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第四十四章 海面より浮上する理想郷
精神汚染の治療方法は
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ヴェーン邸のリビングに戻り、席に着く。テレパシーの影響を受けて暖炉の前に居る者達は姿勢すら変えていないし、椅子にかけていった黄衣もそのままだ。
『……ねぇ、テレパシーの影響を受けた人ってどうすれば戻るの?』
仲間が廃人のままだなんて嫌だ。
『正直、分からない。ボクは夢を作り出すことはできるけど、精神治療は得意じゃない。少しずつ慰めていくしかないのかもね』
『洗脳の上書きすればいいと思うけど』
兄の意見は最終手段として覚えておくに留めて、同じテレパスであるツヅラに聞いてみよう。零は疲れて眠っていたが、ツヅラはその隣にぼうっとした顔で座っていた。
『ツヅラさん、ツヅラさんは何か分かりませんか?』
深い海のようなうねった髪の隙間から今にも飛び出しそうな目がこちらを向く。
『……なんも分からんわぁ』
『そうですか……』
『それより、魔物使い君……緊急や』
よく見ればツヅラの顔色はいつも以上に悪い。首や頬の端の肌を覆い隠すように生えた鱗が逆立っている。
『乾いて、死にそ……』
『え……ぁ、えっと、酒呑! 樽に水入れて持ってきて!』
『茨木、頼むわ』
ワインを寝かせている地下室には空樽も幾つかあった。その一つに水を入れ、リビングに運び、ツヅラを入れる。水中で蹲り頭のてっぺんまで沈んだ彼は数分後にようやく顔を上げた。
『ツヅラさん……? 大丈夫ですか?』
『……おおきに。なんや知らんけど……えらい魚っぽくなりよったなぁ』
電灯に翳した手には水掻きがあり、腕には鰭が生えていた。指先から肩まで鱗で覆われて、肩から下の上半身もほとんど鱗に覆われていた。
『クトゥルフに何かされたんじゃないですよね』
『ちゃうよ。混血やからね、成長しとる証拠や……そのうちぜーんぶ魚なりよるかもなぁ』
人魚は上半身が人間で下半身が魚の妖怪だ。そして深きものどもは……様々な姿をしていたけれど、足の生えた水生生物と言うべきか、人のシルエットを持つ魚だった。
つまり、単純に言えば人魚の下半身と深きものどもの上半身を合わせればただの魚になるのだ。もちろん混血だからといって互いの種族の特徴が上半身と下半身に分かれるとは思えないけれど。
『…………何か協力して欲しいことあったら言ってくださいね』
『おおきになぁ、ええ子ええ子……ふふ、ほんまにええ子……』
濡れた手、ザラザラとした皮膚、鋭い鉤爪に水掻き……正直気持ち悪かったが、大人しく頭を撫でられた。
正義の国に攻め入る作戦を立てるのは顔が揃ってからだ。サタンが居なければ始まらない。とりあえず今日のところはお開きで、僕はテレパシーの影響を受けた者達のケアに回った。
『セネカさん、セネカさん……大丈夫ですか? 震えて……寒いんですか?』
『……だーりん、セネカ大丈夫……?』
『メル、君も何か言ってあげて……あれ、メルは平気なの?』
『えぇ……その、お父様に呼ばれていたから……』
魔界まではテレパシーが届かなかったのか。そういえばマンモンは無事だろうか、悪魔は大抵堕天使から変異した者が多いし、ベルゼブブも影響を受けたらしいし──心配な人が多過ぎる。
『……駄犬、こっちに寄れ』
ぐったりと動かなかったクリューソスが僕の元へやってきたアルに反応し、顔を上げた。黙って寄り添ったアルに頬を擦り寄せ、ぐるぐると甘えるような声を上げている。
『…………この世に絶対などない。次の瞬間に全てが滅んでいるかもしれない。今までの軌跡は奇跡だったんだ……なのに、俺は…………意地を張って』
テレパシーの詳細は分からないが、クリューソスに関しては良いこともあったかもしれないな。カルコスと共に寝かせておけば勝手に立ち直ってくれるだろう。
『アザゼル、君は平気なんだね……っていうか背伸びた?』
