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[リア]
童顔の令嬢 §2
「あなたを王都へ送り出す時、ご両親は、何も言わなかったの?」と、エレオノーラ嬢に尋ねた。
「いい人が見つかるといいね……と言われました」
ぱっちりとした瞳をわずかに潤ませ、彼女は小さな声で言った。
「それだけ?」
政略結婚をさせられてもおかしくない状況にもかかわらず、家の経済的な危機について知らされず、そのうえ自由恋愛を許してもらっていたとは……。家とメンツを最重要視する貴族社会では、意外を通り越して不自然ですらある。
「まさか、娘の結婚を見届けたら領地を返すつもりか?」と、アレンさんは眉をひそめた。
わたしから見ても、彼女の着ている豪奢なドレスとカメオは、ひっ迫した状況とちぐはぐだった。中古だったとしても、相当いい値段だったはず――
彼女の両親は、まるで散り際の大勝負のように娘を豪華に飾っていた。事情を知ったうえで見ているこちらを不安にさせるくらいだ。
「わ、わたくし、帰って領地経営を手伝います」と、彼女は慌てた様子で言った。
没落を恥と考えて自害する領主もいると聞く。彼女もそれを心配しているのだろう。
「待って。手ぶらで帰るのなら、わたしの連絡係をお願いできます?」
わたしがそう言うと、彼女は目を丸くした。
「三年分の帳簿と借用書をすべて持参し、王宮へ返済の相談に来るように。そうご両親に伝えてください。あなたの領地に住んでいる人々は陛下の民です。陛下は民を見捨てませんから」
「で、でも、そんなことは、おそれ多くて……」
彼女の声はどんどん小さくなった。
自然が相手の男爵領で、一時的な経営悪化はよくあることだ。それに、ギリギリのところで没落を回避している貴族は男爵だけではない。
エルディル辺境伯やヤキトリ伯も、投資という名目で陛下から支援を受け、危機を乗り越えていた。ほかにも不作の年の貴族税を分納している領地もある。陛下は真面目にお金を返そうとする貴族に対しては協力を惜しまない人だ。
「おそれ多い? おそれとは何ですか? と、ご両親に聞いてみてはどうかしら」
「え、と……」彼女は目をぱちくりさせた。
アッカー男爵の没落回避は難しくない。借金を一か所にまとめるだけでいいのだ。一回の返済額を抑え、返済期間を延ばせば無理なく返していける。
全体の金額が大きいため、借り換えには大きな財布を持った家の協力が不可欠だし、大切なのはそのあとの対策だ。
一次産業だけに依存せず、次の不作に備える手が打てれば、本当の意味でいい領主になれる。
「何もしなければ落ちるだけですわ。おとなしく突き落とされるのを待たないでほしいのです。あなたのお家が没落したとして、次の領主も優しい人だという保証はどこにもないのですよ。新しい領主が『カボチャ畑をすべて潰して工場を建てる』と言ったら、それを止められる人はいないでしょう?」
彼女ははっと息を飲んだ。
領主が諦めるということは、先祖たちが取り組んできた品種改良や、努力してきたことすべてを放棄し、いっさい口を出せなくなるということだ。
「誰かに陥れられたのならば諦めもつくでしょうが、借金の失敗でしょう? 悔しくないのですか? 二度と同じ過ちを繰り返さないために、なりふり構わず打てる手をすべて打とう、とは考えられませんか? あなたにご両親を説得していただきたいのです」
「わ、わたくしが、両親を説得……」
「勇気が必要なことだとは思います。でも、わたしは勇気のある貴族を何人も見てきました。つい先ほど、あなたのお友達も見せてくれたばかりですよ」
彼女は恐る恐る友人のほうを見た。しかし三人はよくわかっていないらしく、互いに顔を見合わせている。
「皆で謝ればなんとかなるかもしれない、と思ったのでしょう?」
わたしの問いに、ほかの三人は同時に「は、はいっ!」と答えた。
「親しい友人が伯家の令嬢に不敬を働いた。侯爵嫡男と聖女がそれを諫めにやって来た……。あなたのそばにいたら、仲間と見なされて一緒に罰せられる可能性があったのですよ? それでも離れず、あなたに正しい行いを教え、一緒に頭を下げたのです。思いやりや勇気もなく、そんなことができますか?」
彼女はゴクリとつばを飲み込むと、左右に首を振った。「簡単にできることではないと思います」と目に涙を溜めている。
「お前は自分が未来の領主だという自覚はあるのか? ほかに兄弟も養子もいないのだろう?」
アレンさんはジロリと彼女をにらんだ。
