そのせいでホルニッセ族が殺気立っていたのではないだろうか、だとしたらウェナトリアにも責任の一端が──冗談だ、無遠慮だった僕が全て悪いのだ。
『じゃあ僕の方が先なんですね』
「そうなのか? 誰と──あぁ、そうか…………おめでとう」
大きな手に優しく頭を撫でられ、次に小さな手に頭を叩かれる。彼に肩車されているロウが真似ているのだ。力は弱いが横に寝かせた鎌が当たってそこそこの痛みだ。
「式は……っと、着いたな」
一際大きな扉の前に立つとやはり萎縮してしまう。息を整え、胸を撫で、ぐっと前を見据えた。
「……カルディナール、ごきげんよう。早速だが聞きたいことがある」
「あら、ルフトヴァッフェのお尋ね者……いえ、国王様が一介の族長に聞きたいことがあるの?」
アルメーの少女達の母にしてアーマイゼの族長……黒髪の女王。モナルヒほど苛烈ではないものの、女王らしさと言うべきか、人を威圧する何かがある。
「ああ、この子を見てくれ」
ウェナトリアは肩車していたロウをカルディナールの前に降ろす。すると彼女はニッコリと笑い、ロウの下の手を握った。
「あらあら、双子の予定だったのかしら。仕方がないけど切るしかないわね、あまぁいお菓子はあるかしら?」
「違う。真面目に答えてくれカルディナール、この君の家で見た本にはこの姿の亜種人類の絵が載っていた。君はその時もはぐらかしたな。なぁカルディナール、私達亜種人類は……本来はもっと人から離れた姿をしていた、違うか?」
「…………着いてきて」
カルディナールは深いため息をつき、玉座の後ろの布を剥がして扉を現した。隠し部屋だろうか。
「……獣は来ないでもらえる? 子供もダメ。あと悪魔と……何かは分からないけど、あなたもダメ」
ドアノブに手をかけたまま振り向き、指を差して入る者を選別していく。入室を許可されたのは僕とウェナトリアと鬼達だけになった。
『どうしてアルはダメなんですか?』
「……犬猫の毛や涎をつけて欲しくないのよ」
扉を抜け、短い廊下を歩き、また扉を抜ける。その途端に「ほにゃぁ……」と大勢の赤子の泣き声が鼓膜を揺さぶった。
「これは……!」
「タマゴ部屋よ、先週孵ったばかりなの。あまり大声を出したり暴れたりしないでね」
鎧兜を脱いだアーマイゼ族の少女達が赤子をあやしているが、キリがないといったふうだ。
「……この子達も腕が四本あるの」
「やはり、結合性双生児や奇形ではないのか」
「そうね、先祖返りとでも言えばいいのかしら。この子達のための食事を用意してくれたら詳しい話をしてあげる」
「しょ、食事? 赤ちゃんのか? それは……難しいな」
壁一面に三段ベッドがあり、少女達は梯子を昇り降りしてあやしたり食事を与えたりしている。三十……いや四十は居るか。カルディナールが母親のような口振りだが、一度に四十人なんて……いや、卵だとか言っていたか? まさかそこまで人間と差があるのか?
「柔らかくて毒がなければなんでもいいわ。希望は花の蜜と肉ね」
「そうは言ってもな」
「……花や果物はシュメッターリング族が自分達のかよわさを武器に奪っていくし、近頃の騒ぎで狩りに出す人員は減ってるし、備蓄はこれ以上減らせないわ」
「うぅむ……」
「飢餓を救うのは国王の役目ではなくて?」
「うぅ……」
目隠しのせいで表情が分かりにくいが、かなり悩んでいることは唸り声で明白だ。
『乳やるもんとちゃうん』
「足りると思う? 私一人なのよ?」
『ほな今までどないしてたんな』
「今まではちゃんと採集と狩猟が出来てたの。それなのに近頃は生贄廃止だとか賊だとか化け物だとかっ……こんなので子供を育てられると思う!?」
今の今まで温和だったこともあり、その剣幕に酒呑はそろそろと僕の背後に戻った。
『ベルゼブブが居ればなー……いや、待って…………あの、花でいいんですよね? 果物とかは?』
「柔らかく出来て毒がなければそれでいいわ」
ベルゼブブが居ない今、以前カルディナールに菓子を要求された時のようにはいかない。だが、僕はあの時よりも成長している。部屋を出て狭い廊下の壁に手を当て、じっと念じる。頭が重くなっていくのを感じながら、足首を擽る草に成功を確信した。
「……すごい、木が生えたわ……実もある。すごく邪魔だけれど、これは助かるわね、すごく邪魔だけれど」
子供を育てる部屋に木を生やすのはよくないという考えばかりで狭い廊下を塞いでしまった。
「…………ま、いいわ。後で切り倒せば。国王様、早く実を取って潰してちょうだい」
「あ、ああ! 分かった」
「……何ぼーっとしてるの? あなた達もよ、角男共」
側頭部に生えた鹿の角が狭い廊下に挟まって動けなくなった。切り落とそうにも影に手が届かず刀を取り出せない。移動のためには透過するしかないが、ウェナトリアに見られると説明が面倒だ。どうにかして角を折りたい。
『鬼のっ……ち、かっ…………らでもダメかぁ』
鬼の握力は鹿の角に負け、その鹿の角は刀で楽に切れる。鬼……大したことがないんじゃないだろうか、それとも僕が弱いだけか?
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