「俺家から出ねぇからな。別に伸びた気はしてねぇけど……お前が俺のこと見てなさ過ぎなんだよ」
もう幼女は自称できないな、どこからどう見ても少女だ。艶のある黒い長髪も相まって大人っぽく見える、そろそろ背を追い越されそうだ。
『酒呑、茨木、君達も外に居たんだよね? やっぱり何ともない?』
『んー……別に、そないやなぁ。だいたい分かっとることなんべんも言われて腹は立っとるけど』
『まぁちょっとは落ち込むわな、せやから飲んどるんや』
いつもと変わらない飲みっぷりだ。ま、無事ならいいや。
『そういえば小烏はどこに……』
酒をあおる酒呑に向けてそう言うと彼の懐から小さなカラスが飛び出した。
『主君ーっ! 今日は若君のおもちゃを買うため同行していたのですよぅ! そんな今日に限ってあんな……私落ち込んでしまいますぅ』
小烏にも落ち込む程度の影響しか出ないのか。
『ところで主君、私はいつ主君の影に戻れるのでしょうか?』
『そんなに影入りたいの……? 槍いっぱい入れてて危ないからダメだよ』
『そんなぁ、私主君の側仕えをさせていただきたいのです』
『君の仕事はクラールのお目付け役、頼んだよ』
少し頭を撫でてやれば黒い嘴をぽーっと開いて気持ちよさそうに甘え、何を不満に思っていたか忘れてしまう。鳥頭は便利だな。
『……一番まずそうなのはセネカさんだね、メル、どうかな、慰められそう?』
『分からないわ、何を言ってもあまり答えてくれないもの』
メルの返答を聞きながら手首を切り、コップ一杯に血を満たす。再生を確認したらセネカにコップを渡す。
『………………おいしい』
一口飲んだ彼女は小さく呟き、微かに笑った。
『……希望はあるね、よかった。ゆっくり治していこう。多分仕事もしばらくないだろうから……メル、お願いね』
『分かったわ』
彼女達の勤め先の店長だとか、王城勤務の吸鬼達だとか、顔見知りを始めとして心配は湧くけれど一人一人の状態を見て回るのは困難だ。ラジオか何かで軽い暗示でもかけてみようか……そんな発想しか出てこないだなんて、やはり僕は兄の弟だ。
『僕は部屋に戻るよ、ベルゼブブ、後お願い。何かあったら起こして』
後はもう朝まで穏やかな時が流れるだけだろうリビングを後にして廊下を歩いていくと、途中でヘルメスとばったり会った。
「魔物使い君……えっと、帰ってきたのかな?」
『はい、ツヅラさんも取り返して、零さんも無事です』
バスローブ一枚の彼は何故か気まずそうに僕とアルを交互に見ている。そういえばヘルメスは僕がアルに暴力を振るっていると疑っていたな。
「そっか……じゃあ解決なんだね」
『色々と問題が増えましたけどね。ヘルメスさん、体の方は?』
「めっちゃ搾り取られた……ぁ、いや、違うね、えっと……神力の影響がどうこうってあれだろ? 平気だよ、神具返して」
返してしまって大丈夫だろうか、神力による害は蓄積するものだと言っていたし……しかし一方的に奪って返さないのはよくない、仮にも国の宝を。
『…………もう使わないでくださいね、何かあったら僕に連絡してください』
「はいはい、ありがとうね魔物使い君、君みたいな後輩を持って俺は嬉しいよ」
影から引っ張り出した神具を返し、昔を思い返して笑い合う。
「ところで魔物使い君、鎖を引きずるのは君の歳ならやりがちなファッションだけど足首はやめた方がいいと思うよ」
『……ぁー、えっと……ですよ、ね……あはは』
ルシフェルの首枷と繋がっている鎖は僕の足首の輪に繋がり、影の中に落ちている。引き摺っているようにしか見えないだろう。
ヘルメスと別れて部屋に戻り、寝間着に着替え、鎖を巻いた足をどうするか迷っていると腹に蛇が巻き付いた。
『わっ……な、何、アル……』
枕横の籠にクラールを寝かせ終わったらしいアルにベッドに乗せられる。
『……………………早く、抱いて』
『え……っと、あの、アル……』
『……嫌なのか?』
『いやっ、全然! 全然嫌じゃない……けど、さ』
影の中に居るルシフェルは外の状況が分かるのだろうか?