領主であるご両親が娘を大切にしているのは、我が子の可愛さだけではなく、領民の未来を託すためでもある。
この夜会で娘による起死回生の一発が出るかもしれないと、多少の期待もあったはずだ。
「今日お前に求められていることは、大金持ちの婿を見つけることだ。それが牢に入れられてどうする。アラニス伯令嬢が心優しい人物だったことに感謝しろ」
「まあまあ、アレンさん。そんなに怒らないで。ごめんなさいね? でも、彼が言っていることは、ある意味正しいのですよ」
「はい……わたくしも閣下の仰るとおりだと思います。本当に何もわかっておらず、申し訳ございませんでした」
彼女のぱっちりとした瞳から、涙がひと粒だけこぼれ落ちた。改めてイレーネさんに謝罪すると、彼女は三人のお友達にお礼を言った。
「なるべく早く婿を見つけ、一刻も早く領地経営を学べ。親がいつまでも元気で生きていると思うな。ジョスラン男爵のように両親を事故で亡くし、十五の身空でいきなり領主になってしまった人だっているのだぞ。機会があったら彼と話してみるといい。きっと学べることがたくさんある」
ずっと気にかけていただけあり、彼の助言は熱かった。
「お婿さんはじっくり選ぶとして、まずは借金のことを陛下に相談してもらえないかしら。民のために。ご両親と話し合っていただけます?」
「聖女様……本当にいいのでしょうか」
「なりふり構わず、使えるものは王だろうと聖女だろうと使うべき時です。陛下にはわたしから先にお伝えしておきますから、一刻も早く相談に来ていただきたいのです」
アレンさんに視線をやると、彼は口角を上げた。
「男爵が行動さえ起こせば立て直せる。すでに不作の状態は脱しているのだから、借りた金を返すだけだ。そう難しいことではない。私と聖女がそう言っていると伝えろ。いいな」
彼が念を押すように言うと、彼女もコクコクとうなずいた。
「必ず、わたくしが両親を王都へ連れてまいります」
「では王宮でお会いしましょうね。お菓子を用意して待っていますから」
見事にそろってペコペコと頭を下げる仲良し四人組に手を振り、わたしたちはその場をあとにした。
「アレンさん、早々に陛下のところへ行きましょう」と、彼を見上げた。
「そのあと企業誘致ですね。いくつか見繕って……」とアレンさん。
「まだ入り口だと言うのに、わたし、もうアッツアツですわ」
わたしが顔をパタパタ扇いで見せると、彼は噴き出した。
「まだまだ、これからが本番ですよ」
「リア様、オーディンス様、申し訳ありません。わたくしのために」と、イレーネさんが泣きそうな顔をしている。
「いいや、イレーネ嬢。変な言い方だがお手柄だ。おかげで個人的に気になっていた事案が片付きそうだ」
アレンさんはうれしそうな微笑みを浮かべながら言った。
「わたしたち、アッカーのカボチャに目がなくて、彼女のご両親に何かあると困るのよ」
「そういう意味なら、わたくしも同士ですわ。だって、あのカボチャは一度食べたらやみつきですもの」と、イレーネさんも同意してくれた。
「借金苦の話を聞いたから、何か適当な理由で男爵様を王宮に呼ぼう、と相談していたの。でも、呼び出す口実が意外となくて」
「『カボチャ世界会議』に決まりかけていた」と、アレンさんは口元を隠しながら言った。
「な、なんですか、その面白い国際会議は……」
イレーネさんは扇子で鼻から下を隠しながら、笑いをこらえている。
「もちろん架空の集まりよ。苦肉の策でカボチャ品評会の案を出したら、アレンさんが『世界会議にすれば絶対に来る』って言うの。おかげで『あなたがオルランディア代表に選ばれました』なんて、苦しいウソをつかずに済んだわ」
「や、やめて。もう耐えられない……」
彼女がこらえきれずに破顔すると、彼女を遠巻きに見ながらヒソヒソ話していた紳士たちが、一斉に顔を赤らめた。
「ふん。今さら遅いわ」と、わたしは小さくつぶやいた。
「イレーネ嬢、今この場にいる自称紳士とは、誘われても踊るな。真実を知ろうともせず、優しさも勇気もない男は不釣り合いだからな」と、アレンさんが代わりに言ってくれた。
「で、ではオーディンス様、後ろにいる大きな皆さまは……?」と、イレーネさんが尋ねている。
「彼らはイレーネ嬢を護るために来た騎士たちだ。誘われたら、ぜひとも手を取ってもらいたい」
彼女が再び大きな笑顔を見せると、ヒソヒソやっていた紳士たちは下を向いてしょげていた。
アレンさんはわたしにパチンとウィンクをした。
「余裕ですね、アレンさん」
