炎のように

碧月 晶

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17.生存

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「な、何だい今の悲鳴は…」
「サラさんはここにいて下さい」
「あ!ちょっと!」

急いでマントを羽織り剣を持って、外に出た俺の眼に映った光景は『赤』だった。

転がっている村人の死体、彼らの血をしたたらせている、鈍く銀色に光るもの。
それを持っている彼らは…。

「小、隊長…」
「お?何だお前生きてたのか」
「な、にを、して…」
「何って、俺達の任務を遂行しているんだろ?」

ザッ。土を踏む音に振り替える。

「! エミー…」
「お兄ちゃん、その人達と知り合いなの?その人たちの仲間なの?」
「あ、ち、違…!」
「そうだよ、お嬢ちゃん? そこのお兄ちゃんは君たちを殺しにきた悪いお兄ちゃんなんだ───」
「止めろ!!!」

 

 
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