『……なら、早く。旦那様……』
あぁ、でも……どうでもいいや。ルシフェルに伝わろうが伝わるまいが、この誘惑からは逃げられない。
『……ねぇ、テレパシーの影響を受けた人ってどうすれば戻るの?』
仲間が廃人のままだなんて嫌だ。
『正直、分からない。ボクは夢を作り出すことはできるけど、精神治療は得意じゃない。少しずつ慰めていくしかないのかもね』
『洗脳の上書きすればいいと思うけど』
兄の意見は最終手段として覚えておくに留めて、同じテレパスであるツヅラに聞いてみよう。零は疲れて眠っていたが、ツヅラはその隣にぼうっとした顔で座っていた。
『ツヅラさん、ツヅラさんは何か分かりませんか?』
深い海のようなうねった髪の隙間から今にも飛び出しそうな目がこちらを向く。
『……なんも分からんわぁ』
『そうですか……』
『それより、魔物使い君……緊急や』
よく見ればツヅラの顔色はいつも以上に悪い。首や頬の端の肌を覆い隠すように生えた鱗が逆立っている。
『乾いて、死にそ……』
『え……ぁ、えっと、酒呑! 樽に水入れて持ってきて!』
『茨木、頼むわ』
ワインを寝かせている地下室には空樽も幾つかあった。その一つに水を入れ、リビングに運び、ツヅラを入れる。水中で蹲り頭のてっぺんまで沈んだ彼は数分後にようやく顔を上げた。
『ツヅラさん……? 大丈夫ですか?』
『……おおきに。なんや知らんけど……えらい魚っぽくなりよったなぁ』
電灯に翳した手には水掻きがあり、腕には鰭が生えていた。指先から肩まで鱗で覆われて、肩から下の上半身もほとんど鱗に覆われていた。
『クトゥルフに何かされたんじゃないですよね』
『ちゃうよ。混血やからね、成長しとる証拠や……そのうちぜーんぶ魚なりよるかもなぁ』
人魚は上半身が人間で下半身が魚の妖怪だ。そして深きものどもは……様々な姿をしていたけれど、足の生えた水生生物と言うべきか、人のシルエットを持つ魚だった。
つまり、単純に言えば人魚の下半身と深きものどもの上半身を合わせればただの魚になるのだ。もちろん混血だからといって互いの種族の特徴が上半身と下半身に分かれるとは思えないけれど。
『…………何か協力して欲しいことあったら言ってくださいね』
『おおきになぁ、ええ子ええ子……ふふ、ほんまにええ子……』
濡れた手、ザラザラとした皮膚、鋭い鉤爪に水掻き……正直気持ち悪かったが、大人しく頭を撫でられた。
正義の国に攻め入る作戦を立てるのは顔が揃ってからだ。サタンが居なければ始まらない。とりあえず今日のところはお開きで、僕はテレパシーの影響を受けた者達のケアに回った。
『セネカさん、セネカさん……大丈夫ですか? 震えて……寒いんですか?』
『……だーりん、セネカ大丈夫……?』
『メル、君も何か言ってあげて……あれ、メルは平気なの?』
『えぇ……その、お父様に呼ばれていたから……』
魔界まではテレパシーが届かなかったのか。そういえばマンモンは無事だろうか、悪魔は大抵堕天使から変異した者が多いし、ベルゼブブも影響を受けたらしいし──心配な人が多過ぎる。
『……駄犬、こっちに寄れ』
ぐったりと動かなかったクリューソスが僕の元へやってきたアルに反応し、顔を上げた。黙って寄り添ったアルに頬を擦り寄せ、ぐるぐると甘えるような声を上げている。
『…………この世に絶対などない。次の瞬間に全てが滅んでいるかもしれない。今までの軌跡は奇跡だったんだ……なのに、俺は…………意地を張って』
テレパシーの詳細は分からないが、クリューソスに関しては良いこともあったかもしれないな。カルコスと共に寝かせておけば勝手に立ち直ってくれるだろう。
『アザゼル、君は平気なんだね……っていうか背伸びた?』
「俺家から出ねぇからな。別に伸びた気はしてねぇけど……お前が俺のこと見てなさ過ぎなんだよ」
もう幼女は自称できないな、どこからどう見ても少女だ。艶のある黒い長髪も相まって大人っぽく見える、そろそろ背を追い越されそうだ。