「リア様こそ。こんなのは我々にとって朝飯前でしょう」
「余裕、余裕」と言いながら、わたしたちはようやく入り口の扉を抜けた。
「いい人が見つかるといいね……と言われました」
ぱっちりとした瞳をわずかに潤ませ、彼女は小さな声で言った。
「それだけ?」
政略結婚をさせられてもおかしくない状況にもかかわらず、家の経済的な危機について知らされず、そのうえ自由恋愛を許してもらっていたとは……。家とメンツを最重要視する貴族社会では、意外を通り越して不自然ですらある。
「まさか、娘の結婚を見届けたら領地を返すつもりか?」と、アレンさんは眉をひそめた。
わたしから見ても、彼女の着ている豪奢なドレスとカメオは、ひっ迫した状況とちぐはぐだった。中古だったとしても、相当いい値段だったはず――
彼女の両親は、まるで散り際の大勝負のように娘を豪華に飾っていた。事情を知ったうえで見ているこちらを不安にさせるくらいだ。
「わ、わたくし、帰って領地経営を手伝います」と、彼女は慌てた様子で言った。
没落を恥と考えて自害する領主もいると聞く。彼女もそれを心配しているのだろう。
「待って。手ぶらで帰るのなら、わたしの連絡係をお願いできます?」
わたしがそう言うと、彼女は目を丸くした。
「三年分の帳簿と借用書をすべて持参し、王宮へ返済の相談に来るように。そうご両親に伝えてください。あなたの領地に住んでいる人々は陛下の民です。陛下は民を見捨てませんから」
「で、でも、そんなことは、おそれ多くて……」
彼女の声はどんどん小さくなった。
自然が相手の男爵領で、一時的な経営悪化はよくあることだ。それに、ギリギリのところで没落を回避している貴族は男爵だけではない。
エルディル辺境伯やヤキトリ伯も、投資という名目で陛下から支援を受け、危機を乗り越えていた。ほかにも不作の年の貴族税を分納している領地もある。陛下は真面目にお金を返そうとする貴族に対しては協力を惜しまない人だ。
「おそれ多い? おそれとは何ですか? と、ご両親に聞いてみてはどうかしら」
「え、と……」彼女は目をぱちくりさせた。
アッカー男爵の没落回避は難しくない。借金を一か所にまとめるだけでいいのだ。一回の返済額を抑え、返済期間を延ばせば無理なく返していける。
全体の金額が大きいため、借り換えには大きな財布を持った家の協力が不可欠だし、大切なのはそのあとの対策だ。
一次産業だけに依存せず、次の不作に備える手が打てれば、本当の意味でいい領主になれる。
「何もしなければ落ちるだけですわ。おとなしく突き落とされるのを待たないでほしいのです。あなたのお家が没落したとして、次の領主も優しい人だという保証はどこにもないのですよ。新しい領主が『カボチャ畑をすべて潰して工場を建てる』と言ったら、それを止められる人はいないでしょう?」
彼女ははっと息を飲んだ。
領主が諦めるということは、先祖たちが取り組んできた品種改良や、努力してきたことすべてを放棄し、いっさい口を出せなくなるということだ。
「誰かに陥れられたのならば諦めもつくでしょうが、借金の失敗でしょう? 悔しくないのですか? 二度と同じ過ちを繰り返さないために、なりふり構わず打てる手をすべて打とう、とは考えられませんか? あなたにご両親を説得していただきたいのです」
「わ、わたくしが、両親を説得……」
「勇気が必要なことだとは思います。でも、わたしは勇気のある貴族を何人も見てきました。つい先ほど、あなたのお友達も見せてくれたばかりですよ」
彼女は恐る恐る友人のほうを見た。しかし三人はよくわかっていないらしく、互いに顔を見合わせている。
「皆で謝ればなんとかなるかもしれない、と思ったのでしょう?」
わたしの問いに、ほかの三人は同時に「は、はいっ!」と答えた。
「親しい友人が伯家の令嬢に不敬を働いた。侯爵嫡男と聖女がそれを諫めにやって来た……。あなたのそばにいたら、仲間と見なされて一緒に罰せられる可能性があったのですよ? それでも離れず、あなたに正しい行いを教え、一緒に頭を下げたのです。思いやりや勇気もなく、そんなことができますか?」
彼女はゴクリとつばを飲み込むと、左右に首を振った。「簡単にできることではないと思います」と目に涙を溜めている。
「お前は自分が未来の領主だという自覚はあるのか? ほかに兄弟も養子もいないのだろう?」
アレンさんはジロリと彼女をにらんだ。
領主であるご両親が娘を大切にしているのは、我が子の可愛さだけではなく、領民の未来を託すためでもある。