『酒呑、茨木、君達も外に居たんだよね? やっぱり何ともない?』
『んー……別に、そないやなぁ。だいたい分かっとることなんべんも言われて腹は立っとるけど』
『まぁちょっとは落ち込むわな、せやから飲んどるんや』
いつもと変わらない飲みっぷりだ。ま、無事ならいいや。
『そういえば小烏はどこに……』
酒をあおる酒呑に向けてそう言うと彼の懐から小さなカラスが飛び出した。
『主君ーっ! 今日は若君のおもちゃを買うため同行していたのですよぅ! そんな今日に限ってあんな……私落ち込んでしまいますぅ』
小烏にも落ち込む程度の影響しか出ないのか。
『ところで主君、私はいつ主君の影に戻れるのでしょうか?』
『そんなに影入りたいの……? 槍いっぱい入れてて危ないからダメだよ』
『そんなぁ、私主君の側仕えをさせていただきたいのです』
『君の仕事はクラールのお目付け役、頼んだよ』
少し頭を撫でてやれば黒い嘴をぽーっと開いて気持ちよさそうに甘え、何を不満に思っていたか忘れてしまう。鳥頭は便利だな。
『……一番まずそうなのはセネカさんだね、メル、どうかな、慰められそう?』
『分からないわ、何を言ってもあまり答えてくれないもの』
メルの返答を聞きながら手首を切り、コップ一杯に血を満たす。再生を確認したらセネカにコップを渡す。
『………………おいしい』
一口飲んだ彼女は小さく呟き、微かに笑った。
『……希望はあるね、よかった。ゆっくり治していこう。多分仕事もしばらくないだろうから……メル、お願いね』
『分かったわ』
彼女達の勤め先の店長だとか、王城勤務の吸鬼達だとか、顔見知りを始めとして心配は湧くけれど一人一人の状態を見て回るのは困難だ。ラジオか何かで軽い暗示でもかけてみようか……そんな発想しか出てこないだなんて、やはり僕は兄の弟だ。
『僕は部屋に戻るよ、ベルゼブブ、後お願い。何かあったら起こして』
後はもう朝まで穏やかな時が流れるだけだろうリビングを後にして廊下を歩いていくと、途中でヘルメスとばったり会った。
「魔物使い君……えっと、帰ってきたのかな?」
『はい、ツヅラさんも取り返して、零さんも無事です』
バスローブ一枚の彼は何故か気まずそうに僕とアルを交互に見ている。そういえばヘルメスは僕がアルに暴力を振るっていると疑っていたな。
「そっか……じゃあ解決なんだね」
『色々と問題が増えましたけどね。ヘルメスさん、体の方は?』
「めっちゃ搾り取られた……ぁ、いや、違うね、えっと……神力の影響がどうこうってあれだろ? 平気だよ、神具返して」
返してしまって大丈夫だろうか、神力による害は蓄積するものだと言っていたし……しかし一方的に奪って返さないのはよくない、仮にも国の宝を。
『…………もう使わないでくださいね、何かあったら僕に連絡してください』
「はいはい、ありがとうね魔物使い君、君みたいな後輩を持って俺は嬉しいよ」
影から引っ張り出した神具を返し、昔を思い返して笑い合う。
「ところで魔物使い君、鎖を引きずるのは君の歳ならやりがちなファッションだけど足首はやめた方がいいと思うよ」
『……ぁー、えっと……ですよ、ね……あはは』
ルシフェルの首枷と繋がっている鎖は僕の足首の輪に繋がり、影の中に落ちている。引き摺っているようにしか見えないだろう。
ヘルメスと別れて部屋に戻り、寝間着に着替え、鎖を巻いた足をどうするか迷っていると腹に蛇が巻き付いた。
『わっ……な、何、アル……』
枕横の籠にクラールを寝かせ終わったらしいアルにベッドに乗せられる。
『……………………早く、抱いて』
『え……っと、あの、アル……』
『……嫌なのか?』
『いやっ、全然! 全然嫌じゃない……けど、さ』
影の中に居るルシフェルは外の状況が分かるのだろうか?
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