この夜会で娘による起死回生の一発が出るかもしれないと、多少の期待もあったはずだ。
「今日お前に求められていることは、大金持ちの婿を見つけることだ。それが牢に入れられてどうする。アラニス伯令嬢が心優しい人物だったことに感謝しろ」
「まあまあ、アレンさん。そんなに怒らないで。ごめんなさいね? でも、彼が言っていることは、ある意味正しいのですよ」
「はい……わたくしも閣下の仰るとおりだと思います。本当に何もわかっておらず、申し訳ございませんでした」
彼女のぱっちりとした瞳から、涙がひと粒だけこぼれ落ちた。改めてイレーネさんに謝罪すると、彼女は三人のお友達にお礼を言った。
「なるべく早く婿を見つけ、一刻も早く領地経営を学べ。親がいつまでも元気で生きていると思うな。ジョスラン男爵のように両親を事故で亡くし、十五の身空でいきなり領主になってしまった人だっているのだぞ。機会があったら彼と話してみるといい。きっと学べることがたくさんある」
ずっと気にかけていただけあり、彼の助言は熱かった。
「お婿さんはじっくり選ぶとして、まずは借金のことを陛下に相談してもらえないかしら。民のために。ご両親と話し合っていただけます?」
「聖女様……本当にいいのでしょうか」
「なりふり構わず、使えるものは王だろうと聖女だろうと使うべき時です。陛下にはわたしから先にお伝えしておきますから、一刻も早く相談に来ていただきたいのです」
アレンさんに視線をやると、彼は口角を上げた。
「男爵が行動さえ起こせば立て直せる。すでに不作の状態は脱しているのだから、借りた金を返すだけだ。そう難しいことではない。私と聖女がそう言っていると伝えろ。いいな」
彼が念を押すように言うと、彼女もコクコクとうなずいた。
「必ず、わたくしが両親を王都へ連れてまいります」
「では王宮でお会いしましょうね。お菓子を用意して待っていますから」
見事にそろってペコペコと頭を下げる仲良し四人組に手を振り、わたしたちはその場をあとにした。
「アレンさん、早々に陛下のところへ行きましょう」と、彼を見上げた。
「そのあと企業誘致ですね。いくつか見繕って……」とアレンさん。
「まだ入り口だと言うのに、わたし、もうアッツアツですわ」
わたしが顔をパタパタ扇いで見せると、彼は噴き出した。
「まだまだ、これからが本番ですよ」
「リア様、オーディンス様、申し訳ありません。わたくしのために」と、イレーネさんが泣きそうな顔をしている。
「いいや、イレーネ嬢。変な言い方だがお手柄だ。おかげで個人的に気になっていた事案が片付きそうだ」
アレンさんはうれしそうな微笑みを浮かべながら言った。
「わたしたち、アッカーのカボチャに目がなくて、彼女のご両親に何かあると困るのよ」
「そういう意味なら、わたくしも同士ですわ。だって、あのカボチャは一度食べたらやみつきですもの」と、イレーネさんも同意してくれた。
「借金苦の話を聞いたから、何か適当な理由で男爵様を王宮に呼ぼう、と相談していたの。でも、呼び出す口実が意外となくて」
「『カボチャ世界会議』に決まりかけていた」と、アレンさんは口元を隠しながら言った。
「な、なんですか、その面白い国際会議は……」
イレーネさんは扇子で鼻から下を隠しながら、笑いをこらえている。
「もちろん架空の集まりよ。苦肉の策でカボチャ品評会の案を出したら、アレンさんが『世界会議にすれば絶対に来る』って言うの。おかげで『あなたがオルランディア代表に選ばれました』なんて、苦しいウソをつかずに済んだわ」
「や、やめて。もう耐えられない……」
彼女がこらえきれずに破顔すると、彼女を遠巻きに見ながらヒソヒソ話していた紳士たちが、一斉に顔を赤らめた。
「ふん。今さら遅いわ」と、わたしは小さくつぶやいた。
「イレーネ嬢、今この場にいる自称紳士とは、誘われても踊るな。真実を知ろうともせず、優しさも勇気もない男は不釣り合いだからな」と、アレンさんが代わりに言ってくれた。
「で、ではオーディンス様、後ろにいる大きな皆さまは……?」と、イレーネさんが尋ねている。
「彼らはイレーネ嬢を護るために来た騎士たちだ。誘われたら、ぜひとも手を取ってもらいたい」
彼女が再び大きな笑顔を見せると、ヒソヒソやっていた紳士たちは下を向いてしょげていた。
アレンさんはわたしにパチンとウィンクをした。
「余裕ですね、アレンさん」
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